僕の中の大投手 諭

ボクの知らない阿部になったらどうしよう 第88回都市対抗野球大会 準決勝~日本通運×MHPS

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MHPS  0 0 0 2 0 0 1 0 0 3 日本通運 3 0 0 0 0 0 1 1 x 5
7月24日:東京ドーム
MHPS  大野、齋藤、本多 - 対馬 日本通運 阿部、庄司、渡辺、幸松、生田目 - 木南
本塁打:関本2号・飛ヶ谷1号(日本通運)

今年の都市対抗はベスト4に並んだチーム全て関東地区のチームになりましたね、そんな東京ドームでの関東大会状態となった第88回都市対抗野球大会の準決勝、日本通運(埼玉県さいたま市代表)と三菱日立パワーシステムズ(神奈川県横浜市代表 以下MHPS)との1戦をテレビ観戦しました。 それにしても私、今年はそれほど社会人野球のチームを観戦していないのですが、たまたま今季観戦していた数少ないチーム日本通運とMHPSが揃って都市対抗に準決勝、しかもNHK衛星で放送する方に登場するとは面白いものです。

試合は開始直後の1回裏、日通は先頭の1番ショート大谷昇吾が四球を選ぶと、2番セカンド浦部剛史の内野ゴロの間に得点圏へ行き、JFE東日本からの補強選手である3番ライト内藤大樹が四球を選んだところで、今や社会人球界屈指の怪力スラッガーといってもいい存在となった5番ファースト関本憲太郎が甘めに浮いた球を逃さず捉える、そして打った瞬間入ったと分かる実に彼らしい豪快な3ランホームラン! 日通がいきなり3点を先制します。
MHPSの先発・大野亨輔は立ち上がり彼にしては制球不安定気味でいきなり3失点でしたが、しかしながら2回裏より本領発揮。彼らしく微妙に動く球と安定した制球で日通打線を全くよせつけません。

大野亨輔

↑これは今年、日立市長杯での大野
結果的に大野がいきなり失ったこの3点がMHPS側にしばらく重くのしかかるのですが、それはそれとして2回以降のとても安定感の高いピッチングを披露する大野こそが本来の彼の姿。 私は彼のこと大学時代より非常に好投手だと思っているのですが、彼がよくやらかす、そしてこの試合でもやっぱり出した1試合のうち1イニングだけ突然乱れるという悪癖がもう少し小さくなれば、社会人野球で誰もが認めるエース投手となるんですがね。 本当に彼はこの試合でもそうだったように、乱れた1イニング以外は難攻不落の雰囲気を醸し出せることが多いのです。 しかしながら、その突然乱れるイニングがあるだけでも難なのに、更にそれが、(大野のみならず多くの投手にとって難しい)立ち上がりに必ずしも起きるとも限らないところが、また彼の厄介なところなんですよね(苦笑)。

日通側の先発は阿部良亮

阿部良亮

↑こっちは今年、都市対抗予選での阿部
先日のパナソニック戦で都市対抗ではかなり久しぶりのノーヒットノーランを達成する快挙を成し遂げ、この試合でもその勢いそのままに、低めを中心に真っ直ぐも変化球も素晴らしいコースにズバズバきまる好投で序盤、MHPS打線を寄せ付けません。
失礼な言い方になるのですが、私、阿部のことこんなにいい投手だとは思っていなかったんです。少なくとも私の中ではこの試合先に打たれた相手投手・大野より下の位置づけでした。 もちろん好投手ではありますよ? ここまで常に名門チームを渡り歩き積んできた経験や訓練は充分、そして非常に恵まれた体躯の持ち主ですし、そもそも社会人の名門・日通で先発ローテに起用されるという事実だけでも彼は相当なレベルにあることの証です。 ただ何と申しましょうか、高校野球や大学野球で言えば先発二番手、プロ野球で言えば先発3~4番手で10勝10敗ピッチャー…という匂いが阿部からはするんですよね、あくまで個人的感想に過ぎないですが。 そのためノーヒッターを聞いた時はすごく驚き、そしてこの試合の立ち上がりを見て阿部ってもしかして覚醒したのかなぁ?と思ったのですが、4回表、相手大野が1回裏に陥ったような突然の乱れが阿部を襲います。
打者一巡した頃のその4回表、このイニングMHPS側の3番セカンド久保皓史に対し割とあっさりという感じに四球を出してしまい、それでもツーアウトまで追い込みますが、その久保を二塁へ置いたところで5番ファースト竹内啓人が阿部の投球をきっちりセンター返しのタイムリーヒットでまず1点。 続いてJX-ENEOSからの補強選手・6番サード若林晃弘も流し打ちヒットで続くと、7番レフト河野凌太が甘く入った球を逃さず思いっきり引っ張るとライト前へのタイムリーヒット。 このイニング、MHPS打線が二死からの三連打で2点を入れて1点差に追い上げます。

このイニングは阿部の球を受けるキャッチャー木南了の入れた喝も効いたか、後続を打ち取り日通はリードを保ちます。 そして阿部に疲労の色があると見るや、その後日通は継投。 うん、こういう展開がボクの知っている日通やね、ボクの知っている阿部やね。 阿部が前の登板のノーヒッターに続いてこの試合も好投してボクの知らない阿部になったらどうしようかと割と本気で危惧していましたが、阿部が打たれて疲れて5イニングという中途なところで降板、そして継投に入って何だか安心したよ(おい)。
そしてこの継投がうまくいくかどうかが近年の日通にとって勝負の分かれ目とよくなるものですが、この試合では7回から登場の3番手渡辺圭が捕まってしまいます。 7回表、このイニング先頭打者の6番若林がサウスポー渡辺相手のため右打席に入っての打席から綺麗にセンター返しヒットで出塁。
そういえば私、前にこのブログでMHPSは若林を補強に選ぶのは微妙なんじゃないか?もっと他にいい選択肢あったんじゃないか??ということ書いていましたが(割りきって頑張って参照)、その若林はこの大会大活躍にてMHPSのここまでの躍進に大きく貢献。 その上この試合でも得点によく絡みつつマルチヒットと、つくづくこのブログで悪口いった選手は出世するねぇ~(笑)。
ランナー二人を背負ったところで渡辺は降板、日通はJFE東日本から補強した大ベテラン幸松司を投入し、幸松もその期待に応えてツーアウトまで追い込んだのですが、打順最初に戻ってMHPS1番センター八戸勝登が低めの難しそうなコースに負けずに弾き返した打球が幸松の足元を抜ける値千金に同点タイムリーヒット! 大詰めの場面にてMHPSが試合を振り出しに戻します。

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ボクの知らない阿部になったらどうしよう 第88回都市対抗野球大会 準決勝~日本通運×MHPS

nobさん

いつもどうもです!

実は私もノーヒッターのニュースの直後に…日通に阿部ってもうひとりいたんだ~(酷)
阿部に限らず最近の日通について、私も投手力はあまり強くないイメージがありますね。木南のリードと藪監督の勘が冴えたときに勝つチームじゃないかと。
個人的に木南は帝京大時代からいいキャッチャーと思っていたのですが世間の評価は意外に低いんですよね…今年彼にプロから誘いがあればいいんですけれど。

そういう投手陣の中、生田目は結果的に都市対抗の秘密兵器となりましたね。
本人は楽しそうに投げていて、それでいて社会人の強打者が全く手も足も出ないという場面を見せられるとやっぱり役者が違うなと思わされます。

高橋俊もいいですよね~明らかに流経大時代よりスケールアップしています。今大会の活躍で日通の大型打線の中に入れても全然見劣りしなくなりましたね、これからも日通の主軸として末永く活躍してほしいところです。
彼といい北川といい生田目といい、東京六大や東都組が幅を利かす社会人球界において東京新組が活躍しているのを見られるのは個人的に楽しいっす(笑)。

大野は立ち上がりが本当に痛かった。これさえなければ日通打線であっても抑えきれたと思うのですが、ここが勝負のあやなんですかね。

ボクの知らない阿部になったらどうしよう 第88回都市対抗野球大会 準決勝~日本通運×MHPS

いつもどうもです。

私は毎日新聞のサイトの方で見ていましたが、阿部こんなに良い投手なんだと驚きと同時にノーヒットノーランの情報を目にした際には「阿部って他の阿部でしょ?」と気にもしてなかったのですが・・。正直、投手陣に関しては今年日通の観戦4試合で1勝3敗という観戦運なので(爆)チーム自体打たれている印象しかないんですよね・・。OP戦の東邦ガス戦も西部ガス戦もそこそこ打たれていましたし・・。特に庄司が出てきた際には「また打たれて二人で交代だろう・・」なんて思いましたが、1イニングピシャリと。木南の撒いた撒餌なのかわかりませんが(笑)、やはり彼のリードによって導かれているのかもですね。というかどっかの球団狙ってるんじゃなんて思う程ですが。生田目に関しては投げるのが楽しいのでしょうね、はい(笑)。都市対抗前のOP戦では投げなかったですが、ブルペンで元気にワンバウンド投げていたり相変わらずでしたけど、ミットの爆音は今の日通投手陣にはまずいない正しく剛腕ですね。因みにこの3か月JABA大会や予選でベンチ入りしていなかった理由は色んな事情があったようですけども・・。

個人的には高橋俊の成長ぶりが嬉しかったですね。元々スピードはありますけど、あんな強い打球東京新でもあまり見てなかったような気がしたので。飛ヶ谷もファーストコーチャーやってたりしてる印象しかなかったのでねぇ・・。関本はOP戦でもホームランかっ飛ばしてたのである意味北川より期待できるかもとは思っていましたが。OP戦のブログ書こうとも思いましたが、日通が負けないと書けないのがまた(笑)。大会前の陣容内容を書くのもアレでしたのですが、まさか秋・夏連続で決勝に残るとはなぁ。Hondaにぼこぼこにやられた試合を見ていただけに不思議なチームですね。

MHPSは今年も観戦縁ないのが・・。ただ、やはり層厚くなっていますし、日替わりで4番組める戦力はやはり脅威です。ただ、やはり大野がピリッとしないと、それが伝染してしまうなぁというのがよく表れた試合でした。

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ちなみに好きなヒロインはマクロスFのシェリル・ノーム(Fつながり?)

でも一番美人なのはアルト姫(笑)
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