僕の中の大投手 諭

ドラフト指名者たちをレッツ・ネガティブ&ポジティブシンキング!2016

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この時期、プロ野球ではドラフト指名されて仮契約も済ましほぼプロ入りを決定した選手たちが続々と出てきて、ファンの皆様方に置かれましてはそんな贔屓球団の新人が期待できそうだ、とか、もしくはコイツは駄目だろうなど様々な感情を抱いているところではないかと思います。 でも結局のところ、どんなにドラフトまで騒がれた選手であろうと、逆に全く誰も知らない無名の選手であろうとどちらが活躍するか、どちらがよりプロの世界に足跡を残すかという未来について、今の時点ではまだ誰にもわからないということもよくよくご存じのことと思います。
だったら、この新人は期待できそうだ!と希望に胸を振らませていたのに思ったほど活躍しなかったときに備えて今から裏切られる準備をしておこうというネガティブな考え。または、この新人は期待薄だと無関心でいるけれどでもだが可能性はゼロではないというポジティブな考え…つまり自分自身が今抱いている感情と逆の考え、ある意味理性的な考えを同時に持っておくのもまた一興ではないかと思うのです。
というわけで、私がアマチュア選手時代に何度か生観戦していて、あくまで素人目線ではありますが個人的に思うところがある選手について、世間で今持ち上げられている選手であればあえて期待しないでおこう、ファンの間ですら何一つ期待されていない選手であればあえてもち上げていこうというこのブログで例年やっている、ちょっとした小噺でございます。

玉井大翔(新日鐵住金かずさマジック→北海道日本ハム8位)

玉井大翔


社会人野球の強豪・新日鐵住金かずさマジックで2年間鍛えて、体重が10kgアップの身長178cm 78kg。それによりスピードも2kmアップの最速147kmと素晴らしい成長を遂げ、見事プロドラフト指名を果たした玉井大翔
…え?成長しても大したことないんじゃね?ですって!?
…う~ん、まぁそうですよね、彼の上背やスピードといったスペックはアマレベルでは十分でも、NPBレベルでみると“平凡”の一言に尽きます。 また、右投げでとくに変則投げではなく、持ち球は結構多彩であるが魔球と呼べるほどの必殺の球種があるわけでもなく、制球力はある方ですが、油断していると思いっきり乱れるマウンドもあり、絶対的なコントロールを誇るというほどでもありません。 ドラフト上位指名ではないので身分不相応の指名だ!とまでは言いませんが、それでもこの順位でも他に指名できた投手で、もっとカタログスペックが高い投手やもっとユニークな投手の選択肢はあり、彼が地元北海道出身選手だから指名されたのでは?と指摘されても、まーそういう面も否めないですよねぇ~と私としては苦笑いするしかないです。 彼にはとくに期待しないでおきましょう …と、一言で片付けたいところなのですが、実はこの玉井という投手、これまで彼が歩んできた履歴を見る限り、ただの平凡な右投手では片付けられない“何か”がある選手なのです。
玉井は旭川実業高校時代に成瀬功亮(現讀賣)、東京農業大学北海道オホーツク時代に風張蓮(現東京ヤクルト)、新日鐵住金かずさマジック時代は加藤貴之(現北海道日本ハム)とチームメイト。 彼は高校・大学・社会人通して常に、同い年選手に自分よりポテンシャルが高く周囲からも圧倒的な期待を受けている投手と同居し続ける野球人生で、どの段階においてもそんな同期の陰に隠れることこそあれチームの絶対エースという存在になったことがほとんどありません。 通常プロ野球の世界はあらゆるチームにおいて“エースで四番”キャラだった選手たちが集まって構成されており、世間的に“ハングリーさ”をウリにしている(されている)NPB選手にしてもその実、高校か大学か社会人か、プロ入り前のどこかの段階で必ずチームナンバーワンのエリートプレーヤーとして誰からも認められていた時期があることがほとんどで、そういう雑草魂とやらは大抵マスコミが作った虚像にすぎません。 ですが、そういった世界に入る選手として玉井の野球履歴は少数派の部類。
そして彼の異質さを際立たせているのがその実績で、高校時代は残念ながら大きく目立つほどの成績は上げられなかったものの、大学時代は入学直後の1年生春季シーズンでいきなり開幕投手の座を勝ち取り、しかもその試合でノーヒッターを記録する偉業をやってのけ、当時大学で切磋琢磨していた風張が4年生の最後まで伸び悩みの感があったのに対し玉井は1年から4年まで安定して大学の主戦投手を(しかも実際のチーム勝利の貢献度は彼の方が常に大きかったのに、マスコミは常に風張ばかり注目するという理不尽に晒されながら)張り続けました。 社会人に入ると、ちょうど同い年でありながら既にチームのエースだった加藤が不調で苦しんでいた隙を突くかのごとく活躍し、加藤より彼が実質投手陣の柱でありチームの危機を救う活躍をみせつつ、自身のレベルアップも着実に果たしてプロ入りにつなげました。 つまり、大学‐社会人と世間から注目を集める選手に負けることなく、いえむしろ注目選手以上の活躍を見せてきたのです。
ですが彼は最初に述べた通り、ポテンシャル面で大きなものがなかなか見え難い投手です。 そんな彼の活躍の秘訣は何だろうかと過去の報道を探ってみたところ、ヒントになるかもしれない要素が彼が東農大北海道時代の報道記事の中にありました。それの一部を抜粋引用すると

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この記事へのコメントコメント一覧

ドラフト指名者たちをレッツ・ネガティブ&ポジティブシンキング!2016

takanoさん

コメントありがとうございます!

東芝時代の新垣と比べてしまうと大抵の社会人投手は劣りますから…玉井や池田に限らず、例えばNTT東日本時代の井納翔一も劣りますしね。それぐらい社会人時代の新垣は凄かったわけですが、だからといってプロで新垣は井納より活躍しているか?といったら全然そんなことは無いわけで、プロに入った以上は社会人時代の実績は別。玉井も池田もプロでの伸びしろに期待したいです!
…といいながら、正直この二人はどうかな?とも思っていますが(爆)。
二人とも大学時代から何年間も見ていると悪いところの方が記憶に残ってしまって…とくに玉井など本文では私一生懸命持ち上げていますけれど、そういいながら実のところ一軍でちょっとでも活躍出来ればもうけもの程度に思っとります(苦笑)。

あと、大山らの補強ポイントと一致しないというご指摘ですが、補強ポイントと一致すれば良いか?というと必ずしもそれが正しいとは限らないのがドラフトの妙でして…

大昔の話で申しわけないのですが、1984年シーズンに大洋ホエールズは長年の看板投手だった平松政次が1勝10敗と非常に苦しんでこの年限りで引退。また同じく長年看板ショートとして活躍していた山下大輔はまだこの年こそ健在でしたがそろそろ晩年も見えてきた頃であり、先発投手と遊撃手が補強ポイントの状況にありました。
そしてこの年の大洋のドラフトは、1位3球団競合の末にくじを見事引き当ててこの年ナンバーワン大学投手と言われていた竹田光訓(今年のドラフトにおける柳裕也のような投手と思っていただければ)を1位指名し、2位に社会人の強肩大型内野手・日野善朗(こちらは大山悠輔と一昨年ドラフトの倉本寿彦を足して二で割ったたようなイメージの選手ですかね)を指名と、綺麗に補強ポイントを埋める見事なドラフトを行ったんですよ。ですが結果はこの二名とも全く大成せず…

もちろん運もあるからこれだけの話でどうこう言えることではないのですが、今現在の球団補強ポイントにこだわるのが正しいドラフトか?というと、必ずしもそうとは言い切れないと私は思っています。
補強ポイントから少々ずれていても水野や大山を欲しい選手だと思って指名したのなら、それはそれでいいんじゃないかと。
例え現レギュラーとタイプが重複していても、そのレギュラーが突然怪我とか不調とかに陥るのがプロ野球という世界ですから、チャンスだってないわけではないですしね。

ドラフト指名者たちをレッツ・ネガティブ&ポジティブシンキング!2016

コメント失礼します。この4人は個性的というか悪い選手では無い。という評価です。まぁ悪い選手何ていうのは居ないんですが、欠点が見当たらないという評価ですね。ですが反対にあまりこれ!といった長所も感じないかな。と捉えてしまいます。後はチームの補強ポイントと合致しているかどうかも少し疑問に感じます。

まず玉井ですがアマでは好投手に部類するのですがプロに入ると・・・・。といった印象を持ちます。日ハムに入ったらまずはビハインドの登板で結果を残し先発を任せられるようになるか。といったところでしょう。チーム内では似たようなタイプは立田や新垣といった選手との競争になると思います。ただアマチュア時代の評価で言えば東芝時代の新垣よりも自分の中では下なので若さで乗り越えて行って欲しいです。

池田は日本選手権では優勝しましたが制球面で少し不安を感じます。同じヤマハから指名された竹下がプロでは制球面で苦労しているのを見ると池田も制球面でプロで少し苦労してしまうのかなといった印象を受けます。球が高いのも気になります。プロでは中継ぎになりそうですが四球や一発というのに気をつけてほしいですが適応力はありそうなのでそこは期待したいですね。

水野は自分がファンのDeNAが2位という順位で指名しました。ですが2位という順位が果たして適正順位なのか?と言われたら疑問を呈したいです。3位4位なら良かったと思うのですが。そして8位で進藤を指名していますし加賀や藤岡も居ます。サイドスローの投手は左打者に打たれやすいという印象がありますが水野もいくら落ちる球があるとはいえそこが不安です。中継ぎか先発か悩みどころですがサイドスロー4人で全員右というのは偏りすぎですし貴重な上位の2位を使ってまで指名すべき存在だったのか?タイプとしてはストレートも良いですが変化球が左右横に面白い変化をする変化球投手という印象です。ストレートが更に球速うpし、変化球の制球が上がると秋吉になれる投手という感じですね。

大山は1位レベルか?と言われたら残念ながら1位レベルでは無いでしょう。それに阪神の補強ポイントか?と言われた時完全には一致しないでしょう。守備面でも二遊間は守れないでしょう。サード守備も下手では無いですが上手くはありません。ですが打撃能力は広角に打てますし選球眼も良いです。内野を守れるといった点でも貴重です。今年のドラフト野手で即戦力度ならナンバー1といった評価です。悪く無い指名だと思います。将来的には5番や6番で勝負強い中距離打者を期待したいですね。

ドラフト指名者たちをレッツ・ネガティブ&ポジティブシンキング!2016

nobさん

いつもどうもです!

玉井は期待して観に行くと炎上するんですよ、大学時代も確かそんなことありました。その割に本人はプロを非常に意識していたようで、彼のその自信は一体どこからくるのか(爆)。
それでもファイターズは8位とはいえ取りに来たので、何か良いものがあったと信じたいところです。

池田も専修大なんですよね…ロマンと不安しかない専修大枠(笑)。
池田、ツボにはまれば凄いんですよね、ツボにはまれば。そしてこの言葉がまんま森山にも当てはまるという、専大選手の業の深さというか…

水野についてはやっぱり順位縛りあったんですね。だったらもう社会人行っちゃえよ(暴)と思わなくもなかったですが、それをした以上は即戦力出ないと周囲は納得しないですね。サイドの実績がある横浜の即席の育成力に期待です。

千隼だって絶対当たりという保証はないのだから、大山の1位だって別に問題無いですよねぇ(苦笑)。
そして黒木は実はこの記事で上げようとしていた候補だったんですよ(笑)。それほど何度も見ておらず、そんなに知っているわけでもないのでやめたんですけれど、私も大山より苦しいんじゃないか?という悪い予感はあるんですよ…

ドラフト指名者たちをレッツ・ネガティブ&ポジティブシンキング!2016

mikannomukanさん

いつもどうもです!

早いですねぇ、もうこの季節ですよ。自分が年齢重ねるごとにホント1年たつのが速くて正直怖いですわ。

玉井は私も社会人の名投手コースだと思っていたのですがまさかのプロ指名された上に、本人もそれを当然と思っている感が(笑)。でもそれぐらい強気で自分に自信があるぐらいがプロではちょうどいいので、面白いんじゃないかな?と思った次第です。

池田は大学が東都、社会人では仰る通り屈指の激戦区東海地区で投げ抜いたとアマでの経験だけは豊富ですから、プロでも周囲の雑音には惑わされず大事な要素だけ取捨選択ができる選手だと思うので、社会人での活躍とプロに入れたというだけで満足せずに更に上を目指してほしいところですね。

水野についてはなるほど、もう少し変化球を磨くことが必要ですか。それは確かにありますね。
神宮大会の水野は不調のようだったのでプロではまた違った姿を見せてくれるかもしれませんが、ただ即戦力か?というと必ずしもそうじゃないんじゃないかという気はしますね。

話変わりますけれど櫻井は、ある意味即戦力と期待したから今年は苦しいシーズンに見えただけで、彼もじっくり育ててから出てくる素材とみれば…来年といわず再来年ぐらいに出てくる投手だと思えば今季もそんなに悪くはなかったと私は勝手に思っていたのですが、そういえば彼もドラ指名時はヤイのヤイの言われた口でしたね…だからこそ即戦力でなければ辛く見られてしまったわけですか。

そういう意味で大山、確かに6番当たりで渋い打撃を見せられれば個人的には充分合格かと思いますが、それだけでは納得してくれない人が多そうですよねぇ…(苦笑)。彼は相当ハードルを高くされそうで、そこは可哀そうですよね。

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ちなみに好きなヒロインはマクロスFのシェリル・ノーム(Fつながり?)

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