僕の中の大投手 諭

“横浜”が剥奪されている

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話はちょっと前、昨年11月末に発表された話題なのですが、社会人硬式野球チームの三菱重工長崎と三菱日立パワーシステムズ横浜(以下MHPS横浜)が統合され、今年2017年シーズンより横浜市に本拠を置く三菱日立パワーシステムズ(以下MHPS)が発足される運びとなりました。
そのため、1918年創部かつ都市対抗準優勝2回・日本選手権優勝1回を誇る超名門チームであり、また長崎県における唯一の社会人硬式野球チームでもあった三菱重工長崎は事実上消滅することになると、関係者や社会人野球ファンに大きな衝撃を与えたのは記憶に新しいところです。 ただ巷では三菱重工長崎がMHPS横浜に吸収合併されてしまった!と偏った見方をしている方もいるようで… 長崎のチームが事実上消滅なのは私も否定しませんけれど、例え三菱グループの唱える建前であっても正確には両チームの“統合”による“新チームの発足”なんですよね。
三菱重工長崎が消滅と見るならばそれは同時にMHPS横浜という、長崎よりは新興なれど1971年三菱重工横浜として創部したこちらもなかなか歴史あるチームにして2001年に会社の方針のためクラブチーム化され更に2006年ごろに廃部の危機を迎えるもそれを乗り越え2008年に見事企業チームへ返り咲くが今度は2014年これまた会社の都合でMHPS横浜と名称を変えられると、社会人野球界でも屈指の波乱万丈な野球部であるこの個性的なチームの方だって消滅させられてしまったとみなすべきではないでしょうか?
これまた間違えている人がネット上などで時々散見されるんですけれど、2017年からは三菱日立パワーシステムズ横浜じゃないんですよ、MHPS横浜じゃないんですよ? 三菱日立パワーシステムズなんですよ、MHPSなんですよ!末尾の“横浜”が剥奪されているんですよ!?なまじ、本拠地が横浜のままなので気付かれにくいんですけれどね。 例えるなら、近鉄が消滅したことには皆が触れるが、バファローズを名乗ることでひっそり阪急ブレーブス~ブルーウェーブの系譜が断たれていた悲劇に気付き、そこに言及する人間が少数派であるようなもの。こちらは誰が何と言い訳しようと完全にオリックスによる吸収合併でしたが。

ところで、昨年までの三菱重工長崎とMHPS横浜のメンバーがどのようになっているかまとめてみました。↓

MHPS成立


長崎の方が勇退者は多数です。だからこそ長崎の悲劇を伝えなければいけないんだ!という意見に全く異論はございません。野球を続けたくても続けられなかった選手やスタッフも多いわけですしね。 とはいえ本当にMHPS横浜側に有利な吸収だとしたならば、もう少し長崎側の勇退者は多くなったはず。
変な精査などせず希望する者は全て受け入れるとばかりにポジションや年齢関係無く選手の受け入れをしており、結果チームが大所帯になったのみならず捕手や外野手においては人員過剰気味なぐらい膨れ上がり、その外野手に至っては元長崎組の方が多数派となっているぐらいです。 それにMHPS横浜の監督だった高安監督が新チームではバッテリーコーチ、代わりに長崎の監督だった後藤監督が新チームの監督となっておりますし、必ずしも元MHPS横浜陣の立場が強いとも限らないんじゃないでしょうか?
それにね…MHPS横浜側だって無傷じゃないんだよ!?圓垣内学も勇退しているんだよ!!

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この記事へのコメントコメント一覧

“横浜”が剥奪されている

nobさん

いつもどうもです!

東芝は本気でヤバいですよねぇ…日本全国でもそうなんですけれど、アマ野球の聖地ともいうべき神奈川県からこれ以上社会人硬式野球チームを減らさないで欲しいですねぇ…

九州や長崎のファンには大変申し訳ないんですけれど、私も奥村や甲斐や江越弟が見やすくなったなと最初に思っちゃいました(爆)。
その後で圓垣内が引退という話を聞いて長崎のファンの悲しみや痛みにようやく気付かされたワタクシ(おい)。
本当に軟式でもいいので圓垣内には野球を続けて欲しいものですが、今のところ情報が無いんですよね…

まあnobさんもご指摘の通り外野手の余剰さ加減が大きいですから、どちらにしても圓垣内が生き残るのは苦しかったんでしょうが。
渋谷ロバートなど、長崎のままでいればもう少し気長に成長を見守ってもらえたかもしれませんが、新チームでは今シーズン中にでも粗さを克服しないと整理されかねないですよね。

“横浜”が剥奪されている

フリッカーさん

いつもどうもです!

そういえば三菱重工長崎は優秀な左腕が多い伝統でしたね~
三古田や甲斐にはその伝統を是非引き継いで欲しいですねぇ…甲斐などまだまだプロドラフト候補の可能性もあることですし。

フリッカーさんに言われて、確かに統合後の本拠地を長崎にする可能性もあることに気付きました。三菱重工長崎の工場や職場自体は無くなっているわけではないですし、三菱日立パワーシステムズは長崎にもあるらしい?ので。
仮にそうなるとMHPS横浜が長崎に吸収された!と誤解される羽目になったんですかね?どちらにせよ圓垣内の生き残る道は無さそうですが(苦笑)。
某メガバンクの例え話はなるほどです(笑)。

長崎の名投手だった後藤が監督で、三菱ふそう時代から名選手であり続ける佐々木勉が主将で…と何だか三菱グループの総力を上げてきたと言っても過言ではないチームですね。
ホント、このチームには、統合の決断が良い結果を導いた!と後から言える結果を残してほしいものです。

“横浜”が剥奪されている

いつもどうもです。

長崎の選手が横浜の方に行くのは知ってはいたものの、何か気づいたら横浜も省略されてるなとフムフム様の記事で知りました。社会人野球ファンにとってもあまりありがたくないニュースですし、同じ地区の東芝も・・、時間の問題ですよねぇ。やむなく引退した選手達もつらいと思う反面、いずれは引き際も考えないといけない時期もありますから、それが早まっただけと思うのは素人ですね(苦笑)。

個人的には150㌔前後を今でも維持する奥村や江越弟、元プロの加治前あたりが見られる可能性が増えたのは楽しみですが、神奈川なのでなかなか見る機会がないです・・(去年も見れませんでしたし)。外野手は余剰すぎて今冬にも切られる選手がいると思うとなかなか大変です。戦力強化は仰る通り建前でしょう。常道は安定感あるので彼が軸となって今年の神奈川で再び旋風を巻き起こしてほしいものです。

圓垣内は頑張っていたと思いますが、まあ安定感の欠如とDHという面がネックでしたねぇ・・。それでも草野球や軟式あたりでも活躍できるかもですけど。最近は軟式でも元社会人の選手がかなり活躍されていたりも多いので、続けていってもらいですね。

“横浜”が剥奪されている

三菱重工長崎が姿を消すというニュース、いろいろと思うところがありますね。
記事内にもある通り、都市対抗や日本選手権で好成績を残した強豪でしたよね。個人的にはこのチーム、好左腕をよく輩出していた印象が強かったです。杉内俊哉(讀賣)を始め、プロへ進んだ篠原貴行(元ダイエー)や松永浩典(元西武)、またセンバツ準優勝投手だった有迫亮、そしてドラフト候補でもあった河村茂もいたっけなぁ…(遠い目)

統合すると決めた以上、どちらの地域を本拠地とするかは避けては通れない、苦渋の選択だったと推察します。(←無駄にややこしくなるので、横浜でも長崎でもない第三の地域を本拠に置くケースはこの際、割愛します)
もし本拠を長崎に置いたとすると、九州野球界にとってはレベルの低下が食い止められますし、またチームも(関東に比べると)ハードルが低いので、全国大会へ出られる可能性も確実に高まるでしょう。
一方で横浜本拠の場合は、対戦相手とより高いレベルで切磋琢磨できること、練習試合が組みやすいこと、遠征に要する費用や移動距離が(長崎に比べて)抑えやすいこと、首都圏にあるので有力な高校・大学生をスカウトしやすいこと…とかですかねぇ、私がパッと思いつくメリットは。
今回の統合がどのような経緯と紆余曲折をたどって最終決定されたのかは窺い知ることができませんが、数年後に振り返ってみた時に「あの決定で間違いなかった!」と胸を張って言えるようであってほしい…ささやかながらそう思います。

系列チームの吸収合併というと、東芝府中→東芝や日通名古屋→日本通運などを思い出しますね。いずれも分家が本家に吸収される形でしたが、中にはその逆で本家が消えて分家が生き残る(住友金属と住友金属鹿島)ケースもありましたっけ。

統合による新チームの監督には、吸収される側の長崎・後藤隆之氏が就任されるそうで。
こういうギブ&テイクというか、“1勝1敗”的な収め方はどこか日本的ですね(苦笑)。つい私、国内向けには「三井」の名前が先に来るけれども、海外向けには「SUMITOMO」の名前が先に来る、そんな某メガバンク合併のケースを思い出しておりましたわ(←この例えで合ってるのか??・苦笑)
現役時代の後藤投手は長崎の絶対的エースであり、日本選手権の優勝投手でもあり、日本代表の経験もある、まさにミスター社会人でしたよねー。今なら佐竹功年(トヨタ自動車)を彷彿させるような安定感が特に際立っていました。
一方、横浜の監督だった高安健至氏はバッテリーコーチ就任ですか。現役時代は捕手だった高安氏ですし、投手出身の後藤監督を陰から支えながら上手にリードもされるのでは?と、私の期待はふくらんでおります(笑)…また高安氏は慶應義塾大時代、高橋由伸(讀賣)から主将のバトンを受け取ったキャプテンシーの持ち主でもありますから、今回のこの人事には納得。
佐々木勉もねー、横浜行ったり長崎行ったりとまぁ忙しいことで(苦笑)。ただ、佐々木は三菱ふそう川崎時代に都市対抗優勝とチームの休部(のちに解散)という、野球選手にとっては本当に天国と地獄とも言える貴重な経験をしてきた選手ですから、彼が新チームで主将になるのは適任だと感じています。むしろ、よくぞ佐々木がこのチームにいてくれた!とすら思えるくらいですねー。

新チームの船出に期待したいです。

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