2008年05月16日
2008 Jリーグ 第12節レビュー 横浜F.マリノス戦(H) 「試されるチーム力」 Vol.1
寝不足全開です(笑) なぜか? 自転車3大レース。 グランツールの一つ、「ジロ・デ・イタリア」が開催されているからです。 今、イタリアのガゼッタ・デロ・ソポルト紙の大半の記事は、セリエAではありません。 そう!このジロなんです(>_<) ロードレースファンなら、深夜にテレビにかじりつきのハズ。 私も、その例に漏れず連日の生観戦です。 落車という思いがけないハプニングと、人間味溢れる駆け引きの連続に興奮しまくり、それと同時映る綺麗としか言いようの無い南イタリアの風景に癒される毎日です。 イタリアで自転車を走らせたい(T_T) ・・・G大阪の試合でたまったウップンを浄化してます。 ・・・けど、寝不足(笑) ま、そんなこんなで、J-sportsでようやく、横浜FM戦が録画放送されたので、レビューを書きます。 もう明日浦和戦ですが・・・まぁ、時期的に遅いので短めに^^; 1.蝕ばまれる心の金属疲労 環境的に過酷なACLを乗り切り、決勝トーナメントへの切符を手に入れたG大阪。 今シーズンの目標を一つ乗り越えた事は大きな一歩だが、その代償もでかい。 厳しい連戦の中で、主力選手に負傷が相次ぎ、他の選手にも疲労がたまっている。 そんな状況の中で、横浜と浦和という守備力の高いチームとやり合わないといけないのは、厳しいといわざるを得ない。 中でも、橋本や安田など連続出場している選手に強い疲労感が見られる。 明神や遠藤もギリギリの状態だ。 しかし、満員に膨れ上がった万博の期待に応えるかのように、この日のG大阪は前半完璧に近い試合運びを展開していた。 横浜の中盤に、ロペスに代わって入った期待の新人兵藤が、上手くゲームを作れない事もあり、中盤の主導権を握る事に成功する。 また横浜の攻撃にも冷静に両ボランチとCBが上手に対応して、危ない場面は栗原のFKくらいだった。 逆にG大阪は何度も横浜FMのゴールを脅かし、バレーのシュートのこぼれ玉を山口が押し込んで先制した。 今のG大阪にとって、追加点となる2点目を獲る事が大きな課題であり、この日の前半も幾度となくあったチャンスにバレーや二川が決めきれなかった。 しかし、それでもG大阪が完全に試合をコントロールしており、前半終了時には、そこまで大きな危機感は感じない。 ところが、後半に入ると状況が一変する。 横浜FMが逆に試合の主導権を握ってしまったのだ。 この状況の変化の要員はいくつか考えられる。 名将桑原監督の落ち着いた指示もあっただろうが、兵藤も落ち着きを取り戻し始め、山瀬とロニーの献身的なボールへの関与もあった。 しかし、何よりも残念なのが、G大阪が慎重に試合に入りすぎた点、つまり「受け身」でスタートしてしまった事だ。 G大阪には、慢性的に試合の入り方が悪いという点がある。 過去のリーグ戦でもACLでも、試合の入り方の悪さで先制点を与えてしまう事が多かった。 しかし、最近は前後半の入り方を注意している為、まず攻守が落ち着くまで慎重に試合に入るという戦い方ができている。 それは、リーグ戦のデータにも現れており、前後半最初の15分未満での失点は、全15失点中わずかに2失点だけだ。 しかし、この試合では、逆に慎重過ぎる姿勢が相手の攻勢を呼び込み、自分達の流れを自ら渡してしまう結果となってしまった。 ロニーに決められた同点弾は、あの試合の流れでは必然に近いものに感じる。 自分達から放棄しなければ、あそこまで横浜に中盤を支配される事はない。 最近、先制してから追加点を奪えない事に対する問題点を指摘する声を聞くが、それと同じくらい試合運びの脆さも感じる。 それは、連戦の疲労から心のどこかに「省エネ」でサッカーをしようとして、ゲームをlコントロールし損なっているようにも見える。 チームの状況からしたら仕方のない心理面なのかもしれないが、その心理面こそがG大阪らしさを奪っているようにも思える。 ゲームは相手がいる状況もあるし、試合の流れが相手に渡る事もある。 しかし、G大阪なら10分で一度相手の流れを引き戻すことが出来るはずだ。 それが出来ずに、20分近く相手に主導権を渡してしまったのは、「体が動かなかった」のではなく、「慎重」という言葉を借りた「楽したい」という人間臭い感情変化にあったのではないかと思えてならない。 連戦の疲労は、フィジカルを蝕んでしまう。 しかし、同時に心から「強さ」を奪い去ってしまう効果もある。 それは、選手一人一人には気づきにくい事だ。 まるで金属疲労のように蝕んでしまう。 連戦だけが理由ではないだろうし、似たような試合展開が自信を奪っている事もある。 そういう時にこそ、サポも含めたチーム力が問われていると私は感じる。 西野監督のコメントは、まさにその通りで、「今、全体(浦和との差)を見る余裕はない」のだ。 いかに自分達のパフォーマンスを発揮できるするか? もっというなら、「自分達のパフォーマンスとはなにか?」を見つめ直す必要を感じる。 2.橋本が転んだ理由 再度、気力を振り絞り、ルーカスの美技で勝ち越したにも関わらず、最後は山瀬の巧みなドリブルで始まった横浜FMの速攻にあっさりと同点とされて試合終了の笛を聴く事になった。 最後にあった決定機を決めればとも思うが、やはりこの試合は守りきるべき試合だったといえる。 その横浜の速攻はとても見事で、最終ラインとGKは何も出来ずに失点してしまった。 しかし、あえて言うならそれを防ぐ可能性があったのが、橋本だった。 彼は山瀬がドリブルで侵入してきた最初のフォローに入ったのだが、残念ながら足を滑らせて転んでしまった。 この試合では、橋本をはじめ疲労の濃い選手がよく転んでいた。 最初は、前日に降った雨の影響か?とも思ったが、横浜の選手はほとんど転ばない。 また、スパイクを履き変える事のできる後半にも相変わらずG大阪の選手だけ転んでいたのだ。 これは疲労の影響だろう。 いくら足のマッサージを毎日していても、蓄積されたダメージが足腰の踏ん張りを奪い去っていたのだ。 橋本は、ここまでG大阪の全試合に出場しているだけでなく、山口に継いで2番目の出場時間を重ねている。(1440分中1433分) もうその足は悲鳴をあげているに違いない。 遠藤や明神が休息しているが、今最も休息が必要なのは橋本なのではないか?と思える失点だった。 守備専任に近い明神とは異なり、橋本は攻守のリンクマンの役割も果たしている。 その運動量たるやG大阪でも最も多い部類に入る。 次節の浦和戦で一旦連戦が終了するので、休めるとは思うが浦和戦でも、その彼に過酷な負担を強いざるをえないのが今のG大阪の実情でもある。 防ぎたかった失点だったが、どう考えても防げなかった失点でもある。 西野監督の言葉を借りれば、「選手は全ての力を出し切ってくれた。今の現状では仕方の無い妥当な結果」と受け入れざるを得ないのが何よりも悔しい。 簡単に、レビューは以上です。 こんなチーム状況で浦和と埼玉スタジアムでやるのかと思うと絶望的になります。 けど、精一杯応援しています。 豊田スタジアムでの感動をもう一度です。 浦和に勝つともう一ついいことがあります。 実は、2敗以下のチームがなくなるんです。 最低負け数のボーダーが明らかに下がります。 勝ちきれないのは事実ですが、逆に浦和に勝てば、負け数で同数になり、優勝への望みに悲観的である必要がなくなります。 チームのピークを秋頃に持っていければ、今的は違うシーズンを過ごせるかもしれません。 明日! 上手い酒を飲みましょう!!(>_<) フォルツァ!ガンバ!
posted by じゃんぼ^^ |17:50 |
2008リーグ戦 レビュー |
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