2008年07月21日

2008 Jリーグ 第18節レビュー ジェフユナイテッド千葉戦(A) 「フクアリ劇場、再び」 Vol.2

Vol.1からの続きです。

3.充実の最終ライン

G大阪の最終ラインの充実度は、試合をする度に上がっているように思える。

千葉に攻め込まれた前半も、カウンター対策が必要だった後半も、山口、中澤、加地で形成する最終ラインの守備の安定感は、この試合でも素晴らしかった。

もちろん、安田の守備力に不安があるのは、変わらないがそれ以外のメンツと明神で形成する守備は、高さも読みもスピードもカバーリングも良かったと思う。

山口は安田のサイドのケアも行いながらプレーしているが、彼がそのCBとしての役割も果たしながら、安田のケアまで行えるのは、中澤との連携も習熟してきているのもあるし、中澤自身のカバーリング能力がよくなっているからでもある。

彼は最近、最終ラインの中で、カバーリングを担うような位置取りをしている事が多いし、3バックに移行した際も、真ん中は山口ではなく中澤なのだ。
彼の成長振りには目を見張るものがある。

また、加地の守備力も見逃せない。
守備時のポジショニングもよく、万が一、CBが裏を取られても、彼のスピードなら追いついてしまえる。
この千葉戦でも、苔口の突破を阻止したカバーは素晴らしかった。
苔口も試合後に「まさか加地さんが来るとは思わなかった」と言うくらい完璧な突破だったのだ。

もちろん、中澤にはフィード力をもっと伸ばしてほしいし、加地には攻撃における貢献度ももう少し上げて欲しい。

中澤のフィード力が上がれば、G大阪のサイド攻撃や山崎、ルーカスの裏への飛び出しも活性化するはずだ。
山口の程の精度は難しいのかもしれないが、その努力はがんばって欲しいと思う。

加地は、遠藤がいない事でタメがなくなった一番の被害者とも言える。
安田と違い、彼自身で独力の突破を図るタイプのSBではなく、使われるタイプだ。
その影響から彼の攻撃参加が好くないのは、しょうがないが、さすがに守備的なイメージが強すぎるように感じる。

とはいえ、藤ヶ谷を含めた今のG大阪の守備力は、ちょっと攻め込まれたくらいでは揺るがないレベルにある。
2点差があれば、確実に勝てると私は思う。

4.研究され始めている安田

ここ数試合、安田が苦戦している。
西野監督も気にかけているようだが、彼は今、壁に当っているようだ。

この試合でも、谷澤と坂本の2人に苦闘し、前節も石川と長友のコンビネーションに苦しめらた。
この千葉戦では、特に坂本に立ての突破をほぼ完璧に止められてしまい、クロスの9割近くを横に切り替えしてから右足で供給していた。
しかし、切り替えしてからのクロスは、最終ラインに向かってくるタイプのボールになり、守備がしやすい。
また、対面の坂本もまったく縦に勝負しようとしない突破は読みやすい。

今シーズン、安田はクロスの精度向上を目標にしているが、今は、その一つ手前のプレーで止められてしまっており、別の所に課題が見えてきている。

安田にとっても、地力での突破だけでは難しくなってきており、突破のバラエティを増やす必要がある。
時には味方を使った突破を見せたり、駆け引きを必要としている。
安田の事を知らない相手なら、通用するかもしれないが、G大阪の対戦相手にとって、安田の存在は無視できない武器だ。
当然、研究して止めに来ている。

もっと突破する為のプレーの質や判断を上げていかないと、難しくなってきている。
しかし、それは安田がもうワンランクアップする為に、必要な壁だ。

ただ、安田の攻撃力が殺されつつあるのは、彼だけの責任でもない。
研究されつつある安田は、彼にボールが入る前にプレッシャーがかけられている場合も多く、ボールをいい状態で持てていない時がある。
それは、チームの問題でもあり、彼がいい位置にいる時に、サイドチェンジ等で素早く彼にボールを供給できていないのだ。

この試合では、前半の途中から橋本と話し合いをする姿がよく目に付いた。
橋本の試合後のコメントでは、「左サイドに人がいないので、寄ってきて欲しい」と要求したらしい。
そういうコミュニケーションを主体的にするのは大事だ。
橋本が左に寄ったのは、守備時におけるサポートという意味合いが強かったが、攻撃する時の要素も今後増やしていくべきだと思う。

Vol.3へ続く~

posted by じゃんぼ^^ |17:50 | 2008リーグ戦 レビュー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年07月21日

2008 Jリーグ 第18節レビュー ジェフユナイテッド千葉戦(A) 「フクアリ劇場、再び」 Vol.3

Vol.2からの続きです。

5.出場機会を得続けるサブメンバー

苦しい戦いをしているG大阪だが、それをチーム一丸で乗り越えようとしている。
今のG大阪のパフォーマンスが、求めているレベルに達していないのは事実だが、その恩恵ともいえる部分が、若手達の起用が増えている事だ。

遠藤が欠場したナビスコ杯準々決勝以降に行われた5試合で、主要なサブメンバーに与えられた出場時間は、こうなっている。

下平  2試合 54分
倉田  3試合 107分
佐々木 4試合 83分
平井  4試合 62分 1得点

彼らにかかっている責任も大きくなってきている。
ここ最近では、佐々木のパフォーマンスに注目が集まっており、川崎戦とこの千葉戦でよい働きをしている。
川崎戦では流れを取り戻す推進剤になり、千葉戦では膠着した攻撃に活を入れるべく、右サイドの攻撃を活性化させた。

先発した倉田をはじめ、彼らが与えられている時間が、少ないわけではない。
その中で、自分達の成長を見せていかなければならない。

安田が五輪に向けて出発した事で、下平にかかる期待は大きくなる。
苦しい時期なのは、分かっているが、彼らの活躍が楽しみなのも事実で、前向きに捉えていきたい^^

6.FWの選択

さて、今後、FWのペアはどう選択されるのだろうか?
西野監督は、試合後にコメントしている。

・「起点になれない」事で山崎が先発からはずれた。
・「スペースと時間が無いと活きない」事で、バレーが早々に途中交代した。
・「起点やタメができ、バレーとのコンビもある」事で、ルーカスを前線で起用した。
・「フィニッシュの精度が高く、コンディションが良い」と平井を山崎よりも先に使った。

倉田を使い続けるのであれば、ルーカスのトップ起用は確定的のように思える。
もう一人は、やはりバレーが有力になる。
得点を決めた山崎が先発に戻る可能性もあるが、本来は前線にタメが欲しいと言っているので、ルーカス&バレーで行くのではないだろうか。

賛否両論あるかもしれないが、時節はリーグNo.1の守備力を誇る大分だ。
大分での戦いでは、バレーのゴールも決まっている。
期待したい。

7.復活した?アウェーでの「ワニナレナニワ」

試合後、ガンバのアウェー席まで挨拶に来たイレブンは、サブメンバーも集まってワニナレナニワを行った。

もしかしたら、私が知らなかっただけなのかもしれないが、確か浦和戦での問題行動の一つとして、アウェーでの「ワニナレナニワ」を自粛すると、公式に表明していたのではなかったのか?

私は、あの儀式自体は大好きなので、もともとアウェーでもやるなら、サポ席の前でと言っていた。
しかし、オフィシャルから、アウェーではもうしませんと表明していたので、残念に思っていたのも事実です。

だから、儀式をやるのはいいと思うのですが、一度やらないと言った事に対して、変更した旨の発表が無いのは、手続きとして気になる。
千葉戦についてオフィシャル上では、「アウェーでの「ワニナレナニワ」はサポーターの前で」と記述しているが、まずは、今度からそうしますという発表後に、行うべきなのではないだろうか?

ちょっと違和感を感じる。

もちろん、私の勘違いや情報収集不足なのかもしれないので、その場合はご指摘くださいm(__)m

ただ、私も知らなかったし、周囲のサポも「え?あれってまたやってもええの?」と首をかしげていた。
こういう問題は手順を間違えると、余計な誤解を産む。
なので、ここに記述した。


やっぱりスタジアムでの生観戦はいい(T_T)
一体感とか、熱気とか、あの雰囲気は興奮してしまいます。

次回は、大分戦です。
浦和を完勝しており、ある意味、今、最もノッているチームで、堅守速攻の難敵です。
コンディションに注意して望んで欲しいと思います。

それと、遠藤も播戸も退院しました。
ゆっくりリハビリして戻ってきて欲しいです。
それまで、絶対にいい位置に残って、粘ってますから(^^)/

では、今日はこのくらいで。

posted by じゃんぼ^^ |17:45 | 2008リーグ戦 レビュー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年07月20日

2008 Jリーグ 第17節レビュー FC東京戦(A) 「城福監督のいやらしさ」 Vol.1

さて、引き続き、水曜日に開催されました国立でのFC東京戦です。
このFC東京戦が、前半戦最後の試合になります。

本当は、仕事の後に、国立に参戦したかったんですが、、、、無念 orz...
俺が行っていれば、勝てたはずやーと、自分を責めてみたりして(笑)

では、レビューです。

1.城福マジックにハマる

城福監督は、試合により選手を変える采配を振るう。
しかし、ここ数戦はメンバーも固定化されつつあるのかな?と思っていた。
とんでもない、勘違いである。

そして、このG大阪戦。
前節の鹿島戦からガラッとメンバーを変えてきた。

前線の2人は同じだったが、石川(直)が入り、浅利が入り、長友も復帰してきた。
しかも、城福監督は、各選手のポジションにも手を加える。

長友と徳永を左右で入れ替え、G大阪の守備時のウィークポイントである左サイドの安田を石川とのコンビネーションで攻め崩そうとした。
また、バレー対策として、対人プレーに強い今野をCBで起用。
浅利を守備的なバランサーにおいて、梶山の守備負担を減らした。

この対策は見事にG大阪にハマる。

そもそも、G大阪は、前線にフィジカルに優れた強力なポストプレーヤーがいるチームと守備プレスをかいくぐって、逆サイドにボールを展開できる選手がいるチームは、苦手にしている。

フィジカルに優れたポストプレーヤーがいると、最終ラインとボランチではさんでもボールを取れないケースが発生してしまい、ボランチがその対応の為に、中央に寄ってしまって、サイドで数的不利に陥ってしまうからだ。

また、G大阪は、ボール保持者に対して、有機的に連動して、複数人でプレスをかけることで、相手の攻撃を機能不全にする守備を生命線にしているが、逆に言うとそのプレスをかいくぐった反対側サイドには、人が不足している。
普通のチームであれば、例えそのプレスをかいくぐっても、人数の少ない反対サイドに速く正確に展開できる選手がいない為に、大きな傷にならない事も多いのだが、それができる選手がいると、G大阪は途端に苦しくなってしまう。

そういう意味で、城福監督は非常に狡猾にG大阪と戦った。
前線には、カボレと平山というポスト能力の高いFWが2枚も存在し、梶山というゲームメーカーも存在していた。

先制するまでは、もしかしてG大阪のワンサイドゲームかとも一瞬思ったほど、FC東京は慎重に試合に入っていたが、それ以降はG大阪を蹂躙していた。

最終ラインとボランチで、カボレと平山を潰しきれず、梶山がコンダクトを振るって、左右に数的有利なサイドにボールを散らしていく。
左サイドの安田は石川と長友に、右サイドの加地は羽生と徳永に次々と攻め込まれた。
特に、左サイドの石川がキレており、後に城福監督が選手交代ミスだったと認めるほど、彼がピッチ上にいること自体がG大阪にとって脅威だった。

ボランチの明神と橋本は、奪取するべきポイントがどんどん曖昧になってしまい、マークの受け渡しもうまく行かずに、非常に苦しんでしまった。

前半だけに関して言えば、G大阪の先制点以外は城福監督の思惑通りに進んだのである。

2.理解に苦しむコンディション不良

それにしても、この試合のG大阪の運動量の少なさは、正直理解に苦しむ。
確かに、中3日での連戦であり、蒸し暑い中でゲームは行われた。
しかし、相手のFC東京は中2日であり、蒸し暑さでは同じ環境で試合をしている。

G大阪は前節の川崎戦を非常に良い状態で勝利を手にしていた。
中3日で、これほどまでに、コンディションが落ちてしまっていたのは、信じられない。

そもそも、この連戦を想定し6月の中断期間中に、再開後から戦える体力作りに主眼が置かれたのではなかったのか?
まだ、再開してから、6試合目だ。
準備をしていながら、これだけコンディションが落ちているのは、フィジカルコーチの責任ではないのか?と思わざるを得ない。

ブローロコーチは、長年G大阪のフィジカルコンディションを見てきている。
その功績や選手からの信頼の厚さは良くわかる。
しかし彼を疑いたくは無いが、 違うフィジカルコーチも試す時がきたのではないかとも思えてならない。

少なくとも、この試合のコンディションの悪さは、西野監督も愚痴をこぼしたくなるほどので出来だった。
前述したように、確かに城福監督の老獪さはあったものの、コンディションさえ整っていれば、もう少し戦えた相手でもある。

試合後に感じたなんともいえない消化不良感は、非常に気持ちの悪いものだった。

Vol.2へ続く~

posted by じゃんぼ^^ |00:05 | 2008リーグ戦 レビュー | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年07月20日

2008 Jリーグ 第17節レビュー FC東京戦(A) 「城福監督のいやらしさ」 Vol.2

Vol.1からの続きです。

3.苦悩の選手交代

ボコボコにされかけた前半を終えて、西野監督がどうテコ入れするのか注目していた。

監督の采配は、前節流れを変える働きをした佐々木を投入し、システムを変則的な3-5-2システムに移行する事だった。

この采配は、一時的に効力を発揮した。
まず守備面で、数的不利に落ちいていたサイドの攻撃に対応できるようになる。
また、攻撃面では、二川やルーカスにいいボールが入るようになり、交代で入った佐々木も多彩なキックで何度か惜しい場面も作った。

しかし、この流れも長くは持続しない。
FC東京の運動量も下がり始めた事で、守備に重点を置くようになり、リトリート気味に対応されてしまった。
G大阪としてはFC東京のサイドのの攻撃には対応できるようになったものの、逆に攻め込んでサイドを突破できるほどの攻撃力は無かった。
そういう意味では、長友と徳永の両SBが見せた守備は秀逸だった。

交代で入った佐々木も、落ち着いた対応を見せた徳永を相手に、突破するほどの威力が無かった。
こうなると、3-5-2システムの場合、攻撃が中央に寄ってしまい、さらにFC東京の守備を楽にしてしまう。

ただ、FC東京もかなり消耗が激しく、反撃するパワーが徐々になくなってしまい、試合は完全にこう着状態になってしまった。

結局、下平と倉田を入れて、元の4-4-2に戻したのだが、佐々木にとっては悔しい交代となってしまった。

佐々木のキック精度と多彩さは、正直驚いている。
前節でも、川崎フロンターレの流れを完全に変える出来だった。
彼の持っている能力は非常に期待がもてるが、試合の中でそれを表現する為のアプローチ方法をもっと身につけていって欲しい。

例えば単独での突破力もあるのかもしれないが、徳永とのマッチアップを見た限りでは、J2レベルは優秀というものだ。
もっと、突破する為の工夫がいる。

加地とのコンビネーションももっと磨く必要がある。
この試合では、加地がストッパーになってしまってからの投入だったので、難しかったが、それでも時折上がっていた加地選手を上手く使う必要がある。

彼のキックは、今の所、アーリークロスが多い。
もっと深く突破すれば、G大阪にとって非常に大きな武器になりうる存在だ。
特に、4-4-2システムで、ルーカスとバレーの2トップの時に起用されたら、非常に面白い存在だ。

今のままでは、「武器」にまでなっていない。

4.空回りが続く山崎

ここ数試合、先発2トップの一角である山崎のパフォーマンスに陰りが見える。
もちろん、彼の前線でのチェイシングは貴重な働きだが、攻撃時における存在感がブレーキだ。

いかにセカンドストライカーとはいえ、彼に決定的なパスがなかなか通らない。
かといって、彼がチャンスメイクに関与できているわけでもない。

周囲とのコンビネーションも良くない上に、彼自身に迷いが見られる。
今の彼の攻撃時のプレーを見ていると、G大阪のサッカーに合わせようとし過ぎているのではないかと思える。

しかし、それは、山崎の本当にしたいプレーなんだろうか?
山崎の得意なプレーなんだろうか?

私は、山崎が裏へ抜けるのが得意な選手とは思えない。
どちらかと言うと、バイタルエリアでボールを持ってからドリブルで突破していく方が向いていると思っている。
もっと割り切ってFWというより、1.5列目のMFという意識で攻撃に関与した方が良いのではないだろうか?

それに先発で試合に出ると、相手も元気なので、彼の得意なエリアにスペースがあまり存在しない。
やはり、スペースのある終盤の途中交代やポゼッションを取りにくる相手の方が、彼は活きるのではないか?

人材のいない今の状態では、彼を外すのは難しいし、守備時の前線でのチェイシングはバレーの分まで走っており、かなり貴重だ。
しかし今の彼は、攻撃に関わろうとしても、ポジショニングが悪かったり、ワンタッチパスの精度が悪かったり、得意でないポストプレーをやったりと、窮屈そうにプレーしている。

前節の川崎戦の試合後に西野監督が言っていたが、もっと周囲のプレーヤー、特に二川のプレーを理解し、自分のプレースタイルを理解してもらう必要がある。

私も転職して、難しいなと感じるが、自分を知ってもらう事と周囲を知るのは、簡単ではない。
その方法は人によって違うだろうし、周囲の環境によっても違うだろうが、相互理解は少しでも早い方が良いし、それが上手な人は仕事もできると私は考えている。

二川との相互理解なんて、簡単ではないと思うけど(笑)
今、必要とされているんだから、がんばって欲しい^^。


試合内容だけを見れば、非常に妥当なドローだ。
勝ち点1を取れた事を前向きに評価しても良いのかもしれないが、前述したコンディションの問題は気になる。

もし仮に、千葉戦でも同様の問題が出てきたなら、それをちゃんと検証する必要がある。
今のG大阪は良い守備が生命線になっているが、それ支える運動量が無いという事態
は問題外だ。

これから、もっと過酷になるというのに。

そんな選手にカツを入れる為にも、明日のフクアリは、魂の応援してきます(>_<)
・・・フクアリはメシも色々あって楽しいしなぁ~♪

それでは、明日に備えてよい睡眠を!
FORZA!!GAMBA!!!

posted by じゃんぼ^^ |00:01 | 2008リーグ戦 レビュー | コメント(7) | トラックバック(0)
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2008年07月19日

2008 Jリーグ 第16節レビュー 川崎フロンターレ戦(H) 「西野監督の記者会見」 Vol.1

すっかりG大阪に関する流れに乗り遅れてしまっています(T_T)

気がつけば、もう土曜日やん、、、みたいな(笑)

「遅っ!!(ー_ー)!!」っていうツッコミを覚悟で、ブログ書くぜ~。
明日、フクアリに行く前には、完了させる!(`´)

それにしても、ブログの書き方を少し変えなあかんな。

まとめて書くというよりも、内容を分割して、書く事を試していきます。

では、さっそく先週の川崎F戦から。

1.西野監督の試合後インタビュー

決して楽な相手ではないが、万博ではお得意様となっている川崎フロンターレ。
試合は二川の素晴らしいアシストによって、、今年苦しんでいる2点差をつける事に成功したG大阪が、逃げ切りに成功して勝利しました。

FW陣がチャント仕事をして、2点差をつける事に成功すれば、高い確率で勝利に持ち込める事が再確認できた試合でしたし、ベンチメンバーもリードしている状態では有効性の高いカードであることも確認できました。

しかし、この試合で最も興味深かったのは、実は試合後の西野監督の会見だったのではないかと私は思っています。

前回の私の柏戦のレビューの中で、遠藤不在における戦い方について、多少視点を変えてみてもいいのではないか?と述べたのですが、それに関して回答してくれたかのようなインタビューは、私にとって大変興味深い内容でした。

今回のレビューでは、この記者会見の中の西野監督のコメントを、中心に見て行きたいと思います。

2.遠藤不在で戦うヒント

・遠藤を欠く中での試合だったが、この川崎戦で遠藤抜きで戦うヒントは見つかったか?
西野監督の回答(抜粋)
「彼の代役は存在しないですし、同じサッカー、ポゼッションを同じ様に維持できてゲームを動かせるかというとそうではない。

中盤の構成力というのは、システムが変わっていない中ではもっと考えないといけないですし、全体でボールを動かしていくという事を意識付けていかないと思います。
(明神や橋本から)キラーパスだとか厳しいボールというのは、なかなか入らないですから。

ただ、2人は運動量は非常に持っている。
受けなおして2つ目で展開していくとか。
自分が一本でゲームを変えるということを考えないで、しっかりボールを動かしていきながら、もっとテンポを上げてパスワークを早める事の中で、解決していきたいと思います。

あまりボランチラインで溜めてしまうと、前がきつくなってしまうかなと。
その辺、2人にはシンプルに動かしながら、いい状態の中で出していくと言う事を求めたい。

誰かに遠藤の代役と言うのは無理ですから、同じ様にポゼッションして、厳しいボール、相手が一番嫌がる所にボールが入る展開は、今の中盤のビルドアップの低い位置からでは無理ですね。」

・今後、遠藤不在が続く事になるが、攻撃面での新たな手応えはあったか?
西野監督の回答(抜粋)
「色んな違うプレーが出てくる事を期待したいし、まだ3試合なのでそう準備の時間も無い割には、そういうプレーも随所に出ていた。
中盤がすべてでは無いんだけど、システムを動かしてバックアップが入れるとかは、その辺は状況によってデリケートに考える必要がある。

(それよりも、)自分で出してからもらいなおすというルーカス得意の形がもっとスムースにできれば、良いかなと思う。
それに、二川と絡めばもっと高まっていくプレーもあると思う。」


西野監督としては、キーポイントが2人のボランチにあると見ているようです。
遠藤の代役ではなく、遠藤とは違うアプローチ(橋本と明神のストロングポイントを活かした)で、打開する事を求めているとの事でした。

つまり、橋本と明神に今まで以上にパス&ゴーを繰り返して、早くてシンプルなパス回しを作った上で、二川とルーカスに高い位置でボールを渡す事を求めているということでしょうか。

基本的にこの考え方は、今まで西野監督が志向しているサッカーの延長線上にある考えで、システムをに手を加える意思はないという考えなんでしょうね。

G大阪としては、いかに二川とルーカスに良い形でボールを渡せるかにかかっています。
今日の2得点も、二川があの位置で前を向けば、確実に仕事が出来る事を証明しているのです。
遠藤がいなくなって、もっとも痛感するには、二川やルーカスに良い形でボールが入りにくい事です。

その方法を西野監督は、人やシステム変更に求めず、よりクオリティの高いG大阪のパスワークを追求する事で解決しようとしているようです。
質疑応答では、橋本と明神の名を挙げて、ともに攻撃の組み立てに関与する必要性を述べています。

西野監督が求めているように、明神と橋本で攻撃が組み立てられるようになれば、長期的に見てもG大阪には、かなり大きなメリットがあります。
クオリティの上がった構成力は、遠藤が戻ってくるとさらに、さらにその威力を発揮すると思われるからです。

しかし、それが簡単な事ではない事もまた事実だと私は思います。
橋本と明神の運動量が豊富と言っても、限界はあります。
連戦が続き、気温や湿度も高い時期ですし、遠征も発生します。
その中で、今以上の運動量を維持し続けていく事は、簡単ではありません。

また、2人とも守備のバランスを第一に考える傾向もあり、攻撃への関与に関するリスク管理(例えば、あえてリスクを犯して攻める)という判断を選択しないプレースタイルが身に染み付いているようにも感じます。

さらにもう一つ、西野監督の戦い方を考える上で、橋本と明神のボールタッチも問題になるのではないかと考えます。
G大阪は、技巧派集団なので、橋本も明神も一つ一つのボール処理は上手い方だと思います。
しかし、西野監督の戦い方では、例え彼らと言えども、より繊細なボールタッチや処理が必要になるでしょう。
細かく早いボール回しは、必然的に狭いスペースを使ったり、パススピードが速くなってしまいます。
その厳しいプレッシャーの中では、橋本と明神といえども、遠藤や二川クラスのボール処理能力がないと難しいのではないでしょうか?

また、彼ら2人だけに依存している問題でもありません。
シンプルで早いパス回しは、彼ら2人だけでやるわけではないので、結局チームとして今まで以上に「パス&ゴー」やもらい直し、動きなおしとかが必要で、運動量増加は避けられません。
さらにコンパクトなライン間隔も必要でしょう。
これらはチームとしての問題になります。

先ほども言いましたが、この厳しい環境の中、特に後半に攻撃するパワーが果たして残っているのか疑問に感じます。

今は、シーズン真っ只中でもあり、練習時間はその熟成に時間をかける事よりも、コンディション維持に重点が置かれるはずです。
西野監督の求める戦い方は、ハマれば限りない力になると思います。
しかし、本当にそんなことが可能なのか?という不安も持ってしまうのです。

と、不安ばかり書きましたが(笑)、私個人としては、その方向でチームの戦い方を進める事に賛成しています。
西野監督の作り上げたG大阪サッカーは、そういう難しい目標に挑戦してきた事で、そのアイデンテティが作られてきたとも思えるからです。
結果的に、失敗したとしても、その挑戦が成功するにアプローチする姿勢こそが、「超攻撃」を掲げる事のできる今があるのではないでしょうか。

Vol.2へ続く~

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2008年07月19日

2008 Jリーグ 第16節レビュー 川崎フロンターレ戦(H) 「西野監督の記者会見」 Vol.2

Vol.1からの続きです。

3.倉田への期待

・倉田あたりの選手にも期待しているのか?
西野監督回答
「緊迫した展開の中で、使えるか使えないかという判断もデリケートに考えたいなと思う。
ボールは動かせるけど、終盤の厳しい所で、そういうパス交換が有効かというとそうでもないと思うしね。
倉田の状況とかコンディションにもよるし。

やっぱり今外せないのは橋本と明神のダブルボランチ。
それを出来るだけ引っ張って、最後スクランブルになったらほかの事も考えたいなと思っている。」

確証はありませんが、おそらくこの質問は、明神や橋本の代わりに倉田をボランチで使わないのか?という意図を含んでいるように感じます。
それについては、西野監督も慎重です。

私は倉田は、ボールに多く触る事でリズムが生まれるタイプなのではないかと思っています。
その為にも、彼が望んでいるポジションは、ボランチなんでしょうね。

しかし、監督の言うとおり展開にもよるでしょうが、拮抗した展開で、彼をボランチの位置で起用するのは、リスクを感じざるを得ません。
今はまだ、フィジカルも強くないですし、守備力も弱く、ポジショニングやゲームの流れを感じる能力にも、まだ成長の必要性があります。

今の所、橋本と明神を引っ張らざる得ないのは確かです。
しかし、チーム内にあまりにクリティカルすぎるポイント作ってしまうのは、大きなリスクも併せ持ってしまいます。
それだけ、彼ら2人の負担も大きくなる事を意味しているのです。

明神は累積警告も溜まってきており、近いうちに出場停止になる可能性は高く、コンディションの悪化からくる怪我の可能性も無いわけではありません。
その時に西野監督がどう動くのか?
その時に、「よし倉田、任せた」と言ってもらえるかどうかは、これからの倉田のパフォーマンスにかかっているのです。

4.二川のプレー

・二川のプレーの感想は?
西野監督回答(抜粋)
「彼はラストパス、キラーパスのあの感覚をどんなゲームでも常に持っている。
彼は一番戦術眼があると思う。
相手の一番厳しい所とか、こういう時間にこう動いてくれたらこういうボールが出せるというスキルも、ショートスルーパスもロングスルーパスも、浮き玉やグラウンダーと色んなラストパスを持っている。

でも、今まではなかなかそれが、彼が瞬間的にアイコンタクトしたくても、バレーや山崎と合わなかったりしていた。
その感覚が今日、やっと合ったなという感じはする。
状態が良くない時はあそこでキープしたり、次の選択がベストじゃなかったりして、相手のコンタクトを受けてというのがあった。

もっと早く、ああいう動きを前線の選手はわかって欲しい。
分かっていても、厳しい状況でも出せる選手。
今日の2得点というのは、二川のお膳立てが全てだったと思う。
ああいう中で、プレーをやれれば、もっと色んなイマジネーション豊富なプレーが出てくる。

ただ、今は、バレーと合う瞬間と合わない瞬間がある。
今までは少し足の状態が悪かったというのもあるんだけど、今日はそれを感じなかった。
非常に精度が高かったと思う。」

私は二川のアシストや得点が伸び悩んだ事を気にしていましたが、西野監督が明確に説明しました。
前線プレーヤーと息が合っていないと。
播戸や大黒との息の合ったコンビを見ていると、どうしてもそこに不満を感じてしまいますよね^^;

それにしても、バレーまで「まだわかってない」と言う状況は、残念ですね。
原因は2人ともそんなにコミュニケーションの上手なタイプではないからなのかもしれませんね。
ルーカスが入って、リズムにも変化が入ってますし、エースとしても重圧もあるのかもしれません。
しかし、こういうのは信頼関係の問題なので、バレーが外す事の影響もあるのかもしれませんね。

ただ監督が言うとおり、ここ数試合は、「合ってる」と思えるプレーが増えてきたのも事実です。
しかし、まだ足りないとも思いますが、これが増えてこない事には、「数打つ」タイプのバレーの調子も上がってこない気がします。

ともかく、今日は「合った」結果の「ゴール」だったわけですから、積み重ねていって欲しいと思います。


本当は、もっと試合の事を書いた方がいいのかもしれませんが、時間も経過しているので、ちょっと切り口を変えてみました^^;

次は、FC東京戦です。
これも、「今さら?!」って思われるかもしれませんが、ちゃんと書きますので、良かったら続けて読んでみてください。

では。

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2008年07月06日

2008 Jリーグ 第15節レビュー 柏レイソル戦(A) 「遠藤がいない現実」 Vol.1

日立台の雰囲気は素晴らしかった。
柏サポーターの熱気とかG大阪サポーターの必死さとか、色んなモノが交じり合って織り成す空気感は本当に素晴らしいと思う。

日立台は、決してキャパの大きいスタジアムや設備の整ったスタジアムではない。
しかし、柏の魂と愛情に満ち溢れている。

サッカーのスタジアムは、そうありたいと私は思います^^

さて、そんな素晴らしいスタジアムで、我らがG大阪は見事に散りました(涙)

1.答えの見つからない「脱・遠藤システム」

私はこの試合、遠藤がいない事で、G大阪の苦戦を予想していた。
柏のプレスを回避するポイントとして、ボールの預け先として遠藤の存在がいない事が、G大阪を苦しくするだろうと思っていた。

しかし試合後、得点を決めた李忠成がインタビューでも言っていた通り、この日の柏のパフォーマンスは良くなかった。
ベースとなるプレスも、いつもより低いラインで敢行していたし、何よりもパスミスの多さが、G大阪を楽にしていた。
もっと柏のプレス位置が高く、そこからフランサに渡すパスの精度が高ければ、もっと柏にとって優勢に試合を進めれたはずだった。

そのお陰で、ボランチの位置である程度G大阪はボールを保持できたし、運動量の消費を回避して柏からボールを奪い返す事ができた。
また、柏があまりにフランサにボールを入れようとしすぎた事もG大阪を楽にした。
フランサは明神と橋本が徹底的にマークしており、フランサへのパスの精度の悪さも手伝って、柏の攻撃の組み立ては閉塞してしまった。

しかし、G大阪の攻撃も苦しい状態にある事は、明らかだった。
橋本と明神や両SBまではボールが渡るが、そこから先にパスが円滑に回らないのだ。

遠藤がレジスタの位置にいる場合、攻守両面において大きな役割を果たしている。
その中でも、遠藤がいない事で最も大きな影響を受けるのが、「ボールの配給」という役割だ。

この役割は、G大阪では遠藤以外にできない。
正確に言うなら、遠藤レベルの配給スキルを持った選手など、日本中探してもほとんどいないのだ。
遠藤レベルのスキルとは、ボールテクニックを指しているのではない。

それは言葉にするのが非常に難しい。
例えば遠藤なら、、、、

加地や安田のポジショニングも変わってくる。
彼らが攻めあがったときのスピードを殺さない。
攻撃が行き詰った時に、いて欲しい位置にサポートにいる。
二川やルーカスが決定機を演出する一つ手前のパスを出し、彼らにラストパスやシュートさせる事に専念させる事がてきる。
彼からのパスが、なぜか相手にカットされない。
ゲームの流れが良くない時に、あえて攻撃を遅らせる。

・・・他にも色々あるが、なんていうか彼がG大阪の攻撃を文字通り「指揮」している存在なのだ。
そんな選手が、代役などいるはずも無い。

2.模索し続ける攻撃手段

では、この試合でG大阪はどう攻撃したのか?
これは、おそらく、試合前から試合が終わった今なお、模索が続けられているように思える。

G大阪は最初、山崎を中心に、ワンタッチパスを織り交ぜて、柏のプレスを無効化しながら攻撃をした。
時折、その攻撃は成功し、惜しい所までは演出できた。
しかし、最後の部分までは崩しきれない。
そこに至るまでにすでに、ギリギリの状態にあるからだ。

その後、二川とルーカスが、少し下がってボールを受けて、ゲームを組み立て始めた。
この方法では、特にルーカスがボールキープ力を活かして、健闘していた。
この時間には、柏の攻撃が無力化されていた事もあって、ポゼッション率も高く比較的G大阪の時間帯だった。
しかしここでも、組み立てと仕上げを両方実行しなければならなかった二川とルーカスへの負担が大きく、最後の部分の精度がどうしても落ちてしまう。
PA内への有効な侵入までは、至らない展開が増える。

HTに西野監督が送った指示は、「ボランチの位置でもっとアイディアを使って攻撃するように。」
しかし、この指示は、あまりに酷な指示にも思える。
橋本と明神がアイディア溢れるコンダクトを担えるなら、そもそもこんなに苦労はしない。

後半に入ると、柏のパス精度が上がり、フランサにボールが収まるようになった。

対して、G大阪の攻撃は、どんどん閉塞感が強まってしまう。
パスミスも増え、FWにも二川やルーカスにも苦しいボールか、持たされるボールしか渡らない。

たまに単発で、安田からクロスが上がるか、FWの突破力でチャンスに繋がるか、セットプレーしかなくなってしまった。
その傾向は、先制された事でより加速し、二川と安田を交代させた事で、さらに苦しくなってしまった。

最後は、選手一人一人が、解決策を見出せないまま、苦しそう戦い、時間だけが過ぎていった。


Vol.2へ続く。。。

posted by じゃんぼ^^ |22:30 | 2008リーグ戦 レビュー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年07月06日

2008 Jリーグ 第15節レビュー 柏レイソル戦(A) 「遠藤がいない現実」 Vol.2

Vol.1からの続き。。。

3.「脱・遠藤システム」をどうするべきか?

では、どうすべきなのか?
現実に遠藤はいない。
仮にOA枠で五輪に行く事になれば、さらにその影響は大きくなる。

今の状態では、Jリーグの下位チームや国外の戦術が弱い相手ならば戦える。
しかし、リーグ戦の力のあるチームやACLの決勝トーナメントでは、苦しい戦いになるのは明白だ。

他の選手に遠藤の代行をさせる選択には、限界がある。
ルーカスのキープ力、バレーの突破力、二川の攻撃センス、橋本のユーティリティ性の高さ、それに頼って強い敵に対して勝てるとはどうしても思えない。
それらの特徴は、遠藤が操るからこそ、その怖さを最大限に発揮するものだ。
G大阪らしい攻撃に固執し続ける事が果たして本当に良いことなのかを再考しても良い。

ならば、思い切ってまったく新しいコンセプトで戦わざるを得ないのではないか?

例えば、今のG大阪にある優位性は、3つあると思われる。

a.一定以上の守備力(藤ヶ谷、加地、山口、中澤、明神、橋本)
b.突破力のある選手(バレー、安田)
c.高いキープ力のある選手

この優位性を活かすなら、4-2-3-1システムを採用して、リトリートしたカウンターサッカーを作り上げるのも方法ではないのか?

       ルーカス
安田            バレー

        二川

     明神    橋本

福元  山口    中澤  加地

        藤ヶ谷

もちろん、こんな変更が簡単に遂行できるなら、サッカーはもっと簡単なスポーツになっているだろう。
バレーのプレーエリアは左サイドだし、そもそもG大阪の守備力は、攻撃あってこそ成り立っている類のものであり、浦和のように個々人の対人能力の高さで対抗しているわけではない。

ただ、違う視点を捨ててはいけないと思うし、現行のやり方で、答えが見出しづらい事もまた現実だ。
自分達の理想とするサッカーが、選手の特徴を活かせないなら、違う視点も必要になる。

4.攻撃へシフトできないベンチ入りメンバー

この試合は、西野監督も交代策を打とうにも、手が無かった。
問題の多くが、遠藤の役割にあった事もあるが、流れを変えうる選手がベンチにいなかった事もまた事実だ。

特に攻撃にシフトしたい時に使える選手が、あまりに弱い。
今のG大阪のベンチには、先制して逃げ切る為のプランを遂行する為の選手しかいない。
平井も倉田も佐々木も才能はある。
しかし、悪い局面を打開できるほどの力強さや経験や武器は、まだ手にしていない。

これでもG大阪のベンチ入りメンバーは、充実してきてはいる。
流れがG大阪にある時や先制しているゲーム展開では、有効な選手交代も打てる戦力だ。
しかしそれでも、今日はまったく、効果を発揮できなかった。
それが、今時点での現実だ。

こればっかりは、すぐにどうにかなるものではない。

つまり余計に、G大阪のゲームプランとして、先制してリードを維持する事の重要性が増している事を意味しているのだ。
仮に先制された場合、非常に苦しい戦いを余儀なくされてしまう。
大げさに心配するなら、点を与えない事の重要性が増した事で、さらに攻撃が停滞しる負のスパイラルに陥る可能性も考えられるのだ。

今後の戦いは、気候の影響もあり、我慢が続く事が確実だ。
ここで、変な負け癖をつけてしまうと、全てを失いかねない。


こんなチーム状況にも関わらず、6日後には川崎F戦が待っている。
川崎F相手にはいつも苦戦させられる。
楽な相手ではない。

幸い6日あるので、対策をしっかり練習して欲しい。
6日後に、今日の柏戦からどんな変化が起こっているのかに注目してみたい。

ホームでもあるし、できれば勝利、悪くても引き分けには持ち込みたい。
こんなチーム状況にもかかわらず、順位はまだ5位だ。
必要以上に悲観しすぎても良くない。
今のリーグ戦の混戦具合からしたら、最悪、首位との勝ち点は7まで許容できるように思える。

苦しい時にこそ、チームへの応援に魂を込めたい。
FORZA!GAMBA!!

posted by じゃんぼ^^ |22:00 | 2008リーグ戦 レビュー | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年07月06日

2008 Jリーグ 第14節レビュー コンサドーレ札幌戦(H) 「過酷な「夏」への序章」 Vol.1

えー、更新が遅くなって本当にごめんなさいm(__)m

実は転職をしまして・・・(笑)
新しい職場での業務に、予想以上に疲労してしまい、札幌戦のレビューが滞ってしまいました。

しばらくは、更新頻度がちょっと乱れそうです^^;


で。
もう日にちも過ぎてしまっているので、札幌戦のレビューは簡単にします。
試合は見ていないんで、レビューは書けないですけど、ナビスコの感想も最後にちょっとだけ書こうかなと持っています^^

1.「現実的に戦う」というのは、気持ちで引く事ではない

札幌戦から、いよいよ高い気温と、息苦しい湿気との戦いが始まりました。
そうです。
これから2ヶ月近く、「真夏」での激しい戦いが待っています。

札幌戦では、真夏への戦いに向けたコンディション作りの難しさを垣間見る事のできた一戦でした。

3日前に未消化試合だった京都を下して、苦しみながらも確実に勝ち点をものにしています。
しかし、その勝利を本当に価値のあるものにする為には、最下位に沈む札幌相手に、取りこぼしは許されません。
G大阪は、下位チームに対して取りこぼしてしまう事の多いチームでもあり、さらには札幌の天才指揮官(笑)である三浦監督は、G大阪を苦しめるマニアでもあります。

しかし、G大阪にとってこの試合で、幸運だったのはその天才指揮官を持ってしても、札幌をJ1で戦えるチームに作り上げるのに、非常に苦労している点です。
苦手な監督ですが、苦手なチームではなかったというゲームでした。

立ち上がりから積極的なプレスと得意のパス回しを疲労したG大阪。
その成果はすぐに表れ、非常にG大阪らしい攻撃で、開始5分にバレーが待望のゴールを決めます。
ところがこの得点を境に、G大阪の攻撃は緩んでしまいます。
もともと札幌がかなり下位のチームなので、自分達のサッカーをすれば確実に勝てる相手だと無意識に思っていた部分と、さらに得点を奪った事で余裕を持ち過ぎて行った事がフラストレーションの溜まる展開を生んでしまいます。

ほんの少しずつなのかもしれませんが、サポートをサボり始め、一本のパスで攻撃をする傾向が強まり、一つ一つのプレーの精度や意識が緩んでしまい、相手に反撃の余裕を与えてしまいます。
今年のG大阪は、ここで相手を破壊しつくす意識や積極性が見られないのが、気になります。

もっと、攻撃が好きなチームだったはずなのに、今はバランスやコンディション、対戦相手を気にしすぎているように感じる試合があります。
サッカーは攻撃するのが、一番楽しいという雰囲気が伝わってきません。
リアリストに徹そうとするあまりに、気持ちで引き気味になる精神面の、弱さを感じてしまいます。

そんなチームでも、前半中に2点目を奪えるあたりが、札幌の弱さだと思いますが、当然、西野監督の激がHT中に響きわたる事になります。

2.リーグ戦初の4得点

その激もあり、少しずつパスを回しながら、ポゼッションを高めて攻撃の糸口を探しあ始めた後半です。
まだ完全に試合するまでに至るほどのパフォーマンスではないものの、緩急を使い分けて攻撃を組み立て、相手の攻撃の芽を素早く潰そうという意図は見え始めます。

そんな流れから、遠藤の素晴らしいアシストと待望の2点差となるゴールが生まれます。
特に遠藤の緩急を使い分けたタイミングのいい飛び出しは、G大阪らしい攻撃でもありました。

ところがG大阪は、またそこから緩慢なプレーや運動量が低下してしまい、札幌の個人技を中心にした反撃を許してしまいます。
完全に省エネモードで戦ってしまったのは、中3日や4日が続くコンディションの影響やこの日の気温と湿度も影響したのかもしれません。
しかし、その戦い方は、結局無駄な体力の消費に繋がっているようにも見えました。

結果的に、今季リーグ戦は初となる4得点をとって、勝利を手に入れましたが、相手の札幌のパフォーマンスに助けられた部分が大きかった試合でもあったと私は思いました。

もちろん、バレーの2得点、3列目からの飛び出して奪った1ルーカスの得点、そして得意のセットプレーからの得点と、非常に多彩な攻撃力を見せた事は、良かった部分だと思います。
それにしても、バレーの2得点は、本当に「運」の要素の強い得点でしたね(笑)
それでも、得点ランク2位にいるんだから、不思議なストライカーです^^。

逆に守備面は、明神や中澤、藤ヶ谷が不安定なパフォーマンスだった事は残念でした。

◎番外編 ナビスコ杯 横浜FM戦(H)

いよいよ始まったナビスコ杯決勝トーナメント。
G大阪は、全てのタイトルを狙っています。
最近、決勝戦だけ(笑)素晴らしい盛り上がりを見せる、このナビスコ杯も連覇を狙っています。

その大事な準々決勝の1stLegは、難敵横浜FMをホームに迎えての1戦です。
ところが、なんと遠藤が発熱ということで、スタメンをどころか、ベンチからも外れます。

今季何度か、遠藤抜きでも戦っていますが、ACLでの戦いでは相手の力不足、浦和戦でも相手の決定力不足に助けられた上での、勝利と言う結果でした。
そしてこの横浜FM戦では、遠藤不在の大きさをまざまざと見せ付けられてしまったようです。

彼の存在がいる時といない時の差については、以前の試合のレビューでも語ったのです、そちらを読んでくださいませ^^

しかし、この日は守備陣が奮闘。
特に紙面上に、「横浜FMの中澤」ではなく、「G大阪の中澤」の名前が踊ったのは、かなり嬉しい事でした^^

そして、何よりも平井将生です。
本当に、おめでとう!
あなたのゴールを待ってました。
試合出場時間も少ない中で、ようやく西野監督から「戦える」という評価をもらいつつあります。
G大阪ユース上がりのFWとして、今一番、レギュラーに近づいています。
「浪速のアンリ」を是非目指して欲しいと思います。
泥臭いゴールをありがとう!

これで、1stLegを無失点で勝利しました。
しかし、1点差です。
遠藤もいない可能性が高い中で、どう攻撃を作っていくのかは課題として残っています。
安心は出来ませんが、準々決勝の突破を応援します。


もうすぐ、大一番の柏戦です(笑)

遠藤もいない時期に、浦和も撃破してノリにのっている柏です。
しかも、フランサも帰ってきました。
菅野を中心とした守備陣も強固極まりない相手です。
なによりも、石崎鬼プレスが存在します。

この鬼プレスを無効化するのに、なんとしても遠藤の力が必要だっただけに、痛い離脱です。

しかし!
勝つ!!
絶対に!!!
・・・日立台に太陽王の悲鳴をこだませてやる(>_<)

以上。

posted by じゃんぼ^^ |15:46 | 2008リーグ戦 レビュー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年06月28日

2008 Jリーグ 第11節レビュー 京都サンガFC戦(H) 「活かせない優位性」 Vol.1

遅くなりました。
水曜日に開催された後半戦の初戦、京都戦のレビューを書いていきたいと思います。
この試合は、ACLで順延されていた試合で、節としては11節にあります。

J-sportsでの観戦になるので、水曜日の試合結果は一切目に触れないように最新の注意を払いながら、仕事を早めに切り上げて木曜日に録画放送を観戦しました。

それんしても、水曜日の情報遮断っぷりは、笑える有様だったようです(笑)
Yahoo!を見ないといけなかった場合も、「アカン!もしかしたらニュース記事になってるかも!」って慌てて逃げたりして笑われました。

1.日本最高のレジスタ

もしかしたら日本には、、、

遠藤よりもテクニックのある選手はいるかもしれません。
遠藤よりもフィジカルに優れた選手もいるかもしれません。
遠藤よりも速い選手はいるかもしれません。

しかし、遠藤以上のレジスタは、日本人ではいないと私は思います。

西野監督は中断明けのこの試合で、遠藤を2列目ではなく、ボランチの位置に下げ、代わりに橋本を右SHの位置に置きました。
この日のG大阪のシステムは、攻撃時は4-4-2、守備時は4-5-1になるような戦い方です。

中盤の底の明神以外は、ポジションを固定されているわけではなく、あらゆるポジションに顔を出し、ボールに絡んでいきます。
そこで大事にされているのは、「ポジション」ではなく、選手同士の「距離感」でした。
この日のG大阪は、この距離感が絶妙で、中盤をほとんど制圧してしまっていました。
その距離感の良さに、遠藤のボール配給術が融合すると、本当に狭い空間を簿0るが縦横無尽に動き、G大阪らしい攻撃が奏でられていきます。

反町監督が遠藤を五輪に欲しいというのは、彼以外にこれほどゲームを組み立て、リズムを作り、フィニッシュまで絡むことの出来る選手がいないからです。
この日の彼のパフォーマンスは、その事を如実に証明していました。

特にそれは、彼がレジスタとして、ボランチの位置にいる時が、最も輝きを放ちます。

ショートパスのリズムを作り出したかと思えば、いきなり相手DFラインの裏へボールを送る。
味方のDFラインが厳しいプレッシャーを受けたなら、絶妙のトラップコントロールとボディワークで、ボールの受け先となり、チームを楽にする。
例え味方からのパスの質が悪くても、なんでもないかのようにマイボールにしてしまう。
そして、ゴールが決まらない不甲斐ないFW陣に変わって、「うまい」としか表現のしようのない得点も決めてみせる。
ゲームの流れを読み、試合のリズムを感じ、疲れを感じさせない運動量であらゆる場面に顔を出す。

日本に彼以上のレジスタはいないのです。

だからこそ、彼がG大阪そのものでもあります。

彼のいないG大阪は別のチームだと、思わざるを得ない試合を見せてもらいました。


2.G大阪史上、最高のユーティリティプレーヤー

しかし、忘れてはいけません。
遠藤をレジスタにおけるのは、橋本がG大阪で最も優れたユーティリティプレーヤーだかれでもあります。

2列目に入った橋本は、今季これで3つ目のポジションです。
そして、そのどのポジションでも、及第点以上のレベルを維持して見せます。
頻繁にポジションチェンジする中盤の流動性をまったく損なう事なく、二川と共にバイタルエリアやPA内に侵入を試み、加地のオーバーラップを引き出し、守備時は豊富な運動量でスペースや人のケアを行う。

この試合で、G大阪の攻撃を指揮したのはコンダクターである遠藤かもしれませんが、彼がスムーズに指揮できたのは、橋本というレベルの高いコンサートマスターがいたからではないでしょうか。

西野監督も、2列目で起用していた遠藤を、あっさりボランチに位置に下げれるのも、橋本が2列目でも出来るという安心感があるからです。
これほどユーティリティ性の高いプレーヤーをG大阪が持てた事は本当に幸せな事だと感じます。

Vol.2へ続く。。。

posted by assamtea9969 |00:00 | 2008リーグ戦 レビュー | コメント(4) | トラックバック(0)
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