2008年06月28日

2008 Jリーグ 第11節レビュー 京都サンガFC戦(H) 「活かせない優位性」 Vol.1

遅くなりました。
水曜日に開催された後半戦の初戦、京都戦のレビューを書いていきたいと思います。
この試合は、ACLで順延されていた試合で、節としては11節にあります。

J-sportsでの観戦になるので、水曜日の試合結果は一切目に触れないように最新の注意を払いながら、仕事を早めに切り上げて木曜日に録画放送を観戦しました。

それんしても、水曜日の情報遮断っぷりは、笑える有様だったようです(笑)
Yahoo!を見ないといけなかった場合も、「アカン!もしかしたらニュース記事になってるかも!」って慌てて逃げたりして笑われました。

1.日本最高のレジスタ

もしかしたら日本には、、、

遠藤よりもテクニックのある選手はいるかもしれません。
遠藤よりもフィジカルに優れた選手もいるかもしれません。
遠藤よりも速い選手はいるかもしれません。

しかし、遠藤以上のレジスタは、日本人ではいないと私は思います。

西野監督は中断明けのこの試合で、遠藤を2列目ではなく、ボランチの位置に下げ、代わりに橋本を右SHの位置に置きました。
この日のG大阪のシステムは、攻撃時は4-4-2、守備時は4-5-1になるような戦い方です。

中盤の底の明神以外は、ポジションを固定されているわけではなく、あらゆるポジションに顔を出し、ボールに絡んでいきます。
そこで大事にされているのは、「ポジション」ではなく、選手同士の「距離感」でした。
この日のG大阪は、この距離感が絶妙で、中盤をほとんど制圧してしまっていました。
その距離感の良さに、遠藤のボール配給術が融合すると、本当に狭い空間を簿0るが縦横無尽に動き、G大阪らしい攻撃が奏でられていきます。

反町監督が遠藤を五輪に欲しいというのは、彼以外にこれほどゲームを組み立て、リズムを作り、フィニッシュまで絡むことの出来る選手がいないからです。
この日の彼のパフォーマンスは、その事を如実に証明していました。

特にそれは、彼がレジスタとして、ボランチの位置にいる時が、最も輝きを放ちます。

ショートパスのリズムを作り出したかと思えば、いきなり相手DFラインの裏へボールを送る。
味方のDFラインが厳しいプレッシャーを受けたなら、絶妙のトラップコントロールとボディワークで、ボールの受け先となり、チームを楽にする。
例え味方からのパスの質が悪くても、なんでもないかのようにマイボールにしてしまう。
そして、ゴールが決まらない不甲斐ないFW陣に変わって、「うまい」としか表現のしようのない得点も決めてみせる。
ゲームの流れを読み、試合のリズムを感じ、疲れを感じさせない運動量であらゆる場面に顔を出す。

日本に彼以上のレジスタはいないのです。

だからこそ、彼がG大阪そのものでもあります。

彼のいないG大阪は別のチームだと、思わざるを得ない試合を見せてもらいました。


2.G大阪史上、最高のユーティリティプレーヤー

しかし、忘れてはいけません。
遠藤をレジスタにおけるのは、橋本がG大阪で最も優れたユーティリティプレーヤーだかれでもあります。

2列目に入った橋本は、今季これで3つ目のポジションです。
そして、そのどのポジションでも、及第点以上のレベルを維持して見せます。
頻繁にポジションチェンジする中盤の流動性をまったく損なう事なく、二川と共にバイタルエリアやPA内に侵入を試み、加地のオーバーラップを引き出し、守備時は豊富な運動量でスペースや人のケアを行う。

この試合で、G大阪の攻撃を指揮したのはコンダクターである遠藤かもしれませんが、彼がスムーズに指揮できたのは、橋本というレベルの高いコンサートマスターがいたからではないでしょうか。

西野監督も、2列目で起用していた遠藤を、あっさりボランチに位置に下げれるのも、橋本が2列目でも出来るという安心感があるからです。
これほどユーティリティ性の高いプレーヤーをG大阪が持てた事は本当に幸せな事だと感じます。

Vol.2へ続く。。。

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posted by assamtea9969 |00:00 | 2008 リーグ戦 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年06月27日

2008 Jリーグ 第11節レビュー 京都サンガFC戦(H) 「活かせない優位性」 Vol.2

Vol.1からの続きです。

3.下平の可能性

この日は、代表で右足首を負傷した安田に代わって、下平が先発しました。
下平は浦和戦でも先発しており、2試合連続のスタメンです。
安田は、五輪代表に召集される事が確実視される為、下平にかかる期待は非常に大きいものになります。

この試合での彼自身のパフォーマンスは、良い面と悪い面がはっきり出たものでした。

試合序盤は、ポジショニングが悪かったり、判断が悪かったりして、京都に集中的に攻め込まれるシーンがありました。
特に対面したのが、「ミスター裏への飛び出し」事、ベテランの柳沢だった事もあって、非常に苦しい戦いを強いられる事になります。
その事が尾を引いていしまい、攻撃時にも消極的なプレーやトラップミス、パスミスをしてしまう不安定な立ち上がりになりました。

彼は、フィジカルで優位性があるわけではないですし、安田のようにスピード溢れる突破力があるわけでもありません。
そこで重要になってくるのが、ポジショニングです。

守備時にどこに位置するのか?
攻撃時にどこでボールを受けるのか?

と言った点に細心の配慮が必要になります。
しかし、彼のその配慮や工夫は、サブチームやサテライトにいてみがける訳ではありません。
トップチームのメンバーとの密な連携やタイミングが非常に重要になってくるからです。

遠藤からどういったボールが出てくるのか?
どの位置にいると、二川とのパス交換がスムーズに行くのか?
山口や明神とどうやって守備時にスペースをケアするのか?

そういった事は、彼らとプレーする事でしか、強化できない類のものです。
もちろん、一つ一つのプレー精度と強度も向上する必要がありますが、特に下平の場合、トップメンバーとの連携度合いが彼のパフォーマンスに影響するように思えます。

そういう意味では、安田がいない事は、彼にとってとんでもないチャンスなんです。
大きな期待を寄せさせて頂いています(笑)

また、この試合では、彼の得意の左足から何度か決定的なチャンスも生まれました。
西野監督は、彼に安田のようなSBイメージを期待しているわけでは、当然ありません。
監督からの指示は「ゲームの組み立てに参加する事」でした。

その指示通り、中盤が落ち着き始めた頃から、下平も入って左サイドを起点とするような攻撃が出来るようになってきます。

バレーへのクロスボールでは、安田とはまた違ったタイミングとテクニックでセンタリングを上げれる選手である事を示してみせました。
またルーカスへのクロスボールは、相手を抜く前のアーリークロスで、ピンポイントのパスを送っています。
どちらのパスも、非常に精度が高く、彼の大きな武器です。

その武器をどうしたら多く出す事ができるのかが、彼に突きつけられた課題です。

この試合では、周囲の選手から下平に対する配慮やメッセージ性のあるパスも多く見られ、とても良いチームだなと改めて思いましたね。
それを象徴していたのが、彼が落ち着くまで、サイド攻撃をあえて使わずに、中央突破に攻撃が偏った時間があった事です。
遠藤も彼にどの位置まで上がればよいのかを、パスする位置で教えているようでした。

私は若手の中では、下平か倉田が今シーズン、大きく成長する選手になるだろうと思っています。
安田に刺激を与え続ける意味でも、彼の活躍には大きな期待を寄せています。

4.「6:2:1:1」

この試合は、もっと楽に勝てる試合でした。
しかし、前半戦同様、またしてもFW陣に得点が入りません。

幾度となく訪れる決定機をことごとく外すバレー。
ドフリーのヘディングは、枠外に外すルーカス。
絶好のカウンターアタックを判断の悪さで、フイにする山崎。
相変わらず、シュートの少ない二川。

点が取れない責任の大きさを比率で表すなら、昨日の試合は「6:2:1:1」です。

昨日のG大阪にとって不足していたのは、本当に「得点」だけです。
シュートをするまでの形は、本当に非の打ち所のない出来だったんです。
何も問題ありませんでした。

もし誰かのシュートが1本でも決まっていれば、点差は2点に広がり、今のG大阪の守備なら余裕で逃げ切れるレベルにあったんです。
逆に3点目を取れていたかもしれません。

しかし、今シーズン通じて、どうしても試合を「2点差」にできない試合が多くあります。
前半戦の分析でもいいましたが、 今のG大阪は失点数も決して低くはありません。
しかし、それは守備に問題があるからではないんです。

先制して、次の2点目がなかなか取れないと、どうしても「点を取られないようにする」という意識が優先順位で高くなってしまいます。
それは、当たり前の心理変化です。
そして、逆に相手は、「リスクを負ってでも、点を獲る」方向に意識がシフトします。

そうなれば、必然的に高い位置で相手からプレッシャーを受けやすくなり、正確なパスワークに多少の乱れが生じます。
後半の25分過ぎからのパワーバランスは、圧倒的に京都が優勢になり、押し込まれる結果になり、リスクの高いセットプレーを相手に多く与えてしまいます。
例えどんなに守備能力が高くでも、優秀なキッカーがいれば、得点の可能性は高まります。
また、G大阪はセットプレーの守備が上手ではありません。

この試合では、何とかしのぎきりましたが、全ての元凶は、決定機の多さに見合わない決定力の低さにあります。

苦しいのは、この決定力は、チームで改善するには限界があることです。
FW陣が覚醒してくれるか、新しい戦力がもっとも劇的に状況を変化させます。
しかし、西野監督は、新戦力の獲得をしない事を明言しています。

FWに入れてもらう以外、話にならないんです。

あと、気になるのは、二川のシュートの少なさです。
前半戦からそうですが、今シーズンの二川は、精度の高いラストパスは多く供給していますが、シュートが非常に少なく、必然的に得点も去年と比べると非常に低い状態です。

昨日の試合でも、攻撃の組み立ては非常にうまくいっているにも関わらず、二川のシュートが少ないという点は、改善を要する緊急の課題です。
二川の運動量が少ないとは思いませんし、シュートする意識が急に少なくなったとも思えません。
なぜ、彼のシュートが減ってしまったのか?
今後も注意深く見て行きたいと思います。

Vol.3へ続きます。。。

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posted by じゃんぼ^^ |23:55 | 2008 リーグ戦 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2008年06月27日

2008 Jリーグ 第11節レビュー 京都サンガFC戦(H) 「活かせない優位性」 Vol.3

Vol.2からの続きです。

5.水本の役割

この試合では、西野監督から一つのメッセージが発せられました。

それは水本がしていた役割を、今後は福元が行うという事です。

私は彼に3バックのストッパー的な役割は、適性ではないと思っていましたが、残された人材でいうなら、彼しかいないのもまた事実です。

ミネイロになるのかもしくは、加地をストッパーで使うという選択肢もありえるかとも思いましたが、福元のパフォーマンスに西野監督からGOサインが出たようです。

正直、水本と比べると押し込まれた展開での、安定感や信頼感は弱く、本当に大丈夫か?とも思ってしまいます。
しかし、ここで、福元がどんなパフォーマンスを披露するかが非常に重要です。

水本が移籍してしまった為、場合によっては、福元を完全移籍で買い取るという選択肢が現実味を帯びてきていると私は思っています。
ただ、彼を買い取るのは、彼がその実力を示す事が絶対条件でもあります。

最終的に福元自身の選択になるでしょうが、例え大分に戻ったとしても、水本の役割をまっとうできないようでは、大分に戻っても彼に与えられる役割などありません。
一度はシャムスカから「戦力外」的に扱われたわけですから、彼を見返す意味でも今後の彼の役割は非常に重要になってきます。

下平とはまた違った意味で、彼にも注目をしています。

6.「神様」松代よりも藤ヶ谷なのか?

前半戦の終盤、G大阪のゴールには「神様」がおられました。
そうです、松代様です。

本当に彼がいなかったらと思うと、ゾッとします。
藤ヶ谷が鹿島戦で負傷したあとを見事に引き継ぎ、獅子奮迅の活躍を見せていました。

後半戦を開始すつにあたり、私は藤ヶ谷が復帰したとしても、松代でいくんじゃないか?と思っていたんですが、見事に藤ヶ谷にチェンジしていました。

この試合では、藤ヶ谷もビッグセーブを魅せ、勝ち点2を引き寄せる働きでした。
彼の能力が低いわけではなく、松代とイーブンに近い存在だと私は思っています。

しかし、だからこそ、特定の理由なく藤ヶ谷に戻したのは、ちょっと違和感も感じてしまいました。

個人的には、松代と中澤の相性も良いように感じていましたし、松代のプレーはなんていうか、魂を感じます。

再度、申し上げますが、藤ヶ谷だって素晴らしいGKです。
嫌いと言うわけではありません。

ただ、松代とチェンジの仕方にちょっと疑問を持っただけです^^
西野監督から見れば、藤ヶ谷と松代には決定的な差があるのかもしれませんしね。


京都戦のレビューは以上です。

結果論からいえば、この試合に勝てたのは、京都の拙攻のせいだと私は思います。

あれほど完璧な攻撃の組み立てを披露しておきながら、自分達のシュートチャンスを外しまくって流れを失い、何とか逃げ切れた試合展開でもありました。

これからのどんどん苦しい戦いが増えていくのに、FW陣の不調ぶりは目に余ります。
万が一、彼らがこのままのパフォーマンスを続けた場合、全てを失いかねないリスクをはらんでいます。

特にバレーは、本当に瀬戸際に追い込まれているように感じました。
この試合の無得点で、ACLも含めて5試合連続無得点です。
エースと呼ぶには、あまりに酷い有様です。
代わりがいないんですから、その責任に値するプレッシャーに打ち勝って欲しいものです。

さて、続いて第14節の札幌戦があります。
後半戦初戦に勝利した事で、勢いはついています。

上位チームにプレッシャーをかける意味でも、取れる相手から確実に勝ち点3をとる意味でも、勝利を期待します。

では。

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posted by じゃんぼ^^ |23:50 | 2008 リーグ戦 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年06月27日

G大阪ユース プリンスリーグ 関西ブロック突破

記事アップ忘れてました(笑)

我らの子供達であるG大阪ユースが、無事にプリンスリーグの関西ブロックを突破し、クラブユース選手権と高円宮杯への出場権を獲得しました。

関西はこの時期、ユースクラブが強い傾向にあるようで、このブロックはG大阪と京都とC大阪が三つ巴の戦いを演じる事になりました。
残念ながら、現地へ見にいけませんでした。
(・・・特に和歌山まで見に行った人には、感心します。)

さて、その対戦相手である京都ユースとC大阪ユースにも、G大阪の宇佐美のように、それぞれのサポが期待しまくっている「星」が存在します。

まず京都ユースの宮吉君。
京都ユース絶対不動のエースストライカーです。
各代表年代での常連である彼も2種登録され、今期中にトップチームでのデビューがあるのではないか?と言われています。

C大阪にも、いい選手が多いんですが、このチームもエースストライカーの山口蛍君という素晴らしい選手がいます。
また、永井龍君という選手もいいFWで、宇佐美とは去年の豊田国際ユースでも競演しており、抜群のコンビネーションを披露していました。

その大一番の初戦は、宮吉君率いる京都戦です。
場所は和歌山の紀三井寺陸上競技場。(・・・と、遠い。。。)

ところが!!
なんと、宮吉君・・・トップチームに帯同する事になった為に、率いる事ができなかったようです(笑)
・・・ということで、宮吉君不在の京都との対戦になりました。

◎スタメンとサブ(公式記録)

   大塚 ブルーノ

宇佐美       神門

    水野 田中

岡崎 菅沼 橋本 山田

      森廣

SUB
GK 2年 金谷
DF 3年 臼井
DF 2年 平川
DF 3年 三ノ宮
MF 2年 関
MF 1年 望月
MF 1年 大森
FW 1年 原口
FW 2年 山本

交代
後半12分 ブルーノ→原口
後半27分 岡崎→臼井
後半27分 水野→望月
後半30分 宇佐美→三ノ宮
後半35分 大塚→山本


得点(京都Y 0-5 G大阪Y)
1点目 ブルーノ  アシスト 神門
2点目 大塚    アシスト 宇佐美
3点目 原口    アシスト 大塚
4点目 水野    アシスト 岡崎
5点目 大塚    アシスト 田中

宮吉君がいなかったからとは言いませんが、G大阪が圧勝したようです。
シュート数はそれほど多くなく、8本だけだったんですが、それで5点取ると言うのが驚異的です。

試合自体を見ているわけではないので、詳しくはわかりませんが、あいかわらず破壊力は抜群ですね。
京都は、精神面を含めた宮吉君の不在が大きかったのかもしれません。

この勝利で、クラブユースと高円宮杯への出場権を無事に獲得。


次は、関西ブロックの1位をかけた戦いです。
育成年代の予選での1位通過に大きな意味は無いという人もいるかもしれませんが、どんな試合であろうと、「勝ち」のこだわり抜く姿勢の無い選手は大成しません。
試合の価値とか意味とかの問題ではなく、「勝利への飢え」をどれだけ持っているか?も成功の為の大きなファクターです。

しかも、相手はC大阪です。
ユースとはいえ、ダービーはダービー。
勝利しかありえません。

◎スタメンとサブ(公式記録)

   大塚 ブルーノ

宇佐美       神門

    水野  関

岡崎 菅沼 橋本 山田

      森廣

SUB
GK 2年 金谷
DF 2年 内田
DF 2年 西塔
MF 2年 平川
MF 3年 三ノ宮
MF 1年 望月
MF 1年 大森
FW 1年 原口
FW 2年 山本

交代
後半00分 ブルーノ→原口
後半20分 関→大森
後半22分 橋本→内田
後半34分 神門→大森

得点(C大阪Y 2-1 G大阪Y)
1点目 菅沼  アシスト 宇佐美

残念ながら、試合は無念の敗戦です。
前半早々に失点してしまったことが尾を引いてしまった感じですね。
シュート数はG大阪の方が11本も放っており、ポゼッション高く優勢に攻めていたにもかかわらず、逃げ切られてしまったようです。

C大阪は山口君の得点はありませんでしたが、効率の良い攻め粘り強い守備を披露したようです。
本当に、好チームですね。

これでプリンスの関西ブロックは、全日程が終了しました。
G大阪は、前8チーム中2位で突破し、各大会の本選に進んでいます。

これから夏のクラブユース選手権、高円宮杯、Jユース選手権と続いていきます。
まずは、クラブユース選手権です。

楽しみですね^^
福島のJヴィレッジに行けるなら行こうと思ってます^^

では。

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posted by じゃんぼ^^ |21:00 | 2008 ユース・Jr.ユース | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年06月25日

後半戦に挑むG大阪は、不安いっぱい(笑) さながら難関RPGのようで・・・。

6月は色々ありました。
・・・自分自身にとっても、G大阪にとっても。

今日から2008シーズンの後半戦が始まり、テンションの高まりを抑える事ができないのですが、同時に本当にG大阪は後半戦を戦い抜けるのか?と言う不安が拭い去れません^^;

1.遠藤の五輪OA枠招集

もはや内定しているというニュースが飛び込んできました。
チームも監督も容認するとの事。
例え拒否しても、強制召集権なるものを日本協会が保持しているらしいので、持って行かれるんなら、変な揉め事は起こさないでおこうという気持ちもあるでしょうが、なによりも遠藤自身が望んでいると言う事が大きいのでしょうね。

遠藤自身が「日本代表」への強い想いを持っている気持ちは痛いほどよくわかります。
彼は常に多くの監督から代表選手として召集はされてきましたが、ピッチに立てない機会があまりに多い選手でした。
普段から飄々としているので、そう見えない人もいるかもしれませんが、その悔しさや歯がゆさは、想像を絶するものだったのではなないでしょうか?
そんな彼に、「代表の主力」として力を貸してほしいと声がかかりまくっているいるのです。
コンディションよりも、その想いに応えたいと思うのは、当然の心理なのではないかと思います。

なので、私は彼が代表に招集される事を素直に喜びたいと思います。
それが遠藤自身にとって嬉しい事なら、私も同じように感じます。
チームや監督もそういう遠藤の気持ちを知っているからこそ、喜んで送り出すのではないでしょうか?

とはいえ、これで8月に安田と遠藤がいなくなる事が、ほぼ確定しました。
つまり、スタメンを2人失って1ヶ月近く戦わないといけません。
さらに彼らのコンディションを考えると、帰国後にすぐに戦える状態であるとは考えにくいです。
つまり、場合によっては、8月~9月までいない状況もありえるわけです。
シーズン開幕前、安田の召集は想定の範囲内ですが、遠藤のOA招集は想定していなかったのではないでしょうか。
「新たな補強は必要ない」と言い切ったチームと西野監督のマネジメント手腕が問われます。

五輪期間中、おそらく安田の代わりは、下平になるでしょう。
遠藤の代わりは、前半戦で試した遠藤不在時のフォーメーションになると思われます。

下平にとっては、経験を蓄積するチャンスでもありますが、チームにとっては、重要な試合が集中している期間でもあり、彼を含めた最終ラインがその厳しい戦いに対応できるのかが問われる事になります。

また、遠藤不在時のフォーメーションでも、一定の戦いが出来る事はわかりました。
しかし、彼がいない事で、中盤でのゲームの組み立てやタメといった部分が、無くなる事も分かっています。
彼の組み立て能力やタメの作り方は、遠藤にしか出来ないプレーで、他の選手が代行できる類のものではありません。

チームが押し込まれた時や流れが悪い時に、どうやってそのピンチを脱するのか?
その戦い方の工夫が求められる事になります。
ボールの貴重な預け先がなくなった場合、私はルーカスがカギを握るのではないかと思っています。
しかし、ルーカスは「攻撃が好き」な選手です。
落ち着かせたい場面で、リスクの高いプレーを選択してもらっては困ります。
ルーカスももうベテランの域にあるわけですから、「ゲームの流れを読んだプレー選択」をしてもらう必要が出てきますね。

2.長期離脱していく選手達

今年のG大阪は、予想外に長期間に渡って離脱する選手が見られます。
このオフには、万全になって戻ってくるだろうと思っていた「兄貴」こと播戸竜二が、肝機能障害で長期離脱するというニュースが飛び込んできました。

この肝機能障害は、非常に怖い病気です。
具体的に何の病名なのかは、ニュースに出てきませんが、肝臓は「モノ言わぬ臓器」として有名で、意外とギリギリにならないと自覚症状が現れてきません。
血液検査をする事で、血液内の成分が異常な数値を示して発覚する事が多いようです。
しかも、その治療には長い期間必要とするケースも多く、1ヶ月や2ヶ月の離脱もありえます。

当初は、足首の故障だったはずなのに、新たに見つかった問題は、播戸を苦しめたと思います。
心中察するにあまりあります。

そしてチームは、貴重な得点源をまたもや、欠く事になりました。
得点力不足が叫ばれている時に、頭の痛すぎるニュースです。
播戸といえば、夏男。
暑い時期に得点を量産するタイプのストライカーです。
その「旬」な時期に、彼が力を発揮できないコンディションにある事は、後半戦でも点が取れずに苦しむチームを予兆しているような気さえしてしまいます。

この他にも、安田も足首を故障しており、万全ではありません。
また、後半戦が進むにつれて、怪我人が新たに出てくる可能性もあります。
特に、怪我リスクがそのままチームのリスクにまで昇華してしまうのが、CBの2人です。
水本がいなくなった事で、中澤も山口も怪我だけはできない状態に追い込まれてしまいました。
皆さんは見たいでしょうか?・・・福元とミネイロの4バックを(笑)
しかし、CBは激しい接触の多いポジションでもあり、ありえないとは言い切れない状況なんです。

俺が西野監督なら「ハゲそう」なチーム状況です。

3.超過密日程

そんなチーム状況にも関わらず、後半戦の日程は、「わかっていた事」ではあるものの、ありえないくらいハードな日程です。
それは、クリア不可能と言われる超難関RPGに匹敵するようなものです。

後半戦最初の難敵は、7/2のナビスコ杯初戦となる準々決勝から始まる横浜→柏→川崎でしょう。
横浜、柏は堅守を誇る好チームですし、川崎はリーグ随一の攻撃力を誇る相手で苦戦は必死です。

その次が、8/6のスルガ銀行杯から始まる連戦で、アメリカFC→オールスター→横浜FM→横浜FM→大宮です。
なにより、この期間に遠藤と安田がいません。
にもかかわらず、未知の相手あるアメリカFCとの対戦があり、ナビスコ杯の突破がかかる2ndLegがあり、しかも連続して横浜と当ります。
大宮も前半戦苦杯を舐めた相手で、好チームです。

その次が9/3から始まる地獄の6連戦です。
ナ杯準決勝が2連続→名古屋→ACLアルカラマ→京都→ACLアルカラマ
涙が出そうです(笑)
しかも、ACLの1stLegは、試合間隔が短いにも関わらず中東までの長距離遠征があります。
この9月の連戦は、内容ではなく、根性が問われる月になりそうですね。

そんな死者の集団となっていてもおかしくない時に、最後の苦難を神はお与えになられます(笑)
ナビスコ決勝で始まるこの11月。
ACLの決勝もあり、リーグ戦の佳境でもあります。
ナ杯決勝→ACL決勝1st→FC東京→ACL決勝2nd→川崎→浦和

これだけの試練に勝ち抜いた者だけが、勝利の女神から熱いディープキスを受け取る事ができるのです。
・・・もしかしたら、脱いでくれるかもしれません(爆)

もっとも、勝利の女神が大変ドSなので、そのんな勇者に「12月の塔」という最難関クラスのダンジョンへの挑戦権を与える事になります。
そうです!
クラブW杯+天皇杯という2つの伝説の秘法を持ち帰る権利を得るのです。

HP1&MP1に近い状態であろうとも、アイテムと魔法と運を駆使して戦わざるを得ません。

このRPGに挑むのは、「アホ」だけだ。

しかし、あえて言おう...G大阪はアホであると!!



なぜなら、その先に・・・

      ・・・勝利の女神との熱い一夜が待っているのだから・・・\(-o-)/




えー、一番のアホが、例え俺だとしても(笑)

G大阪への愛情がゆえですので、ご了承下さいm(__)m

ともかく!

今日の京都戦です。

例え水本が移籍した相手だとしても、京都に非があるわけではありません。

しかし、フェルとシジがいる相手です。

決して簡単な相手ではありません。

それでも、リーグ戦で上位に食い込む為にも、勢いをつける意味でも、ゴタゴタ続きだった6月を清める意味でも、求められるのは勝利だけです。

試合開始まであと少し。
心から、魂から、応援します。
FORZA!!GAMBA!!

では。

京都戦のレビューをお楽しみに♪

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posted by じゃんぼ^^ |16:00 | 2008 コラム | コメント(3) | トラックバック(0)
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2008年06月19日

水本の移籍を色々な方向から考えてみた

今朝、目に飛び込んできたニュースは、あまりに残念な内容でした。

「水本、G大阪退団確実」

その時点での記事では、練習を無断欠席したとの内容もありましたが、その後G大阪の公式HPから、正式なリリースが発表され、無断欠席の事実は無い事が分かりました。

さて、最初に目にした時は、「がまんできへんかったかぁー(-_-;)アホやなぁー」と悲しみに打ちひしがれてました。

色んなサポのブログでも、彼に対する憤りや悲しみをつづった記事が多かったですね。

色んなサポの声も読んだ上で、私も少し落ち着いてきたので、色んな視点で今回の移籍劇を見ていきたいなと思います。

1.出場機会をなぜ求めたのか?

水本自身からの声が出ていない以上、正確な彼の気持ちはわかりません。
しかし、察するにG大阪での今の彼の役割が、問題だったのでしょう。
彼は今、中澤の控えCBであり、逃げ切り時の守備固めとして、G大阪の勝利に貢献していました。

彼自身、千葉から移籍する際に、自身のレベルアップを求め、より良い環境と求め、レベルの高い戦いの場を求めてG大阪にやってきました。
彼がそう考えたのは、ゴタゴタ続きの千葉というクラブに嫌気がさした事もあるでしょうが、五輪代表で戦うという目標の為に、どうしても国際経験が積めるクラブへの移籍が必要だからと考えた為だと私は思います。

彼は、五輪代表という目標に、非常に大きな想いや夢をかけて行動している選手なのです。
その想いの強さゆえに、今のG大阪での役割を受け入れる事が出来なかったのでしょう。
出場機会の無い状況であっても、反町監督は代表に召集していますが、トゥーロン国際大会でも吉田や森重など、クラブでスタメン出場している有能なCBとの競争が激しくなるにつれ、「本当にこれでいいのか?」と自問自答していたのではないでしょうか?

もし、このままG大阪での役割を受け入れた結果、この激しい競争に敗れて、五輪のピッチに立てなかったら、死ぬほど後悔してしまうと考えたのかもしれません。
「俺は何の為に、G大阪に移籍したのか?五輪の為じゃないのか?」と。

新天地の中、彼の真面目な性格が自問自答を呼び、悪い結論、極端な結論にどんどん繋がったのではないかと思います。
よく真面目な人間ほど、この負のスパイラルに入ったら、抜け出せなくなると言います。
職場でも、精神的にまいってしまう人間は、真面目な人が多いです。

「移籍するしかない」

そう結論つけてしまったのは、G大阪サポとしては、とても残念な事です。

西野監督やフロントと多くの話し合いもされた上での決断でしょう。
もちろん、もし彼がこのままG大阪にいたら、彼の夢である五輪のピッチに立てない可能性も十分にあったと思います。

・千葉から移籍した時に、G大阪でスタメンに定着できないリスクがある事も承知していたのではないのか?
・なぜそこまで五輪にこだわるのか?
・そんな心構えで本当に一流のCBに慣れるのか?
・マイナスイメージを受けてまで強行する必要があるのか?
・単純にわがままじゃないのか?
・ただ現実から逃げているだけじゃないのか?
・京都のCB陣に対して失礼じゃないのか?

多くのサポの記事にも踊ったような色んな疑問は、私の中にもあります。
もう私はこの選手を純粋に応援する事はできません。
それは、彼が今回の判断で失ったものです。

ただ、彼の中に「譲れない想い」があった事は確かですし、そういう想いを持つ事はとても大事です。
今回の判断と行動と結果が、彼を一流のCBにするかもしれません。
それは、誰にもわからない事です。

ただ、その想いの強さゆえの判断と行動が、どういう結果や影響を生むかは、彼が甘んじて受け入れるべき対価です。
自分の想いを貫く為に、何かを失う事はよくあります。

それが分かっているなら、もう何も言えません。
もし分かっていないなら、今回の件で彼は多くの事を学ぶのかもしれません。

正しい選択かどうかが問題なのではなく、それが選択として「正しかった」と思えるように彼には、今後がんばって欲しいと思います。

2.京都サポは彼をどう受け入れるのか?

京都は、開幕前もそうですが、この中断期間も積極的な補強に動いており、昇格チームとして万全の準備を進めています。
京都を昇格に導いた選手がピッチから消えつつある事も現実ですが、そこには絶対に降格しないというフロントの強い想いが感じられます。

そして今回の水本の獲得です。

この補強で、千葉のCB陣は、非常に分厚い陣容になりました。
増嶋や手島というCB2人がかなり使えるようになっている上、ベテランのシジクレイも健在です。
CBが2人怪我しても、まったく問題ありません。

水本は出場機会を求めて移籍しています。
彼が移籍する上で、「出場出来る事」を条件に盛り込んだ可能性は非常に高く、それは問答無用で増嶋か手島をベンチに追いやる事を意味しています。
もしくは、3バックに変更するにしても、その影響で誰かを外す事になるでしょう。

京都のサポは、そんな選手をどう受け入れるんでしょうか?
どう応援するんでしょうか?
競争もさせずに、前半戦を戦ったレギュラー選手を、追いやるんですよ。
しかも、その影響でベンチから外れる選手も出てくるわけです。

また、今回の移籍金も4億以上と噂されています。
京都には、京都経済界のドンこと、稲盛会長が積極的に支援している事もあり、地元の経済界も多くの出資をしています。
メインスポンサーの京セラをはじめ、任天堂やワコール、日本電産、京都銀行、KDDIなど、日本を代表する企業ばかりです。
その豊富な資金力を、惜しげもなく使っています。

ただ、単純にクラブとしては、金が無限にあるわけでは無いはずです。
本当に必要な投資だったのかは、疑問が残るのではないでしょうか?
京都が本当に補強する必要があったポジションなのでしょうか?

既に倉貫の退団が発表されていますが、また誰かをシーズン途中に追い出そうとしているように思えてなりません。
次は、森岡ですか?

3.代理人やエージェントの存在

今回の移籍劇に関しては、株式会社カンテーラというマネジメント会社の暗躍を指摘する声も上がっています。
指摘ブログ→サッカーコラムJ3

私は、この会社の事を詳しくは知りませんし、実際どの程度の干渉があったのかは、分かりません。

しかし、確かなのは、今回の移籍がもしまとまれば、この会社には大きな利益がもたらされると言う事です。

上記で述べた水元の葛藤を、このマネジメント会社や所属する代理人は、どう彼と向きあったのでしょうか?
今回の件で発生した、彼に対するマイナスイメージも、事前にきちんと説明したのでしょうか?
プロスポーツ選手は、スポンサーの活動にも影響する場合があるので、「イメージ」にはとても気を使うべき部分です。
マネジメント会社であるなら、顧客に対して、その点に関する説明義務も発生すると思います。

本当に水本にそれを説明したのか、私は疑問を強く持っています。
こういう移籍劇の場合、後ろで動く代理人やマネジメント会社には、ほとんどスポットライトが当りません。
もし水本にとって、不利益となるようなマネジメントを、利益追求だけの視点で行ったのなら、由々しき問題だと思います。

企業体である以上、利益無き行動はありえませんが、顧客に対して不誠実であるなら、法律違反ではないでしょうが、それは「健全である」とは思えません。
真相が、出てくる事はないでしょうが、移籍の裏側に選手本人以外の力も作用している可能性を今回は感じさせられました。

4.空席となった水本の役割

今回の水本の移籍の影響で、更新しない方針だったミネイロとの契約を、急遽延長する事になったようです。

水本の役割は、今のG大阪にとって、非常に重要なものでした。
今年のG大阪は、大量点を取って相手を粉砕するサッカーを出来ていません。
苦しみながらも、手堅く逃げ切るサッカーが増えています。

そのサッカーにとって終盤に投入される、対人能力や空中戦に強い水本の存在は、欠かせない安心感をもたらしつつありました。
そして、問題なのは、この彼の役割を代用できる選手が、今のG大阪にはいないと言う点です。

福元は、カバーリングを得意としており、攻め込まれた状況を屈強に跳ね返す強さはまだありません。
植田はサテライトでも、不安定なプレーが多く、信頼して起用するレベルにありません。
ミネイロはフィジカルの強さは持っていますが、ポジショニングやリスク管理が非常にアバウトで、繊細な場面で起用するには、あまりに危なっかしい存在です。
G大阪としても契約を更新しない方針だった事も、その現実を如実に表しています。

つまり前半戦と同じ様に戦うなら、何らかのリスクを負いながら、逃げ切る事になります。
誰を起用しても、逃げ切るには危ういのです。
強いて起用するなら、福元になるかもしれませんが、そこに安心感があるとは思えません。
福元の能力が低いと言っているのではなく、守備固めとして投入されるタイプのCBではないと言う事なのです。

また、それは中澤が怪我したり、累積警告で出場停止になった場合のバックアップがいない事も意味しています。
もう後半戦が始まろうとしている状況では、新たな補強もできません。

水本の行為は、G大阪を窮地に陥れた行為であり、G大阪サポとして許せるものではありません。

5.G大阪のフロントに本当に非はないのか?

今回の移籍劇では、G大阪フロントに対して、同情的な声が多かったように思えます。

まさか水本がこのような判断をするとは想定できなかった部分でもあるでしょう。
それを象徴するように、山本強化責任者は、中断期間中の補強は考えていないと述べていましたし、ミネイロとも契約更新をしない方向で話し合いを進めていたのですから。

しかし、五輪代表への想いが強い事は、獲得時から分かっていたポイントでもあり、仮にG大阪でスタメンを取れなかった場合のモチベーションについては、事前に確認する事はできたのではないでしょうか?

一般の会社での採用でも、「希望する仕事に就けない場合はどう考えるか?」という質問を面接で聞く場合があります。
フロントとして、獲得する選手のモチベーションコントロールやメンタルコントロールに関して、事前に調査する事を今回は怠った可能性が考えられます。

もちろん、その事を事前に確認していても、「いや、入ってみたらあまりに、イメージと違い過ぎたから」と言う若者もいますし、水本もそう言ったのかもしれません。
フロントにそこまでの責任を持たせるのは酷という見方もありますが、中心選手として獲得した選手が、シーズン途中で退団してしまう状況を防ぐ事も強化部の重要な仕事です。
場合によっては、それによって降格や優勝争いからの脱落だってありえるわけです。

やれる防御策を本当にしていたのかは、厳しく反省してもらうべき点なのではないでしょうか?
こんな意見を言うのは、シーズン途中での主力級選手の電撃退団は、去年に続き2度目だからです。

「G大阪は、多少の無茶も許してくれる」と選手に思わせては、絶対にいけません。

6.破談にしてしまう愛情もアリ?

また、その上での移籍金額ですが、G大阪は移籍容認の方向になっているようですが、法外な移籍金を要求して、この移籍劇を破談させる事もできます。
その結果、水本には大きな不信感が残るでしょうが、そうしてはダメである理由はありません。

逆に、負のスパイラルに陥っている水本選手の不振を一時買ったとしても、3年先に素晴らしい選手に成長させる判断となるかもしれません。
水本選手がいくらフロントに不信感を持ったとしても、クラブがOKを出さない限り、移籍はできないのですから。
もしそういう状況になれば、イヤでも気持ちを切り替えて、ハングリーにG大阪のスタメンを狙う必要性が出てきます。

たら、れば、の話ですが、そういうクラブとしての「愛情」の表現もあるのではないでしょうか?
選手がクラブに対して「愛」が無いなら、留意しても無駄という意見もありますが、そもそも最近の若者に「愛社精神」とか説いても難しいのが現実です。
一時嫌われても、結果として「良かった」と思える未来をその選手と共にする覚悟があるなら、この移籍話を破談に持っていく「頑固さ」があっても良いのでは?とも思いました。

転職をしたり、移籍をしたりする事は、決して悪い事ではありません。
私だって、一度ならず転職しています。

ただ、雇用契約や選手契約を締結する上で、共に気持ちよく仕事が出来る事も大切ですが、一度、共に戦うと決めた選手や社員を「命がけで育ててやる」という気概が、最近、世の中から薄らいでいるようにも感じます。

もっと「いい意味でのウザい」人間関係があっても良いのではないかと、私は考えています。


今回の水本の移籍劇では、色々考えさせられましたが、とにもかくにも・・・

「水本よ、お前、ほんまにええんか?ほんまに、ほんまに、ええんか?」

という気持ちに尽きます。

叶う事なら、今から一緒に飲みに行って、話を聞いてやりたいキモチです。

ちょっと、簡単に切り替えにくい事件です。

では。

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posted by じゃんぼ^^ |23:44 | G大阪ニュース | コメント(17) | トラックバック(0)
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2008年06月12日

前半戦分析 番外編 審判問題をどうしたいのか? Vol.1

浦和戦での裁定についての記事を間に挟んでしまいました^^;

さて、前回の前半戦分析の記事で書いたように審判問題について私なりの考えを書いてみたいと思います。

1.前半戦の審判問題

今シーズンの前半戦は、様々な審判問題が取り沙汰されました。
ちょっと調べただけでも、以下のような問題が思い出されます。
誤審だけに絞れば、もっと多くの試合でも起こったかもしれません。

・ゼロックス杯での家本主審の判定
・横浜FM-大分戦での松尾主審に対するシャムスカの激怒会見
・西村主審によるJ2での退場者取り違え問題
・西村主審による「死ね」発言疑惑
・岡田主審による大久保の退場劇
・佐藤主審による1試合選手退場者3人+監督退席
・村上主審による川崎F-柏戦での試合後の退場劇
・吉田主審による浦和ー川崎F戦での誤審
・岡田主審による浦和ーG大阪戦での誤審

多くの問題があった中で、主審の判定が試合に影響力を与えすぎてしまい、いわゆる「試合をコントロール」できない状態に陥ってしまった幾つかの試合は残念だと思います。
しかし、審判に関して議論する上で、私は3つの視点を大事にしていきたいと考えています。

2.主審だけを責める事の無意味さ

確かに審判の存在が試合の勝敗を左右しかねない大きい影響力を持っています。
しかし私個人としては、試合結果に対して、その中での審判の判定を議論するよりも、チームの抱えている問題に目を向ける方が大きな意味があると感じます。

その判定も数多くある「イレギュラーな事象」の一つと考えて、それを含めてどう戦ったのか?がプロ選手として重要だと考えています。
さらに、事前に審判のクセや傾向は、把握した上で戦う事も必要なのではないでしょうか?
例えば、扇谷主審は、セットプレー時の位置取り争いに関して、非常に繊細な判定をしがちです。
位置取り争いは重要ですが、その繊細な判定に苛立って、無用なカードを受けたり、冷静さを失って失点してしまう方が割るかに未熟です。

また、贔屓のチームが不利な判定を受けたら不満が募るのは当たり前です。
しかし、有利な判定に対して激怒する声はあまり聞きません。
そういう心理はむしろ当たり前で、そういう心理がある中で審判の判定一つを議論しても、視点として公平性に欠ける場合もあるでしょうし、相手チームやサポの無駄な反感を買うだけで建設的な議論ができるわけではありません。

主審の判定に怒り狂ってチームに何か、プラスになる面があるのでしょうか?
私は一切無いと思います。

私はサポなので、チームのためになる事こそを喜んでやりたいと思います^^

Vol.2へ続く。。。

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posted by じゃんぼ^^ |20:30 | 2008 前半戦分析 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年06月12日

前半戦分析 番外編 審判問題をどうしたいのか? Vol.2

Vol.1からの続きです。


3.審判の良い悪いの基準って何?

多くの審判に関する問題の議論が起こる中で、審判の良い悪いと判定する基準が、非常に曖昧だと私は感じています。

「良い審判」って何を持ってそう判断するするのでしょうか?
この回答に明確な答え、私を納得させてくれた人は、未だに出会った事がありません。

人によって回答もバラバラですし、自信たっぷりに回答する人の答えは決まって、非常に曖昧な基準です。
試合での存在感が無い人が一番優秀なんだという声がありますが、では、なぜその審判は存在感がないんでしょうか?

私は、いい加減何らかの基準を設けるべきなのではないかと思っています。
もちろん、それを明確にしかたからといって、審判問題に関する議論が全て無くなるとは思いません。
しかし、試合後の一方的な感情や、一部の地域のサッカーの一部の試合のイメージと比較しただけの曖昧な印象だけで議論した先に、審判の質を本当に改善できるんでしょうか?

これは何もサポだけの問題ではなく、審判委員会としてもです。
例えば、先日韓国サッカー協会に特別講師としてイングランドサッカー協会のイアン・ブランチャード審判委員長が招かれた際のインタビューがありましたが、その中で一つの指標として「(イングランドの)審判たちは平均96%は正しい判断を下している」という事を言われていました。

何を「正しい判断とするか?」については、判断が分かれるとは思いますが、「誤審率」を取ってみるのは良い考えだと思います。
イングランド審判達は、4%もの判定を「正しくなかった」と認識しているのです。
審判達自身が、自分達の技術の何が不足していて、何が不足していないのかと説明できない限り、サポや選手からの不信感を取り除くのは難しいはずです。
その不信感を取り除く一つの方法として、何らかの数値指標を収集し、目標化し、公表していく事が重要なのではないでしょうか?

誤審率、警告数、反則数、、退場数、心肺機能数値、1試合中のボールとの距離平均、1試合平均移動距離、視力、選手への審判満足度調査、1枚目のカードを出すまでの平均時間・・・etc

どんな指標が適切なのかは、私もまだわかりませんし、審判の個人情報に関わるような数値は当然ダメなのかもしれませんが、議論のたたき台としてなんらかの指標が必要だと私は思います。

サポや審判、選手の各個人が、自分達の印象だけで「良い悪い」を議論していて、話が噛み合うはずがないと思います。

4.何のイメージと比較しているのか?

日本はプロサッカーリーグが発足して15年弱、プロ審判制度(SR制度)ができて6年弱しか経っていません。
その現実がある中で、いきなり数十年以上の歴史を持っている欧州トップレベルの審判、しかも一握りの優秀な審判のイメージと、今の日本の審判を比較して、激しく非難するのはまったく無意味です。

現時点において、一部のトップレベルの審判との間には、明確な差が存在するんです。
それは、「分かっている事」なのではないでしょうか?
つまり、「その差ありき」で、リーグの試合が行われているはずなんです。

私は、審判について言及しているサポの声の中で、「Jリーグの審判はレベルが低い」や「海外では当たり前」と言った意見には違和感を感じます。
先ほどの基準に関する考え方にも繋がる部分があると思うのですが、何をもって「低い」としているのかや何を「標準」と位置づけているのかが私にはよくわかりません。

審判は基本的に各国のサッカー協会に従属しており、その判定基準も各国のサッカーの「感性」に沿った場合が多いはずです。
そういう背景があるにもかかわらず、一部や特定の国の判定基準を「標準」だとする事が、本当に良い事なんでしょうか?

また難しいのが、特定の国の判定基準がある中で、FIFAの統括するW杯仕様の判定基準も存在すると言う事です。
FIFAの定めるルールに沿って、比較的厳格に判定する日本の審判は、実はFIFAから高い評価を受けているという声を以前、某審判のインタビューから耳にしました。
FIFAからしたら、自分達で決めたルールに厳密な審判に高い評価を与えるのは当たり前です。

また、欧州の審判を基準に議論する方もいらっしゃいますが、欧州の審判でもトップレベルにあると世間から評価されているのは、ほんの一握りの優秀な審判だけです。
欧州でも当然、経験の浅い若手審判はいるわけで、彼らの判定に対して、日本では考えられないほどの非常に厳しい批判に晒される事もまた少なくありません。
プレミアであろうと、リーガであろうと、セリエAであろうと、審判について批判的なコメントはしばしば見られます。
人にもよるでしょうが、安易に「欧州とは違う」と言うその「欧州」は何をイメージして判断しているのでしょうか。

審判の技術力の差を、国によって議論したいなら、その国の全ての審判のレベルをまとめた上で議論するべきで、一人の抜き出た優秀な審判のイメージ、数試合しか見た事のない審判のイメージと日本の審判全員を比較するべきではないと私は考えます。

欧州にしても、その一握りの優秀な審判は、多くの審判の尊敬と敬意の対象であり、彼らの技術力は、「学び」の対象であるはずです。
日本の審判も彼らを「学び」の対象としている点は同じであり、彼らの存在がそのまま各国の技術力の差に繋がっているわけでは無いと私は思います。

Vol.3へ続く。。。

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posted by じゃんぼ^^ |20:15 | 2008 前半戦分析 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年06月12日

前半戦分析 番外編 審判問題をどうしたいのか? Vol.3

Vol.2からの続きです。。。


5.審判達自身にどうあって欲しいか

日本の審判達は、プロ化してからの歴史も浅く、まだ成長過程、発展過程にある段階である事をまずは受け入れるべきだと私は思います。

それは、サポも選手も審判自身もです。
サポは、1試合中の個々の判定を、大げさに騒ぎ立てる必要はないと思います。
選手は、より密接に審判と触れ合うわけですから、選手側からももっと審判に歩み寄る努力をすべきです。

そして審判自身は、もっと自分達のパフォーマンスに対して、自分達の技術力の向上や信頼を得る為に、積極的な議論を自分達自身で引き起こさないといけません。

ミスジャッジをした事で審判の権威が下がるのではなく、それを受け入れようとしない、ミスジャッジも起こりうるんだと認めない姿勢が何よりもその権威を下げるのではないでしょうか?
審判の権威は、企業における社長の権威と同じで、周囲が作り上げる部分もありますが、自信の行動や言動によって勝ち取るものでもあります。
今の審判への不信感は、その姿勢に最も大きな問題を感じてしまうのです。
全てを完璧にコントロールして欲しいのではなく、問題が発生した時の潔さや改善していこうとする努力が、見えてこないところが深刻なのではないでしょうか。

自分達で技能を判定する指標をつくったり、サポとの意見交換、情報開示、各国審判委員会との交流、積極的な判定技術の試験的な導入もFIFAに先駆けて試みても良いのではないでしょうか?

副審の数を増やしたり、ICチップ入りボールの導入を世界に先駆けて「やってみる」事も私はあっても良いと思います。
その結果の検討がきちんと行われるなら、OKなのではないでしょうか?
その検討の結果が問題があるなら、改善方法を考えるか、最悪廃案にしても良いはずです。
社会的にも個人や組織の積極性が求められている時代の中で、審判もその精神があってもよいのではないかと私は思っています。


以上です。
長々と書きましたが、まぁ、簡単に言うと、一時的な感情や先入観だけで審判問題を議論するスタイルを、そろそろやめませんか?と言う事です。

ぶっちゃけ、あんなストレスの多い仕事も無いですよ、マジで。
5万人以上からブーイングを浴びる仕事を選ばれたわけですし、それ自体に敬意を私は表します。
また、そんなにバッシングを受けるとなると、誰も審判をやりたがらなくなる可能性も出てきます。
それこそが、最大の悲劇なのではないでしょうか?

結局、「どう育てるか?」という視点なくして、自分達だけ大事というのでは、何も発展しません。
それは、サポも、選手も、審判自身も同じです。

一緒に考えていきませんか?^^
では。

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posted by じゃんぼ^^ |20:01 | 2008 前半戦分析 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年06月10日

浦和戦の制裁内容が決定

先日の浦和戦で発生した一連の騒乱に対して、本日、Jリーグからの制裁内容が決定したようです。

浦和レッズ/ガンバ大阪サポーター衝突トラブルの件

G大阪は1000万円の制裁金を課されました。

金額や懲罰内容の是非は、これから議論していけば良いかと思いますが、G大阪にも制裁が下ったのは、当然だと思います。
そして、浦和に勝ち点の剥奪という決定がされなかった事を、本当に良かったと思います。

私個人の意見としては、「罰」としての意味が多少弱いかなとも感じます。
G大阪と浦和にとって、1000万と2000万が、「厳しい」と受け止められるのかが多少疑問です。
もちろん安い金額ではありませんが、1000万と2000万にするなら、勝ち点剥奪以外の制裁も私は覚悟していました。

規約上の限界はあるとは思いますし、他の事情もあるのかもしれませんが、社会に対してJリーグとして「安全、安心なスタジアム作り」を宣言するような罰になっているのかは疑問に感じます。
最近、本当に「日本の安全なスタジアム」が一部のアホサポによって、脅かされています。
それに歯止めをかける意味がこの内容に、入ってくるのかとも思っていたので、少し残念です。
今回の裁定にそのメッセージ性が薄いと言う事は、新しく作ろうとしている規定に、大きなメッセージ性を盛り込みたいと言う事なんでしょうかね。


とはいえ、下った制裁は厳粛に受け止め、我々も含めてスタジアムの在り方、応援の在り方を考えていく事が大事だと思います。

皆さんは、どう思いますか?

とりあえず、速報として記事にしました。
では。

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posted by じゃんぼ^^ |18:07 | 2008 コラム | コメント(12) | トラックバック(0)
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2008年06月07日

前半戦分析 6.各チームの前半戦中の反則数&警告数 Vol.1

少し時間が空いてしまいした^^;

今回は、リーグ戦での各チームの反則数と警告数に触れてみたいと思います。
今年から反則ポイントなるものも導入され、反則の数で順位が決まってしまう事もありえます。
また、少し関連する話題として、前半戦を通して、色々と議論が巻き起こった審判問題についても、次の機会で私の考えを述べてみたいと思います。
相変わらずの長文で、申し訳ないです^^;

1.反則数&警告数



基本的な考え方は、今までのデータ分析と同じです。
データはリーグ戦のデータだけを使用しています。
・データ元の考え方で、ベンチからの退席処分を受けた選手やコーチも「退場数」にカウントされています。また、退場には一発退場と2枚目での退場との差が分からないので、分析の主要な対象には含めていません。
・警告率は、警告数を反則数で割った数字で、今回のデータは、警告を受けやすいチームに注目してみたので、この警告率順に並べてみました。

今回、警告率を計算してみたのは、警告(つまりイエローカード)を受けやすいチームがあったのかを見てみようと考えた為です。
イエローカードを出されているという事は、それなりの理由があるはずですし、激しい守備をするチームに反則数や警告数が多くなるのは、限度の範囲内であれば、ある意味チームカラーでもあります。
日本人の守備には、激しさが無いという意見もある中で、こういう特徴を持ったチームが印象値ではなく、実際にどこなのかを探れないかなと考えました。

2.警告率の高いチーム

表を見た時に、特徴的なチームは浦和と大分ではないでしょうか。
浦和は現在最も反則の少ないチームですが、警告数が少し多く、結果的にリーグで2番目に警告を受けやすいチームとなっています。
浦和は、もともと守備能力の高いチームです。
1点を守りきる能力では、Jリーグ随一のチームだと私は思います。

その守備を支えている要素の一つが、フィジカルの強さを活かした玉際での激しい守備にあるのではないでしょうか?
言い方は悪いですが、必要ならファウルも辞さない覚悟を持った選手も多く、熱いファイターの多さがこの数字に表れているのかもしれません。
しかし、彼らがただの「荒くれ者」でない事を証明しているのが、ファウル自体の少なさです。
浦和に対してライバル心を持っているチームやサポーターが多いので、必然的に彼らの守備に対して、厳しい意見が出てしまうのは仕方が無いのかもしれませんが、少なくとも数字上は彼らがなぜ誇れる「守備」を持っているのかを示しているのではないでしょうか?

もう一つは大分です。
大分は、私が個人的に「可哀想な判定」を受けているなと思った試合も多かったという印象を持っていました。
なので、この警告率の順位を見た時にやっぱりなと思ってしまったのも事実です。
もちろん、全試合を見たわけではないので、たまたま見た試合だけと言うこともありますよ^^;

警告数が他チームに比べて、飛びぬけて多かったというわけではありませんが、リーグで最も警告を受けたチームである事もまた事実です。
退場数も4回あり、激しいファイトを物語る数字なのかもしれません。
可哀想な判定と言う印象があったと先ほど述べましたが、激しい守備は大分の生命線でもあり、それ無くして大分というチームの戦い方はありえません。
両ボランチも、最終ラインの選手も、豊富な運動量と激しいボールへのプレッシャーを得意とする選手ばかりで、シャムスカもそういう選手を好みます。
全員、「猛犬」のようなチームなんです。

しかし、往々にしてそういうスタイルは、相手チームの闘争心をもかき立てますし、荒れがちな試合になる事もあるでしょう。
そんな中では、審判も必然的に神経質になりやすく、「コントロールの為」にカードを出す確率が高いのかもしれません。
選手層が決して厚いわけではない大分にとっては、警告枚数は死活問題だとは思いますが、そのスタイルなくして大分サッカーが具現化しない以上、ある意味「特徴的な数字」のような気もします。
ただ、反則数はリーグ5位で、浦和同様に多いわけではなく、無駄なファウルはしないチームなのではないかとも思います。

この2チームを見る限り、「ファイトはするが、試合巧者なチーム」「良い意味でいやらしいサッカーをするチーム」というのは、こういう数字を残すのかなという印象を受けました。

Vol.2へ続きます~


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posted by じゃんぼ^^ |13:50 | 2008 前半戦分析 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年06月07日

前半戦分析 6.各チームの前半戦中の反則数&警告数 Vol.2

Vol.1からの続きです。

3.現在進行形の証明

では、逆にファウルの数は多いのに、警告はなぜか少ないという「マリーシア?(笑)」全開のチームはあるのでしょうか?
それに該当しそうなチームが、FC東京と名古屋です。

特に名古屋の警告数少なさは、驚きです。
今年の名古屋には、攻撃時のアグレッシブなリスク管理が特徴の一つで、リスクを計算しつつも攻撃時には思いきって人数をかけて「攻めきる」意思の強さが伺えます。
しかし、当然全ての攻撃が「攻めきれる」わけではありませんし、パスミスや跳ね返されたボールから逆襲を食らう事もあります。
ところが、今年の名古屋は、見違えるように攻守の切り替えの早さも持っています。
それは各選手が自分にどんな責任が課せられているのかをよく理解している証拠でもあると思いますが、その分相手ボールになった瞬間のプレッシャーは、柏に匹敵するほどの激しさです。

ただ、柏は既に石崎サッカーが各選手に深く浸透しており、その分だけファウルを受けないプレッシャーの術も会得しつつあります。
その点、ファウル数が多いのは、名古屋がまだ成長途中にある事を示しているのかもしれません。

しかし名古屋は、比較的相手陣内に攻め込めている事が多く、例えボールを奪われても、相手ゾーンでファーストプレスをかける事ができるチームなのではないでしょうか?
その相手ゾーンで犯すファウルは、警告を受けにくく、また相手の攻撃時の勢いを殺ぐ効果もあります。
ストイコビッチ監督の指示で、あえてそういう戦い方をしているような気がしてなりません。
多くのファウルをその付近で獲得してきた監督だからこそ、「PA付近での無意味なファウルをするな」という実感のこもった指示が、選手に大きな説得力をもたらしているのかもしれません。
非常に「上手く」戦ったチームだと思います。

もう一つは、FC東京です。
もともと城福監督は、非常にファウルを嫌う監督というイメージを私は持っています。
彼は「全員攻撃、全員守備」が基本にあるので、守備時には複数人で囲い込んでボールを奪取する為の守備タスクがある事がこの数字に繋がっているのではないかと推測します。
ボールへのプレッシャーは当然かけますが、プレー選択の順位として、ファーストアタックは「ディレイ(遅らせる)」をルールに置いているように感じます。
なので、警告をもらうような守備の必要性がそもそも低いのではないでしょうか?

また、もう一つ考えられるのが、今野、羽生、藤山、浅利といった選手のボール奪取が上手い選手が多い事もあるのではないでしょうか?
特に今野のボール奪取技術は非常に高く、さらに素晴らしいのは、それがノーファウルになる事が多い点にあります。
NHKのインタビューで、「あえて相手に一度ボールを触らせた上で、そのファーストタッチを狙う」という奪い方のコツを答えていました。
その特徴自体は、人によっては「当たり前」と言う人もいましたが、それをJ1のプレースピードの中で、あるいは海外の選手に対して「駆け引き」を行いながら実行しているレベルの高さが、この選手のスゴさなのではないかと思います。
そういう上手い選手の多さも、警告の少なさに繋がっているのではないかと思います。

ただ、このチームも名古屋と同じで、まだその戦術を理解している途中段階なので、肝心のファーストディレイの質が悪かったり、判断が悪い場合も多く、ファウル数が比較的増えているのかもしれません。

4.クリーンファイトの代償

今度は、全体的な傾向を見るために、上記の表を順位順に並べ替えてみました。

13

全体的な傾向としては、ファウルの多さや警告の多さが、順位に大きく関係はしていないように思えます。
一試合の中で、不利な判定を受けたりした上で、結果的に敗戦してしまう事はあるでしょうが、全体的な期間で見た時に、ファウルの多さや警告の多さが、順位に結びついているような傾向は見られませんでした。

ただ、これは人の見方にもよるのかもしれませんが、いわゆる「クリーンに戦う」と言われるチームは、当然ファウル数も警告数も少ないのですが、中位に留まっているのではないかと思います。
首位の浦和や5位の川崎Fは警告数が多く、逆に2位の名古屋、3位のFC東京、4位の柏は反則数が多い傾向にあります。

逆に、鹿島、大宮、G大阪、横浜FM、また下位に低迷している清水などもクリーンなサッカーをしているともいえる数値を残していますが、彼らは上位に食い込めていません。
ファウルをする事が必ずしも良い事では無い事は確かですが、時に見せるダーティな一面と闘争心は「表裏一体」でもあるといえます。
そして、そうそういう闘争心を前面に出すチームが、結果的に上位に位置して終わった前半戦だったのではないでしょうか?

G大阪などは、去年Jリーグアワードでフェアプレイ賞を受賞しており、、その受賞式で西野監督が「本当はもっと激しさも求めているんですが・・・」と賞の存在意義もすむコメントをしてました(笑)
G大阪のサッカーは、比較的ガツガツした玉際の激しいサッカーをする印象はありません。

それよりも、狭いゾーンに追い込んで囲い込んだ上で、わざとパスコースを開けて苦し紛れのボールを出させたり、オフサイドトラップを積極的に仕掛けて非接触でのボール奪取を好む傾向があります。
そうする事で例えばカウンター攻撃の頻度や中盤の支配率の向上、怪我や出場停止の防止を目的としているからなんだと思います。
その傾向はG大阪ユースでも同様で、守備時にガチガチにファイトする選手が少ない傾向にあります。
これは印象ですが、高テクニック集団の中ではそういう泥臭いプレーを好まない(カッコ悪い?)という雰囲気があるのかもしれません。

私個人の意見としては、理想的な守備イメージを追求して欲しいと思っていますが、その根底にある闘争心をどうプレーに昇華させるのか?はとても大切な事だと思っています。
観客としても、芸術的で創造性溢れるプレーにも大きな感動を感じますが、気迫と覚悟溢れる魂のプレーにも心奮わされるものです。
だからこそ、G大阪でシジクレイが愛されたわけですし、播戸を兄貴と慕う人が多いわけですし、中澤に惹かれはじめた人も増えてきたのではないでしょうか?
彼らのプレーには、華は無いのかもしれませんが「勝ちたい」という想いは溢れ出しています。

もし優勝するようなチームに、そういう「魅せる闘争心」が必要なら、今のG大阪に最も欠けている要素の一つなのかもしれませんね。



今回の分析は以上です。
お付き合い頂き、ありがとうございましたm(__)m

次回は、今回の反則数や警告数にも関わった、審判問題についての私の考えを書いてみたいなと思っています。

・・・とうことで、前半戦分析から少し外れます。

とはいえ、私個人で収集して手を加えたデータを使った分析は、今回で最後になります。
ただ、他の雑誌やネット上のデータの中で面白い数字があれば取り上げてみたいと思っています。
「前半戦分析 おまけ編」です。

では!また、良かったら読んでみてください^^


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posted by じゃんぼ^^ |13:48 | 2008 前半戦分析 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年06月03日

前半戦分析 5.各チームの前半戦中の変化分析

前半戦分析も残り少なくなってきました。

今回は、前の記事で使った、各チームの攻守関連データまた使いました。
注目するのは、前半戦中にチームがどう変わったのか?という部分です。

あくまで数値上からの推測になりますが、1試合の平均得失点や決定力、失点率が、7節時点から最後の13節までにどう変化したのかをまとめてみました。

元データは、前に書いた以下の2つの記事になるので、そちらを参照くださいね。
・各チームの攻撃関連項目
・各チームの守備関連項目

1.各チームの前半戦中の変化分類

09


細く説明しますね。
・各チームの7節時点と13節時点の平均得失点、決定力、失点率の差を元に、私の主観で4象限に分類しています。
・1試合平均得点と決定力の項目を合わせて「得点力」、1試合平均失点と失点率の項目を合わせて「守備力」と考えています。
・チーム名の横にある数字は、各項目の13節時点でのランキングで、「平均得点→決定力→平均失点→失点率」の順番に並べてみました。

2.5つに分類された傾向

各チームの変化を見ていくと、5つの傾向に分類できるのではないかと思います。

a) 得点力も守備力も上がった
   →東京ヴェルディ、アルビレックス新潟

b) 得点力は上がったが、守備力は下がった
   →浦和レッズ、川崎フロンターレ、大宮アルディージャ、ガンバ大阪、コンサドーレ札幌

c) 得点力は下がったが、守備力は上がった
   →FC東京、ジュビロ磐田、ジェフユナイテッド千葉

d) 得点力も守備力も下がった
   →名古屋グランパス、鹿島アントラーズ、京都サンガFC、ヴィッセル神戸

e) 得点力に大きな変化がなかった
   →柏レイソル、横浜Fマリノス、大分トリニータ、清水エスパルス


a) 得点力も守備力も上がった
東京Vと新潟は、共にスタートダッシュに失敗したチームです。
両チームとも、攻守に改善が見られたという結果になっていますが、それでも各項目のリーグランキングは決して高くありません。
いかに最初の結果が良くなかったかと表していると思います。

東京Vは、フッキの加入でチームとしての戦い方が大きく変わってしまいました。
フッキが加入した事で、得点力は大きな上昇がありましたが、守備面はまだ大きな改善課題が残されています。
攻守が完全に分断されたチームから、攻守に連動できるようになれば、守備力も上がってくるのかもしれません。

新潟は、東京Vとは間逆で、攻撃に大きな課題があります。
しかし、守備力はかなり計算できる状態になっており、フィニッシュの課題を大きく抱えています。
エジミウソンの抜けた穴をどう埋めていくのか?という今年の開幕前から分かっていた課題を前半戦中に鈴木監督は解決できていないように思えます。


b) 得点力は上がったが、守備力は下がった

ここには、比較的上位に位置しているチームが入ってきました。
どのチームも前半戦を戦っていく中で、「どう点を取りに行くか?」を模索して戦ったチームです。
その課題に対して、チームの差はあるものの、一定の結果を導き出せたチームになると思います。
しかし、その模索の過程で浦和以外は、守備リスクとのバランスの構築に苦労したチームになるのではないかと思います。

特に、川崎、G大阪、札幌は、そのバランスとリスク管理に苦労した印象があります。
札幌は堅守がアイデンテティだっただけに、J1で戦っていく為の攻撃面の課題解決意識が、高くならざるを得ませんでしたね。
しかし、その影響で自慢の守備に綻びが出始めているのも、非常に気がかりです。
個の力でどうしても劣ってしまう中で、まだ札幌として答えを見つけ出せておらず、この中断期間でそのチームの根幹を固めないと、徐々に攻撃面にも影響が出てしまう悪循環に陥ってしまう危険性を感じます。

大宮は、まさに「現在進化中」という前向きな模索が続いているんだなと改めておもいますね。

c) 得点力は下がったが、守備力は上がった

一方、前半戦中に得点力が下がってきたチームも出てきました。

FC東京は、非常にドラマチックな試合が多い劇場型のサッカーを当初展開していました。
大宮と同じで、城福監督のチーム作りに模索が続く日々の中で、前半戦の序盤は点も入るが、失点もする大味な結果が多く、選手のコメントからも手応えと課題が両方聞かれる試合が続きます。
スタメンも毎試合少しずつ入れ替えるという、試験的な選手起用も多かった影響があったのかもしれません。

しかし、浅利を起用し始めた頃から、徐々にバランスが取れるようになって、守備の安定感が出てくるようになりました。
攻撃面に関しても、大量得点を獲る試合がなくなった代わりに、カボレや赤嶺がコンスタントに活躍するようになり、そこに羽生やアイドル大竹も連動し始めてきました。
新しくスタートした大宮と同じで、そのチーム作りにポジティヴな進化が見られた前半戦でした。

逆に深刻なのが、磐田と千葉です。
磐田は、前田の怪我の影響が非常に大きく、ゲームが作れない試合が多かったように思えます。
今の磐田は、完全に迷走しており、前田の復帰をチーム力に昇華できないまま前半戦を終えてしまいました。
前の記事でも書きましたが、内山監督の監督力と、フロントのマネジメントに問題を感じざるを得ません。

千葉は、クゼ監督も決して楽な仕事ではなかったとはいえ、監督としてなんら影響を与えることなく去ってしまい、チームを危機的な状態に追い込んで去ってしまいました。
しかし、おそらくは、水面下で着々と新監督選定が進められていた努力が報われ、ミラー監督の招聘に成功。
明確なコンセプトを持ち込み、とりあえず守備に関しては明るい兆しが見えてきました。
以前、巻を含めた攻撃陣に課題は大きく残っていますが、やっとそこに手がつけられる段階になってきたように思えます。
昼田GMを中心にした新しいフロントは、非難を浴びながらも、少しずつ仕事をしており、最下位からの脱出に向けて、着々と準備を進めているように思えます。

d) 得点力も守備力も下がった

一方、前半戦中にチーム力が下がってきたところもありました。
ただ、その内容をよく見ると、もともと高いレベルにあったチームとそうでないチームがあることが分かります。

名古屋や鹿島は、序盤から非常に完成度の高いレベルの攻守バランスを披露しており、13節終了時点でそれが多少下がってきた傾向が見られるものです。
鹿島は連戦の疲労、名古屋は研究されてきた事によって、下がってしまったと思われます。

対して、京都と神戸は、苦労の多かった前半戦になってしまったように感じます。
京都は、出だしは良かったものの、中心選手が怪我人や出場停止になった事が多く、徐々に失速していきました。
特に、問題となった新潟戦以降に調子を落としていき、相手チームに合わせた対策をとりつつ、堅守速攻のチーム作りを進める中で、奮戦はするもののなかなか結果が出ない試合が増えてしまった事が、この結果に繋がっているようです。

神戸も、出だしは完璧に近いカウンターサッカーを披露し、松田監督の集大成とも言えるチーム作りに成功していました。
ところが、大きかったのがレアンドロの怪我です。

この影響が想像以上に大きく、あれほどの鋭さと美しさを誇ったサッカーが崩壊。
点が取れないというか、カウンターそのものに鋭さや前への推進力を失ってしまい、点が取れない試合が激増。
それに伴い、自慢の守備がこらえきれずに失点してしまう悪循環に陥りました。
なんとか、松田監督の手腕で、ギリギリの所で踏みとどまった神戸ですが、その頃には前半戦終了となってしまいました。
後半戦には、自慢の2トップが帰ってくるはずです。
ベースはほぼ完成しているので、選手さえ揃えば、上がっていけるチーム力は持っています。

e) 得点力に大きな変化がなかった

ここに分類されたチームは、基本的に得点力に大きな変化が無かったチームです。
しかし、守備面に関しては、チームによって少しずつ特徴がありました。

柏は守備力が上がったチームなんですが、特徴としてシュートは打たれるんですが、失点はしないようになったという意味での守備力上昇です。

柏は序盤戦に、持ち前のハードワークなプレスをよく発揮していたのですが、試合途中で息切れしてしまい、失点する傾向がありました。
しかし、石崎さんの信念は揺るがず、その戦い方に磨きをかけ、精神的にも肉体的にも試合終了まで集中した守備をするチームにしていきました。
怪我人が続出したチーム事情や所属選手の逮捕という悲劇にもめげず、逆にサポーターと共に乗り越えようと、さらにチーム一丸となって戦った事も賞賛に値しますし、それがチームを強くしていったようにも感じます。

また、GKが菅野に交代した事も失点しなくなった事に大きく貢献したのではないでしょうか?
このGKのポジショニングの良さと反応の鋭さは驚異的で、昨シーズン所属した横浜FCでも、彼がいなければさらに大量失点していたであろう試合はいくつもありました。
柏への移籍は、リスクもあったでしょうし、実際に最初は南という柏での絶対的存在が、壁として立ちはだかっていましたが、腐らずにトレーニングを積んでいたんだと思います。
でなければ、あのパフォーマンスは発揮できないでしょう。
後半戦、GKをどちらで行くのかは迷う所ですが、数値上の結果では、菅野の方が結果を出しています。
柏サポはどちらを望むのでしょうね?^^

大分も徐々に守備力を整備していったチームです。
もともと、チームとしての戦い方のベースは出来ているのですが、森重を最終ラインの中心に起用した事や、高松の怪我もあり、前線のFWがなかなか固定できなかった事もあって、いい試合をするが、ケアレスミスでの失点が多く、勝利に繋げられない序盤戦になっていました。

しかし、その森重と両ボランチを中心にした守備に、徐々に安定感が出てきた事で、粘り強く勝ち点を手に入れていく事に成功していきます。
攻撃陣でも、19歳の金崎やウェズレイを中心に奮闘し、少ない決定機を確実にモノにしていったのですが、やはり大分がこの順位に位置しているのは、守備陣の踏ん張りが大きかった前半戦です。

後半戦は、怪我人が戻ってくる事が予想されます。
家長の復帰時期が、まだはっきりしませんが、8月頃までに復帰できれば、大分にとって大きな戦力になるでしょうし、家長自身もモチベーションもかつて無い高さにあると想像されます。
家長をシャムスカがどう使いこなすのか?19歳の金崎との夢の競演も非常に楽しみです。

一方、前半戦を通して、得点力も守備力もほとんど変化が見られなかったのが、清水です。
ほんの僅かながら守備力が上がっていますが、もともとの地力から言えば、最初が悪すぎたと言えます。
それでも、守備力項目のランキングは、良いとは言えません。
磐田と共に完全に、チームを作りそこないました。
今シーズンこそタイトル争いに殴りこみをかけるべく、満を持して外国人助っ人を獲得しましたが、これがことごとくフィットするのに苦労してしまい、当初の計画が土台から崩れたまま、ほとんど立て直す事ができずに前半戦を終えてしまいました。
何より痛かったのが、このチームの要となるFWとボランチが、開幕直前前決まらなかった事です。

もともと、サイド攻撃に持ち味がある清水は、軸となる得点力の高いFWの存在が絶対不可欠です。
しかし、外国人FWだけでなく、期待の矢島や西澤も、待ったく結果が出せませんでした。
特に矢島には、長谷川監督も大きな期待を寄せていたはずなんですが、残念ながらその期待は裏切られています。

また、兵頭が戦線離脱して事も、長谷川監督を苦しめました。
この影響で、伊東を右サイドで使わざるを得ず、ルーキーの本田をワンボランチと言う非常にデリケートな部分で起用する事になり、序盤は磐石だった守備にほころびが出てしまう事もあり、そのフォローに伊東が走り回る事で、攻守のバランスがさらに不安定になるという悪循環も招いてしまいました。
幸いだったのが本田の能力の高さで、徐々に清水の戦術理解度が高まるにつれ、守備が安定し始めます。

ただ、清水の得点力への課題は、未だに継続中であり、新しい戦力の獲得も無さそうなこの中断期間に飛躍的に向上するのでしょうか?
セカンドストライカー的な要素の大きいマルコス・アウレリオが、飛躍的に点を取るとは考えにくく、長谷川監督の中でどう立て直すのかは注目されます。

ある意味この前半戦で一番もどかしかったのは、横浜FMではないでしょうか?
序盤は素晴らしい守備と中盤の攻撃力で、スタートダッシュに成功し、優勝戦線に絡む有力候補とも思えました。
その中で、ロニーがなかなか結果が出ない試合が続きながらも、山瀬の素晴らしい得点力でそれをカヴァーしていました。
そのロニーも結果を出し始めますが、作り出す決定機をなかなかモノに出来ない試合が出てきます。
いい試合をしながら結果がついてこないと、徐々に歯車が狂ってくるのがサッカー界の常です。
自慢の守備が持ちこたえられない試合が出始めます。

中澤は、その原因を一刀両断しています。
「チームが戦っていない」と。
なぜそういう風になってしまったのかは、難しい判断だと思いますが、私は守備力への過信があるのではないかと思います。
過信と言う表現が適当なのかはわかりませんが、守備に対しての絶対的な自信が、受け身な精神傾向を生んでいるようにも見えます。
本来彼らのチーム力なら、試合の主導権を牛耳る事もできるはずなのですが、「守れる」という安心感が、積極性を奪っているのではないでしょうか?

ほんの僅かな個々の選手の油断や試合の入り方の悪さ等が、結果としてチームを中位に甘んじさせているような気がします。
今の横浜は、先制されリトリートした相手を崩す力がまだありません。
にもかかわらず、一律にどの対戦相手に関しても、「まず守備から」と言う意識が悪い方向へ作用している事で、失点をしてしまうケースが見られた前半戦だったのではないか?と思えます。

また、重要な試合で、攻撃陣が決定機をモノに出来ずに、敗戦を喫してしまった勝負弱さも見せてしまいました。
そういう重要な試合で、引き分けに持ち込めていたら、もっと良い順位で終える事ができたのではないかと思えます。

良い選手、良い監督、良い環境があるだけに、言い訳の出来ない、勝てないフラストレーションが溜まった前半戦でした。


今回の分析は以上です。
短くなるかもとか言いながら、またもや、長い文章になってしまいました^^;
お付き合い頂き、ありがとうございましたm(__)m

次回は、各チームの反則数と警告数にに注目してみたいと思います。
前半戦で巻き起こった審判問題にも触れながら、私の考えを書いてみたいと思います。

・・・とうことで、「6.各チームの反則数&警告数」です。

では!また、良かったら読んでみてください^^


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posted by じゃんぼ^^ |15:30 | 2008 前半戦分析 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年06月01日

前半戦分析 4.各チームの前半戦攻守分析 Vol.1

今回からG大阪以外のチームにもフォーカスして見たいと思います。

今回から使う分析は、Jリーグの公式記録サイトを元にしてます。

・前半戦の各チームがどんな特徴を持ったチームだったのか?
・前半戦期間中にどういう変化を見せたのか?

と言う点に注目していきたいと思います。

例よって、私の偏見と典型的O型であるアバウトな分析?にお付き合い頂ければと思います^^
ツッコミどころは、色々あると思うので、色々コメントに書いてもらって構いません。
次回以降の参考にもしていきたいと思います。
また、かなりの長文になりそうなので、3回に分けました。
すみません^^;

今日は、まず各チームの特徴に迫ってみたいと思います。

1.各チームの攻撃関連項目

06


少し補足説明が必要な表なので、説明しますね。
・データは、リーグ戦13試合のデータのみを使っています。ナビスコやACLの数字は入っていません。
・チーム名が薄桃色になっているチームは、1試合少ない12試合のチームであり、シュート数などは、13試合他戦っているチームと公平に比較できているわけではありません。
・項目の右側に入れた「L」と言う欄は、その項目の13節時点でのランキングを表しており、大きく3つに色分けしています。上位6位までを赤色、チュウイチームを紫色、下位6チームを青色で色分けしています。
・1試合平均得点は、得点数を90分換算で計算した数字で、Jリーグの公式記録をそのまま活用してます。
・決定力は、何本のシュートで1点入るのか?を計算した項目で、シュート数を得点で割ったものです。
・1試合平均得点と決定力はプチ中断があった、7節時点の数字と比較しており、各項目に単純に引き算した差数を入力しています。
・また、その差が改善されている場合は、欄を赤色にしており、さらに「大きい変化」があると私が判断した数値は白抜き文字にしています。

◎分析
上位陣の各項目の数値が良いのは、想像できましたが、シュート数はそんなに多いわけではありません。
当たり前ですが、シュート数を打つチームよりは、決定力があるチームの方が上位に位置しやすいという結果が出ています。

浦和は非常に良い結果を残しています。
浦和は守備のチームと言うイメージが強かったりしますが、得点、1試合平均、決定力ともに1位で前半戦を終えています。
攻撃面においても非常に良い結果を残した、首位に値する素晴らしい結果といえるでしょう。
監督解任や新加入選手がいた中で、前半戦の間に、チームを立て直している点も特徴だと思います。

シュート数の多いチームは、川崎F、G大阪、横浜FM、東京V。
そして決定力は10位、9位、12位、13位と見事に中位の順位に終わっています。
川崎Fは1試合平均得点では3位に入っており、得点力と言う点では、効率は悪いが結果は出ているチームのようです。
その点、G大阪と東京Vの効率の悪さ、つまり「ため息の多さ」は特筆に価するようですね(笑)
但し、前半戦中の変化に注目してみると、川崎FとG大阪と東京Vは、平均得点も決定力も大幅に上昇しており、川崎はフッキの退団と関塚監督の辞任、G大阪は攻撃の形ができてきた事、東京Vはフッキの加入が大きな変化をもたらした事が分かります。

面白いのは、シュート数が少ない中で、決定力の良さを発揮している大分と磐田、札幌でしょう。
しかし、磐田と札幌は、その決定力を活かせていない順位に終わっています。

その中で、大分はやはりいいチームだなと思わせる数値と結果だと思いますね。
決して人材が豊富でもなく、主導権をとられる試合も多い中で、シャムスカ監督のマネジメント能力の高さは素晴らしいと思わされますね^^;
西野監督のの後は、是非、シャムスカ監督をと大分サポの反感を買いながらも思ってしまいます(笑)

Vol.2へ続く~


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posted by じゃんぼ^^ |14:15 | 2008 前半戦分析 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年06月01日

前半戦分析 4.各チームの前半戦攻守分析 Vol.2

Vol.1からの続きです。

2.各チームの守備関連項目

07


これも若干補足しますね。
基本的には、前記の攻撃項目と考え方や前提は同じです。
・失点率は、何本のシュートを打たれると1点取られるか?を表しており、被シュート数を失点数で割った数値です。
・1試合平均失点と失点率は、7節時点との差を計算しており、差があるものを青色にして、「大きな差がある」と私が判断したものは、白抜き文字にしています。

◎分析
上位に位置しているチームの特徴は、必ずしも「シュートを打たせない守備をしているわけではない」という点でしょうか。
柏などは、シュートを浴びまくっているという数値になっていますが、失点率は脅威の1位です。
浦和に比肩するほどの堅守を誇っているという結果になりました。
石崎サッカーの掲げる「オールコートプレス」は、確実に実を結んでいるようですね。

あと、柏の失点率が減っている理由の一つに、GKが菅野に変わった事も上げられるかもしれません。
非常にポジショニングがよく、反応も鋭いこの2007年新人王GKは、多くの決定機を防いでいます。
南とのポジション争いが激化しそうですね。

逆にFC東京の守備関連数値は決して低いものではありません。
シュートも、まぁまぁ打たれており、平均失点も失点率も良い数字と言うわけでもありません。
前記の攻撃関連項目に関しても、上位に入るものの抜群の数値を記録しているわけでもない中で、3位に位置しているのは、粘り強い試合が出来ているという事ではないでしょうか?
ある意味、今年の前半戦の混戦具合を象徴しているチームなのかもしれません。
私も最初は試合を見ていて、城福サッカーが結果を出すには時間がかかりそうに感じていたのですが、試合を重ねるごとに、多少妥協しながらも、粘り強いチームになった印象を受けました。

川崎FとG大阪って本当に似ているチームだなと思うのは、この守備項目ですね。
打たれるシュート自体は本当に少ないチームです。
主導権を握っている時間帯の多さを感じます。
しかし、シュートを打たれてしまうと守れない事が多いようです。
それは、カウンターを受けた時、セットプレー時の失点の多さに繋がるのではないでしょうか。
特に川崎は空中戦にも強い非常に良いCBがいるにも関わらず、失点しているのは、バランスを含めた原因があるように思えます。

守備項目の数値が前半戦中に大きく改善したチームは、新潟、FC東京、大分、千葉です。
千葉は完全にミラー効果としかいえません。
最後の数試合で守備に安定感が出てきた事が明白に数字になって表れています。

新潟も苦労していますが、守備に関しては最悪と言う数字ではありません。
むしろ徐々に守備面は改善されてきたバランスも良くなっているようです。

大分は、ここでも素晴らしい数値を叩き出しています。
驚くべきは、被シュートの少なさです。
主導権を奪われる展開も多い中で、相手にシュートを打たせない守備を披露しているという結果は、驚くべき事です。
脅威のダブルボランチと1対1に抜群に強い最終ラインの存在が、いかに大きいかを物語っています。
この高い守備力と、効率の良い攻撃を作り出している、知将シャムスカの凄さ。
是非、次期G大阪監督に(笑)

東京Vは数値上は改善していますが、リーグのランキングで見た場合は、下位から脱却できていません。
フッキの加入で、攻め込まれる時間帯や試合が減った事で数字上の改善が見られるのかもしれませんが、守備力そのものは、根本的な問題を抱えたままだという事なのでしょう。

Vol.3へ続きます^^


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posted by じゃんぼ^^ |14:07 | 2008 前半戦分析 | コメント(0) | トラックバック(0)
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