2010年02月14日
Wリーグセミファイナル②
つい今しがた、大阪から帰ってきました。 Wリーグ・セミファイナル第2戦は―― ○ 富士通 73-60 JOMO ● ○ トヨタ 102-63 JAL ● でした。 富士通は、前日やられまくったJOMOの諏訪裕美選手へのディフェンスをしっかりと修正してきていました。 それ以外のディフェンスも、岡里ヘッドコーチをして「評価していい」と言わしめるものでした。 そりゃ、あのタレント豊富なJOMOを 第2Q・8点 第3Q・3点 と、驚くべき結果に抑えているのですから。 まぁ、JOMOからすれば、3戦目に向けて、はっきりとした課題が見つかったわけですがね。 さてさて、16日(火)の第3戦はどうなりますか… で、小生が今日お伝えしたいのは、もう1つの試合です。
JALが負けてしまいました。 その前に、1つ訂正というか、フォローをします。 昨日の記事で、「JALから熱さが伝わらない」と書きましたが、 熱さ=一生懸命さ、ではありません。 JALの選手は一生懸命やっている。 やっているけど、絶対にトヨタのオフェンスを止める、絶対にシュートを決める、といった気概みたいなものが伝わってこない、ということです。 選手たちは思っているのかもしれませんが、見ている側には伝わってこない。 その要因が少し垣間見えたセミファイナル第2戦でした。 今日の敗戦後に、矢代直美選手に「JALらしさは出せましたか?」と聞いてみました。 すると彼女は 「何を“らしさ”というのかは難しい」 と第一声を上げたのです。 小生の考える「JALらしさ」は、やはり十八番の「エイトクロスからの精緻なスクリーンプレイ」です。 しかし、それが彼女のなかにパッと出てこない。 言葉を慎重に選ぶ矢代選手のことですから、頂点に立ったときのように「エイトクロスからの~」だけには固執していない、と言いたかったのでしょう。 それはわかります。 それだけじゃ進歩はありませんから。 ただ、そこにJALの根幹があるのは変わらないはず。 事実、ファイナルに行くためにJALに必要なことを聞かれた荒ヘッドコーチは、シュート力を上げることを上げつつ 「でもJALのバスケットは捨てたくない」 と言っていたからです。 荒ヘッドコーチの言うJALのバスケット、つまりは「精緻なスクリーンプレイ」なはず。 それがパッと出てこないのは、林永甫前ヘッドコーチが作り上げた、精緻なスクリーンプレイが希薄化しているのではないだろうか。 前日の記者会見で、荒ヘッドコーチは 「トヨタの丁さんはJALのバスケットを熟知しているので、その裏を突くオフェンスをしなければ」 と言っていました。 しかし、裏を意識するばかり、選手たちのリズムが狂い、ターンオーバーを繰り返す悪循環。 裏は表があってこそ生きるもの。 かつて、シャンソンの相澤優子は 「JALのスクリーンはわかっているのに止められない」 と言っていました。 でも今は表の攻撃が止められるから、裏も生きてこない。 現にトヨタの久手堅笑美選手も 「JALのオフェンスが怖いとは思いませんでした。私は中をカバーしようと意識をしていたし、ほかのみんなも裏をわかっていた。裏の攻撃というのは、たぶんバックドアだと思うけど、それも頭に入っていました」 と言っていました。 つまり、表も裏も止める準備がされていたわけです。 そうなると、JALのオフェンスが今回のように止められるのは、火を見るよりも明らか。 薮内夏美(現・富士通アシスタントコーチ)というパスの供給源がいなくなったことが、JALが勝てなくなったことだと思っていたけど、実はそれだけではなく、精緻なスクリーンに綻びが見え出したことが、もっと大きな要因なのではないだろうか。 もちろん、プレイオフに進出してきたことは称賛できることだけど、厳しいことを言えば、上の3チームと下の5チームに、リーグが分かれてきたともいえる。 来シーズン以降、チームがどうなるかはわからないけど、もし存続するのだとして、もう一度「JALのバスケット」で頂点を目指すのなら、泣きながら練習した、あのセンチ単位のスクリーンプレイを再び叩き込むしかない。 幹があってこその枝葉。 裏ばかりを考えるのであれば、JALラビッツという「太陽」は沈んでしまう。 わかっていても止められない「JALのエイトクロス」をもう一度見たい。 ということで、本日も―― ご愛読感謝、Good Day & PEACE!
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posted by Deco |22:44 |
WJBL |
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Wリーグセミファイナル②
コメント投稿者ID : dusty
sky-Aで姫路の試合を見て、後半尻上がりにシュートタッチが良くなったTOYOTAの様子から、JALの敗戦を覚悟しながら大阪に向かいましたが・・・。
頼みの岩村裕美選手は桜田佳恵選手に封じられてリズムを崩し、個人的に秘密兵器と考えていた高橋礼華選手のシュートはことごとくショート。結局、矢代直美選手の鬼気迫るプレイばかりが目立つ試合になってしまいました。
先にTOYOTAを褒めておくと、3年前の横浜文体での富士通とのプレーオフでスタメンに抜擢されて奮闘した田代知世選手や平田紘美選手の力を再確認できました。特に、平田選手の文体の試合の同点3Pは強烈に印象に残っていたので、力をあるところを証明してくれたのはちょっと嬉しかったです。
JALに話を戻すと、4年前のファイナルの激闘を経験しているのは、矢代、岩村、そして大和谷智子選手の3人だけ。結局、準優勝後に戦力をキープできなかったという意味では、フロント・首脳陣がどう総括するかも考えなければいけない気もします。
そして、この2年間10戦全敗の相手に対して、なんら手を打つことなくふわっと試合に入ってしまったような気がして、チームとして全力を尽くす前に試合の帰趨が決まってしまったようでそれが無念でなりません。
これがもし最後の試合だとするならば、悲しすぎます・・・。
長文失礼しました。
posted by dusty | 2010-02-15 23:50
dustyさんへ
コメント投稿者ID : ba-sketch0911
コメント、ありがとうございます。
手を打つことなく…確かにそう見えましたね。
手を打ってないわけではないんでしょうけど、伝わらなかった。
試合後の記者会見を聞くと、インサイドの加点を抑えたかったみたいですが、それにしても3ポイントを33本打たれるとは…。
ゲーム中の修正はどうした? と問いたくなるようなゲームでしたね。
昔のJALの厳しさを見聞きしているだけに、あそこまで完膚無きまでにたたかれると、dustyさんのおっしゃるとおり、これが最後だったら悲しい。
そういう意味でも、ぜひチームの存続を願うところです。
posted by Deco | 2010-02-16 11:27
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