僕の中の大投手 諭

知られざる2017年ドラフト候補たち

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このブログでは2013年頃からドラフト候補のひとりであり、ドラフト専門誌の隅っこぐらいであれば名前が載っかるけれども、一般プロ野球ファンや一般マスコミの間で話題になることは少ない選手を大学野球選手中心にあえて取り上げ、紹介していく記事を毎年上げていました。
まぁ、話題にならないということはプロを目指す選手として魅力がいまいちということですから、この記事で上げてきた選手が本当にドラフト指名されるのは正直難しいと思いながら今までやっていたんですけれど、昨年この記事で上げてきた選手の中から初のNPBドラフト指名者が発生しまして、2016年NPBドラフトで北海道日本ハムファイターズから指名された玉井大翔ですね。
※他に、2013年に紹介した鍵政祥太もNPBではないですがBCリーグ福島ホープスにドラフト指名され、こちらもプロ選手になりました。キー坊も頑張って!!
知られざる2013年ドラフト候補たち紹介選手 三浦大和(東京国際大) →Honda 対馬和樹(九州共立大) →MHPS横浜→MHPS 鍵政祥太(札幌大)   →札幌ホーネッツ→福島
知られざる2014年ドラフト候補たち紹介選手 玉井大翔(東農大北海道)→かずさマジック→日本ハム 下川知弥(駒澤大)   →NTT東日本
知られざる2015年ドラフト候補たち紹介選手 齋藤弘志(中部学院大) →日本新薬 北村祥治(亜細亜大)  →トヨタ自動車
知られざる2016年ドラフト候補たち紹介選手 秋元秀明(創価大)   →JR東海 鈴木邑基(東京国際大) →ジェイプロジェクト
今までこのテーマで4年・9名上げてきて初のNPB入り選手が発生したわけですが、その玉井、東京農業大学北海道オホーツクから新日本製鐡住友金属かずさマジックを経て北海道日本ハムファイターズ入りと、常にチーム名長げぇ選択ですね。 彼がメジャー入りするときの球団はロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムということでしょう。(確信)
そんな彼のNPB入りを記念して?今回は彼の母校である東農大北海道オホーツク縛りで、意外と話題になっていないドラフト候補の紹介に行ってみようかと。

宮本誉士樹(東農大北海道オホーツク 投手 右投右打)
玉井が大学4年生であったときの2014年メンバーは東農大北海道史上最強メンバーといってもよい年で、その投手陣は玉井と風張蓮(現東京ヤクルト)、そして井口和朋(現北海道日本ハムファイターズ)といずれも後にNPB入りを果たすという空前のスケール感をもった三本柱をもって、この年開催された第45回明治神宮大会においてこの大学の、いえこの大学が所属する北海道学生野球リーグ全体で全国大会最高成績であるベスト4を記録します。加えてサイドスローの技巧派福島慎也(現WEEDしらおい)まで脇に控えているという質量ともに厚く、高い実績も上げた陣容の投手陣でした。 そんな中、この大学へ入学したばかりの1年生サイドスロー投手宮本誉士樹はこの頃から既に先輩たちの厚い壁の間隙を縫って公式戦の出場機会を与えられており、このときから期待されていて今年ついに大学最終年を迎える宮本をまず紹介したいと思います。
宮本は熊本県の出身で高校は地元の鎮西高校。 県大会上位常連である強豪校の所属を経て、日本列島を西から東へ横断する距離がありながらも実はつながりが強く、彼以外にも鎮西高出身者が多数進学している東京農大北海道へ進みます。 大学進学直後の1年生から救援で公式戦経験を積むと、2年生では先発に抜擢。3年生の春季シーズンでは8回参考記録ながらノーヒットノーランを達成し、3年秋季シーズンでは最優秀投手&ベストナインを受賞と年々着実に実績を積み上げてリーグ屈指の投手との評価を得ています。
彼は186cmの恵まれた身体から最速143kmを誇る大型サイドスロー投手で、またその速球は俗にいう“動く速球”であり、変則投球と合わせて打者を苦しめるものとなっております。 ここまで書くと彼のことを全く見たことのない方にとってなかなかロマンが膨らみそうな投手かもしれませんが、その実彼は制球難に苦しむことが多く、彼のその横手からの常時135km前後の球速や動きのある癖球でさえも意外と打者の障壁とならず一定以上の強打者相手だと逆に打ち込まれることもしばしば。 またその制球難も絡んで、一見すると優秀そうに見える彼の大学での成績ですが実際は投げてみなければわからない結構不安定な投手であり、あまりに不安定なため先述した参考記録ノーヒットノーランをマークした3年春シーズンは実は入学したばかりの後輩1年生・為ケ井翔に先発1番手の座をあっさり奪われていたなど、首脳陣の信頼も案外弱いところがあります。 続く秋季には自己最高成績を上げたことだし、それにこの冬に厳しいトレーニングを積んで更なる進化を遂げていることでしょうが…仮に伸び悩んで昨年3年生のときとあまり変わらない感じだと、彼はドラフト候補としては結構微妙なラインというところが実情です。
ただ個人的に彼が成長して有力なドラフト候補になろうが、逆に伸び悩んでいようが実のところどちらでもいいのです。 どういうことかというと彼の本当の魅力はその投球フォームにあると思うので。

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知られざる2017年ドラフト候補たち

フリッカーさん

いつもどうもです!

野球が全選手同じフォームで行う競技だったら選手は誰が誰でも全く同じことになりますからね、魅力はほとんどなくなるだろうと。
フォームは重要な個性であると私は思っております。
…まぁ、宮本のフォームが本当にピッチングに有効かどうかは難しいところなんですがね(苦笑)。彼の目的は個性的なフォームを保つことではなくあくまで打者を効果的に打ち取ることなので、その結果おとなし目のフォームに改造してもこちらがとやかくいうことではないと頭では分かっているんですがね…

上背の割にスピードがあるというのが周東のユニークさの一つでもありますね。
守備面に関しても彼は内野でも外野でも上手くて“器用貧乏”ではなく本当に“器用”なんですけれど、どうしても人間には先入観というものがありますから、ポジションがなかなか一定しなかったという事実は彼にとってはマイナスに作用してしまいますよね、本当に惜しいことです。

全国大会の実績では完全に本校を上回っている東農大北海道。実力的にも、名門東都の一員とはいえ二部で停滞して久しい本校は既に負けているのかもしれませんね(笑)。
東農大二高出身だけに進学先を同じ関東内の本校にする選択肢もあったはずの周東が、わざわざ遠くの北海道キャンパスの方を選択しているぐらいですし。

南国生まれの人にとって北海道の冬は案外気にならないらしいんですよ。
最初から冬の寒さを覚悟していくということと、北海道の冬は建物の中でハンパ無く暖房炊いて室内に入れば暑いぐらい。外出する際も沢山着込めば意外と大丈夫だからですね。
むしろ夏が涼しく中途半端な暑さである方を嫌がるようで、私の大学時代の知人でまさに沖縄から東農大北海道に進学(当時は大学が創設したてで東農大生物産業学部と名乗っていましたが)していた奴が冬よりもむしろ夏に体調崩していましたね。
後、北海道へのロマンというか憧れみたいのも入学者&選手が全国から集まる動機になっているでしょうね。
私みたいに生まれも育ちも北海道の人間から言わせると、何好き好んでこんな僻地に行きたがる?と思ってしまうのですが(笑)。

知られざる2017年ドラフト候補たち

やはり来ましたねー、“まいっちんぐ”なサイドスロー・宮本誉士樹ですな(笑)
左足を振り子のように振り上げて反動をつける、彼の独特な投球フォームは確かに賛否が分かれそうです。一発勝負のトーナメント戦なら良いですが、同じ相手と何度も繰り返し対戦するようなリーグ戦形式だと投手のクセや特徴を徹底的に研究して、その弱点をピンポイントでついてきますから。特徴のあることがかえって不利になる面も。
また、走者を背負う状況では当然振り子投法は使えませんので、いかにセットポジションでも同様の投球ができるか。それから投球フォームが変に大き過ぎると相手チームに機動力を使われてしまいますから、宮本には牽制やクイックを磨くとか、あるいは投球間隔にわざと変化をつけることで相手走者に簡単にはスタートを切らせない、そういった地道な積み重ねが要求されるんだろうなぁ…なーんて思いながら記事を拝見しておりました。
まぁそれでも考えてみれば、例えば100人投手がいたとして100人ともまったく同じ投球フォーム…ってのもつまらんというか、味気なさ過ぎるというか、風情がないというか、ある意味では怖くもありますよねー(汗)。やっぱり変則フォームは一種の清涼剤ですわ。「なんか変なヤツ出てきた!」ってなヨロコビがないとねー(笑)
宮本には自分の身体に合ったフォームを突き詰めて行って、さらなる進化形を見せてもらいたいものですよね。彼の沈み込む姿の写真を見ていると、何となく昔の秋吉亮(ヤクルト)に見えないこともない、こともないこともない、ような??(←結局どっちやねん?)

周東佑京は身長があるわりに(と言ったら失礼ですが)、結構なスピードの持ち主ですね。ミートセンスも水準以上だと感じるので、将来像は出塁してガンガン次の塁を狙って行く核弾頭タイプのスピードスター、でしょうか。
ただ、守備位置のたらい回しは周東にとってはマイナスですね。「どこでも守れる」ってのは一見優れているようで、実は「どこも守れない」ってのとニアリーイコールな評価しか得られないと思います。結果的に、すべてにおいて中途半端になりがち。
チームの監督にとってはこういう選手って非常に使い勝手が良くて重宝するんでしょうが、もし周東に大学卒業後も野球選手を続けていきたいという希望があるのであれば、早く定位置を決めて経験値を重ねるべきだと私は思っています。

東京農大オホーツク、いまや全国大会の常連でありNPBにも多くの選手を送り込むほどの強豪校ですが、チームの歴史の浅さを考えるとここまでの一足飛びの成長ぶりには本当に驚かされます。本家・東京農大も負けていられませんね(笑)
個人的に一番すごいと感じているのは、新入生を集めるネットワークの広さ。北海道の端っこに立地して寒さも非常に厳しい場所なのに、東北・関東・北陸・近畿・九州・沖縄といった実に広範囲からまんべんなく選手が集まってくるのはどうしてなんでしょうね?人集めのコツやスキルがもしあるのなら、こそっと教えてもらいたいくらいですよ(苦笑)
2016年のドラフト候補だった、タイシンガー・ブランドン大河(石川)も来月からここのチームに加入するそうで。沖縄人にとっての網走の寒さがどれくらいか?に関しては想像を絶するものがありますが(汗)、大空と大地の中でスケールの大きい選手に育ってほしいものですね。

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ブログの目的は第一に自分の備忘録なのでアマ野球観戦の記録が主になりますが、一応ドラフト会議や北海道日本ハムファイターズ中心にプロの記事もあげます。

心に残ったヒロインは飯山プロ初本塁打時の「打ったら走るのが基本ですから」
ちなみに好きなヒロインはマクロスFのシェリル・ノーム(Fつながり?)

でも一番美人なのはアルト姫(笑)
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(03月26日現在)

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