僕の中の大投手 諭

2016年ドラフトの展開を勝手に妄想

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すこぶるどうでもいい話なので、軽く読み飛ばしていただければ幸いですが。
世の中、仮想ドラフト会議と呼ばれるものがあるらしいです。 ワタクシ、何分古い人間でして世間の時流にもとんと疎いものですからその仮想ドラフト会議とやらが正直どんなものかよくわかりませんが、プロ野球のドラフト会議ファンである私としては、ちょうど今年2016年ドラフトは注目の選手が多く後に歴史に残るドラフト年になる可能性も否定できないだけに、“ドラフト”と聞くだけで気になってしまいましてね。
“仮想”って言葉は、事実ではないことを仮にそう考えることの意味です。まぁ妄想…もとい想像ですな。 つまり仮想ドラフト会議とはドラフトを勝手に妄想もとい想像することとでも言えばいいんでしょうか、世の中のドラフトファンの方々はそれをみんなで集まってみんなで妄想もとい想像しているわけですか。テーブルトークRPGのドラフト会議版?昭和脳のワタクシにはそこまでぐらいしか理解が及びません。
まぁ、でも妄想ぐらいなら何とかひとりでもできるかな? 田舎育ちで、当時はRPGを知っている友達もいなかったため、一人でもできるT&Tのゲームブックぐらいでしかプレイできなかったワタクシ。本当は、たくさんの人と集まってワイワイガヤガヤしながら、D&Dとかロードス島戦記とかメジャーなゲームをプレイしたかったのに出来なかった苦い青春でも思い出しながら、2016年ドラフトの展開を勝手に妄想してみました。

「日本野球機構主催2016年度新人選手選択会議、プロ野球ドラフト会議も開始まもなくです。実況は私、新舘伊知郎が務めさせていただきます。そして解説役はこちら」 「どうも、解説の谷本小鉄です。というかこの流れはドラフトというよりワールド○ロレスリングじゃないですか?」 新:「まあまあ細かいことは気にせずに。さて今年のプロ野球ドラフト会議ですが、注目はなんと言っても10年に一度の逸材と評判の大型投手、創価大の田中正義には何球団の入札が入るのか?これまでの1位指名8球団競合の記録を果たして破れるのでしょうか?そして田中に匹敵する候補として寺島成輝藤平尚真高橋昂也今井達也の高校四天王たちの行方は?社会人ナンバーワンの山岡泰輔も忘れてはいけません。…ところで谷本さん、今回のドラフトにはある趣向がありまして、突然ですが谷本さんはドラフト会議の司会といえばどなたを思い浮かべますか?」 谷:「そりゃあ、パンチョ伊東こと伊東一雄さんでしょう。あの独特の声からの名調子。あれを聞いてあぁドラフト会議が行われていると長年実感したものです。亡くなられてずいぶんたちますが、未だに惜しい方を亡くしたという気持ちがおさまりませんよ。」 新:「そうでしょうとも、そうでしょうとも!そんな想いの方は大勢おられるでしょうとも!そこで今回のドラフトは特別イベントといたしまして、その伝説のパンチョ伊東さんに復活の司会をしていただくというものなんですよ。」 谷:「はぁ?」 新:「説明しましょう、今このドラフト会場にははるばる青森県は恐山よりイタコの梅田広子さんにお越しいただいております!彼女の口寄せの技を使ってあの世からパンチョさんを呼び戻していただき、そしてパンチョさんに司会を務めていただくとそういうことです。どうです?逸材が集まった今年の豊作ドラフトを飾るのに相応しい趣向だとは思いませんか?」 谷:「なるほど、今年のドラフトはその梅田さんが司会なわけですね。」

新:「…予定時間より開始時刻が遅れましたが、さぁ!始まりました、2016年度プロ野球ドラフト会議。」 谷:「司会の準備というか儀式が長引いたせいなんですがね。」 新:「まあまあ。さて2016年プロ野球ドラフト会議最初の指名球団であるオリックスの指名は…履正社高校の寺島成輝!」 谷:「ほぉ、そう来ましたか。地元関西の選手ということもあるでしょうけれど、この球団は古く昭和の阪急ブレーブス時代より社会人選手の指名を得意とする伝統があるのですが、ここ10~20年ばかりのパ・リーグは有力高校生を1位指名で入団させて即実戦投入して結果を残している球団が多いですから、それに対抗しようと同じ高校生指名に至ったのかもしれません。高校生離れした安定した制球の真っ直ぐやメンタルを持つ寺島であれば即実戦投入も十分可能なレベルの高校生選手ですから。」 新:「なるほど、同リーグのライバルたちを意識したわけですか。」
新:「続きまして次の指名球団中日の指名は…おおっと!?ここも履正社高校の寺島成輝、寺島2球団競合です!…おや?寺島の名が会場に響き渡った直後から、中日の落合GMがものすご~く不機嫌そうな顔をしているように見えますが?」 谷:「落合GMは高校生指名を敬遠し大社指名を好みますが、それが出来なかったからじゃないですか?大社指名を好むのも合理的な判断ではありますが。何せ、高校選手はプロの眼をもってしても将来どのような選手になるか見え難いのに対し、大社選手ならどんな選手でチームにどのような貢献をしてくれるかという計算が立ちやすく的確な選手補強がしやすいですからね。ただ手堅い選手補強をするだけではライバルと互角には戦えても上へ行くことはできない、上に行くためには例えギャンブルであっても成長に爆発力があって予想以上の伸びを見せる可能性もある高校選手の補強が必要なんですよ。球団内全体でのそういう判断から高校生寺島指名となったんじゃないでしょうか?また、今年をもってGM契約が切れると言われている落合氏の発言力が下がっている現れでもあるでしょうね、中日的には悪くない指名だと私は思います。」 新:「ほぉほぉ、球団内の事情も色々絡んでくるわけですね。」
新:「それでは次ですね、東北楽天の指名は…東京ガスの山岡泰輔!」 谷:「んん?山岡ですか??チームはここ数年低迷が続き即戦力投手が欲しいということでしょうか。山岡は大学投手より若いながらも社会人野球の第一線でベテランの如くゲームメイクが出来る稀有な先発投手ですから、即戦力度だけならば話題の田中や高校四天王すら上回る人材とも言えるので、球団創設以来二桁勝利経験投手の輩出数が少なく、安定した先発投手陣の構築が悲願であるこの球団にとって山岡指名自体は悪くないと思いますが…でもこの球団が山岡を狙っているという話はあまり聞いたことなかったなぁ。学生の上位指名を好むこの球団の今までの傾向とも違うような気がするし、正直よくわかりませんねぇ。」 新:「楽天テーブルは全員してやったりといった感じの満面の笑みですが。それと何かどこか他球団のテーブルを見ながら笑みを浮かべているようにもみえますが私の気のせいでしょうか?」
新:「続く球団東京ヤクルトの指名は…おぉっと!?履正社高校の寺島成輝!寺島早くも3球団競合です!!」 谷:「ここも寺島ですか。慢性的な左腕不足にあえいでいるこの球団にとっても良い指名ですが、ここは高校野手の育成に実績あるものの高校投手の育成では苦しむことが多いですから…なまじ寺島はU-18国際大会で野手として出場するほどバッティングにも長けているだけに、仮にスワローズに入団したらいつのまにか野手ということだってあり得ますよ。」 新:「おっと谷本さん辛口ですね~。まぁ確かにこの球団はドラフト目玉の高校サウスポーを野手にした前科がありますからねぇ。」
新:「さて次の球団西武ライオンズの指名は…横浜高校の藤平尚真!高校四天王で寺島に続いた指名は藤平でした。」 谷:「というか新舘さん、よく名前聞き取れますね。あの梅田さんでしたっけ?司会のなまりが強すぎて私は全く聞き取れないんですが。」 新:「な~にを言っているんですか谷本さん!パンチョさんはあの世から復活したばかりですよ?声が全盛期より多少落ちるのは仕方ないじゃないですか!」 谷:「(こいつ本気で言っているのか?)…まぁそんなことより藤平ですか。この球団はなんといっても藤平の横浜高校の先輩でもある涌井秀章という成功モデルがいましたから。プロも正直なところドラフト候補選手達がプロで成功するのかどうか100%の確証があるわけではありませんが、涌井というこの球団でかつてエースを張った投手と同じ高校で指導を受けてきて、実際に投手タイプもいくらか似ている藤平ならば高い確率で良い成長曲線を描いてくれるだろうと、安心して指名できるのでしょう。」 新:「確かに、具体的な成功例があると指名にも勇気が出やすいでしょうね。」
新:「続きまして次の指名球団阪神の指名は…なっなんとぉ~っ!?履正社高校の寺島成輝!寺島4球団競合だ!!」 谷:「ここも地元選手になりますしね。何より寺島は投球フォームの面において非常に高校生離れした完成度を誇っているのが魅力です。よく誤解されるのですがプロ野球球団は下手な選手は育てられない組織なんですよ、ある一定以上の完成度がある選手しか扱えない世界なんですね。ただ貴重な高校生左腕だから、という理由で安易にドラフト指名された選手の多くがプロで失敗するのもその完成度に目をつぶってしまった結果なのですが、完成度が自慢の寺島に関してその心配は無用ですから。ただ、このチームは高校左腕が入るたびに江夏2世、江夏の再来…などと騒ぎたてては、例え一定以上の完成度があった人材でさえも潰してきましたから、球団はもちろん、マスコミやファンにもそこだけは注意してもらいたいですね。」 新:「おぉーっ、また辛口ですねぇ~谷本さん。」

新:「さて、ここで1巡目指名は折り返し地点です。ここまでで寺島既に驚きの4球団競合!これはどこまで伸びるんでしょうか?そしてそれよりもっと驚きなのが田中正義の名前がいまだゼロ。ドラフトナンバーワンの指名がここまで無いとは一体誰が予想できたでしょうか!?いやぁ、これは全く先が読めないドラフトになってきましたよ谷本さん!谷本さんはここまでの展開で何に一番驚かれましたか?」 谷:「パンチョさんの津軽弁がキツイことですかね。」

新:「さあ、ドラフト1巡目指名の後半戦開始です。後半スタートの千葉ロッテ指名は…桜美林大の佐々木千隼!田中より先の大学生指名が発生です!」 谷:「佐々木は昨年まででも充分いい投手だったのですが、どちらかというとストレートとスライダー中心のオーソドックスなピッチャーでした。ですが今年に入ってシンカー系など効果的な球種を増やして投球に幅が出来てきましたね。昨年までなら2位ぐらいか?という感じでしたが、今年は大学リーグでも難攻不落を誇っていますし、文句なしの1位ランク選手に成長してきましたよ。」 新:「ははぁ、ということは田中より先に大学生指名一番乗りを果たしてもなんらおかしいことではない、というほどの選手ということですか。」
新:「続きまして、今季大躍進!球団悲願の初CS出場を果たし勢いに乗る横浜の指名は…横浜高校の藤平尚真!藤平も競合です!」 谷:「現在このチームにおける投手陣の主軸には大社出身が多数派。ここで高卒かつまだまだ真っ直ぐに伸びしろがあって将来パワーエースが大いに期待できる藤平を獲得し、投手陣やチーム構成全体のバランスをとろうという考えが伺えますね。」 新:「なるほど、横浜高校だから指名したわけじゃないんですね。おや?何やらラミレス監督がいつもの寒いギャグではなさそうな親指を立てる仕草を…何でしょうね?」 谷:「さぁ、ラミレス監督の意図は分かりませんが、あなたの口が悪いのは分かります。」
新:「さて続く指名は福岡ソフトバンク。指名選手は…履正社高校の寺島成輝!寺島とうとう5球団競合です!!」 谷:「この球団は12球団随一の選手層を誇りますから、例え競争率が激しい選手でも余裕を持って指名出来るのが強みですよ。極端な話、ここでくじを外してひとりかふたりぐらい目当ての選手を取れなくとも他球団であればダメージなところ、この球団は膨大な資金力とマイナー層の力で何とか補填できちゃいますから。自身の強みを生かした良い指名だと思いますね。」 新:「谷本さん!辛口トークでもさすがにそれは言いすぎですよ!?」 谷:「はて?私何か、ホークスに対して気に障るようなこと言いましたか?」 新:「言ったじゃないですか!ホークスには膨大な資金力とマイナー層が、と。つまり、毎年大量の選手を金の力で獲得してはその選手のほとんどを塩漬けして彼らには実力が無かったとの大義名分を振りかざして一軍で活躍する夢を奪い野球選手の供給を世界中から期待できる環境のMLB&米球界でやるのならともかく少子化と野球離れが進むこの日本球界において球界全体の悪影響顧みず貴重な選手資源の無駄遣いを続けて作り上げたマイナー層が、と!そして正常な鷹ファンの方々ならばホークスの経営が批判されたところでまぁ世の中色々な考えがあるよねとたいして気にも留めないところを、自分のリアル人生が負け犬であることをごまかすためだけに強いホークスを応援してホークスが勝利すれば自分がさも勝ち組になったような気分に酔いホークスの球団経営こそ最高!真実!欠点などどこにもない!他球団は残らずホークスを手本とすべき!!とヒステリックなまでにホークスを神格化しないと自身の精神の安定が保てない一部の鷹ファン…ホークスのマイナー層への批判は自分がリアル負け犬と暴露されたとばかりに過敏に反応し批判相手へ徹底的に反撃しなければ自身の崩壊につながってしまう一部の神経質すぎる鷹ファンの逆鱗に触れる問題発言ですよ!刺されますよ!?」 谷:「いや、刺されるのアンタだろ。」
新:「さぁ~ドラフト1位指名も佳境に入ってまいりました。続く球団は、讀賣おやおや今年はドラフト制度に噛みつかないのですか?ジャイアンツの指名は…桜美林大の佐々木千隼!なんとこちらも競合です!…おや?なにやら讀賣テーブルの高橋監督がすごく苦しそうな表情浮かべていますが?」 谷:「(マジでコイツ口悪いな…)近年の讀賣は競合を避けて1位指名者1本釣り戦略が基本です。今年のドラフトで競合にならなそうな選手の中で一番の実力者、それも常勝を毎シーズン期待されているこの球団的には即戦力度の高さも必須なため、そうなると今年のドラフト候補たちの中では佐々木に落ち着きます。彼の指名自体は予定どおりであり、先発ローテを担える選手を望む球団のニーズにも合った良い指名だと思います。但しあくまで“1本釣りで”が大前提なので、その目論見が外されてしまうとただ計画が狂っただけでなく、だったら競合覚悟で別の選択肢を取った方がよかったという後悔の気持ちまでも出てきてしまうんですよね。高橋監督の苦悶の表情は讀賣球団全体の本音そのものじゃないでしょうか?」 新:「なるほど…千葉ロッテ側のテーブルから「えぇーっ!?なにウチらのマネしてるわけ?勘弁してよ~」とでも言いたげなJKのごとき表情を向けられているのも讀賣側のストレスにブーストかけていますねぇ~」 谷:「オッサン並んでいるだけのテーブル見て、よく“JK”がイメージできますね。」
新:「さて、パ・リーグ球団最後の1位指名は球史に残る大逆転リーグ優勝を飾った日本ハム。指名は…横浜高校の藤平尚真!藤平、3球団競合になりました!!」 谷:「う~ん、ドラフトナンバーワン候補を取りに行くと常日頃宣言している日ハムこそは田中で来ると思っていたのですが。この球団が田中ではなく寺島や今井達也もあり得るかも?という情報ならばありましたが藤平とは…高校生右腕の育成実績も高いこの球団にとって悪い指名では無いと思いますが、今年のドラフトはよくわからない1位指名が多いです。」 新:「この球団はもっともらしいこといいながら、実はただ他人を驚かせたいだけじゃないのか?的なおかしなことばかり企んでいますから、ここのやることがよくわからないのは仕方ないかと。…おやぁ?日ハムテーブルの人間が揃って親指を立ててGood、サムズアップの仕草でしょうか…いっいえ、日ハムだけではありません。先程横浜のラミレス監督も親指立てていましたがそれは日ハムと…そ、それだけではなく西武テーブルの人間もすべて親指を立てて…3球団のテーブルが互いに合図をかわしております!?」 谷:「全くわけが分かりませんね。」 新:「この3球団は全て横浜高の藤平指名の球団… …た、谷本さん、私わかりました、全て…彼らの行動の意味が分かりましたよ!これは1998年ドラフトの再現です!!藤平の母校、横浜高校のレジェンド松坂大輔は1998年ドラフト西武、横浜、日ハム3球団1位競合!これは野球史に残る伝説の一場面の再現アングルですよ、彼らはそれを狙っていたんです!」 谷:「つまり、馬鹿が3球団いると。」
新:「さて、2016年ドラフト1巡目指名もいよいよ最後となりました。トリを務めますのは久方ぶりのリーグ優勝を達成して今季最も話題を集めたこの球団、今年もっともトレンドと言ってもいいチーム、広島カープです。注目の指名は…東京ガスの山岡泰輔!」 谷:「楽天の山岡指名は正直驚きましたが、こちらはまだわかります。彼は広島県広島市出身の地元選手でありますし、今年の優勝を一瞬の輝きに終わらせないためにも即戦力投手を指名して連覇には欠かせない投手力を徹底的に強化しよう、という意図も。そしてこの球団も伝統の1本釣りを合わせて狙ったのでしょうが、楽天に横槍を入れられてしまったと、カープ目線ではそういう気分でしょうね。」 新:「ふぅむ、楽天の山岡指名直後のしてやったりの表情は広島に向けてのものだったんですね、やっとわかりました。ペナントは好きに勝ちまくったようだがドラフトまでお前らの思い通りになるほどこの世界甘くねぇんだよ、とそういうサインだったのでしょう。」

新:「ここまでで全12球団の1位指名が終わりました。驚きの連続!寺島5球団、山岡2球団、藤平3球団、佐々木2球団と全球団単独指名無しの1位競合!そしてまさかの田中指名へ向かった球団皆無!!」 谷:「3バカはさておき、どの球団も田中に対して予想された競争率に見合った価値を見出せなかったのかもしれません。田中を避け、競争率が緩そうで価値的にも田中からさほど劣らない選手を選択した結果、その彼らでそれぞれ競合してしまった。結果的に競争率が高くなってしまったとこういうことじゃないでしょうか?」 新:「なるほどなるほど。…あ、カメラさん、創価大記者会見会場での準備できましたか?それではドラフト会場でくじ引きの準備をしている間、お茶の間の皆様には1位指名ゼロ田中正義選手の表情をご覧ください。」 谷:「アンタ性格悪いな。」

新:「う~ん、結局記者会見拒否されてしまいましたねぇ…田中選手側で何かあったんでしょうか?」 谷:「(こいつ、どこまで本気なんだ?)…どうやら会場の準備ができたようですが。」 新:「おっと、それでは気を取り直して交渉権獲得をかけて各球団のくじの模様をお伝えします。まずは今ドラフト最多となる5球団競合の寺島のくじ引きです。壇上にはオリックス、中日、阪神、ヤクルトそしてソフトバンクの各代表が上がります。そしてくじを引きました!結果は…誰も手を上げない?あ、いや失礼いたしました、かな~り小さく、そして両肩を小刻みに震わせながらよわよわしく手を上げたのは中日のくじを引いた落合GMです!寺島の交渉権は中日ドラゴンズです!…あ、あ!落合GMものすごい形相です!!充血しきった目をかっとみひらき、髪の毛は全身逆立っているかのよう。顔面の血管が浮き上がりまくり、そして噛み締めた唇から前歯で強く噛みすぎたせいでしょうか流血が…いえ、唇だけではなく内臓からも吐血でしょうか?そして当たりくじを握り締めすぎた右手からも更に流血が…ものすごい量の出血だぁ!全身小刻みにふるえつづける落合監督の足元の床を赤く、赤く染め上げております!なんという…何という光景だぁこれは!ワタクシ、くじに当たって、いえ他のあらゆる状況においてもこんな表情を見せる人間をいまだかつて見たことがありません!!」 谷:「人間ってここまで高校生を憎むことができる生き物なんですね。」

新:「…残念ながら落合GMにも、そして寺島選手サイドからもインタビューを拒否されてしまいました。」 谷:「でしょうね」 新:「気を取り直して、今度は東京ガス、山岡のくじ引きです。壇上には楽天と広島の代表が上がります。そしてくじを引きました!結果は…おぉっと、力強く右手を上げたのは楽天代表梨田監督です!楽天が山岡の指名権獲得で…えっ?梨田監督、ガハッと吐血!?一体何が…あっ、あぁ!?司会のうめ…パンチョ氏が両手を梨田監督に向けて…なんだ…なんなんだ!この両腕から発せられるダークジェダイ的な電流は!?そしてそのうめ…パンチョ氏が「おのれぇっ!一度ならず二度までも!」と叫んでいます!そしてその謎電流を浴びせられている梨田監督苦しんでいます、床に倒れ込んでもがき苦しんでいます!「…助けて、父さん…」とつぶやいています梨田監督!!」 谷:「そういや、この二球団は森雄大という因縁がありましたか。そしてアンタ二度も梅田と言いかけましたね、その梅田さんは地元東北なのに今流行りのカープ女子で、明らかにイタコとは無関係な謎の力の持ち主で、しかも梨田監督まで細かすぎて伝わらないスター・○ォーズネタと、もうどこから突っ込んでいいのやら…」

新:「…いやぁ、ドラフト会議で流血沙汰が続くとは驚きですね、谷本さん。」 谷:「それより、会場にいる関係者や一般観客に至るまで、よく何事も無かったのごとくドラフト続けられますね。そもそもあのイタコ普通に残っていますし。」 新:「(無視して)さぁ!会場では今回のドラフト3つめの1位競合、藤平尚真の交渉権をめぐるくじ引きです。壇上に西武、横浜、日ハムの3球団格代表が上がります。くじを…引きました!そしてここからレジェンドが始まるーっ!!」 谷:「そういや、わけわからん段取りしてましたっけ?こいつら。」 新:「偉大なる歴史の再現アングルですよ、谷本さん。そして当たりくじを持って右腕を高々と上げるのは勿論、松坂大輔のときと同じ西…あれ?西武代表の右腕は上がらず…何やら3代表が互いに顔を見合わせて困惑した様子ですが、アクシデントでしょうか?」 谷:「3球団が示し合わせている時点で既にアクシデントなんですが、それは」 新:「一体、壇上で何が起きているんでしょうか?日ハム代表、栗山監督の顔色が悪いようですが…そして西武と横浜の代表が何やら「指で触って印があるのは避けろって言ったよな!」などと栗山監督を責め立てているような…あっ、そういうことか!カメラさん、栗山監督の手元のくじにズームインしてください!…そうです、やはりそうです!!どうやら西武の手元に行く予定だった当たりくじが日ハム栗山監督の手元にあります!何という…何ということだーっ!普段くじ運ゼロの栗山監督、よりにもよってこのタイミングでくじ運を発揮してしまったーっ!?」 谷:「ただの打ちあわせ不足でしょ。」 新:「横浜高校の藤平尚真、平凡な3球団競合の結果、日ハムが交渉権獲得です。」

新:「…以上、藤平の交渉権を獲得した栗山監督のインタビューでした。栗山監督、眼にいっぱいの涙をためながら西武と横浜の関係者へひたすら謝罪していましたね、最後は土下座までして。」 谷:「3球団で田舎芝居の脚本を描いたことと、その目的が最高にくだらなかったことの方を謝って欲しかったですね。」 新:「あっ、会場の準備が出来たようですね、それでは最後の競合、佐々木千隼の指名権獲得をめぐって千葉ロッテと讀賣の各代表が壇上に上がっております。そしてくじを…引いた! …手を上げたのは千葉ロッテです!千葉ロッテ伊東監督がにこやかに当たりくじを掲げております!佐々木の交渉権獲得は千葉ロ…あ、あぁ!?くじを外した讀賣代表の高橋監督、激しく泣いております嗚咽しております!そしてひざから崩れ落ちて両手の拳を何度も…何度も床に叩きつけて激しく泣いております!そして転がっております!更に崩れ落ちて床に寝転がった高橋監督転がっております!高橋監督激しく泣き叫びながら左に右に身体全体を激しく転がしております!!ここまで激しい悲しみの表現をする人間が歴史上果たして何人いたことでしょうかーっ!?」 谷:「くじはくじですから…おや?伊東監督が高橋監督のもとに寄って行っていますが?」 新:「そのようですね…?伊東監督、何やら紙のようなものを高橋監督に差し出して…あ、高橋監督泣きやんでそれに気づいたようで…身体を起こして紙を受け取り、紙と伊東監督の顔を何度も何度も交互に見ています。不思議そうな表情をしながら…おおーっと!カメラさんとりましたか!?伊東監督が差し出した紙はなんと佐々木の当たりくじだーーーっ!まさか…まさかの出来事です!状況を把握した高橋監督、ひざまずいたまま差し出された紙を右手に取りじっと見つめながら、信じられないと左手で口をおさえています。それを見つめる伊東監督やさしい、やさしい、本当にやさしい表情をしております!!」 谷:「いやルール的にダメでしょ。」 新:「あぁ高橋監督再び涙。ですがこれは悲しみの涙ではない!うれしさと伊東監督のやさしさに対する感謝の涙だぁ!そして伊東監督、さらにやさしげに高橋監督の肩を抱いて静かに立ち上がらせ、そして高橋監督の当たりくじを握った右手を高々と上げさせたーっ!ここにきて更なるやさしさの連続攻撃―っ!泣いています。高橋監督だけではありません、会場の全員が感動に打ち震えて泣いています!観客の女性の中にはハンカチで顔を覆う方まで!そして、そして会場の全員が立ち上がり、拍手です拍手です!伊東監督と高橋監督に向けて惜しみない拍手が送られましたーっ!会場にもサライのBGMが流れます、高橋監督と伊東監督、そして会場の全員でサライの大合唱だぁーっ。なんという…なんというやさしく、暖かく、そして愛に包まれた感動の空間でしょうか?ワタクシ、ドラフト会議でここまで感動した記憶は過去にございません!!」 谷:「この茶番いつまで続くんですか?」

新:「…というわけで佐々木千隼の交渉権を獲得したのは讀賣でした。」 谷:「というか、あれだけ泣きじゃくった高橋監督も、馬鹿みたく盛り上がった観客も、大出血していた面々も、怖いぐらいに真顔に戻って怖いぐらい背筋を伸ばして綺麗に着席しているんですが。私、この空間にいる全ての人間に対して恐怖すら感じてきましたわ。」 新:「まぁ、ドラフト会議はスリルある空間ですからね。」 谷:「そういうスリルでは絶対ない。」
新:「さぁ!これで寺島は中日、山岡は楽天、藤平は日ハム、佐々木は讀賣が見事交渉権を獲得しました。」 谷:「1球団ほどくじを外しているのが交渉権獲得していますが。」 新:「そして、これから交渉権を得られなかった8球団が再度、1位指名選手の選択に入るところです。ところで谷本さん。あくまで、あくまで仮の話ですよ?仮の話ですけれど、この外れ1位でも田中正義の名前が一度も読み上げられなかったとしたら…彼、一体どんな表情するんでしょうね?」 谷:「うれしそうな顔して聞くなよそんなこと、アンタ本当に人としてどうよ!?」 新:「世間が知りたがる情報をお送りするのがジャーナリズムですから(キリッ)」 谷:「一点の曇りもない眼で言い切りおったわ。」
新:「あ、各球団選択が終わったようです。それでは各球団注目の外れ1位指名は一体誰になるのか、うめ…パンチョ伊東氏が読み上げるその名はーっ!?…オリックス、田中正義!ヤクルト、田中正義!西武、田中正義!阪神、田中正義!ロッテ、田中正義!横浜、田中正義!ソフトバンク、田中正義!広島、田中正義ーっ!やりました2016年ドラフトナンバーワンプレーヤー田中正義、外れ1位8球団競合の偉業達成です!!」 谷:「あぁ外れ1位競合としてはドラフト新記録ですね、確かに。」

…ふぅ、1位指名を軽く流しただけで私、もう疲れましたわ。 世間で仮想ドラフトをやっている方々はこういうことを育成枠まで含めた最後の順位までやっているんでしょうね。すごいなぁ、とても真似なんかできません。 私ごときは、まだまだドラフトファンとして未熟であることを痛感させられました。

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2016年ドラフトの展開を勝手に妄想

フリッカーさん

いつもどうもです!

大関逆二氏は青学大の“東都の不沈艦”高市俊をプロでも成功する!と太鼓判押した人物ですからボクは一生信用しません!!
…といいながら、適当な仕事をせずに大学や社会人野球の試合を実際の球場まできちんと見に来ている点は偉いと思っています。私も時々、氏を球場で見掛けるぐらいですから、相当アマ野球観ているんだろうなと思いますね。

田中正義の入札なしはあくまで可能性のひとつですが、2013年吉田一将の単独指名は驚きましたよね。まぁ今のところプロではその評価通り、そこそこの活躍度なのがまた物哀しいところですが。
それでもまだ一軍戦力として頑張っている吉田に対し巽真吾に至っては単独1位の期待度ですら到達していないですし…

ファイターズ1位を藤平にしたのは松坂再現アングルネタのためだけでホント意味は無いはず…ですが…もしかして俺の深層心理なんすかねぇ?

2016年ドラフトの展開を勝手に妄想

またまた、とんでもない記事を上げられましたねぇ。いくら妄想(←もとい)仮想ドラフトとは言うものの…(困惑)
片っ端から各球団に深ーいダメージを負わせまくった挙句、結局誰も得をしていないという今回のシナリオに、何とも言えない悲哀を感じてしまいます(←私の感覚もちょっとおかしくなってる??)

新舘伊知郎氏と谷本小鉄氏の登場には、思わず私も大爆笑でしたわ(笑)
いやぁ…そりゃあソフトバンク寺島指名の時の、あの句読点が極端すぎるほど少ない大長文を息継ぎせずに早口で一気にまくしたてる滑舌、あれは古舘(←もとい)新舘氏でなければあり得ない流暢さ、ですよね~。
さてさて、その一方で今回はドラフトの専門家・大関逆二氏(←誰やねん)の出番はなかったんですかね?(苦笑)

ドラフト1位指名確実!複数球団によるくじ競合も濃厚!!…だとか言っておきながら、実際にふたを開けてみると全然違ってた、というケースもこれまでにはありましたから、「田中正義(創価大)に入札なしなんて非現実的!」だとは100%言い切れないんですよね。
例えば、社会人ナンバーワン投手の呼び声が高かった吉田一将(JR東日本)はオリックスの単独指名でしたし、同じくドラフト前夜のスポーツニュースで競合確実!と言われていた巽真悟(近畿大)に至ってはまさかの入札なし、でしたし…。
ここがドラフトの、残酷で怖いところです。

で、今回のまとめ(?)として、フムフムさんは藤平尚真(横浜高)をドラフト1位でファイターズに獲得してもらいたいと深層心理で願っていらっしゃる…そういう理解でよろしいでしょうか?

2016年ドラフトの展開を勝手に妄想

miyoshi262さん

いつもコメントありがとうございます!

ドラフト予想はドラフト直前のファイターズスカウト会議があってからやろうかな?と思っています。

毎年、直前のスカウト会議で結構重要な情報をポロっと漏らすことがあるので、それを加味した予想をしようかということですね。

「2016年ドラフトの展開を勝手に妄想」へのコメント

お久しぶりです。

特に捻りのない◯◯、略してトクヒネ待っています。

巷では「あれがないと死んでしまう」とか「一度はじめたら止められない」麻薬だ!」という声が、、、、

お待ちしてます、モルヒネ。

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ブロガープロフィール

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ブログの目的は第一に自分の備忘録なのでアマ野球観戦の記録が主になりますが、一応ドラフト会議や北海道日本ハムファイターズ中心にプロの記事もあげます。

心に残ったヒロインは飯山プロ初本塁打時の「打ったら走るのが基本ですから」
ちなみに好きなヒロインはマクロスFのシェリル・ノーム(Fつながり?)

でも一番美人なのはアルト姫(笑)
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(11月15日現在)

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