2008年07月20日

2008 Jリーグ 第17節レビュー FC東京戦(A) 「城福監督のいやらしさ」 Vol.1

さて、引き続き、水曜日に開催されました国立でのFC東京戦です。
このFC東京戦が、前半戦最後の試合になります。

本当は、仕事の後に、国立に参戦したかったんですが、、、、無念 orz...
俺が行っていれば、勝てたはずやーと、自分を責めてみたりして(笑)

では、レビューです。

1.城福マジックにハマる

城福監督は、試合により選手を変える采配を振るう。
しかし、ここ数戦はメンバーも固定化されつつあるのかな?と思っていた。
とんでもない、勘違いである。

そして、このG大阪戦。
前節の鹿島戦からガラッとメンバーを変えてきた。

前線の2人は同じだったが、石川(直)が入り、浅利が入り、長友も復帰してきた。
しかも、城福監督は、各選手のポジションにも手を加える。

長友と徳永を左右で入れ替え、G大阪の守備時のウィークポイントである左サイドの安田を石川とのコンビネーションで攻め崩そうとした。
また、バレー対策として、対人プレーに強い今野をCBで起用。
浅利を守備的なバランサーにおいて、梶山の守備負担を減らした。

この対策は見事にG大阪にハマる。

そもそも、G大阪は、前線にフィジカルに優れた強力なポストプレーヤーがいるチームと守備プレスをかいくぐって、逆サイドにボールを展開できる選手がいるチームは、苦手にしている。

フィジカルに優れたポストプレーヤーがいると、最終ラインとボランチではさんでもボールを取れないケースが発生してしまい、ボランチがその対応の為に、中央に寄ってしまって、サイドで数的不利に陥ってしまうからだ。

また、G大阪は、ボール保持者に対して、有機的に連動して、複数人でプレスをかけることで、相手の攻撃を機能不全にする守備を生命線にしているが、逆に言うとそのプレスをかいくぐった反対側サイドには、人が不足している。
普通のチームであれば、例えそのプレスをかいくぐっても、人数の少ない反対サイドに速く正確に展開できる選手がいない為に、大きな傷にならない事も多いのだが、それができる選手がいると、G大阪は途端に苦しくなってしまう。

そういう意味で、城福監督は非常に狡猾にG大阪と戦った。
前線には、カボレと平山というポスト能力の高いFWが2枚も存在し、梶山というゲームメーカーも存在していた。

先制するまでは、もしかしてG大阪のワンサイドゲームかとも一瞬思ったほど、FC東京は慎重に試合に入っていたが、それ以降はG大阪を蹂躙していた。

最終ラインとボランチで、カボレと平山を潰しきれず、梶山がコンダクトを振るって、左右に数的有利なサイドにボールを散らしていく。
左サイドの安田は石川と長友に、右サイドの加地は羽生と徳永に次々と攻め込まれた。
特に、左サイドの石川がキレており、後に城福監督が選手交代ミスだったと認めるほど、彼がピッチ上にいること自体がG大阪にとって脅威だった。

ボランチの明神と橋本は、奪取するべきポイントがどんどん曖昧になってしまい、マークの受け渡しもうまく行かずに、非常に苦しんでしまった。

前半だけに関して言えば、G大阪の先制点以外は城福監督の思惑通りに進んだのである。

2.理解に苦しむコンディション不良

それにしても、この試合のG大阪の運動量の少なさは、正直理解に苦しむ。
確かに、中3日での連戦であり、蒸し暑い中でゲームは行われた。
しかし、相手のFC東京は中2日であり、蒸し暑さでは同じ環境で試合をしている。

G大阪は前節の川崎戦を非常に良い状態で勝利を手にしていた。
中3日で、これほどまでに、コンディションが落ちてしまっていたのは、信じられない。

そもそも、この連戦を想定し6月の中断期間中に、再開後から戦える体力作りに主眼が置かれたのではなかったのか?
まだ、再開してから、6試合目だ。
準備をしていながら、これだけコンディションが落ちているのは、フィジカルコーチの責任ではないのか?と思わざるを得ない。

ブローロコーチは、長年G大阪のフィジカルコンディションを見てきている。
その功績や選手からの信頼の厚さは良くわかる。
しかし彼を疑いたくは無いが、 違うフィジカルコーチも試す時がきたのではないかとも思えてならない。

少なくとも、この試合のコンディションの悪さは、西野監督も愚痴をこぼしたくなるほどので出来だった。
前述したように、確かに城福監督の老獪さはあったものの、コンディションさえ整っていれば、もう少し戦えた相手でもある。

試合後に感じたなんともいえない消化不良感は、非常に気持ちの悪いものだった。

Vol.2へ続く~

posted by じゃんぼ^^ |00:05 | 2008リーグ戦 レビュー | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年07月20日

2008 Jリーグ 第17節レビュー FC東京戦(A) 「城福監督のいやらしさ」 Vol.2

Vol.1からの続きです。

3.苦悩の選手交代

ボコボコにされかけた前半を終えて、西野監督がどうテコ入れするのか注目していた。

監督の采配は、前節流れを変える働きをした佐々木を投入し、システムを変則的な3-5-2システムに移行する事だった。

この采配は、一時的に効力を発揮した。
まず守備面で、数的不利に落ちいていたサイドの攻撃に対応できるようになる。
また、攻撃面では、二川やルーカスにいいボールが入るようになり、交代で入った佐々木も多彩なキックで何度か惜しい場面も作った。

しかし、この流れも長くは持続しない。
FC東京の運動量も下がり始めた事で、守備に重点を置くようになり、リトリート気味に対応されてしまった。
G大阪としてはFC東京のサイドのの攻撃には対応できるようになったものの、逆に攻め込んでサイドを突破できるほどの攻撃力は無かった。
そういう意味では、長友と徳永の両SBが見せた守備は秀逸だった。

交代で入った佐々木も、落ち着いた対応を見せた徳永を相手に、突破するほどの威力が無かった。
こうなると、3-5-2システムの場合、攻撃が中央に寄ってしまい、さらにFC東京の守備を楽にしてしまう。

ただ、FC東京もかなり消耗が激しく、反撃するパワーが徐々になくなってしまい、試合は完全にこう着状態になってしまった。

結局、下平と倉田を入れて、元の4-4-2に戻したのだが、佐々木にとっては悔しい交代となってしまった。

佐々木のキック精度と多彩さは、正直驚いている。
前節でも、川崎フロンターレの流れを完全に変える出来だった。
彼の持っている能力は非常に期待がもてるが、試合の中でそれを表現する為のアプローチ方法をもっと身につけていって欲しい。

例えば単独での突破力もあるのかもしれないが、徳永とのマッチアップを見た限りでは、J2レベルは優秀というものだ。
もっと、突破する為の工夫がいる。

加地とのコンビネーションももっと磨く必要がある。
この試合では、加地がストッパーになってしまってからの投入だったので、難しかったが、それでも時折上がっていた加地選手を上手く使う必要がある。

彼のキックは、今の所、アーリークロスが多い。
もっと深く突破すれば、G大阪にとって非常に大きな武器になりうる存在だ。
特に、4-4-2システムで、ルーカスとバレーの2トップの時に起用されたら、非常に面白い存在だ。

今のままでは、「武器」にまでなっていない。

4.空回りが続く山崎

ここ数試合、先発2トップの一角である山崎のパフォーマンスに陰りが見える。
もちろん、彼の前線でのチェイシングは貴重な働きだが、攻撃時における存在感がブレーキだ。

いかにセカンドストライカーとはいえ、彼に決定的なパスがなかなか通らない。
かといって、彼がチャンスメイクに関与できているわけでもない。

周囲とのコンビネーションも良くない上に、彼自身に迷いが見られる。
今の彼の攻撃時のプレーを見ていると、G大阪のサッカーに合わせようとし過ぎているのではないかと思える。

しかし、それは、山崎の本当にしたいプレーなんだろうか?
山崎の得意なプレーなんだろうか?

私は、山崎が裏へ抜けるのが得意な選手とは思えない。
どちらかと言うと、バイタルエリアでボールを持ってからドリブルで突破していく方が向いていると思っている。
もっと割り切ってFWというより、1.5列目のMFという意識で攻撃に関与した方が良いのではないだろうか?

それに先発で試合に出ると、相手も元気なので、彼の得意なエリアにスペースがあまり存在しない。
やはり、スペースのある終盤の途中交代やポゼッションを取りにくる相手の方が、彼は活きるのではないか?

人材のいない今の状態では、彼を外すのは難しいし、守備時の前線でのチェイシングはバレーの分まで走っており、かなり貴重だ。
しかし今の彼は、攻撃に関わろうとしても、ポジショニングが悪かったり、ワンタッチパスの精度が悪かったり、得意でないポストプレーをやったりと、窮屈そうにプレーしている。

前節の川崎戦の試合後に西野監督が言っていたが、もっと周囲のプレーヤー、特に二川のプレーを理解し、自分のプレースタイルを理解してもらう必要がある。

私も転職して、難しいなと感じるが、自分を知ってもらう事と周囲を知るのは、簡単ではない。
その方法は人によって違うだろうし、周囲の環境によっても違うだろうが、相互理解は少しでも早い方が良いし、それが上手な人は仕事もできると私は考えている。

二川との相互理解なんて、簡単ではないと思うけど(笑)
今、必要とされているんだから、がんばって欲しい^^。


試合内容だけを見れば、非常に妥当なドローだ。
勝ち点1を取れた事を前向きに評価しても良いのかもしれないが、前述したコンディションの問題は気になる。

もし仮に、千葉戦でも同様の問題が出てきたなら、それをちゃんと検証する必要がある。
今のG大阪は良い守備が生命線になっているが、それ支える運動量が無いという事態
は問題外だ。

これから、もっと過酷になるというのに。

そんな選手にカツを入れる為にも、明日のフクアリは、魂の応援してきます(>_<)
・・・フクアリはメシも色々あって楽しいしなぁ~♪

それでは、明日に備えてよい睡眠を!
FORZA!!GAMBA!!!

posted by じゃんぼ^^ |00:01 | 2008リーグ戦 レビュー | コメント(7) | トラックバック(0)
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