2008年07月19日
2008 Jリーグ 第16節レビュー 川崎フロンターレ戦(H) 「西野監督の記者会見」 Vol.1
すっかりG大阪に関する流れに乗り遅れてしまっています(T_T) 気がつけば、もう土曜日やん、、、みたいな(笑) 「遅っ!!(ー_ー)!!」っていうツッコミを覚悟で、ブログ書くぜ~。 明日、フクアリに行く前には、完了させる!(`´) それにしても、ブログの書き方を少し変えなあかんな。 まとめて書くというよりも、内容を分割して、書く事を試していきます。 では、さっそく先週の川崎F戦から。 1.西野監督の試合後インタビュー 決して楽な相手ではないが、万博ではお得意様となっている川崎フロンターレ。 試合は二川の素晴らしいアシストによって、、今年苦しんでいる2点差をつける事に成功したG大阪が、逃げ切りに成功して勝利しました。 FW陣がチャント仕事をして、2点差をつける事に成功すれば、高い確率で勝利に持ち込める事が再確認できた試合でしたし、ベンチメンバーもリードしている状態では有効性の高いカードであることも確認できました。 しかし、この試合で最も興味深かったのは、実は試合後の西野監督の会見だったのではないかと私は思っています。 前回の私の柏戦のレビューの中で、遠藤不在における戦い方について、多少視点を変えてみてもいいのではないか?と述べたのですが、それに関して回答してくれたかのようなインタビューは、私にとって大変興味深い内容でした。 今回のレビューでは、この記者会見の中の西野監督のコメントを、中心に見て行きたいと思います。 2.遠藤不在で戦うヒント ・遠藤を欠く中での試合だったが、この川崎戦で遠藤抜きで戦うヒントは見つかったか? 西野監督の回答(抜粋) 「彼の代役は存在しないですし、同じサッカー、ポゼッションを同じ様に維持できてゲームを動かせるかというとそうではない。 中盤の構成力というのは、システムが変わっていない中ではもっと考えないといけないですし、全体でボールを動かしていくという事を意識付けていかないと思います。 (明神や橋本から)キラーパスだとか厳しいボールというのは、なかなか入らないですから。 ただ、2人は運動量は非常に持っている。 受けなおして2つ目で展開していくとか。 自分が一本でゲームを変えるということを考えないで、しっかりボールを動かしていきながら、もっとテンポを上げてパスワークを早める事の中で、解決していきたいと思います。 あまりボランチラインで溜めてしまうと、前がきつくなってしまうかなと。 その辺、2人にはシンプルに動かしながら、いい状態の中で出していくと言う事を求めたい。 誰かに遠藤の代役と言うのは無理ですから、同じ様にポゼッションして、厳しいボール、相手が一番嫌がる所にボールが入る展開は、今の中盤のビルドアップの低い位置からでは無理ですね。」 ・今後、遠藤不在が続く事になるが、攻撃面での新たな手応えはあったか? 西野監督の回答(抜粋) 「色んな違うプレーが出てくる事を期待したいし、まだ3試合なのでそう準備の時間も無い割には、そういうプレーも随所に出ていた。 中盤がすべてでは無いんだけど、システムを動かしてバックアップが入れるとかは、その辺は状況によってデリケートに考える必要がある。 (それよりも、)自分で出してからもらいなおすというルーカス得意の形がもっとスムースにできれば、良いかなと思う。 それに、二川と絡めばもっと高まっていくプレーもあると思う。」 西野監督としては、キーポイントが2人のボランチにあると見ているようです。 遠藤の代役ではなく、遠藤とは違うアプローチ(橋本と明神のストロングポイントを活かした)で、打開する事を求めているとの事でした。 つまり、橋本と明神に今まで以上にパス&ゴーを繰り返して、早くてシンプルなパス回しを作った上で、二川とルーカスに高い位置でボールを渡す事を求めているということでしょうか。 基本的にこの考え方は、今まで西野監督が志向しているサッカーの延長線上にある考えで、システムをに手を加える意思はないという考えなんでしょうね。 G大阪としては、いかに二川とルーカスに良い形でボールを渡せるかにかかっています。 今日の2得点も、二川があの位置で前を向けば、確実に仕事が出来る事を証明しているのです。 遠藤がいなくなって、もっとも痛感するには、二川やルーカスに良い形でボールが入りにくい事です。 その方法を西野監督は、人やシステム変更に求めず、よりクオリティの高いG大阪のパスワークを追求する事で解決しようとしているようです。 質疑応答では、橋本と明神の名を挙げて、ともに攻撃の組み立てに関与する必要性を述べています。 西野監督が求めているように、明神と橋本で攻撃が組み立てられるようになれば、長期的に見てもG大阪には、かなり大きなメリットがあります。 クオリティの上がった構成力は、遠藤が戻ってくるとさらに、さらにその威力を発揮すると思われるからです。 しかし、それが簡単な事ではない事もまた事実だと私は思います。 橋本と明神の運動量が豊富と言っても、限界はあります。 連戦が続き、気温や湿度も高い時期ですし、遠征も発生します。 その中で、今以上の運動量を維持し続けていく事は、簡単ではありません。 また、2人とも守備のバランスを第一に考える傾向もあり、攻撃への関与に関するリスク管理(例えば、あえてリスクを犯して攻める)という判断を選択しないプレースタイルが身に染み付いているようにも感じます。 さらにもう一つ、西野監督の戦い方を考える上で、橋本と明神のボールタッチも問題になるのではないかと考えます。 G大阪は、技巧派集団なので、橋本も明神も一つ一つのボール処理は上手い方だと思います。 しかし、西野監督の戦い方では、例え彼らと言えども、より繊細なボールタッチや処理が必要になるでしょう。 細かく早いボール回しは、必然的に狭いスペースを使ったり、パススピードが速くなってしまいます。 その厳しいプレッシャーの中では、橋本と明神といえども、遠藤や二川クラスのボール処理能力がないと難しいのではないでしょうか? また、彼ら2人だけに依存している問題でもありません。 シンプルで早いパス回しは、彼ら2人だけでやるわけではないので、結局チームとして今まで以上に「パス&ゴー」やもらい直し、動きなおしとかが必要で、運動量増加は避けられません。 さらにコンパクトなライン間隔も必要でしょう。 これらはチームとしての問題になります。 先ほども言いましたが、この厳しい環境の中、特に後半に攻撃するパワーが果たして残っているのか疑問に感じます。 今は、シーズン真っ只中でもあり、練習時間はその熟成に時間をかける事よりも、コンディション維持に重点が置かれるはずです。 西野監督の求める戦い方は、ハマれば限りない力になると思います。 しかし、本当にそんなことが可能なのか?という不安も持ってしまうのです。 と、不安ばかり書きましたが(笑)、私個人としては、その方向でチームの戦い方を進める事に賛成しています。 西野監督の作り上げたG大阪サッカーは、そういう難しい目標に挑戦してきた事で、そのアイデンテティが作られてきたとも思えるからです。 結果的に、失敗したとしても、その挑戦が成功するにアプローチする姿勢こそが、「超攻撃」を掲げる事のできる今があるのではないでしょうか。 Vol.2へ続く~
posted by じゃんぼ^^ |22:00 |
2008リーグ戦 レビュー |
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