2008年04月30日

G大阪ユース プリンスリーグ 第4節 大阪桐蔭高校戦

気温25度。

初夏の日差しが降り注ぎ、いよいよサッカーをするのに厳しい季節になってきたかなと感じさせる中、プリンスリーグの第4節が行われました。

少し早めについたので、午前中の滝川第二高校対近大付属高校の試合も観戦。

滝川第二を見るのは、黒田前監督がヴィッセルの育成責任者になれらて以降では、初めてです。
名前まではチェックできませんでしたが、前線に屈強なFWがいて、サイド攻撃を得意とするスタイルは、変わってないなと思いました。
相手選手が一人退場してから攻めあぐねていましたが、交代で入った選手がきっちり結果を残して勝利を手にしていました。

対して近大付属は、退場者が出てしまったのが残念ですね。
良い選手もいただけに余計に^^;
FWはフィジカルに優れスピードもあるいいFWでしたし、ボランチにボールの持てるセンスを感じさせる選手がいて、ちょっといいなと思いながら見てました。

さて、肝心の我らが子供達。
神戸科技に大勝した後の試合です。
大阪では強豪に位置している大阪桐蔭高校ですが、これまでの試合結果を見ている限り、G大阪にとってそれほどの難敵でもないかな?と思っていました。

・・・しかし、それは大きな間違った先入観である事を試合後に知ります(笑)

◎スタメンとサブ(公式記録)

   大塚 ブルーノ

宇佐美       三ノ宮

    水野 田中

岡崎 菅沼 橋本 臼井

      森廣

SUB
GK 2年 金谷
DF 3年 魚住
DF 1年 山田
DF 2年 西塔
MF 2年 平川
MF 2年 関
MF 1年 望月
MF 1年 大森
MF 1年 原口

交代
後半23分 ブルーノ→原口

1.素晴らしい守備を披露した大阪桐蔭高校

この日の試合は、G大阪について語るよりも、大阪桐蔭高校の守備を褒め称えるべき内容でした。
とても、前節C大阪に3失点も喫した守備とは思えません。

確かに、前半のG大阪はスロースタートで、足も重いような印象を受けましたが、それ以上に大阪桐蔭の高い位置設定に挑んだ最終ラインと2列目、前線の綺麗な3ラインが連動したコンパクトな守備は、本当に素晴らしい出来でした。
また、ピンチになってもGKを含めたDFの「魂の守備」がG大阪を苦しめます。

大阪桐蔭のジャージがエンジ色だった事もあって、まるで、先日のトップチームの神戸戦を見ているようでした(笑)
もっとも、大阪桐蔭の方が攻撃的なライン設定でしたけどね。

とにかく、バイタルエリアや両サイドにボールが入った瞬間に猛烈な囲い込みをG大阪は受けるハメになり、ボランチと最終ラインがボールに出しどころにも困り、ボールキープもやっとの状況が続きます。

大阪桐蔭がボールを奪った後の攻撃に精度を欠いた事で、G大阪の守備まで破壊する事はありませんでしたが、前半はG大阪にほとんど仕事をさせない守備を披露していました。

後半に入って気合を入れなおしたG大阪が積極的に、相手の最終ラインとボランチにプレスを敢行した事で、後半開始からG大阪の時間帯になりますが、大阪桐蔭も必死の守りでしのぎます。
それでもボールを回し、個人技とワンタッチで相手を攻略していき、決定的なシュートも放ちます。

ところが、この日はGKが大当たり!
まったく点が入る予感がしません。

そんな自分達の時間帯に得点できないと、相手に流れが移ってしまうのはサッカー界の常識です。

この日熱い気温の中、膨大な運動量を強いられていたボランチの田中と水野ですが、さらに積極的に前でプレスに行った為、徐々にG大阪のバイタルエリアに人がいない状態が見え始めます。
「危ないなー^^;」と思っていたら、そのスペースを埋めきれずに、スルーパスをフリーで通されて、あっけなく先制点を献上します。

大阪桐蔭の父兄、狂喜乱舞。メガホンが激しく叩かれる。

そんな敗色モード満点な試合の中で、「あの男」が全観客を驚嘆させる一撃を放ちます。

2.なんなんだこの男は?

宇佐美は、前半は完全に沈黙していた。
最初から全開で働かずに省エネプレーをするのは、いつもどおりだが、大阪桐蔭の守備陣の奮闘もあって、そもそもいい位置とタイミングで彼にボールが渡らなかった。
後半は、チャンスメーカーとして「多少」アグレッシブに動き出したように見えたが、それでもFKやサイドからのドリブル、クロスを見せる程度。
特筆するようなプレーでもなかった。
そのうち先制点もとられ、時間も後半30分を過ぎ、今日はもう沈黙したままかなと思いかけた。

しかし、大阪桐蔭のクロスボールをキャッチしたGKの森廣が、左サイドにいた宇佐美に素早くフィードしてボールが渡った瞬間である。
ハーフウエーライン付近から「彼の」ドリブルが始まった。
大阪桐蔭も警戒はしているので、まだ人数は守備にいた。
大塚がサイドに流れ、中央が空く。

その中央のスペースめがけて、すぅっと姿勢を低くした宇佐美のドリブルが切り裂いていく。
そのあまりのキレに大阪桐蔭の選手が一人、また一人とかわされてしまう。
それでも、まだPAの外だし、DFもチェックにいっていた。

それなのにだ!
いきなり右足を一閃!!

綺麗な弧を描いたボールが逆サイドネットに突き刺さった。

この日、大当たりだった相手GKは、動く事も出来ないほどの鮮やかなシュートが決まった。

あの時の観客からのどよめきを録音して、お聞かせできないのが残念でならない。
(・・・いや、プレーを見せろ?)

この日の試合の流れや桐蔭守備陣の奮闘もあって、敗色の雰囲気も漂う難しい空気感の中で決めたこの得点は、本当に、「スゴイ」と思わせる得点だった。
前節のようにイケイケの雰囲気の中でも、緩いプレッシャーの中でもない中で、この得点を一人で獲ってしまった事に驚くのだ。

もちろん多くの時間を消えているというか、省エネモードで過ごしているように見えるし、守備時のポジショニングがあまりよくないので、SBの岡崎やボランチの田中に大きな守備的な負荷がかかっているという事実もある。

しかし、1試合の中で、これだけ影響力の大きな選手はやはり珍しい。
可能性を感じさせる選手や上手い選手は多くいるかもしれない。
しかし、彼は・・・なんていうか、サッカーの神に愛されていると思える「何か」を持っているように感じてしまう。

過大評価かもしれない。
クリアすべき目の前の現実もあるだろう。
しかし、例え89分抑えられていても、残りの1分で仕事をしてしまう事の出来る男だ。
それは、才能や努力以上の「力」を持っていないとなかなかできる事ではない。

今日の得点は、本当に「UNSTOPPABLE=絶対に防ぐ事の出来ない」ものだった。

3.負荷の大きかった試合

この日の2トップは、本当に厳しいプレッシャーにされされており、大塚もどうしようもなかった。
最後はスタミナも尽きてきて、パスミスもしてしまっていたが、主将として多くの役割をこなしていたように思う。
ああいう、悔しい表情をする選手は大好きです。

この日最も過酷な運動量を強いられてたのはボランチの2人。
田中も水野も前半は中盤の底で、相手の攻撃の芽を潰しながら、攻撃のサポートもしていました。
そして後半は、よりアグレッシブに行くために、ボーホルダーへのプレッシャーを前から積極的にかけていこうとした事もあり、逆襲の際に守備に戻れなくなるなる事もあるぐらいに動いていました。
この気温の中、心の底からお疲れ様といいたくなる運動量です。

後、印象的だったのが、菅沼ですね。
もう彼の代名詞にもなりつつありますが、空中戦はほとんど完勝。
屈強なフィジカルとヘディングの強さは、G大阪ユースのDFらしくないパワーを感じましたね。
攻撃がなかなかうまく行かないなかでの最終ライン統率も難しかったでしょうし、相手FWの執拗なプレッシャーもあった中で冷静にプレーしていました。
失点は、ボランチが戻りきれずに喫したもので、CBに全責任があるわけではありません。
試合の流れからいっても、入るべくして入ってしまった失点でしたね。

4.難しかった試合の入り方

宇佐美のスーパーゴールもありましたが、試合は結局そのまま1対1の引き分けに終わりました。

結局、大阪桐蔭のシュートは2本だけです。
しかし、その内の一つは得点に繋がり、もう1本は超決定機でした。
その後、G大阪も攻めてチャンスはあったんですが、G大阪の負け試合だったと思います。

G大阪としては、神戸科技での緩い雰囲気でそのまま試合に入ってしまったように感じます。
大阪桐蔭がそれまで、そんなにすごい守備をしていたわけでもなかったので、心の準備も出来てなかったのかもしれませんね。

これで、順調に勝ち点をあげている京都ユースとC大阪ユースに差をつけられてしまいました。
まぁ、直接対決はこれからなので、挽回できます。

心身両面のコンディションを整えてまた次の試合を戦って欲しいと思います。

しかし、G大阪が負けてしまったのは悔しいですが、素晴らしい試合でした。
ほんまに、大興奮(笑)
ただ、自分でベタ褒めしておいてなんなんですが、安易な宇佐美選手のトップチームへの合流は反対です。
上げる上げないを、まだ判断できるほどシーズンは進んでません。
15歳の貴重な才能なのですから、慎重過ぎるぐらいで十分だと思います。
最近、トップへ上げろという声が活発化してて、危機感を感じます。

上野山さんは今日も視察に来られてましたが、本当に大変な仕事をされているなと思います^^

posted by じゃんぼ^^ |00:00 | 2008ユース・Jr.ユース | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年04月28日

G大阪ユース プリンスリーグ 第3節 神戸市立科学技術高校戦

GW突入。
11連休多謝!

さぁ、G大阪と家族サービスな毎日です(笑)

今日は、トップチームの神戸戦とユースプリンスリーグが同じ日に開催。
しかし、時間的に両方を続けてみるのが難しい。

私は、基本的にトップチームの試合を優先しているので、神戸に行きたかったところだったが、東京に行ってからは簡単にユースの試合を見れなくなったので、貴重なユースの試合を観戦する事にしました。

今日は、快晴。
万博には、家族連れでごった返してました。
午前中は、家族を万博公園で奉仕させて頂き、愛妻の弁当を頂いて、美味しいをくどいくらいに連発(笑)

午後に入り、子供達をママに預けて、人工芝Gへ直行!

さて、試合です。

今週は、宇佐美君に関する報知のニュースが駆け巡っており、私の目も必然的に彼を追ってしまいます。
スタメンに少し変更があり、以下のようになってました。

◎スタメンとサブ(公式記録)

   大塚 ブルーノ

宇佐美       三ノ宮

    水野 田中

岡崎 菅沼 橋本 臼井

      森廣

SUB
GK 2年 金谷
DF 3年 魚住
DF 1年 山田
MF 2年 平川
MF 3年 神門
MF 2年 関
MF 1年 望月
MF 1年 大森
MF 1年 原口

交代
後半00分 田中→関 ブルーノ→原口
後半16分 岡崎→山田
後半21分 水野→望月
後半30分 三ノ宮→神門


1.11対0と言う実力差

この日の神戸科技が、G大阪ユースと互角に渡り合えたのは最初の5分間だけだった。

神戸科技も高校サッカーでは、決して弱いチームではないのだが、G大阪とは技術、運動量、フィジカル、試合運びと全ての面で違いが大きかった。

プリンスリーグの第1節、第2節とも大量失点している事を考えると、まだチームとしては構築中の段階なのかもしれない。

しかし、そのチームがG大阪ユースを相手にするには、かなり分が悪かった。

G大阪は、今までの試合とはスタメンを少し変更してこの試合に挑んでいた。
右SHに神門ではなく三ノ宮を、左ボランチに平川ではなく水野を配してきた。

この両ボランチが豊富な運動量で攻守を支え、2トップと両サイドが攻撃に絡む形で、神戸科技をすぐに押し込み始める。
神戸科技は、G大阪のボールホルダーを複数人で囲い込もうとプレスをかけるのだが、時にフィジカルの強さで、時に判断の速さで、時に簡単そうに見えるワンタッチコントロールの差でそのプレスをかいくぐる事ができた。

ハーフライン付近で奪ったボールを素早く前線に運び、プレスがかかりきらない内にゴール前まで進入する方法も徐々に見せた事もあり、先制点はあっかないほど簡単に奪ってみせた。

それからは、もう一方的なG大阪ペース。
シュート数は前半だけで14本、そして6点を奪った。

後半は積極的にメンバー交代も行い、多少ペースを落としながらも、シュート数は10本、そして5点奪って最終的に11対0という結果に終わった。

神戸科技も何度かシュートを放ったが、G大阪が慌てる場面はほとんど無く、闘争心を維持するのも難しい試合となって、後半は特にシュート練習のような緩い空気感も漂った試合となった。
まぁ、それは仕方が無い。

このグループでは最も弱いと思われる相手からの順当な、勝ち点奪取とはいえ、京都やC大阪のユースでも5点以内しか取れなかった相手に、流しながらも11点も獲ってしまった。
いやはや、圧巻。

しかも、視察と監督に訪れていたある指導者からは、「あれをいとも簡単にやられてしまっては、防ぎようが無いよな・・・。」と感嘆と自嘲の混じった声も聞かれるほど、難しいシュートを本当に簡単に見えるように決めていく。

難しい事を簡単にやってしまうのは、ユース系の選手には良く見られる光景だが、やはり、G大阪に脈々と流れる高度な技術は、見ていて普通に「・・・ずげー」と声が漏れてしまう。

・・・とはいえ、今日の対戦相手の力関係も踏まえてそこは、差し引いて見る必要はある。
もっと、運動量豊富でガツガツとフィジカルで押して来るような相手ならもう少し苦戦する事も十分にありえますからね^^

2.印象的だった選手

この日はFWがどうしても目立っていたのですが、FWの大塚選手の動きはとてもキレており、フィジカルでも相手を圧倒し、得意のドリブルでも数人を次々とかわし、精確なワンタッチプレーで攻撃をコントロールしていました。
得点機以外でも、良くボールに絡んでいて、非常に面白い動きをするFWです。
動きやボールの受け方だけなら、トップチームの山崎選手に良く似ているのではないかと思います。
もちろん、そこから先のプレーや技術力、精確性はだいぶ違いますけどね。
強いて言うならオールラウンダーなFWなんでしょうね。
いろんな事ができるFWです。

また、初先発でボランチに入った水野選手も秀逸な働きでした。
パートナーの田中選手よりも攻守のリンクマンとしての動きの質が高く、運動量も豊富で田中と共に良く相手の逆襲の芽を摘んでいました。
彼の働きがなければ、これほどの大量得点は奪えなかったかもしれません。
良く守備をし、良く攻撃陣をサポートしていたと思います。

僕が見た第1節と比較して印象的だったのが、DFの橋本選手です。
本来は2年生の内田選手がスタメンにいる実力なんでしょうが、この日の橋本も良く守備をしていました。
まだ1対1の守備間合いに関して相手に一歩遅れる時もありましたが、CBとしての立ち姿が私は好きですね。
スラッと立っている姿勢がとても綺麗なCBです。
ハイボールにも強く、ロングフィードも非常に精確で、プレスを無力化する逆サイドへの大きな展開はとても、印象的でした。

交代選手で一番の活躍を見せたのは原口選手ですね。
まだ、あどけないその姿と成長途中であるその小さな体からは想像もできない、クイックネスと高い技術力、素早い切り返しで相手を翻弄していました。
フィジカルは当然、まだこれからですが、ドリブルをするにしても、ボールを持つにしても、もう自分の得意な「間」を身につけているので、相手も簡単にボールを奪えない選手になっていました。
これからどうなっていくのだろうという期待感が嫌でも湧き上がってくる選手です。
最後まで諦めずにボールを追っていた姿も好印象でした^^

3.注目の宇佐美選手

さて先週、報知新聞とG大阪系ブログを騒がせた宇佐美選手ですが、この日はほとんどボールやゲームに積極的に関わろうとしていないように見えました。
その真意はわかりませんが、序盤は神戸科技も彼に入るボールを警戒していたのは事実で、それをいなす意味もあったのかもしれません。
しかし、彼一人を警戒すれば戦えると言うれべるではない実力差がチーム間に存在しており、徐々に彼のマークも緩くなりボールも渡し始めました。
それでも6割程度の力で終了までプレーしていた印象です。
ボールが来ても簡単にはたくか、たまに単独でドリブルで切り込もうとしていたくらいです。

そんな流しながらのプレーにもかかわらず、2得点をさらっと獲ってしまい、時に絶妙なタイミングでパスも出します。
積極的に仕掛けていった単独ドリブルの成功率は低かったですが、2点目は得意の左サイドからドリブルで中へ切り込むプレーで得点を決めてました。

正直、この日の神戸科技が相手では、全ての選手の「現在地」は分かりにくい試合でしたね。
なので、宇佐美選手も、良い部分も悪い部分も良く見えてこなかった試合でもありました。

松波監督からは、時折ポジション位置や攻守に切り替えについて「貴史!」と声が飛んでいましたね。

やはり、もっと実力差の近い京都ユースとの試合は楽しみですね^^



余談ですが・・・。

後半に入ってJr,ユースの選手たちも見学していました。
体育座りしている子もいて、本当に小さくって可愛かったです。
まるで、小動物のようで(笑)

あと、上野山育成部長も前半だけ試合を観戦されていたようです。
後半はトップの試合を見るためか、もう試合の決した前半だったからか、クラブハウスに戻られてました。

この日は、休日で快晴だった事もあって、多くの父兄や観客が訪れていました。
おかげで、狭い人工芝Gの観客スペースは満員状態。
2chには、観客スペースの改善を要望する声が上がっていましたが、まぁ、難しいでしょね。
もともと、万博の施設自体が「プロスポーツクラブ」仕様ではないですからね。
その改善に投資する時に、ユースの観客視点の優先順位が高いとは思えません。
他にももっと色々改善したいと思っている部分も多いでしょうし、新スタジアムへの署名活動も始まってますしね。

無料で観戦しているスペースに贅沢ってもんです。

ま・・・確かに狭いし、見にくいんですけどね^^;

次は高槻総合スポーツセンターで大阪桐蔭高校との対戦です。
高槻総合スポーツセンターは少し見やすいですし、トップの試合もないので、是非多くの人に見に来てもらいたいですね。
今日、4/29の13:15キックオフです。

皆さんお待ちしてまーす^^

posted by じゃんぼ^^ |09:00 | 2008ユース・Jr.ユース | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年04月25日

G大阪ユース 宇佐美選手トップ昇格?!

ビッグニュースが報じられています。

信憑性があいまいだが、宇佐美選手のトップへの昇格が検討されているようです。
[[
報知Webニュース|http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20080425-OHT1T00067.htm]]

ただ、昇格時期を8月頃としているのは、俺の中ではなるほど~と思わせるニュースでもあります。

8月は、3大ユースタイトルの一つである、日本クラブユース選手権が開催される時期で、現在G大阪が2連覇中。

今のプリンスリーグも含めて、このクラブユース選手権までのパフォーマンス次第でトップ昇格を検討するという話はありえるのではないか?と思います。

まだ、私も今年に入って1試合しか見ていませんが、宇佐美選手のパフォーマンスが同年代では抜き出ているように見えました。
しかし、まだユースシーズンが始まって2試合目しかたっていません。
8月までのパフォーマンスでも、ユースに敵なし状態であれば、ユースに置いておく意味は薄らぎます。

彼自身がトップレベルにに適応しているというよりは、ユースに置いておく意味が少ないというレベルでの話し合いが行われているのではないでしょうか?

まだ、不確定情報(しかも報知!)なので、今後の動向を注目していきたいですね^^

GW中ののプリンスリーグは私も見に行くつもりなので、様子も見てきたいと思います。

では、とりあえず、速報と言う事で。。。

posted by じゃんぼ^^ |12:44 | G大阪ニュース | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年04月24日

2008 ACL 第4戦レビュー メルボルン・ヴィクトリー戦(H) 「完璧な勝利」 Vol.1

昨日のような猛烈な風雨の中での選手のプレーやスタジアムでの応援をみると、屋根付きのスタジアムがあればいいなと思ってしまいますよね。
万博は、本当に雨が降るとツライスタジアムの一つなんですよね^^;
そんな中でも、平日にあれだけの観客が応援に駆けつけてくれるようなクラブになったんだなと、少し感慨深いものがありますね。
もちろん、浦和ほどではないのかもしれませんが・・・。

スタジアムで応援された皆様お疲れ様でした。

そういえば、メルボルンサポの中に、ガンバのポンチョ着てる人いましたね(笑)

さて、グループリーグの突破が見えてきたメルボルンとの1戦を見て行きたいと思います。

1.完璧な試合運び

過酷なACLの戦いも一通り全チームと対戦し、どんなチームでどんなサッカーをするのかが分かって来た中で、グループリーグの戦いが後半戦に突入しました。
この日のメルボルンは、アウェーでどつき合いの勝負を繰り広げた相手。
しかし、前回での対戦で明確に分かっていた事がある。

・足元の技術、中盤のゲームメイク能力、守備能力では、G大阪が優位にある点
・高さ勝負ではG大阪が劣勢である点

メルボルンとの戦いの為のゲームプランは、その優位な部分を活かしつつ、劣勢となる部分をどう対処するか?を考える必要があった。

この日、G大阪の最終ラインは、非常に高く設定されていた。
チームの戦い方が安定し始めた頃から、最終ラインを含めた守備陣は、守備ラインをいかに高く上げるか?をテーマとして取り組んでいるようなのだが、その中でもこの日の最終ラインは積極的に高めにポジションする事を意識していたように感じる。

その理由は、以下の3点にあったのではないか。

1.オフサイドトラップによる、非接触でのボール奪取
2.中盤をコンパクトにする事で中盤の構成力の優位性を活かす
3.たとえヘディングでせり負けたとしても後方のスペースに余裕を持たせる事で、一発の決定機を相手に与えない

1と2の理由は、表裏一体となっており、オフサイドトラップを取る為には、中盤より前でのプレスが必須。
また、逆に中盤の構成力を活かす為には、最終ラインを上げて3ラインをコンパクトに保つ事で、攻守の切り替えをしやすくし、2列目の飛び出しや中盤の負担を減らす事にも繋がる。

G大阪にとって、メルボルンが後方からロングボールを放り込んで来る事で、最終ラインを下げさせられ、中盤の省略した戦い方をされる事が一番嫌な事だったはずだ。
また、松代の負傷も完治してはおらず、PA付近でのハイボール勝負はなんとしても避けたいと思っていたようにも見える。

そして、G大阪の目論見どおり、このプランは見事にメルボルン相手にハマった。
メルボルンもロングボールを何度か試みたが、そのほとんどがオフサイドにかかるか、最終ラインにひっかかる。
また、中盤をコンパクトにした事によるG大阪のプレスで、精確なボールも蹴れない状態に陥っていた。
この状況を打開する為、パスを展開して攻撃しようとしてきましたが、それこそG大阪の思うツボだ。
中盤勝負に持ち込んだ結果、パスの出しどころが無くなったメルボルンは苦し紛れのボールを前線に放り込み、それがまたオフサイドにかかる結果を招く。

途中、2度ほどメルボルンに決定機をつくられたが、どちらもミスやメルボルンの上手さと「運」が関わった結果であり、守備タスクに関してはこの日は完璧な試合運びだったと言える。

メルボルンとの実力差を考えたら、妥当な結果なのかもしれませんが、あの攻撃的なライン設定は、G大阪サッカーの本質に関わる部分であり、他のJのクラブチームとは一線を画すリスク管理の考え方でもある。
まだ、完璧ではないが、「高い最終ライン」、「高いポゼッション」、「全方位攻撃」、「大量得点」と徐々にG大阪らしいキーワードが見えてきたような試合だった。


Vol.2へ続く~

posted by じゃんぼ^^ |11:00 | 2008ACL レビュー | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年04月24日

2008 ACL 第4戦レビュー メルボルン・ヴィクトリー戦(H) 「完璧な勝利」 Vol.2

Vol.1からの続きです。


2.理想的な先制点と山崎の攻守における奮闘

この日のG大阪の先制点を取った過程は、理想的な形の一つだ。
SBがパスを出し、FWが2列目の飛び出しを引き出し、飛び出した2列目の選手から、決定的なラストパスが通ってまたFWが点を取る。
ワンタッチ、ツータッチで素早く連動した攻撃だった。

私は、G大阪の攻撃の好不調となるバロメーターの一つに、どれだけSHやボランチの選手がFWを追い越す動きを見せるか?にあると考えている。
やはり、G大阪のアイデンテティの一つである「細かいパスワークをベースとした攻撃」を最も表現しているのが、その動きだと思うからだ。

しかしこういう動きは、チームのコンディションや前線の動き方、中盤のコンパクトさ、パスのリズム感の共有等多くの要素を必要とする。
チーム状況が良い状態にないと、なかなか出てきにくい動きなのだ。

この日の相手のメルボルンがマーキングに難がある相手であったとはいえ、こういう動きが現れて結実した今日の先制点は、見ていて快感度合いの強いG大阪サポ好みの得点であり、チームの調子が段々上がってきた事を実感させてくれた得点だったと思う。

また、この日は山崎が素晴らしい動きを披露。
先制点や追加点は共に、合わせるだけのシュートだったかもしれないが、相手が彼のマーキングに特に苦労していた結果でもある。
2列目からのパスを良く引き出し、ワンタッチて捌くプレーとドリブルで持ち込むプレーとの判断の見極めもよく、彼を経由した攻撃が高い連動性が生んでいた時間も多かった。
運動量も非常に豊富で、ボールを失った後の守備への切り替えも早く、高い最終ラインを大きく助ける動きをしていた点も彼の真骨頂といえる。

本人も試合後のコメントで述べていた通り、FWでありながら得点が出来なかった状況からも解放された事で、FWとしてこれからも大きな役割を担っていける事を証明したことになる。
動きの質が非常に良かっただけに、変なプレッシャーから解放されれば、得点を量産できるかもしれない。

3.求むバレーの取り扱い説明書

そんな素晴らしい試合後の西野監督のコメントからは、バレーの使い方に関して悩ましい声が聞かれることとなった。

「センターでターゲットになるタイプではないが、どうしても逃げてしまうプレーが多く、連動性という意味では山崎と少しコンビネーション的には合わない時間帯も多いかなと思った。」
「バレーにもそこを修正するようには言ってるのだが、少し遅れるとバレーの特徴がでない。」
「播戸とかルーカスとかタメが作れる選手がパートナーにいたほうがバレーはいきるかもしれない。いい時間は決して多くはなかった」
「後半になるとパフォーマンスが落ちる傾向もありあまりいいと思わなかった」

もしこの試合でFWが、センターで確実にボールを受ける事ができれば、G大阪のポゼッションはさらに上がっただろう。
そういう意味で、バレーにその役割も監督として求めているようだが、そもそも、バレーがセンターでターゲットになれるなら、ルーカスの獲得も無かったわけで難しい話だ。

監督の考えでは、得点力のあるバレーを外す事は検討外のようであり、彼との相性の事を優先しているようなコメントとなった。
バレーとの相性が最も良いのは、間違いなく播戸だろう。
播戸とコンビを組んだ時のバレーは活き活きしている。

ルーカスとの相性は、開幕数試合の事を考えると合わないとも考えられるが、序盤戦はチームとしてチグハグだった事もあり、改めて彼らを2トップにした戦い方をもう一度試してみる価値はあるかもしれない。
ただ、ルーカスをトップに上げると、中盤の守備力やタメができるポイントが一つ減ってしまう事も意味しており、どちらがチームとして良いのかは微妙な判断だ。

しかし、何よりも悩ましいのは、そのバレーのプレースタイルの為に、絶好調の山崎を外す可能性を監督が示唆した事だろう。

播戸がいない現状では山崎を外す事はないかもしれないが、播戸さえ復帰すれば、山崎は争う事も許されずに、スタメンを外されるような評価がされている点は、サポとしても悩ましい。

この日は、後半の最後にルーカスと山崎の2トップも試されたが、時間が短かった上に戦況も緊迫感を欠いた中であり、あまり評価に値しない。

今後、西野監督がどういう選択をするのか注目だが、一番可能性が高いのが、バレーと播戸の2トップ、ルーカスの右SH、山崎の途中出場という使い方に落ち着きそうだ。

バレーはこの日の先制点で、遠藤に絶妙のヘディングパスも送っており、G大阪らしいアシストの動きも出てきた。
しかし、周囲の雑音を封じ込める為にも、得点という明確な結果を示し続けるしかない。
それが、エースとして、「柱」としてガンバで課せられた責任の重さだ。

4.倉田初出場

ちょっと遅いくらいだ。
動きの悪いバレーに変わって、倉田が今シーズン初出場を果たした。

残り時間8分くらいしかなかったが、ルーカスに変わってSHに入った彼のコンディションは非常に良いらしく、3度ほどチャンスに絡んだ。
2つはシュートまで演出できずに終わったが、1つは得意のドリブルとフェイントで最後までシュートに行き決定的な形になった。

今、G大阪のベンチ入りメンバーを見ると、攻撃的なMFが3人いる状態にある。
佐々木と、寺田、そしてこの倉田だ。

西野監督としては、彼らを投入する時は、守備のリスクが上がる事を覚悟している様子で、点を取りに行きたいという思いがある時に起用されている。
その中で、交代時における西野監督の指示を見てみると、寺田にはボールキープによるタメ、佐々木にはサイドでのドリブルからの高精度クロス、倉田にはドリブルからの突破やラストパスやシュート等を主に期待しているように感じる。
この3人を戦況や相手の状況に応じて使い、局面を打開したいようだ。

しかし、この3人は今の所、誰かが突出している状態にはない。
それぞれの持ち味はあるものの、途中交代で使うカードとしては、まだ破壊力に欠ける。

良い意味での競争が繰り広げられていると考えるなら、出場した時のプレーにどれくらい必死さが見えているかを注目していきたい。
この日の倉田は、良い仕事もしていたが、マイボールを失った時の攻守の切り替えが遅く、時間も少なかったのだからもっと必死にボールを追って欲しかった。

「3人の中で俺が一番仕事ができる」という自己主張をお待ちしております(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・

レビューは、以上です。

いよいよGWに突入。
スタジアムには、多くの観客が足を運んでくれることでしょう。

逆に、ハードな連戦でもあります。
G大阪は、アウェイであるタイへの遠征も含まれており、コンディション作りが大切になってきます。

加地選手や播戸選手の復帰も期待される中で、柔軟な選手起用で各選手の疲労を分散するような監督の采配も期待したいと思います。

この連戦では、今シーズン非常に印象的で良い戦い肩をしている大宮や名古屋と戦う事になるので、楽して勝てる試合はありませんが、勝利を手にしたいと思います。

特に今の名古屋はG大阪が止めて見せたいですね^^

posted by じゃんぼ^^ |10:50 | 2008ACL レビュー | コメント(10) | トラックバック(0)
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2008年04月22日

2008年 G大阪に関する数値データ 途中経過

さて、G大阪の2008シーズンも10試合経過しました。
リーグ戦7試合、ACL3試合ですね。

一応、出場記録等を集計してまして、その途中経過をご報告しようかなと思います。

1.出場試合数と出場時間

出場時間

今の所、チームの土台作りに時間を費やした事もあり、やはり主体となる選手の出場試合と時間が多くなってますね。
その中で、流れを変えたり守備固めとして、山崎、寺田、佐々木、水本が使われているようです。
下平や福元、武井は短いながら出場を果たしています。
倉田はベンチ入りはしているんですが、出場はなかなか無いですね。
加地選手が戻れば、橋本選手の出場時間は減るのかもしれませんね。
もしくは、山崎選手がベンチに入り、ルーカスをトップに上げて、遠藤を2列目、ボランチを明神と橋本が組むという可能性もありますね。
播戸が戻れば、その可能性は低いか・・・^^;

2.得点とアシスト

ちなみに、アシストは私の判断です。
得点への関与度が高いと観られるプレーをアシストと判断しています。

得点&アシスト

10試合で17得点。
数字だけをみれば、得点力としては問題はありません。
問題は守備か?(-_-;)

チーム内得点王はいつの間にかバレー(笑)
アシスト王はこれもいつの間にか遠藤(笑)
彼らは、チームが機能してきた事で量産しています。

ルーカスや播戸、二川も得点しており、まぁまぁな状態と言えるのかもしれません。
アシストに関しては、安田と橋本の両SBが絡んでおり、これもG大阪が目指す方向をとして良い傾向なのかもしれませんね。

3.得点力と失点力?

リーグ戦だけのデータですが、こんな分析もしてみました。
特に興味深いのが、得点力(得点するのに何本シュートを打つ必要があるか?)と失点力(何本シュートを打たれると失点するか?)でしょうかね。

得点&アシスト

理想的なチームは、やはり得点力が高くて失点力が低いのがいいチームなんでしょうね。
鹿島や名古屋が上位にいるのがよくわかる数値です。

鹿島や浦和から得点するには、17本以上のシュートを打たないといけないなんて、ふざけた数値です^^;
対してG大阪は、7本もシュートを打たれたら失点してしまいます(笑)

得点力に関しても、名古屋や鹿島は7本打ては1点取れるという計算になりますね。
G大阪は、その倍13本も打つ必要があります(笑)

鹿島とまともに試合をしたら、必ず1失点しかねない対戦だったんですね^^;

上位に位置するチームの中で、G大阪ほど得点力と失点力のバランスが悪いチームはいません。
なんていうか、本当に変わったチームです。
けど、今のG大阪のもどかしさは、失点力よりも得点力なんでしょうね。
もともと、多くのシュートを打つチームですが、其れに合わせて得点ももっと量産するのが本来のスタイルである気がします。

他のチームで面白いのは、FC東京の得点力でしょうか?
失点もするけど、得点も取る!なんて、G大阪みたいですね(笑)
あとは、大宮の失点力ですね。
名古屋並みの守備力を誇っているという数値が出ています。

どちらも監督が変わったチームで、チーム作り半ばですが、今までとは違う大きな変化をチームにもたらしているようです。
いい傾向ですね。

対して、川崎Fの守備力は問題点多そうですね。
打たれるシュートは少ないにも拘らず、簡単に失点しているという傾向が見られます。
川崎山脈もカウンターには弱いということでしょうか?
今の所、Jリーグで最も失点しやすいチームになってしまっています。
得点も取りあぐねている今としては、守備陣の奮闘が必要ですが、苦しい所ですね。
シーズン前は優勝候補だった事を思えば、最も苦労しているチームの一つかもしれません。



簡単ですが、以上です。
これらの数値は、物事の一面しか見せていませんが、気になる指標ではあります。

G大阪の場合、今後の主力組のコンディション管理と得点力の向上を課題として検討する必要があるのかもしれません^^

では。


posted by assamtea9969 |08:00 | 2008 コラム | コメント(9) | トラックバック(0)
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2008年04月21日

コラム ポリバレント能力の高さがもたらすもの

その考え方自体は、昔からあった考え方です。

「ポリバレント」

化学用語で「多くの価値を持つ」という意味だそうです。
しかし、オシム前日本代表監督が用いてからは、「複数のポジションがこなせる能力」というような意味合いで使われる事が多くなっています。

G大阪で、その能力が一番高いと言われているのが、橋本選手です。

GK以外のあらゆるポジションで平均以上のプレーを見せる事が出来る選手として西野監督からも絶大な信頼を得ています。

しかし、私は、「ポリバレント」優位な風潮が好きにはなれません。

あくまで、その選手がもっとも能力の発揮できるポジションで、その選手を起用すべきだと思いますし、現時点で多少能力が劣ったとしても、ファーストチョイスは「スペシャリスト」であるべきだと私は考えています。

橋本選手の場合、彼がもっともその能力を活かせるのは、ボランチだと考えています。
しかし、今シーズンは加地選手の負傷もあり、右SBでの出場が続いています。

シーズン序盤はSBとしての動きに順応するのに苦労していましたが、ここ数試合で連続してアシストを記録し、それ以外でも精度の高いクロスを送るようになってきました。
まだSBとして、1対1の局面での守備間合いに問題を抱えていますが、その分得意のカバーリング能力を活かして最終ラインを助けているプレーは評価されるべきです。

SBと言うポジションは、昨シーズンからたびたび経験しているとはいえ、その適応能力の高さは特筆するものがあります。
彼が、SB以外のポジションでもこれくらいの適応能力を持っているなら、監督としてどれほど心強いことかと思います。

しかし、加地選手が復帰したらどうなるのでしょう?
彼がどれほど右SBと言うポジションに適応していても、加地選手をベンチに置いてまで使いたいと思わせるプレーなのでしょうか?
おそらく、加地が万全な状態であれば、加地をスタメンで使われるはずです。

そもそも右SBと言うポジションに関して、橋本と加地を比較する事自体、橋本選手からしたら迷惑な話なんだと思います。
そして、最終的にそういう結末になるからこそ、私はポリバレント能力の高い選手をアチコチのポジションの穴埋めのように使う事に反対なんです。

どんなに、適応力が高くても、いきなり完璧にそのポジションにフィットできる選手はいません。
少なくても数試合は必要です。
橋本選手からしたら、「やっと慣れてきた」感覚を掴んでいることでしょう。
その苦労が水の泡だと思うんです。
もし、彼を今度本職のボランチに戻したとしても、右SBのプレー感覚になっている状態を戻すのにまた数試合必要だと私は思っています。
そして、仮にまた違うポジションで怪我人が出たら橋本選手を起用するのでしょうか?

プロ選手の「プレー感覚」はとても高度な感覚であるがゆえに、非常に繊細な部分があると思っています。
ちょっとしたプレー判断やルックアップした時の見え方等々、ポジションが異なれば、その感覚全てに修正が必要になってくるはずです。

私は、橋本選手にその苦労を強いるなら、そのポジションの若手に経験を積ませる方が、将来的にはるかに有益だと考えています。
橋本選手が苦労して慣れた感覚を加地選手の復帰と共に捨てる事のもったいなさを考えると、右SBとしての経験値を誰かに積ませ新たな「スペシャリスト」を育成する方がはるかにG大阪を強くする事に繋がるのではないかと思います。

また、G大阪だけに限らず、今の日本サッカーの指導者達が「使い勝手の良さ」のあまりにこういう選手を使いまわしている現状に大きな不安を感じでいます。

浦和の阿部やFC東京の今野、清水の伊東も監督の意向で、多くのポジションを担当してきました。
今は日本にいませんが、元磐田の菊池もその才能の総合力の高さを育て切れなかった典型的な選手です。

選手からしたら、「試合に出れるならどこでもやる!」という気持ちが強いでしょう。
橋本選手も今シーズンの目標を「全試合フル出場」に置いてました。
(・・・残念ながら、もうその目標は変更されましたが^^;)
チーム状況として、複数のポジションをこなせる選手が多いと監督も楽だと思います。

けど、それは、スペシャリストの育成を放棄しているのではないか?と疑問に思うんです。
どうも日本はポリバレント能力をベースにした「器用な選手」からスペシャリストを作ろうとしているように見えます。
しかし、そういうスペシャリストの育成方法は、非常に経験を必要とするのではないでしょうか?
最近、海外でどういう風な考えで育成しているのかに凄く興味があるんですが、スペシャリストを育成できる環境があった上で、本来は総合力の高い選手を育成できるのではないでしょうか?

日本がポリバレントを重要視、重宝するが故に、「器用貧乏」な選手を多く作っているような気がしてはりません。

このポリバレントに関してはもう既に前に世の中で議論された話題ですし、ここで書いている文章も少し偏った意見だとも思うので、反論はあるだろうなとは思うんですが、G大阪のユースにもいわゆる「器用な選手」が多いだけに、その育成方針には強い関心を持っているんです。

是非、色んな方のご意見を伺えればと思っています^^

posted by じゃんぼ^^ |12:48 | 2008 コラム | コメント(17) | トラックバック(0)
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2008年04月20日

2008 Jリーグ 第7節レビュー 鹿島アントラーズ戦(A) 「雨中での至極の激闘」 Vol.1

4日前に起こった仕事上の「事件」のおかげで、今週はサッカーにほとんど関われず(T_T)
まったく仕事ってやつはぁ~(>_<)
その影響は、尚、継続しており、カシマスタジアムへの観戦予定もあえなくご破算。

やっと、帰って試合を見ました。
もちろん、結果を知らずに観戦です。

感想は・・・ズバリ!

「ハゲるかと思った(笑)」

実力の拮抗したチーム同士の試合で、しかも日本トップクラスのクラブチーム。
得点こそ入らなかったけど、凄く面白かった。

けど、G大阪サポとしての俺は、試合終了の笛を聞くまでは、「これはハゲそう!」と思えるほど手に汗握る試合でした。

さて、久しぶりのレビュー書いていこうかなと思います^^

1.重視された試合の入り方

播戸と加地の復帰が期待されていた一戦だったが、残念ながら回復は間に合わなかった。
そんな事情もあり、前節の新潟戦と同じ布陣で挑む事となった。
ベンチ入りメンバーもまったく同じだった。

鹿島や名古屋との勝ち点差を考えた場合、出来れば勝ち点が欲しかった試合。
しかし、勝ち点を奪いに行って、敗れ去っては元も子もない。
対戦相手は、昨年の王者と言うだけでなく、現時点で最も完成度の高いサッカーを披露している相手である。
口で言うほど、勝ち点3を取りに行く事は簡単ではない。
リスクコントロールをしつつ、中盤でのボールキープを徐々に優位な状況に持って行き、あせらずにチャンスを作り出す事が大切だった。

特に試合の入り方が重要であり、早い時間帯で鹿島に先制点を与えてしまうと、苦戦する事は必至だった。
先制点を奪われたからといって、今まで戦ってきた他のチームのように打ち合いに簡単も持っていくことは出来ない。
そんな意識が垣間見られる序盤の試合展開だった。

鹿島は、ホームであり、最初から積極的な攻勢に出てくると想像された事で、遠藤や両SBは守備的なバランスと重要視しており、積極的な攻撃参加は控えているようだった。
特に、CBの2人を中心に細かい指示が飛んでいたらしく、安田はかなりポジション関係の指示があったようだ。
試合後の西野監督のコメントでは、この1週間にラインコントロールに関してかなり緻密な確認作業が行われていたらしい。
中澤に安定感と責任感が出てきた事もあって、今日のCB2人は実に頼もしい存在だった。

しかし、そんな綿密な準備と慎重なゲーム運びを行いながらも、鹿島の中盤は高い攻撃力を見せ付けてきた。
特に、ダニーロは一人では止めきれないほどのキレやテクニックを有しており、彼のケアの為に、明神などは相当神経を使わされていた。
バイタルエリア周辺からの攻撃指揮は基本的にダニーロが行っており、中盤の底でレジスタとして左右にワイドなパスを展開する役割を小笠原が握っていた。
この2プラトンのコンダクターが、非常に脅威だった。

鹿島は徹底してG大阪の逆サイドと狙った攻撃を繰り出し、特に左SBの安田が1対1の状況に追い込まれる傾向が続く。
しかし、安田もこの日は慎重な対応を心がけていた事と、FWの山崎も下がって守備を助ける動きをした事でなんとかしのいでいた。
この日G大阪にとって幸運だったのは、鹿島の両SBが内田と新井場でなかった事だ。

代わって出場していた伊野波や石神も悪いプレーをしたわけではない。
しかし、攻撃能力(突破力やクロス精度等)はスタメン組の2人にはどうしても劣ってしまう。
この事が、決定的にG大阪の両サイドが破綻しなかった大きな理由の一つでもある。

そして、次第にG大阪の中盤も持ち前のパス回しを見せ始める。

Vol.2へ続く~

posted by じゃんぼ^^ |05:15 | 2008リーグ戦 レビュー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年04月20日

2008 Jリーグ 第7節レビュー 鹿島アントラーズ戦(A) 「雨中での至極の激闘」 Vol.2

Vol.1よりの続きです~


2.山崎の葛藤

慎重な試合の入り方をしたお陰で、この日の2トップはいつもよりサポートの少ない中で攻撃をする事になる。
しかも、中盤の攻撃参加を控える代わりに、鹿島の最終ラインの裏へのロングボールを多用した事で、特に序盤はFWが苦しい状況に追い込まれていた。
しかし、鹿島の攻撃にも慣れ始めたことで、前半20分過ぎあたりから徐々にボールをキープできるようになり、バランスを重視しつつ中盤や両SBが徐々に上がれるようになってくる。
それまでは鹿島ペースで進んでいた試合の流れが、シーソーように鹿島とG大阪の間で揺れ動くような展開になり、互いに決定的なシーンが作り出しにくくなっていく。
G大阪にとっての決定的なシュートは、前半37分のバレーのシュートまで待たなくてはならなくなった。
ただ、徐々に流れがG大阪に傾きかけていた。

G大阪としては、理想的な試合展開だったこともあり、この時間帯で得点が欲しかった。
試合を通じても、この時間帯がG大阪にとって最も得点の匂いのする時間帯だったけに悔やまれる。
特に最後のバレーのGKとの1対1は、曽ヶ端のファインセーブもあったが、ドフリーな状態を外すバレーらしさが出てしまった^^;

しかし、この試合で最も悩ましかったのは、山崎だった。
山崎は播戸の怪我もあって、ここ数試合スタメンで出場している。
彼のコメントを聞くと、FWとしての葛藤が出てきているようだ。

バイタルエリアのスペースを有効活用し、中盤からのパスを良く引き出している。
また、その献身的な守備も非常に大きな効果がある。
しかし、やはり彼はFW。
コメントからも「ちょっとG大阪の他の選手に遠慮してパスを出してしまうことがあったけど、これからはもっと積極的にシュートを狙いたい」と言っていた。
ようやくエンジンがかかってきたG大阪のFW陣の中で、彼が唯一ゴールが無い。
守備固めの展開で投入されているならまだしも、先発で出場しているからには、FWとして得点が欲しいと思うのは当たり前だ。

そして、最近の山崎のプレーは、ボールを受けてからドリブル等で持ち上がってシュートを放つシーンが増えてきた。
しかし、その思いが今は、あまり良くない方向へ行っているようにも感じる。
少し焦っているように見えるのだ。
それもそのはずで、おそらく播戸が戻ってくれば、またベンチに戻る事になるだろう。
その前に、結果がどうしても欲しいと思う気持ちは痛いほど理解できる。

しかし、その心理状態が、シュートの際の力みや精度の低さに繋がっているのではないか?
また、ドリブルでの突破を持ち味としているのは良いのだが、得点への渇望のせいか、プレーの選択が柔軟性に欠けるようにも思える。
シンプルにパスをした方が良い場合でも、強引にドリブルやシュートに行くことが目立ち始めている。

動き自体に大きな問題点があるわけではない。
全体としては、中盤とのコンビネーションもよく悪くはないのだ。
この鹿島との試合でもその動きは十分、効果を発揮していた。
彼が下がった後に、まったく攻撃が作れなくなった事でも、その事は良くわかる。

だから、焦らずに「フォア・ザ・チーム」に徹して欲しいと思う。
その姿勢が、結果としてG大阪と言うチームでは、ゴールに繋がるはずだ。
確かに得点はサポも求めているし、何より彼自身が一番強く欲しているだろう。
けど、その事が山崎の良さに影響を与え、チームにも影響を与えてしまっては本末転倒だ。

彼が必要な時はこの先、山のようにある。
この日のベンチにもFWは一人もいなかった。
彼がベンチにいる事はとても心強い。
シーズンを長い目で見て欲しいし、私は彼をそういう目で見て行きたいと思って応援している。

3.松代がいる安心感

この日のG大阪は全員がハードワークしており、MOMは全員に与えても良いくらいだった。
しかしその中でも、松代に関しては、この試合でのパフォーマンスも、この試合の前の1週間の準備も含めて、チームキャプテンとして大きな存在だった。

昨シーズンの前半途中から、G大阪の正GKは藤ヶ谷が務める事となっている。
しかし、松代は2006年に甲府からオファーを受けたほど、GKとしてはトップレベルの実力を持っているのだ。
若い選手が多いG大阪の最年長の選手でもある。

西野監督の試合後のコメントでも、控えGKでありながら、チームキャプテンとして彼が率先して、守備陣を集めてミーティングを行っていたらしい。
この日のG大阪の最終ラインのパフォーマンスも、ピッチ上での松代のパフォーマンスもあるが、彼のチームを支える姿勢が生んだ結果でもある。

非常に難しい試合展開の中で緊急出場し、なかなか最初のボールタッチもできなかったが、後半の鹿島の攻勢を最後までしのいだ。
後半には、彼自身も鹿島の選手との接触プレーで肩を負傷していたにもかかわらずである。

その存在感の大きさに涙せずにはいられない。

まだ藤ヶ谷の負傷状況も定かではないが、彼の存在が必要不可欠である事を多くの面で証明した試合だった。

予断だが、松代が負傷した際に、ゲームを続けようとする姿に、中澤が気合いを入れているシーンがあった。
このシーンだけで、この日の最終ラインにいかに「魂」がこもっていたかがわかる名場面だった。


Vol.3へ続く~

posted by じゃんぼ^^ |05:10 | 2008リーグ戦 レビュー | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年04月20日

2008 Jリーグ 第7節レビュー 鹿島アントラーズ戦(A) 「雨中での至極の激闘」 Vol.3

Vol.2よりの続きです~

4.FW佐々木投入

後半に入っても、両チームの攻防は非常に見ごたえがあり、時間によって互いに流れが移動するような試合展開が続いていた。
それは、こう着状態と表現するにはあまりに緊張感の高いゲーム展開だった。

しかし、チームの攻守バランスは安定していた為、西野監督が先に動く事はないだろうと思っていた。
しかし、意外な事に先に西野監督が動いてきた。
佐々木投入である。
前節の新潟戦で途中出場し、右SHで躍動していたこの選手交代自体は、納得感の強い選択だった。

しかし、驚愕の出来事はその投入されたポジションだった。
誰もが、右SHのルーカスをFWに上げ、そのポジションに佐々木を入れたと思っていたのだが、なんとそのまま山崎のポジションにはいてFWとしてプレーさせたのだ。

試合後の西野監督のコメントでは、「佐々木を投入したのも奴のスピードを生かして、かなり押し込まれた状況の中でカウンターを狙いたい」とその意図を説明している。
しかし、この采配の悩ましい所はその意図通りに試合が展開できなかった事ではない。

なぜ、佐々木をFWにしてルーカスを右SHに置いたままにしたのか?

それは、守備面における佐々木の能力不足が最大の理由なのだ。
前節の新潟戦では、押し込んでいる展開の中であった為に、彼を右SHに置いても守備面でのリスクは少ない。
しかし、この鹿島戦では、非常に拮抗した試合展開だった。
当然、新潟とは比べ物にならないくらい逆襲のリスクを伴う。

そんな状況で、佐々木を右SHでは使えないと考えられているほど、佐々木の守備面に関して西野監督が信用していない事がこの交代の本質だと思われる。
しかし、この交代策は、結果として機能せず鹿島に押し込まれる展開を作ってしまった。

この日のG大阪が繊細なリスクマネジメントを必要としていた事を考えると、西野監督の采配はわからなくもない。
ただ、佐々木自身もほとんど経験のない仕事だった事は分かっていただけに攻撃面だけにおけるギャンブル性の高い采配だった。
守備面でのリスクを維持しつつ、攻撃への可能性を残す事の出来る采配の選択肢は、今のG大阪のチーム状況では限れたものになる。

詳細は分からないからなんともいえないが、この試合展開は予想できる範囲であり、それを想定した練習をやらなかったのだろうか?という疑問は残った。
少なくとも、佐々木FW起用という戦い方が事前に想定されたものでなかった事は、ルーカスの反応でよくわかる。
采配そのものよりも、そういう事前の想定練習がなかった事が残念だった。


・・・・・・・・・・・・・・・


レビューは以上です。
色々書きましたが、ビッグマッチ特有の高レベルなゲームが繰り広げられていて、本当に面白い試合でした。
やっぱり、ベタ引きしてくる相手よりも、ガチで勝負できる相手との試合は、サッカーの楽しさが満載されている。
勝利できなかった事は残念ですが、アウェーで今の鹿島と渡り合って獲得した勝ち点1は、上々の結果だと思います。
こうなると、新潟戦の引き分けが痛いんですけどね^^;

それにしても、生観戦できなかった事が心から悔やまれる(T_T)
・・・ま、自分が悪いんやけど、スタジアムでハゲたかった(笑)


それと、気になった事があったので一つ。

松代が接触プレーで負傷した時に、鹿島サポーターから激しいブーイングが起こった。
正直、目(耳?)を疑うような光景だった。
藤ヶ谷の負傷の際には、反対サイドだった事もあり、良く見えなかっただろうから「時間稼ぎ」と言う意味でのブーイングも多少は理解できる。

しかし、松代の負傷は鹿島サポの目の前で起こった出来事だった。
その表情は苦悶に満ちており、本来なら交代してもおかしくないのではないか?とも思えるものだった。
試合展開的にも、時間稼ぎをする必要性などまったく無かった状況の中で、あの激しいブーイングが本当に必要なのだろうか?

先日の浦和戦での応援問題について、この日カシマスタジアムで話し合いが持たれていたと聞いている。
私は鹿島サポではないので、どんな話し合いが行われたのかはわかりませんが、その話し合いの結果がこのブーイングなのか?と思い、正直残念な気分になった。

私は、子供に対して説明できないような応援には断固反対している。
自分のチームの有利にさえなれば、何をやってもよいわけではない。
特に相手に敬意を払わない応援スタイルは好きになれない。
G大阪サポとて、過去に聖人君子のような応援しかしていないわけではないが、それにも私は賛同していない。

この日の鹿島サポは、そういう背景もあっただけに、なんとも言えない後味の悪さを感じてしまった。
あんまり他サポを刺激するような事は書くべきではないのかもしれないが、あまりに納得できなかったので(-_-;)

さて、また新たなる連戦の始まりです。
次はホームでACLメルボルン戦。
この試合に勝利する事で、一気にグループリーグ突破が見えてきます。
万博には行けませんが、がんばって欲しいですね^^

では。

posted by じゃんぼ^^ |05:05 | 2008リーグ戦 レビュー | コメント(12) | トラックバック(0)
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