2010年04月14日
「奇跡」を語るとき、忘れてはいけいことがある。
それはハッピーエンドであることだ。
九死に一生を得ることも、離ればなれになった男女が再び結ばれることも、そしてブザービーターを決めることも――。
そういう意味でいえば、JBLファイナルのGAME3、残り6.3秒から見せた、リンク栃木ブレックス・川村卓也の3ポイントシュートは、完全なる「奇跡」ではない。
「奇跡」の入り口でしかなかったのだ。
もし――スポーツの世界に「たられば」はないのだが、もし延長戦でリンク栃木がアイシンシーホースに負けていたら、あの3ポイントシュートは「奇跡」と言われることはなかっただろう。
でも「奇跡」と呼ばれる結果になった。
延長戦で最初にシュートを決めたのはリンク栃木の伊藤俊亮だったが、その直後に文字どおり決勝点となる3ポイントシュートを、川村は沈めている。
その次のポイントも川村のレイアップシュートだ。
つまり川村は、「奇跡」の入り口に手をかけ、自らの力で―そこにはチームメイトの存在も忘れてはいけないが――その扉を開いたわけである。
これが、あの同点ブザービーターが「奇跡」と呼ばれることになった一連の流れである。
川村卓也の「奇跡」の同点3ポイントシュートについては、北村美夏さんの【Summer ship 3.0号】の「JBLプレーオフファイナルGAME3 後ろに道を創る男」にも書かれているので、合わせてお読みいただきたい。
posted by Deco |14:56 |
JBL |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2010年04月13日
国内バスケットボールリーグ・JBLの2009-2010シーズンが、昨日終了した。
3戦先勝方式のファイナル。
結果は――
リンク栃木ブレックスの初優勝!
3連覇を狙うアイシンシーホースをスウィープ…つまり3連勝で退けての初優勝である。
GAME1:88-77
GAME2:80-72
GAME3:71-63
しかも、最終戦となったGAME3は、残り6.3秒、3点負けている状態から、リンク栃木のエース・川村卓也が3ポイントシュートを、試合終了のブザーと同時に沈めて、延長戦に持ち込んでの勝利だ。
川村は言う。
「特別なことをやったつもりはないですけど、あの場面で自分を守りに来ても、自分がシュートを決めて、延長戦に持ち込めば必ず勝てると思っていたので。特別な心境というよりも、自分で勝つか、自分で負けるかですね。その気持ちが結果に出たんじゃないかと思います」
今そのときは負けているが、勝てる可能性が「0」ではない状況で、誰かがシュートを外して負けるのであれば、自分がシュートを外して終わろう。
エースはそう考えていたわけだ。
エースのエースたるゆえんである。
それはそれとして認める部分であるが、バスケットボールという競技は…いや、団体競技というのは、ことがそんなに単純ではない。
エースの存在、エースの力量、エースの勝負強さ…
それだけではないドラマが、今シーズンのJBLファイナルにはあったのだ。
posted by Deco |12:03 |
JBL |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2009年03月04日
今日も原稿執筆に追われるDecoです。
編集部から指定された文字量がありまして、それに合わせて書いていくのですが、今日の原稿は現時点で倍の文字量を書いています。
トホホです。
ここから削っていく作業が難しい。
でも、読者のみなさまにいいものを届けるためには、この作業が欠かせません。
結果は「中学・高校バスケットボール」5月号(3月25日発売)をご覧ください。
さて、今日は何を書こうかなと思いましたが、そういえば数日前にJBLのプレイオフ進出チームが決まりましたね。
最後の枠は
トヨタ自動車アルバルク
でした。
リンク栃木ブレックスも惜しかったですけど、直接対決で敗れたのであれば、諦めもつくのかな。
来シーズン以降、その借りを必ずや返してくれるでしょう。
んでもって、プレイオフのお話。
アイシン、パナソニック、日立、トヨタ(順不同)です。
どうなるんですかね。
アイシン、パナソニックがリード? って思わなくもないけど、日立もオールジャパンでファイナルに上がった経験があるし、トヨタもこれまでの財産があるからね。
特にトヨタは今年から導入された「オン・ザ・コート1」に苦しんでいるっていう話もあるし、ベテランが多いので連戦は…っていうこともあるけど、その「経験」がプレイオフではモノを言ったりするのかなぁと、個人的にはちょっと注目しています。
でも、正直、サッパリわかりません!
キッパリ。
経験って意味じゃアイシンもありますからね。
まぁ、来週末(14日)を待ちましょう!
そのまえに明日からWJBLのファイナルが始まります。
こっちもわかりません!
ただ個人的に注目は、たぶんマッチアップはしないと思うけど、
相澤優子(シャンソン)×吉田亜沙美(JOMO)
のポイントガード対決!
3●歳×21歳
その差…を言うたら、●がわかるがな。
経験×センス(もちろん努力込み)
とかいいながら、試合のカギは――インサイドかなぁ。
それを2人のポイントガードがどう引き出したり、引き出させなかったりするか。
ってなわけで、明日は原稿を執筆しつつ、小田原に向かう予定です。
ということで、本日も――
ご愛読感謝、Good Day & PEACE!
posted by Deco |16:44 |
JBL |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2009年02月26日
打て、と申します。
なので今日の出来事を書きませう。
日付の変わった12時半ごろ、札幌から帰ってきました。
札幌=北海道=そりゃ、レラカムイでしょ…順番がバラバラのような気もするけど。
とか言わないの~♪
誰を取材したとかは言っていいのか悪いのか、よくわからんので、とりあえず伏せておきましょう。
ともあれ、3月25日発売の「中学高校バスケットボール」5月号を見てください。
ってか、買ってくださいm(_ _)m
しかし、それじゃスポナビ+のセレクトブログじゃねぇって感じなので1つだけ。
最近の学校では優劣をつけないらしいけど、やっぱり勝負の世界じゃ「アイツには負けたくない!」って思うことが大切だね。
ライバルの存在。
これ、大きいです!
以上!
もう言えねっす。
ということで、本日も――
ご愛読感謝、Good Day & PEACE!
posted by Deco |00:58 |
JBL |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2008年09月27日
おはようございます。
DECOです。
さて、昨日はJBLの開幕戦でしたね。
小生は…行ってきましたよ、宇都宮!
そう、リンク栃木ブレックスのゲームです。
いやぁ、メディア、多かったっす…。
久々に見たな、こんなに多いメディアは。
小生の前には、ともに体の大きな某老舗専門誌の編集者I氏と某通信社のS氏が(今回はメディアも全席指定)。
その隙間から開幕戦を見ておりました。
まぁ、小生もでかいので、後ろの人は途中からどこか違うところに行ってしまいましたがね。。。どなたか存じませんが、申し訳ないす。
立って試合を見ているメディアの人もいらっしゃいましたね。
お目当てはこの人↓
んで、試合はというと、ご存知のとおり――
●リンク栃木ブレックス【66-82】東芝ブレイブサンダース○
みなさんがお目当ての(?)田臥勇太選手は40分間の出場で――
11得点4アシスト
まぁ、そんな情報はみなさん、もうチェック済みですやな。
う~ん、小生的に見ても、リンク栃木はまだまだこれからって感じです。
「小生的に見ても」って生意気ですが、加藤三彦ヘッドコーチも、田臥選手自身も、東芝の節政貴弘選手も同じようなことを言っておりました。
誰か1人が入ったからといって、しかも開幕直前に合流して、いきなり快勝! なんてことはないですしね。
逆にそうなったら、それこそ日本のバスケットの危機ですわ。
で、田臥選手のコメント等はいろんなところでチェックできるでしょうから、小生は逆サイドからリンク栃木なり、田臥選手なりをチェックしてみました。
はい、東芝のPG陣です。
節政選手はさっきも書いたとおりで、
「(今日のゲームは)田臥くん云々より、<リンク栃木が)チームとしてできあがっていない分、守りやすかった」
と言っておりました。
自分たちの強みがまだ出せていないようだ、とも。
まぁ、そのあたりは加藤HC含め、これからリンク栃木が変えていくところなのでしょう。
端的に言えば、川村卓也選手の機能のさせ方っていうことかな。
昨日は気負いからかな、ちょっと単発的でしたから。
田臥選手とのコンビネーションが確立してくれば、おもしろいことになりそうです。
そのためには、他の選手のフォロー体勢が必要だと思うんだけど。
で、東芝もう1人のPG、石崎巧選手(彼がスタメンです)。
いやぁ、よかった!
2年目ですが、相変わらず落ち着いてますな。
田臥選手も「落ち着いた選手で、状況判断もしっかりできている」と言っておりました。
そんな石崎選手の田臥選手とのマッチアップの感想ですが
「年がちょっと離れている(4歳違い)こともあって、直接やるのも、生で見るのも初めてだったので、そこは名前負けしないように、考えをクリアにして、1人の選手としてぶつかるようにと試合前には考えていました。試合中も、上手だなと思う部分もありましたけど、まったく通用しないわけでもないですし、すごく自信になるような試合だったと思います」
「考えをクリアにする」って表現が石崎選手らしい。
また、以前も書きましたが、日本のPGは田臥選手だけじゃないってことを示してくれたような気がします。
もちろんバスケなので、1対1ではありませんが、5対5で見た場合でも、昨日の開幕戦は東芝のPGがいいコントロールをしていましたね。
ちなみに、石崎選手が見た田臥選手の「上手な部分」っていうのは、こういうことだそうです。
「やられたと思ったのは、1つのプレイを起こすときに、その次のプレイが起きることを読んでいた。それを狙っていたのなら…それがあの人の力であるならば、素晴らしいと思いました」
小生にはどのプレイのことで、それが狙い通りなのか、偶然の産物かはわからないけど(そこを聞くのがオマエの仕事だろ! ってツッコミはなしでお願いします)、それくらい細かいところにまで気を配れる石崎選手がすごいと思うわ。
…あれ? タイトルと中身がずれてきたような気がする。
ドンマイ、小生!
ともあれ、田臥選手も、リンク栃木もこれからですね。
「アメリカではボールがインサイドに入ったら、形ができているので、ディフェンスはポジショニングをしっかりしていればいいんだけど、日本はボールを持っていない他の4人が休みなしに動いている。想像はしていたけど、これからやっていくなかで、そのあたりもアジャストしていかなければいけない」
5年間、アメリカのバスケに慣れ親しんだ田臥選手が、これからどんな変化を見せてくれるのか。
日本のバスケにアジャストしたときに、どんな力を発揮してくれるのか。
彼1人だけを見ているわけにはいかないけど、やっぱり、彼の動向はチェックしなきゃですね。
ということで、本日も――
ご愛読感謝、Good Day & PEACE!
posted by Deco |12:00 |
JBL |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2008年09月11日
チャーッス、チャッチャチャース。
Decoです。
さて、今日は何の日だか知っていますか?
そうです、Deco生誕記念日です。
かれこれ35ですか…まだまだ青いです。
そんな誕生日に嬉しいお仕事が。
はい、タイトルにもある、田臥勇太選手への取材だったんです。
ご存知のとおり、今シーズンはJBLのリンク栃木ブレックスでプレイをします。
実は彼への取材は、小生、初なんです…ちょいとドキドキしてました。
どこの取材かって?
まぁ、9月末まで、少々お待ちを~。
ほとんどの専門誌で取り上げられるのだと思うけど…チェックしてみてください。
で、その取材後、リンク栃木ブレックスの練習を見学することができました。
そこで思ったのが、田臥選手自身も言うように、パスが違う! ってこと。
パスの質っていうのかな…彼のパスは強いのに柔らかい。
たぶんそれは、パスをする前の観察力、パスをする直前の察知力、決断力が優れているから、緩急をつけたパスが出せて、そう見えるんでしょう。
あと、田臥選手はよく声を出す。
これにも驚きました。
飄々と、淡々とプレイしているイメージでしたが、ホントによく声を出すんです。
んで、何かがダメでも次、次と切り替えていく。
そういうのを見ていると、当たり前のことだけど、バスケットって連続した展開のスポーツなんだなって、改めて思いますね。
ホント、今シーズンは彼を目当てに来るファンが多くなるでしょうね。
いやはや、やっぱりすごい選手です、田臥選手は…はい。
んで、何で田臥選手情報を書いたかというと(普段だったら、雑誌が出るまでは書かないようにしているんですが…といって、後で書くわけでもなく、お蔵入り=合掌)、な、な、なんと…
「めざましテレビ」(だったっけ?)
でやるそうです。
明日9月12日朝6:15ごろ
だそうです。
今日、フジテレビのイケメン・アナウンサーWKさんがカメラクルーと一緒に来てました。
WKさんに確認したら、明日のその時間だと。
ファンの方、必見ですよ。
って、もう22:13。
遅いかな…
その前に、みんな知ってたりして。。。
それを知らせたいがために、書きました。
明日は朝頑張って起きて、それを見て、田臥選手の原稿を仕上げます!
ということで、本日も――
ご愛読感謝、Good Day & PEACE!
posted by Deco |21:52 |
JBL |
コメント(2) |
トラックバック(0)
2008年08月31日
おはようございます。
DECO@さいたまであります。
さてさて、昨日から(正確には一昨日から)JBLが「教育キャンプ」なるものを実施しています。
JBLの全8チームが一堂に会し、ルール講習会や練習試合、新人研修会、FIBAレフェリーやヘッドコーチによる情報交換会などを、JBLとしては初めて行うというものです。
場所はナショナルトレーニングセンター。
詳細は省きますが、すごくいい企画だと思いましたね。
練習試合が終わるとすぐに、その試合を吹いた審判と両ヘッドコーチが話し合いの場を持っていたんです。
ここはこうじゃないか、いや、こう見えた、などと喧々諤々やっていたんでしょうね。
リーグ開幕前にそのような場が設けることができたのは、JBL、ファインプレイ! っす。
おかげで今シーズンの各チームの様子が少しは垣間見れましたし…
各チームのことはシーズンが始まったら書きます。
さて、そんななか、某ボールメーカーの…ええい、面倒くさい、モルテンさんの営業Tさん(ここは、ええい、となりません。あしからず)とお話をする機会がありました。
モルテンといえば、JBLの理事長・民秋史也氏が社長の会社。
その民秋理事長が審判と話して、「最高の状態のボールがほしい」と言われたようなんですな。
それをTさんに指示しているところを、ちょうど小生が通りかかったってわけです。
そこでT氏にいろんなことをレクチャーしてもらいました。
最高のボールをということであれば、新品を使えばいいかって思いがちだけど、実はそうじゃない。
バスケットをしていた人ならわかると思うけど、新品って結構すべりやすいんです。
基礎練習に「ボールハンドリング」ってやつがあるくらいですから、バスケットはボールを手でしっかり扱わなければいけない。
すべるボールじゃアウトなわけです。
じゃあ、どういうのがいいのか?
「手にしっとりと馴染む、2、3ヶ月使い込んだものがいいんです。それ以上になると、またよくない。」(T氏)
2、3ヶ月と数字が出てきた裏には、これまでのT氏の営業活動による経験が大きいそうです。
▲この真ん中のが2,3ヶ月なんですけど、写真じゃわからんかな。左上、右上じゃ使いすぎ。右上だとまだしっとり感が出てないようで。教育キャンプではいろんなタイプのボールを用意していた。
また小生が驚いたのは、使い込んだボールをトップリーグで使っているのはバスケットくらいだってこと。
サッカーも、バレーも新品を使うし、同じく手でボールを扱うハンドボールもほぼ新品だそうです…ハンドは手に松脂をつけますから、逆に松脂と相性のいい素材を使うらしい。
だから、2006年に日本で行われた世界選手権のときも、その2、3ヶ月前から、各予選会場の地元高校にお願いをして、少し使い込んでもらっていたといいます。
JBLなどのように、ボールにそのロゴが入っているボールは、今も各チームに3つずつ渡して、使い込んでもらっているそうです。
手に馴染むボールを用意するのもなかなか大変な作業なんですな。
じゃあ、そういうボールを開発すりゃいいじゃんって思ったアナタ、小生と同じです。
たとえば人工皮革でその状態を作ったとしても、人工皮革は使うとすぐに劣化に向かうそうです。
すぐにボソボソになってしまう。
逆に今、JBLなどで使われている天然皮革は使ううちにだんだんといい状態になって、そこからなだらかに落ちていく。
グラフにすると、人工皮革が右下がりの一途で、天然皮革は一度上がって、下がる山のような形になるわけです。
当然、天然皮革のほうが息も長い。
さらに、選手もずっと天然皮革を使っているから、いきなり「手に馴染むから」って言われて人工皮革を渡されても、それこそ長年の感覚っていうのは簡単に忘れられるものじゃないからね。
プレイにも影響が出てくるでしょう。
トップレベルのバスケットの選手って、何気に(失礼!)デリケートですから。
そこが草レベルの小生とは違うところ…(笑)
つまり、手に馴染むというのは、結局は選手の「感覚」によるものが大きいから、これは小生の勝手な解釈ですが、人の感覚を人工で、というのは無理なんでしょうね。
であれば、使い込んで、しっとり感を出す方法を考える。
う~ん、ボール&ボールメーカーの世界も奥が深いね。
各チームの試合もさることながら、バスケットを違う角度で見て、感じて、バスケットってやっぱりオモロー! って感じた昨日のDECOでした。
ということで、本日も――
ご愛読感謝、Good Day & PEACE!
posted by DECO |08:13 |
JBL |
コメント(2) |
トラックバック(0)