2008年06月12日

前半戦分析 番外編 審判問題をどうしたいのか? Vol.1

浦和戦での裁定についての記事を間に挟んでしまいました^^;

さて、前回の前半戦分析の記事で書いたように審判問題について私なりの考えを書いてみたいと思います。

1.前半戦の審判問題

今シーズンの前半戦は、様々な審判問題が取り沙汰されました。
ちょっと調べただけでも、以下のような問題が思い出されます。
誤審だけに絞れば、もっと多くの試合でも起こったかもしれません。

・ゼロックス杯での家本主審の判定
・横浜FM-大分戦での松尾主審に対するシャムスカの激怒会見
・西村主審によるJ2での退場者取り違え問題
・西村主審による「死ね」発言疑惑
・岡田主審による大久保の退場劇
・佐藤主審による1試合選手退場者3人+監督退席
・村上主審による川崎F-柏戦での試合後の退場劇
・吉田主審による浦和ー川崎F戦での誤審
・岡田主審による浦和ーG大阪戦での誤審

多くの問題があった中で、主審の判定が試合に影響力を与えすぎてしまい、いわゆる「試合をコントロール」できない状態に陥ってしまった幾つかの試合は残念だと思います。
しかし、審判に関して議論する上で、私は3つの視点を大事にしていきたいと考えています。

2.主審だけを責める事の無意味さ

確かに審判の存在が試合の勝敗を左右しかねない大きい影響力を持っています。
しかし私個人としては、試合結果に対して、その中での審判の判定を議論するよりも、チームの抱えている問題に目を向ける方が大きな意味があると感じます。

その判定も数多くある「イレギュラーな事象」の一つと考えて、それを含めてどう戦ったのか?がプロ選手として重要だと考えています。
さらに、事前に審判のクセや傾向は、把握した上で戦う事も必要なのではないでしょうか?
例えば、扇谷主審は、セットプレー時の位置取り争いに関して、非常に繊細な判定をしがちです。
位置取り争いは重要ですが、その繊細な判定に苛立って、無用なカードを受けたり、冷静さを失って失点してしまう方が割るかに未熟です。

また、贔屓のチームが不利な判定を受けたら不満が募るのは当たり前です。
しかし、有利な判定に対して激怒する声はあまり聞きません。
そういう心理はむしろ当たり前で、そういう心理がある中で審判の判定一つを議論しても、視点として公平性に欠ける場合もあるでしょうし、相手チームやサポの無駄な反感を買うだけで建設的な議論ができるわけではありません。

主審の判定に怒り狂ってチームに何か、プラスになる面があるのでしょうか?
私は一切無いと思います。

私はサポなので、チームのためになる事こそを喜んでやりたいと思います^^

Vol.2へ続く。。。

  • 共通ジャンル:

posted by じゃんぼ^^ |20:30 | 2008 前半戦分析 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年06月12日

前半戦分析 番外編 審判問題をどうしたいのか? Vol.2

Vol.1からの続きです。


3.審判の良い悪いの基準って何?

多くの審判に関する問題の議論が起こる中で、審判の良い悪いと判定する基準が、非常に曖昧だと私は感じています。

「良い審判」って何を持ってそう判断するするのでしょうか?
この回答に明確な答え、私を納得させてくれた人は、未だに出会った事がありません。

人によって回答もバラバラですし、自信たっぷりに回答する人の答えは決まって、非常に曖昧な基準です。
試合での存在感が無い人が一番優秀なんだという声がありますが、では、なぜその審判は存在感がないんでしょうか?

私は、いい加減何らかの基準を設けるべきなのではないかと思っています。
もちろん、それを明確にしかたからといって、審判問題に関する議論が全て無くなるとは思いません。
しかし、試合後の一方的な感情や、一部の地域のサッカーの一部の試合のイメージと比較しただけの曖昧な印象だけで議論した先に、審判の質を本当に改善できるんでしょうか?

これは何もサポだけの問題ではなく、審判委員会としてもです。
例えば、先日韓国サッカー協会に特別講師としてイングランドサッカー協会のイアン・ブランチャード審判委員長が招かれた際のインタビューがありましたが、その中で一つの指標として「(イングランドの)審判たちは平均96%は正しい判断を下している」という事を言われていました。

何を「正しい判断とするか?」については、判断が分かれるとは思いますが、「誤審率」を取ってみるのは良い考えだと思います。
イングランド審判達は、4%もの判定を「正しくなかった」と認識しているのです。
審判達自身が、自分達の技術の何が不足していて、何が不足していないのかと説明できない限り、サポや選手からの不信感を取り除くのは難しいはずです。
その不信感を取り除く一つの方法として、何らかの数値指標を収集し、目標化し、公表していく事が重要なのではないでしょうか?

誤審率、警告数、反則数、、退場数、心肺機能数値、1試合中のボールとの距離平均、1試合平均移動距離、視力、選手への審判満足度調査、1枚目のカードを出すまでの平均時間・・・etc

どんな指標が適切なのかは、私もまだわかりませんし、審判の個人情報に関わるような数値は当然ダメなのかもしれませんが、議論のたたき台としてなんらかの指標が必要だと私は思います。

サポや審判、選手の各個人が、自分達の印象だけで「良い悪い」を議論していて、話が噛み合うはずがないと思います。

4.何のイメージと比較しているのか?

日本はプロサッカーリーグが発足して15年弱、プロ審判制度(SR制度)ができて6年弱しか経っていません。
その現実がある中で、いきなり数十年以上の歴史を持っている欧州トップレベルの審判、しかも一握りの優秀な審判のイメージと、今の日本の審判を比較して、激しく非難するのはまったく無意味です。

現時点において、一部のトップレベルの審判との間には、明確な差が存在するんです。
それは、「分かっている事」なのではないでしょうか?
つまり、「その差ありき」で、リーグの試合が行われているはずなんです。

私は、審判について言及しているサポの声の中で、「Jリーグの審判はレベルが低い」や「海外では当たり前」と言った意見には違和感を感じます。
先ほどの基準に関する考え方にも繋がる部分があると思うのですが、何をもって「低い」としているのかや何を「標準」と位置づけているのかが私にはよくわかりません。

審判は基本的に各国のサッカー協会に従属しており、その判定基準も各国のサッカーの「感性」に沿った場合が多いはずです。
そういう背景があるにもかかわらず、一部や特定の国の判定基準を「標準」だとする事が、本当に良い事なんでしょうか?

また難しいのが、特定の国の判定基準がある中で、FIFAの統括するW杯仕様の判定基準も存在すると言う事です。
FIFAの定めるルールに沿って、比較的厳格に判定する日本の審判は、実はFIFAから高い評価を受けているという声を以前、某審判のインタビューから耳にしました。
FIFAからしたら、自分達で決めたルールに厳密な審判に高い評価を与えるのは当たり前です。

また、欧州の審判を基準に議論する方もいらっしゃいますが、欧州の審判でもトップレベルにあると世間から評価されているのは、ほんの一握りの優秀な審判だけです。
欧州でも当然、経験の浅い若手審判はいるわけで、彼らの判定に対して、日本では考えられないほどの非常に厳しい批判に晒される事もまた少なくありません。
プレミアであろうと、リーガであろうと、セリエAであろうと、審判について批判的なコメントはしばしば見られます。
人にもよるでしょうが、安易に「欧州とは違う」と言うその「欧州」は何をイメージして判断しているのでしょうか。

審判の技術力の差を、国によって議論したいなら、その国の全ての審判のレベルをまとめた上で議論するべきで、一人の抜き出た優秀な審判のイメージ、数試合しか見た事のない審判のイメージと日本の審判全員を比較するべきではないと私は考えます。

欧州にしても、その一握りの優秀な審判は、多くの審判の尊敬と敬意の対象であり、彼らの技術力は、「学び」の対象であるはずです。
日本の審判も彼らを「学び」の対象としている点は同じであり、彼らの存在がそのまま各国の技術力の差に繋がっているわけでは無いと私は思います。

Vol.3へ続く。。。

  • 共通ジャンル:

posted by じゃんぼ^^ |20:15 | 2008 前半戦分析 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年06月12日

前半戦分析 番外編 審判問題をどうしたいのか? Vol.3

Vol.2からの続きです。。。


5.審判達自身にどうあって欲しいか

日本の審判達は、プロ化してからの歴史も浅く、まだ成長過程、発展過程にある段階である事をまずは受け入れるべきだと私は思います。

それは、サポも選手も審判自身もです。
サポは、1試合中の個々の判定を、大げさに騒ぎ立てる必要はないと思います。
選手は、より密接に審判と触れ合うわけですから、選手側からももっと審判に歩み寄る努力をすべきです。

そして審判自身は、もっと自分達のパフォーマンスに対して、自分達の技術力の向上や信頼を得る為に、積極的な議論を自分達自身で引き起こさないといけません。

ミスジャッジをした事で審判の権威が下がるのではなく、それを受け入れようとしない、ミスジャッジも起こりうるんだと認めない姿勢が何よりもその権威を下げるのではないでしょうか?
審判の権威は、企業における社長の権威と同じで、周囲が作り上げる部分もありますが、自信の行動や言動によって勝ち取るものでもあります。
今の審判への不信感は、その姿勢に最も大きな問題を感じてしまうのです。
全てを完璧にコントロールして欲しいのではなく、問題が発生した時の潔さや改善していこうとする努力が、見えてこないところが深刻なのではないでしょうか。

自分達で技能を判定する指標をつくったり、サポとの意見交換、情報開示、各国審判委員会との交流、積極的な判定技術の試験的な導入もFIFAに先駆けて試みても良いのではないでしょうか?

副審の数を増やしたり、ICチップ入りボールの導入を世界に先駆けて「やってみる」事も私はあっても良いと思います。
その結果の検討がきちんと行われるなら、OKなのではないでしょうか?
その検討の結果が問題があるなら、改善方法を考えるか、最悪廃案にしても良いはずです。
社会的にも個人や組織の積極性が求められている時代の中で、審判もその精神があってもよいのではないかと私は思っています。


以上です。
長々と書きましたが、まぁ、簡単に言うと、一時的な感情や先入観だけで審判問題を議論するスタイルを、そろそろやめませんか?と言う事です。

ぶっちゃけ、あんなストレスの多い仕事も無いですよ、マジで。
5万人以上からブーイングを浴びる仕事を選ばれたわけですし、それ自体に敬意を私は表します。
また、そんなにバッシングを受けるとなると、誰も審判をやりたがらなくなる可能性も出てきます。
それこそが、最大の悲劇なのではないでしょうか?

結局、「どう育てるか?」という視点なくして、自分達だけ大事というのでは、何も発展しません。
それは、サポも、選手も、審判自身も同じです。

一緒に考えていきませんか?^^
では。

  • 共通ジャンル:

posted by じゃんぼ^^ |20:01 | 2008 前半戦分析 | コメント(2) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年06月07日

前半戦分析 6.各チームの前半戦中の反則数&警告数 Vol.1

少し時間が空いてしまいした^^;

今回は、リーグ戦での各チームの反則数と警告数に触れてみたいと思います。
今年から反則ポイントなるものも導入され、反則の数で順位が決まってしまう事もありえます。
また、少し関連する話題として、前半戦を通して、色々と議論が巻き起こった審判問題についても、次の機会で私の考えを述べてみたいと思います。
相変わらずの長文で、申し訳ないです^^;

1.反則数&警告数



基本的な考え方は、今までのデータ分析と同じです。
データはリーグ戦のデータだけを使用しています。
・データ元の考え方で、ベンチからの退席処分を受けた選手やコーチも「退場数」にカウントされています。また、退場には一発退場と2枚目での退場との差が分からないので、分析の主要な対象には含めていません。
・警告率は、警告数を反則数で割った数字で、今回のデータは、警告を受けやすいチームに注目してみたので、この警告率順に並べてみました。

今回、警告率を計算してみたのは、警告(つまりイエローカード)を受けやすいチームがあったのかを見てみようと考えた為です。
イエローカードを出されているという事は、それなりの理由があるはずですし、激しい守備をするチームに反則数や警告数が多くなるのは、限度の範囲内であれば、ある意味チームカラーでもあります。
日本人の守備には、激しさが無いという意見もある中で、こういう特徴を持ったチームが印象値ではなく、実際にどこなのかを探れないかなと考えました。

2.警告率の高いチーム

表を見た時に、特徴的なチームは浦和と大分ではないでしょうか。
浦和は現在最も反則の少ないチームですが、警告数が少し多く、結果的にリーグで2番目に警告を受けやすいチームとなっています。
浦和は、もともと守備能力の高いチームです。
1点を守りきる能力では、Jリーグ随一のチームだと私は思います。

その守備を支えている要素の一つが、フィジカルの強さを活かした玉際での激しい守備にあるのではないでしょうか?
言い方は悪いですが、必要ならファウルも辞さない覚悟を持った選手も多く、熱いファイターの多さがこの数字に表れているのかもしれません。
しかし、彼らがただの「荒くれ者」でない事を証明しているのが、ファウル自体の少なさです。
浦和に対してライバル心を持っているチームやサポーターが多いので、必然的に彼らの守備に対して、厳しい意見が出てしまうのは仕方が無いのかもしれませんが、少なくとも数字上は彼らがなぜ誇れる「守備」を持っているのかを示しているのではないでしょうか?

もう一つは大分です。
大分は、私が個人的に「可哀想な判定」を受けているなと思った試合も多かったという印象を持っていました。
なので、この警告率の順位を見た時にやっぱりなと思ってしまったのも事実です。
もちろん、全試合を見たわけではないので、たまたま見た試合だけと言うこともありますよ^^;

警告数が他チームに比べて、飛びぬけて多かったというわけではありませんが、リーグで最も警告を受けたチームである事もまた事実です。
退場数も4回あり、激しいファイトを物語る数字なのかもしれません。
可哀想な判定と言う印象があったと先ほど述べましたが、激しい守備は大分の生命線でもあり、それ無くして大分というチームの戦い方はありえません。
両ボランチも、最終ラインの選手も、豊富な運動量と激しいボールへのプレッシャーを得意とする選手ばかりで、シャムスカもそういう選手を好みます。
全員、「猛犬」のようなチームなんです。

しかし、往々にしてそういうスタイルは、相手チームの闘争心をもかき立てますし、荒れがちな試合になる事もあるでしょう。
そんな中では、審判も必然的に神経質になりやすく、「コントロールの為」にカードを出す確率が高いのかもしれません。
選手層が決して厚いわけではない大分にとっては、警告枚数は死活問題だとは思いますが、そのスタイルなくして大分サッカーが具現化しない以上、ある意味「特徴的な数字」のような気もします。
ただ、反則数はリーグ5位で、浦和同様に多いわけではなく、無駄なファウルはしないチームなのではないかとも思います。

この2チームを見る限り、「ファイトはするが、試合巧者なチーム」「良い意味でいやらしいサッカーをするチーム」というのは、こういう数字を残すのかなという印象を受けました。

Vol.2へ続きます~


  • 共通ジャンル:

posted by じゃんぼ^^ |13:50 | 2008 前半戦分析 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年06月07日

前半戦分析 6.各チームの前半戦中の反則数&警告数 Vol.2

Vol.1からの続きです。

3.現在進行形の証明

では、逆にファウルの数は多いのに、警告はなぜか少ないという「マリーシア?(笑)」全開のチームはあるのでしょうか?
それに該当しそうなチームが、FC東京と名古屋です。

特に名古屋の警告数少なさは、驚きです。
今年の名古屋には、攻撃時のアグレッシブなリスク管理が特徴の一つで、リスクを計算しつつも攻撃時には思いきって人数をかけて「攻めきる」意思の強さが伺えます。
しかし、当然全ての攻撃が「攻めきれる」わけではありませんし、パスミスや跳ね返されたボールから逆襲を食らう事もあります。
ところが、今年の名古屋は、見違えるように攻守の切り替えの早さも持っています。
それは各選手が自分にどんな責任が課せられているのかをよく理解している証拠でもあると思いますが、その分相手ボールになった瞬間のプレッシャーは、柏に匹敵するほどの激しさです。

ただ、柏は既に石崎サッカーが各選手に深く浸透しており、その分だけファウルを受けないプレッシャーの術も会得しつつあります。
その点、ファウル数が多いのは、名古屋がまだ成長途中にある事を示しているのかもしれません。

しかし名古屋は、比較的相手陣内に攻め込めている事が多く、例えボールを奪われても、相手ゾーンでファーストプレスをかける事ができるチームなのではないでしょうか?
その相手ゾーンで犯すファウルは、警告を受けにくく、また相手の攻撃時の勢いを殺ぐ効果もあります。
ストイコビッチ監督の指示で、あえてそういう戦い方をしているような気がしてなりません。
多くのファウルをその付近で獲得してきた監督だからこそ、「PA付近での無意味なファウルをするな」という実感のこもった指示が、選手に大きな説得力をもたらしているのかもしれません。
非常に「上手く」戦ったチームだと思います。

もう一つは、FC東京です。
もともと城福監督は、非常にファウルを嫌う監督というイメージを私は持っています。
彼は「全員攻撃、全員守備」が基本にあるので、守備時には複数人で囲い込んでボールを奪取する為の守備タスクがある事がこの数字に繋がっているのではないかと推測します。
ボールへのプレッシャーは当然かけますが、プレー選択の順位として、ファーストアタックは「ディレイ(遅らせる)」をルールに置いているように感じます。
なので、警告をもらうような守備の必要性がそもそも低いのではないでしょうか?

また、もう一つ考えられるのが、今野、羽生、藤山、浅利といった選手のボール奪取が上手い選手が多い事もあるのではないでしょうか?
特に今野のボール奪取技術は非常に高く、さらに素晴らしいのは、それがノーファウルになる事が多い点にあります。
NHKのインタビューで、「あえて相手に一度ボールを触らせた上で、そのファーストタッチを狙う」という奪い方のコツを答えていました。
その特徴自体は、人によっては「当たり前」と言う人もいましたが、それをJ1のプレースピードの中で、あるいは海外の選手に対して「駆け引き」を行いながら実行しているレベルの高さが、この選手のスゴさなのではないかと思います。
そういう上手い選手の多さも、警告の少なさに繋がっているのではないかと思います。

ただ、このチームも名古屋と同じで、まだその戦術を理解している途中段階なので、肝心のファーストディレイの質が悪かったり、判断が悪い場合も多く、ファウル数が比較的増えているのかもしれません。

4.クリーンファイトの代償

今度は、全体的な傾向を見るために、上記の表を順位順に並べ替えてみました。

13

全体的な傾向としては、ファウルの多さや警告の多さが、順位に大きく関係はしていないように思えます。
一試合の中で、不利な判定を受けたりした上で、結果的に敗戦してしまう事はあるでしょうが、全体的な期間で見た時に、ファウルの多さや警告の多さが、順位に結びついているような傾向は見られませんでした。

ただ、これは人の見方にもよるのかもしれませんが、いわゆる「クリーンに戦う」と言われるチームは、当然ファウル数も警告数も少ないのですが、中位に留まっているのではないかと思います。
首位の浦和や5位の川崎Fは警告数が多く、逆に2位の名古屋、3位のFC東京、4位の柏は反則数が多い傾向にあります。

逆に、鹿島、大宮、G大阪、横浜FM、また下位に低迷している清水などもクリーンなサッカーをしているともいえる数値を残していますが、彼らは上位に食い込めていません。
ファウルをする事が必ずしも良い事では無い事は確かですが、時に見せるダーティな一面と闘争心は「表裏一体」でもあるといえます。
そして、そうそういう闘争心を前面に出すチームが、結果的に上位に位置して終わった前半戦だったのではないでしょうか?

G大阪などは、去年Jリーグアワードでフェアプレイ賞を受賞しており、、その受賞式で西野監督が「本当はもっと激しさも求めているんですが・・・」と賞の存在意義もすむコメントをしてました(笑)
G大阪のサッカーは、比較的ガツガツした玉際の激しいサッカーをする印象はありません。

それよりも、狭いゾーンに追い込んで囲い込んだ上で、わざとパスコースを開けて苦し紛れのボールを出させたり、オフサイドトラップを積極的に仕掛けて非接触でのボール奪取を好む傾向があります。
そうする事で例えばカウンター攻撃の頻度や中盤の支配率の向上、怪我や出場停止の防止を目的としているからなんだと思います。
その傾向はG大阪ユースでも同様で、守備時にガチガチにファイトする選手が少ない傾向にあります。
これは印象ですが、高テクニック集団の中ではそういう泥臭いプレーを好まない(カッコ悪い?)という雰囲気があるのかもしれません。

私個人の意見としては、理想的な守備イメージを追求して欲しいと思っていますが、その根底にある闘争心をどうプレーに昇華させるのか?はとても大切な事だと思っています。
観客としても、芸術的で創造性溢れるプレーにも大きな感動を感じますが、気迫と覚悟溢れる魂のプレーにも心奮わされるものです。
だからこそ、G大阪でシジクレイが愛されたわけですし、播戸を兄貴と慕う人が多いわけですし、中澤に惹かれはじめた人も増えてきたのではないでしょうか?
彼らのプレーには、華は無いのかもしれませんが「勝ちたい」という想いは溢れ出しています。

もし優勝するようなチームに、そういう「魅せる闘争心」が必要なら、今のG大阪に最も欠けている要素の一つなのかもしれませんね。



今回の分析は以上です。
お付き合い頂き、ありがとうございましたm(__)m

次回は、今回の反則数や警告数にも関わった、審判問題についての私の考えを書いてみたいなと思っています。

・・・とうことで、前半戦分析から少し外れます。

とはいえ、私個人で収集して手を加えたデータを使った分析は、今回で最後になります。
ただ、他の雑誌やネット上のデータの中で面白い数字があれば取り上げてみたいと思っています。
「前半戦分析 おまけ編」です。

では!また、良かったら読んでみてください^^


  • 共通ジャンル:

posted by じゃんぼ^^ |13:48 | 2008 前半戦分析 | コメント(4) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年06月03日

前半戦分析 5.各チームの前半戦中の変化分析

前半戦分析も残り少なくなってきました。

今回は、前の記事で使った、各チームの攻守関連データまた使いました。
注目するのは、前半戦中にチームがどう変わったのか?という部分です。

あくまで数値上からの推測になりますが、1試合の平均得失点や決定力、失点率が、7節時点から最後の13節までにどう変化したのかをまとめてみました。

元データは、前に書いた以下の2つの記事になるので、そちらを参照くださいね。
・各チームの攻撃関連項目
・各チームの守備関連項目

1.各チームの前半戦中の変化分類

09


細く説明しますね。
・各チームの7節時点と13節時点の平均得失点、決定力、失点率の差を元に、私の主観で4象限に分類しています。
・1試合平均得点と決定力の項目を合わせて「得点力」、1試合平均失点と失点率の項目を合わせて「守備力」と考えています。
・チーム名の横にある数字は、各項目の13節時点でのランキングで、「平均得点→決定力→平均失点→失点率」の順番に並べてみました。

2.5つに分類された傾向

各チームの変化を見ていくと、5つの傾向に分類できるのではないかと思います。

a) 得点力も守備力も上がった
   →東京ヴェルディ、アルビレックス新潟

b) 得点力は上がったが、守備力は下がった
   →浦和レッズ、川崎フロンターレ、大宮アルディージャ、ガンバ大阪、コンサドーレ札幌

c) 得点力は下がったが、守備力は上がった
   →FC東京、ジュビロ磐田、ジェフユナイテッド千葉

d) 得点力も守備力も下がった
   →名古屋グランパス、鹿島アントラーズ、京都サンガFC、ヴィッセル神戸

e) 得点力に大きな変化がなかった
   →柏レイソル、横浜Fマリノス、大分トリニータ、清水エスパルス


a) 得点力も守備力も上がった
東京Vと新潟は、共にスタートダッシュに失敗したチームです。
両チームとも、攻守に改善が見られたという結果になっていますが、それでも各項目のリーグランキングは決して高くありません。
いかに最初の結果が良くなかったかと表していると思います。

東京Vは、フッキの加入でチームとしての戦い方が大きく変わってしまいました。
フッキが加入した事で、得点力は大きな上昇がありましたが、守備面はまだ大きな改善課題が残されています。
攻守が完全に分断されたチームから、攻守に連動できるようになれば、守備力も上がってくるのかもしれません。

新潟は、東京Vとは間逆で、攻撃に大きな課題があります。
しかし、守備力はかなり計算できる状態になっており、フィニッシュの課題を大きく抱えています。
エジミウソンの抜けた穴をどう埋めていくのか?という今年の開幕前から分かっていた課題を前半戦中に鈴木監督は解決できていないように思えます。


b) 得点力は上がったが、守備力は下がった

ここには、比較的上位に位置しているチームが入ってきました。
どのチームも前半戦を戦っていく中で、「どう点を取りに行くか?」を模索して戦ったチームです。
その課題に対して、チームの差はあるものの、一定の結果を導き出せたチームになると思います。
しかし、その模索の過程で浦和以外は、守備リスクとのバランスの構築に苦労したチームになるのではないかと思います。

特に、川崎、G大阪、札幌は、そのバランスとリスク管理に苦労した印象があります。
札幌は堅守がアイデンテティだっただけに、J1で戦っていく為の攻撃面の課題解決意識が、高くならざるを得ませんでしたね。
しかし、その影響で自慢の守備に綻びが出始めているのも、非常に気がかりです。
個の力でどうしても劣ってしまう中で、まだ札幌として答えを見つけ出せておらず、この中断期間でそのチームの根幹を固めないと、徐々に攻撃面にも影響が出てしまう悪循環に陥ってしまう危険性を感じます。

大宮は、まさに「現在進化中」という前向きな模索が続いているんだなと改めておもいますね。

c) 得点力は下がったが、守備力は上がった

一方、前半戦中に得点力が下がってきたチームも出てきました。

FC東京は、非常にドラマチックな試合が多い劇場型のサッカーを当初展開していました。
大宮と同じで、城福監督のチーム作りに模索が続く日々の中で、前半戦の序盤は点も入るが、失点もする大味な結果が多く、選手のコメントからも手応えと課題が両方聞かれる試合が続きます。
スタメンも毎試合少しずつ入れ替えるという、試験的な選手起用も多かった影響があったのかもしれません。

しかし、浅利を起用し始めた頃から、徐々にバランスが取れるようになって、守備の安定感が出てくるようになりました。
攻撃面に関しても、大量得点を獲る試合がなくなった代わりに、カボレや赤嶺がコンスタントに活躍するようになり、そこに羽生やアイドル大竹も連動し始めてきました。
新しくスタートした大宮と同じで、そのチーム作りにポジティヴな進化が見られた前半戦でした。

逆に深刻なのが、磐田と千葉です。
磐田は、前田の怪我の影響が非常に大きく、ゲームが作れない試合が多かったように思えます。
今の磐田は、完全に迷走しており、前田の復帰をチーム力に昇華できないまま前半戦を終えてしまいました。
前の記事でも書きましたが、内山監督の監督力と、フロントのマネジメントに問題を感じざるを得ません。

千葉は、クゼ監督も決して楽な仕事ではなかったとはいえ、監督としてなんら影響を与えることなく去ってしまい、チームを危機的な状態に追い込んで去ってしまいました。
しかし、おそらくは、水面下で着々と新監督選定が進められていた努力が報われ、ミラー監督の招聘に成功。
明確なコンセプトを持ち込み、とりあえず守備に関しては明るい兆しが見えてきました。
以前、巻を含めた攻撃陣に課題は大きく残っていますが、やっとそこに手がつけられる段階になってきたように思えます。
昼田GMを中心にした新しいフロントは、非難を浴びながらも、少しずつ仕事をしており、最下位からの脱出に向けて、着々と準備を進めているように思えます。

d) 得点力も守備力も下がった

一方、前半戦中にチーム力が下がってきたところもありました。
ただ、その内容をよく見ると、もともと高いレベルにあったチームとそうでないチームがあることが分かります。

名古屋や鹿島は、序盤から非常に完成度の高いレベルの攻守バランスを披露しており、13節終了時点でそれが多少下がってきた傾向が見られるものです。
鹿島は連戦の疲労、名古屋は研究されてきた事によって、下がってしまったと思われます。

対して、京都と神戸は、苦労の多かった前半戦になってしまったように感じます。
京都は、出だしは良かったものの、中心選手が怪我人や出場停止になった事が多く、徐々に失速していきました。
特に、問題となった新潟戦以降に調子を落としていき、相手チームに合わせた対策をとりつつ、堅守速攻のチーム作りを進める中で、奮戦はするもののなかなか結果が出ない試合が増えてしまった事が、この結果に繋がっているようです。

神戸も、出だしは完璧に近いカウンターサッカーを披露し、松田監督の集大成とも言えるチーム作りに成功していました。
ところが、大きかったのがレアンドロの怪我です。

この影響が想像以上に大きく、あれほどの鋭さと美しさを誇ったサッカーが崩壊。
点が取れないというか、カウンターそのものに鋭さや前への推進力を失ってしまい、点が取れない試合が激増。
それに伴い、自慢の守備がこらえきれずに失点してしまう悪循環に陥りました。
なんとか、松田監督の手腕で、ギリギリの所で踏みとどまった神戸ですが、その頃には前半戦終了となってしまいました。
後半戦には、自慢の2トップが帰ってくるはずです。
ベースはほぼ完成しているので、選手さえ揃えば、上がっていけるチーム力は持っています。

e) 得点力に大きな変化がなかった

ここに分類されたチームは、基本的に得点力に大きな変化が無かったチームです。
しかし、守備面に関しては、チームによって少しずつ特徴がありました。

柏は守備力が上がったチームなんですが、特徴としてシュートは打たれるんですが、失点はしないようになったという意味での守備力上昇です。

柏は序盤戦に、持ち前のハードワークなプレスをよく発揮していたのですが、試合途中で息切れしてしまい、失点する傾向がありました。
しかし、石崎さんの信念は揺るがず、その戦い方に磨きをかけ、精神的にも肉体的にも試合終了まで集中した守備をするチームにしていきました。
怪我人が続出したチーム事情や所属選手の逮捕という悲劇にもめげず、逆にサポーターと共に乗り越えようと、さらにチーム一丸となって戦った事も賞賛に値しますし、それがチームを強くしていったようにも感じます。

また、GKが菅野に交代した事も失点しなくなった事に大きく貢献したのではないでしょうか?
このGKのポジショニングの良さと反応の鋭さは驚異的で、昨シーズン所属した横浜FCでも、彼がいなければさらに大量失点していたであろう試合はいくつもありました。
柏への移籍は、リスクもあったでしょうし、実際に最初は南という柏での絶対的存在が、壁として立ちはだかっていましたが、腐らずにトレーニングを積んでいたんだと思います。
でなければ、あのパフォーマンスは発揮できないでしょう。
後半戦、GKをどちらで行くのかは迷う所ですが、数値上の結果では、菅野の方が結果を出しています。
柏サポはどちらを望むのでしょうね?^^

大分も徐々に守備力を整備していったチームです。
もともと、チームとしての戦い方のベースは出来ているのですが、森重を最終ラインの中心に起用した事や、高松の怪我もあり、前線のFWがなかなか固定できなかった事もあって、いい試合をするが、ケアレスミスでの失点が多く、勝利に繋げられない序盤戦になっていました。

しかし、その森重と両ボランチを中心にした守備に、徐々に安定感が出てきた事で、粘り強く勝ち点を手に入れていく事に成功していきます。
攻撃陣でも、19歳の金崎やウェズレイを中心に奮闘し、少ない決定機を確実にモノにしていったのですが、やはり大分がこの順位に位置しているのは、守備陣の踏ん張りが大きかった前半戦です。

後半戦は、怪我人が戻ってくる事が予想されます。
家長の復帰時期が、まだはっきりしませんが、8月頃までに復帰できれば、大分にとって大きな戦力になるでしょうし、家長自身もモチベーションもかつて無い高さにあると想像されます。
家長をシャムスカがどう使いこなすのか?19歳の金崎との夢の競演も非常に楽しみです。

一方、前半戦を通して、得点力も守備力もほとんど変化が見られなかったのが、清水です。
ほんの僅かながら守備力が上がっていますが、もともとの地力から言えば、最初が悪すぎたと言えます。
それでも、守備力項目のランキングは、良いとは言えません。
磐田と共に完全に、チームを作りそこないました。
今シーズンこそタイトル争いに殴りこみをかけるべく、満を持して外国人助っ人を獲得しましたが、これがことごとくフィットするのに苦労してしまい、当初の計画が土台から崩れたまま、ほとんど立て直す事ができずに前半戦を終えてしまいました。
何より痛かったのが、このチームの要となるFWとボランチが、開幕直前前決まらなかった事です。

もともと、サイド攻撃に持ち味がある清水は、軸となる得点力の高いFWの存在が絶対不可欠です。
しかし、外国人FWだけでなく、期待の矢島や西澤も、待ったく結果が出せませんでした。
特に矢島には、長谷川監督も大きな期待を寄せていたはずなんですが、残念ながらその期待は裏切られています。

また、兵頭が戦線離脱して事も、長谷川監督を苦しめました。
この影響で、伊東を右サイドで使わざるを得ず、ルーキーの本田をワンボランチと言う非常にデリケートな部分で起用する事になり、序盤は磐石だった守備にほころびが出てしまう事もあり、そのフォローに伊東が走り回る事で、攻守のバランスがさらに不安定になるという悪循環も招いてしまいました。
幸いだったのが本田の能力の高さで、徐々に清水の戦術理解度が高まるにつれ、守備が安定し始めます。

ただ、清水の得点力への課題は、未だに継続中であり、新しい戦力の獲得も無さそうなこの中断期間に飛躍的に向上するのでしょうか?
セカンドストライカー的な要素の大きいマルコス・アウレリオが、飛躍的に点を取るとは考えにくく、長谷川監督の中でどう立て直すのかは注目されます。

ある意味この前半戦で一番もどかしかったのは、横浜FMではないでしょうか?
序盤は素晴らしい守備と中盤の攻撃力で、スタートダッシュに成功し、優勝戦線に絡む有力候補とも思えました。
その中で、ロニーがなかなか結果が出ない試合が続きながらも、山瀬の素晴らしい得点力でそれをカヴァーしていました。
そのロニーも結果を出し始めますが、作り出す決定機をなかなかモノに出来ない試合が出てきます。
いい試合をしながら結果がついてこないと、徐々に歯車が狂ってくるのがサッカー界の常です。
自慢の守備が持ちこたえられない試合が出始めます。

中澤は、その原因を一刀両断しています。
「チームが戦っていない」と。
なぜそういう風になってしまったのかは、難しい判断だと思いますが、私は守備力への過信があるのではないかと思います。
過信と言う表現が適当なのかはわかりませんが、守備に対しての絶対的な自信が、受け身な精神傾向を生んでいるようにも見えます。
本来彼らのチーム力なら、試合の主導権を牛耳る事もできるはずなのですが、「守れる」という安心感が、積極性を奪っているのではないでしょうか?

ほんの僅かな個々の選手の油断や試合の入り方の悪さ等が、結果としてチームを中位に甘んじさせているような気がします。
今の横浜は、先制されリトリートした相手を崩す力がまだありません。
にもかかわらず、一律にどの対戦相手に関しても、「まず守備から」と言う意識が悪い方向へ作用している事で、失点をしてしまうケースが見られた前半戦だったのではないか?と思えます。

また、重要な試合で、攻撃陣が決定機をモノに出来ずに、敗戦を喫してしまった勝負弱さも見せてしまいました。
そういう重要な試合で、引き分けに持ち込めていたら、もっと良い順位で終える事ができたのではないかと思えます。

良い選手、良い監督、良い環境があるだけに、言い訳の出来ない、勝てないフラストレーションが溜まった前半戦でした。


今回の分析は以上です。
短くなるかもとか言いながら、またもや、長い文章になってしまいました^^;
お付き合い頂き、ありがとうございましたm(__)m

次回は、各チームの反則数と警告数にに注目してみたいと思います。
前半戦で巻き起こった審判問題にも触れながら、私の考えを書いてみたいと思います。

・・・とうことで、「6.各チームの反則数&警告数」です。

では!また、良かったら読んでみてください^^


  • 共通ジャンル:

posted by じゃんぼ^^ |15:30 | 2008 前半戦分析 | コメント(2) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年06月01日

前半戦分析 4.各チームの前半戦攻守分析 Vol.1

今回からG大阪以外のチームにもフォーカスして見たいと思います。

今回から使う分析は、Jリーグの公式記録サイトを元にしてます。

・前半戦の各チームがどんな特徴を持ったチームだったのか?
・前半戦期間中にどういう変化を見せたのか?

と言う点に注目していきたいと思います。

例よって、私の偏見と典型的O型であるアバウトな分析?にお付き合い頂ければと思います^^
ツッコミどころは、色々あると思うので、色々コメントに書いてもらって構いません。
次回以降の参考にもしていきたいと思います。
また、かなりの長文になりそうなので、3回に分けました。
すみません^^;

今日は、まず各チームの特徴に迫ってみたいと思います。

1.各チームの攻撃関連項目

06


少し補足説明が必要な表なので、説明しますね。
・データは、リーグ戦13試合のデータのみを使っています。ナビスコやACLの数字は入っていません。
・チーム名が薄桃色になっているチームは、1試合少ない12試合のチームであり、シュート数などは、13試合他戦っているチームと公平に比較できているわけではありません。
・項目の右側に入れた「L」と言う欄は、その項目の13節時点でのランキングを表しており、大きく3つに色分けしています。上位6位までを赤色、チュウイチームを紫色、下位6チームを青色で色分けしています。
・1試合平均得点は、得点数を90分換算で計算した数字で、Jリーグの公式記録をそのまま活用してます。
・決定力は、何本のシュートで1点入るのか?を計算した項目で、シュート数を得点で割ったものです。
・1試合平均得点と決定力はプチ中断があった、7節時点の数字と比較しており、各項目に単純に引き算した差数を入力しています。
・また、その差が改善されている場合は、欄を赤色にしており、さらに「大きい変化」があると私が判断した数値は白抜き文字にしています。

◎分析
上位陣の各項目の数値が良いのは、想像できましたが、シュート数はそんなに多いわけではありません。
当たり前ですが、シュート数を打つチームよりは、決定力があるチームの方が上位に位置しやすいという結果が出ています。

浦和は非常に良い結果を残しています。
浦和は守備のチームと言うイメージが強かったりしますが、得点、1試合平均、決定力ともに1位で前半戦を終えています。
攻撃面においても非常に良い結果を残した、首位に値する素晴らしい結果といえるでしょう。
監督解任や新加入選手がいた中で、前半戦の間に、チームを立て直している点も特徴だと思います。

シュート数の多いチームは、川崎F、G大阪、横浜FM、東京V。
そして決定力は10位、9位、12位、13位と見事に中位の順位に終わっています。
川崎Fは1試合平均得点では3位に入っており、得点力と言う点では、効率は悪いが結果は出ているチームのようです。
その点、G大阪と東京Vの効率の悪さ、つまり「ため息の多さ」は特筆に価するようですね(笑)
但し、前半戦中の変化に注目してみると、川崎FとG大阪と東京Vは、平均得点も決定力も大幅に上昇しており、川崎はフッキの退団と関塚監督の辞任、G大阪は攻撃の形ができてきた事、東京Vはフッキの加入が大きな変化をもたらした事が分かります。

面白いのは、シュート数が少ない中で、決定力の良さを発揮している大分と磐田、札幌でしょう。
しかし、磐田と札幌は、その決定力を活かせていない順位に終わっています。

その中で、大分はやはりいいチームだなと思わせる数値と結果だと思いますね。
決して人材が豊富でもなく、主導権をとられる試合も多い中で、シャムスカ監督のマネジメント能力の高さは素晴らしいと思わされますね^^;
西野監督のの後は、是非、シャムスカ監督をと大分サポの反感を買いながらも思ってしまいます(笑)

Vol.2へ続く~


  • 共通ジャンル:

posted by じゃんぼ^^ |14:15 | 2008 前半戦分析 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年06月01日

前半戦分析 4.各チームの前半戦攻守分析 Vol.2

Vol.1からの続きです。

2.各チームの守備関連項目

07


これも若干補足しますね。
基本的には、前記の攻撃項目と考え方や前提は同じです。
・失点率は、何本のシュートを打たれると1点取られるか?を表しており、被シュート数を失点数で割った数値です。
・1試合平均失点と失点率は、7節時点との差を計算しており、差があるものを青色にして、「大きな差がある」と私が判断したものは、白抜き文字にしています。

◎分析
上位に位置しているチームの特徴は、必ずしも「シュートを打たせない守備をしているわけではない」という点でしょうか。
柏などは、シュートを浴びまくっているという数値になっていますが、失点率は脅威の1位です。
浦和に比肩するほどの堅守を誇っているという結果になりました。
石崎サッカーの掲げる「オールコートプレス」は、確実に実を結んでいるようですね。

あと、柏の失点率が減っている理由の一つに、GKが菅野に変わった事も上げられるかもしれません。
非常にポジショニングがよく、反応も鋭いこの2007年新人王GKは、多くの決定機を防いでいます。
南とのポジション争いが激化しそうですね。

逆にFC東京の守備関連数値は決して低いものではありません。
シュートも、まぁまぁ打たれており、平均失点も失点率も良い数字と言うわけでもありません。
前記の攻撃関連項目に関しても、上位に入るものの抜群の数値を記録しているわけでもない中で、3位に位置しているのは、粘り強い試合が出来ているという事ではないでしょうか?
ある意味、今年の前半戦の混戦具合を象徴しているチームなのかもしれません。
私も最初は試合を見ていて、城福サッカーが結果を出すには時間がかかりそうに感じていたのですが、試合を重ねるごとに、多少妥協しながらも、粘り強いチームになった印象を受けました。

川崎FとG大阪って本当に似ているチームだなと思うのは、この守備項目ですね。
打たれるシュート自体は本当に少ないチームです。
主導権を握っている時間帯の多さを感じます。
しかし、シュートを打たれてしまうと守れない事が多いようです。
それは、カウンターを受けた時、セットプレー時の失点の多さに繋がるのではないでしょうか。
特に川崎は空中戦にも強い非常に良いCBがいるにも関わらず、失点しているのは、バランスを含めた原因があるように思えます。

守備項目の数値が前半戦中に大きく改善したチームは、新潟、FC東京、大分、千葉です。
千葉は完全にミラー効果としかいえません。
最後の数試合で守備に安定感が出てきた事が明白に数字になって表れています。

新潟も苦労していますが、守備に関しては最悪と言う数字ではありません。
むしろ徐々に守備面は改善されてきたバランスも良くなっているようです。

大分は、ここでも素晴らしい数値を叩き出しています。
驚くべきは、被シュートの少なさです。
主導権を奪われる展開も多い中で、相手にシュートを打たせない守備を披露しているという結果は、驚くべき事です。
脅威のダブルボランチと1対1に抜群に強い最終ラインの存在が、いかに大きいかを物語っています。
この高い守備力と、効率の良い攻撃を作り出している、知将シャムスカの凄さ。
是非、次期G大阪監督に(笑)

東京Vは数値上は改善していますが、リーグのランキングで見た場合は、下位から脱却できていません。
フッキの加入で、攻め込まれる時間帯や試合が減った事で数字上の改善が見られるのかもしれませんが、守備力そのものは、根本的な問題を抱えたままだという事なのでしょう。

Vol.3へ続きます^^


  • 共通ジャンル:

posted by じゃんぼ^^ |14:07 | 2008 前半戦分析 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年06月01日

前半戦分析 4.各チームの前半戦攻守分析 Vol.3

Vol.2からの続きです。

3.各チームの攻守項目ランキング一覧

08


今までの攻撃項目と守備項目のランキングを一覧にしたものです。
チームの特徴をみるのに、分かりやすいかなと思い一覧にしました。
試合数が違うので、シュート数と被シュート数のランキングは、変動あると思いますけどね。

それでも、一覧にして見ると、各チームの前半戦の特徴が出ているのかなと思います。

浦和と名古屋、あと鹿島が、前半戦では一番攻守のバランスが良いチームだったと言えます。
鹿島は前半戦に失速で少し関連子目の順位を落としていますが、全体的にバランスが良かったといえるでしょう。

攻撃重視のチームが、FC東京、川崎、G大阪でしょうか。
守備項目のランキングを上げるか、もしくは、浦和や名古屋以上に攻撃のレベルを上げないと、順位の上昇は望みにくいのかもしれません。

守備力で光ったチームの筆頭は、柏です。
他にも、横浜FM、大分、京都が守備力が優れたチームであった事を示しています。
逆に、攻撃面での改善があれば、上位進出も難しくない可能性を秘めていると言えます。

柏は、フランサが昨日、戻ってきた事が大きな注目です。
無骨な石崎サッカーにフランサというスパイスが加わる事で、激的な変化がチームにもたらされる可能性があり、後半戦のダークホースになりうる素質十分です。
所属選手の逮捕という悲しみを乗り越えてきた精神的な強さもあり、最前線のFW次第では、優勝も可能性がないわけではありません。
気になるのが、ハードワークによる疲労と、FWの得点力でしょうか。

下位にいるチームを除いて、上位にいるチームで今まで名前が出てこなかったのが、大宮です。
たしかに、数値上は、攻撃面も守備面も突出しているものはありません。
しかし、去年までの大宮なら、この数値は叩き出せていなかったのではないでしょうか?
得点力は低く、守備力も無いチームの数値だったのではないかと思います。
そのチームに得点力と守備力が付いて来たという何よりの証拠が、この結果なのではないかと思います。

チームのメンツが大きく変わったわけでもないなか、樋口監督の作っているチームが、今まさに生まれ変わろうとしている過程を我々は目の当たりにしているのだと思います。
しかし、チーム作りで難しいのもここからです。
バランスを保ちつつ、得点力と守備力を向上させるのは、至難の業です。
多くのケースでは、どちらかに比重が傾き、「攻撃力はあるが失点もするチーム」か「攻撃力は無いが、守備は堅いチーム」のどちらかに、一時シフトするのではないかと思います。
今の大宮は、そのちょうど分岐点におり、さらなる樋口監督の手腕が試される局面にあるようです。

下位チームに目を向けてみると、2つのパターンに分類されるようです。
一つは、神戸、新潟、清水のように、守備はある程度計算できるが、攻撃に難があるチームと、磐田や札幌のように、攻撃はある程度計算できるが、守備が弱く失点を重ねてしまうチームです。

神戸は、もともとバランスが良かったのですが、レアンドロの怪我が痛すぎました。
しかし、かれが復帰して来た事で、今後の上昇が見込める可能性が高いと思います。
そのあまり美しいカウンターサッカーをまた、見せて欲しいと思っています。

苦労が多そうなのが、新潟と清水ですね。
新潟はアレッサンドロに少し得点が出てきましたが、肝心の矢野にゴールの気配がありません。
アレッサンドロも典型的なセカンドストラーカータイプで、矢野が一定の結果を残さないと、この先も新潟は苦しむ事に鳴りかねません。

さらに深刻なのが、清水です。
未だに軸となるFWを決めれない状況にあり、その上オリンピックで岡崎の召集もほぼ決定的であり、中断期間中の助っ人獲得の動きも見られません。
長谷川監督とフロントは一体どうするつもりなのか?と不安を禁じえません。

一方守備に問題を抱えているチームは、選手個人というよりは、チームとしての守備に問題があるようです。
特に人材がいながら、守れないのが磐田で、GKに日本代表もおり、最終ラインの人材も決してこの力で劣るわけではありません。
にもかかわらず、守備が破綻してしまう試合が多く、川口もイライラを隠せないようです。
私は、もともと内山監督の指導力には疑問をもっていたのですが、昨シーズンから指揮しているにもかかわらず、チームの土台となる守備を未だに構築できていないのは、大きな問題だと思います。
むしろ悪化している傾向も見られるくらいです。
フロントの資が問われているのではないでしょうか?

一方、札幌は、昨シーズンの横浜FCを見ているようです。
J2で誇った堅守が、J1で通用しない典型的なチームになっています。
しかし、去年の横浜FCと大きく違うのは、このチームにはタヴィとクライトンがいるという事です。
少なくとも、まったく得点の気配が無いわけではなく、点を取るチャンスはあるチームです。
となると、以下に守備をJ1仕様にするかという問題です。
大宮時代に気づいた堅守速攻の形を、この中断期間でJ1仕様にバージョンアップする事が必須になります。
後半戦の入り方を間違えてしまうと、そこから抜け出す事が難しい事を去年の横浜FCが示してくれています。



今回の分析は以上です。
またもや、長い文章にお付き合い頂き、ありがとうございましたm(__)m

なんか意外な要素が多くて、この分析は個人的に面白かったですね。

次回は、今回の数値の中で、各チームが7節から13節へどう変化していったのか?に注目していきたいと思います。
使うデータ元は、今回の同じなので、記事内容は少し短くなるかもしれません。

・・・とうことで、「5.各チームの前半戦中の変化分析」です。

では!また、良かったら読んでみてください^^


  • 共通ジャンル:

posted by じゃんぼ^^ |14:00 | 2008 前半戦分析 | コメント(2) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年05月30日

前半戦分析 3.G大阪の得点数&アシスト数

前半戦分析の第3弾です。

今回は、苦戦した攻撃面にクローズアップしてみます。
しかし、色んな見方ができる数字が出てきました。
私の考察もその一つでしかありません。
皆さんの意見も、ぜひお聞かせください^^

1.前半戦の試合結果一覧

※ACLの支配率が残念ながら手に入りませんでした^^;

12


試合の結果を見てみると、当たり前ですが、支配率と結果には因果関係は見られません。
前半戦は、支配率が良くても悪くても、結果は五分に近い成績で終わりました。

しかし、特徴的な点は、被シュートの数でしょう。
新潟戦までは、支配率に関わらず、ある程度相手にシュートを打たせない守備が出来ていたようです。
しかし、鹿島戦から徐々に相手のシュート本数が増えてきています。
G大阪としては、「相手にシュートを打たせない守備」を遂行したいはずです。

原因としては、疲労を指摘する声が聞かれましたが、単純にチーム力の違いも考えられるのではないでしょうか?
鹿島戦以降の敵チームは、今シーズンとてもチーム力を上げた相手でした。
力のある相手との対戦を疲労した状態で戦った結果の数字なのかもしれません。

シュート数は、だいたい1試合で10本~15本程度打った試合が多いようです。
G大阪の決定力は、ACLの結果を入れると7本に1本入る計算になりますが、リーグ戦だけだと9本に1本程度に下がってしまいます。
7本に1本だと、1試合に2点取る力はあると考えられ、深刻な攻撃力不足と言う印象は受けません。
しかし、9本に1本だと、1試合で2点取れないことになります。
逆に言うと、1試合で20本近いシュートを打たなければなりません。
前半戦で20本近いシュートを放った試合は東京V戦と新潟戦だけです。

決定力も高くない上に、シュート数も少ない。
そして、主導権も簡単に握れない試合が増えていき、結果として勝てない試合が多くなったように思えます。

これが前半戦のG大阪だったのではないでしょうか。

2.得点&アシストランキング

※表が見切れちゃいました(笑)ちょこっと横にスクロールしてください。
※アシストは、私の主観です^^;

05


3.エースとしてのバレー

前半戦の最多得点は、バレーです。
18試合で7点をどう受け取るかにもよりますが、私個人として問題だと感じるのは、コンスタントな得点を奪えていない点です。
バレーの8得点の内、6点は4月だけに記録されたものです。
それ以外の2点は、名古屋戦の2点だけです。

私がバレーにエースストライカーとして欲しいのは、単純な得点数や決定的な場面での得点ではありません。
いや、もちろん欲しいですが、どちらかと言うとコンスタントに1点獲るような選手になって欲しいと思っています。
例え合計が8得点でも、4月だけに集中して働くよりも、3月に3点、4月に3点、5月に2点と取ってくれる人が「エースストライカー」だと私は考えます。

4.G大阪では大切なセカンドストライカーの得点

前半戦で苦労した事の一つに、バレーと組むセカンドストライカーを誰にするのか?と言う点です。
G大阪では、過去、アラウージョやマグノ・アウベスといったエースが注目される事が多かったですが、実はセカンドストライカーの得点も大きな数字でした。

前半戦はこのパートナー選びに苦労した印象を受けますが、そのポジションで起用された播戸、山崎、ルーカスの数字を合計すると11点も上げています。
ルーカスは、FWとして取った得点は4点、MFとしての得点は2点です。
FWとしての方が得点は取っていた事になります。
結果として、G大阪のセカンドストライカー陣は苦しみながらも結果を残したように思えます。

今後、このポジションを固定化できれば大きいですが、誰が出てもセカンドストライカーとして、「得点」という仕事は務まるように感じます。

5.中盤選手の得点力

前半戦で、深刻だったのは何もバレーの力だけではありません。
逆に「G大阪らしさ」としての深刻さは、MF陣の得点力不足でした。
18試合を経過し、遠藤が2点、二川が3点、MFとしてのルーカスが2点です。
MFの得点が合計して、7点と言う数字は普通のチームでは最悪という数字ではないと思います。
しかし、G大阪としては「得点力不足」な数字になります。
昨シーズン、二川が11点、遠藤が9点、寺田が6点取ってます。
G大阪の破壊的な攻撃力の為には、もっと中盤の選手の得点が望まれます。

特に深刻だったのが、二川です。
もちろん、試合の中では重要な役割を担い、チャンスも作り出しています。
しかし結果として、リーグ戦での得点は0に終わりました。
また、遠藤とは違いアシスト数でも最後の浦和戦で上げた2アシストに終わっています。

数字だけが全てではありませんが、G大阪の10番の数字としては寂しすぎます。
バレーが外した結果のアシスト数減も考えられますが、やはりリーグ戦では守備の負担が大きく、攻守のバランスを考えた時に最後のフィニッシュに絡めなかったようにも感じます。
それは、彼だけの責任ではありません。
後半戦は、いかに中盤選手をフィニッシュに絡ませていく事ができるか?も重要な改善テーマとなります。

6.両SBのアシスト増加傾向

中盤の得点力を議論する上で、気になる数字が、両SBのアシスト数です。
昨シーズン、G大阪のアシストランキングでは中盤の選手が上位に位置しています。
かろうじて加地が5アシスト記録していました。

しかし、この前半戦、安田が4アシスト、右SBとして橋本が2アシスト、加地が2アシスト記録しています。
実に8得点も、両SBが関わっている事になります。

この数字は、何を意味しているんでしょうか?
推測すると、いくつか考えられます。

一つは、支配率を握れなくなった事で、両SBが上がるスペースが出来た事です。
今シーズン、ACLでは相手チームがG大阪のSBに対して非常にルーズな守備をしていますし、リーグ戦ではG大阪が支配率で一方的に押し込む時間がかなり減ったように感じます。
その為、昨シーズンよりも、両SBが上がる為のスペースを作り出しやすくなったのではないでしょうか?

もう一つは、G大阪のサッカーそのものの変化です。
ルーカスの加入もありますが、今年のG大阪は、比較的中盤でのポストプレーを重視しているように感じます。
昨シーズンでも、G大阪にポストプレーは存在しましたが、両FWがサイドのスペースに流れてボールを受ける事が多く、SBのスペースを潰していたとも言えます。
SBからしたら、攻撃参加するタイミングの違いなのでしょうが、今シーズンの方が「上がりやすいタイミング」で戦っているのではないでしょか。

しかし、逆にこのSBの攻撃関与度が、中盤の選手の守備的負担の増加に繋がっているのかもしれません。

両SBの攻撃への関与度を増加させる事は、今シーズンのG大阪の目標でもあったように感じます。
しかし、中盤とSBを含めたチームの攻守バランスがしっくりいっていないのが問題なのではないでしょうか。
今、そのバランスに「G大阪らしさ」が無い点が、一番大きな問題なのかもしれません。



この他にも注目すべき点として、CB陣の得点力も良い傾向が見えてきました。
特に中澤に点が入りだしたのは、大きな武器になると思われます。

得点力の回復は、特定の個人だけの問題とは思いません。
バレーもそれ以外の選手全員に、何か問題があるからだと私は考えます。
そては、つまりチームとして修正すべき事があるという事です。

少なくとも前半戦のG大阪の数字は、点も取れない、守れないチームの数字です。

新加入選手・怪我・疲労・代表召集...etc

色んな要因がある中で、揺らいでしまっているチームのベースが固まっていないのは、後半戦に向けて大きな課題です。

ただ、そんな中でも、新たに会得しつつあるものもあります。
それは苦しい戦いでの「勝負強さ」です。
しかし、その勝負強さは、ベースとのなる「戦い方」の上に存在しないと意味はありません。

まだ、全てのタイトルを獲るチャンスが残されています。
その為の大事な中断期間ですね^^


以上です。
またもや、長い文章にお付き合い頂き、ありがとうございましたm(__)m
なんかイマイチまとまらなかったです^^;
色んな要素が複合的に絡んだ上での数字なんだなと改めて考えさせられました。

さて、次回からは、G大阪も含めた他のチームにもクローズアップしていきたいと思います。

・・・とうことで、「4.各チームの攻守分析」です。

では!また、良かったら読んでみてください^^


  • 共通ジャンル:

posted by じゃんぼ^^ |09:00 | 2008 前半戦分析 | コメント(4) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年05月29日

前半戦分析 2.G大阪各選手のベンチ入り試合数&途中出場数

さて、前半戦分析の第2弾です。

今回は、サブメンバーに注目して見たいと思います。
昨日もかきましたが、この前半戦は、総力戦で戦った印象があります。
また、苦しんだ試合も多く、その中で流れを変えたり、逃げ切りを図るためのの途中交代も非常に多かったように思えます。

実際は、どうだったのでしょう?

1.ベンチ入り試合数&途中出場試合数

11


参考資料【リーグ戦とACLのベンチ入り試合数一覧】

04


ベンチ入りした選手は、いくつかの傾向に分けることができるのではないでしょうか?

A) ベンチ入り回数も多く、途中出場も多い
  →水本、寺田、倉田、山崎、播戸

B) ベンチ入り回数は多いが、出場機会は少ない
  →福元、佐々木、松代、下平、武井、ミネイロ、木村、中澤

2.山崎と水本の積極起用

試合への貢献度と言う点においては、Aの選手が大きな役割を担った事になります。
今シーズン、ACLを中心に「逃げ切り」を図るシーンで、水本が投入されるシーンが多く、結果として水本の出場が多くなりました。

また、山崎の起用機会数の多さも注目に値します。
彼は、播戸の怪我もあり、前半戦17試合も出場していますが、そのうち10試合も途中出場しています。
シーズン前からその好調さが伝えられてはいましたが、播戸のバックアッパーとしてだけではなく、時に停滞した流れを変える役割、時に逃げ切りたい時の前線への守備を担う役割と、幅広いタスクを西野監督から任される事になりました。
大きな補強だったと言えます。

この山崎と水本の使い方が、この前半戦のG大阪サッカーを象徴していたのかもしれません。

3.変わった戦い方

去年までは、「最後まで攻め抜く」と言う姿勢が強かった事、サブとスタメンのメンバーの力の差が大きかった事もあり、途中出場する選手は、家長や寺田といった中盤の攻撃的な選手が大半です。
彼らのタスクは、「攻撃へのポジティブな変化」を期待されてのものです。

去年のCBの控えは中澤や實好が担っていましたが、彼らの去年の出場試合数は、2人合わせて年間わずかに10試合です。
途中出場ともなると、モットのその数字は低くなります。
いかに、今シーズンの戦い方が変わったのかを示す数字かもしれません。

また去年は、マグノ・アウベスが怪我等で戦力として使えなくなってからは、FWに使える交代要員がいない点も問題視されていましたが、今シーズンは、山崎とルーカスを獲得し、幅広い采配を選択する事が出来ています。
ただ、それは幅広さと言う面もありますが、「絶対的選択」が見出せなかったという面も生みました。

4.中盤選手の途中交代をどう捉えるか?

この前半戦では、去年の家長や寺田のように、中盤の選手の交代要員に「決まった選手」が途中起用される機会が減ったように感じます。

今シーズンで言えば、寺田と倉田、佐々木が「中盤の交代要員」としての選択肢になるのでしょうが、寺田は調整不足、佐々木は守備力の弱さもあって、徐々に西野監督のカードとして使われなくなってきました。
その代わりに倉田が台頭使われ始めたのですが、まだ「まぁまぁ」と言うレベルを超えきれていません。
これも、タイプの違う選択カードが増えたとも言えますが、計算しにくいカードとも言えます。
その点においても、使えるメドが立っていた寺田の調整失敗の影響が大きかったと言えるのではないでしょうか?

5.福元 or 水本

この前半戦では、「逃げ切り」を図る為に、水本の途中出場が増えました。
しかし、なぜ同じCBである福元ではなく、水本なんでしょうか?

水本と福元のフィジカル数値を見てみると、水本が183cm/72kg、福元が181cm/68kgとなっており、水本の方が多少優れます。
G大阪への加入前から対人守備能力の高さでは、水本の方が定評があり、福元はその対人守備能力の面で、シャムスカの信頼を得られなかったという過去があります。

守備強化の為に投入される時は、普通、主導権が相手に渡っており、G大阪がリトリートして自陣深くに位置しています。
肉弾戦、空中戦が繰り広げられる事が多く、フィジカルに優れる水本選手が有利です。
また、その際3バックに移行するので、3バックでの経験値の高さもあり、守備交代の1stチョイスが水本選手となっているようです。
また、西野監督としては、水本に速くG大阪のサッカーになれて欲しいという意図もあるのかもしれません。

では、今シーズンレンタルで移籍している福元はどういう起用法がありえるのでしょうか?

私は彼の持ち味は、カバーリング能力とフィード能力の高さだと思っています。
この2つの能力では、水本や中澤を上回っているように感じます。
しかし、彼の能力を行かせる場所は、今のG大阪では、山口のポジションにしか存在しません。
実は福元のライバルは、水本や中澤ではなく、実は山口なのではないか?と思えます。

ところが、その山口はG大阪守備の要であり、現在、最多出場時間を誇ります。
その壁はとてつもなく大きく、今の所、彼の出場機会は、山口の累積警告での出場停止時しか、考えにくいのではないでしょうか?
福元にとっては、ベンチ入りはするが出場機会の少ない、もどかしいシーズンになりそうですね^^;

もっと見てみたいという興味は、この前の全南戦といい、掻き立てられるんですけどね。


控えメンバーの底上げには成功し、采配カードの選択肢は増えました。
けど、「切り札」といえる選手がまだ、見当たらないという印象も受けます。

シーズン終了がどうなるのか?
「切り札」が育つ可能性もあります。

後半戦に向けて、そういう視点も大切にしていきたいなと思いますね^^


以上です。
またもや、長い文章にお付き合い頂き、ありがとうございましたm(__)m

次回は、苦しんだ印象の強い得点にクローズアップ!
「3.G大阪の得点数&アシスト数」です。

では!また、良かったら読んでみてください^^


  • 共通ジャンル:

posted by じゃんぼ^^ |09:00 | 2008 前半戦分析 | コメント(3) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年05月28日

前半戦分析 1.G大阪各選手の出場試合数&出場試合時間

それでは、まずは過密日程で苦しんだ前半戦を、G大阪の選手たちはどう戦ったのかを見て行きたいと思います^^

超長文です(笑)
あと、携帯でご覧になっている方は、少し見づらいかもしれません、ごめんなさい^^;

最初は、各選手の出場試合数と出場時間です。
今年は、シーズン前の大事なキャンプ期間に主要メンバーが代表に召集されてしまい、またパンパシ選手権に参加した為に、十分なコンディション作りが出来なかったと指摘されています。

しかし、西野監督や選手達自身は、その事はシーズン前からわかっていた事と前向きに捉えて、新しい戦い方や采配、選手起用を工夫して、総力戦で戦っていきたいと語っていました。

そんな中で、戦った前半戦の各選手の出場試合数と出場時間を一覧にしてみました。

1.リーグ戦出場試合数&出場時間

01


リーグ戦では、主力選手の出場時間の大きさが目立ちますね。
それは、分かっていた事でもあります。
その中で、加地と藤ヶ谷が怪我をした事とバレーのパートナー探しが決まらなかった事、CBのスタメンが水本から中澤に代わった事で、そのポジションの各選手の出場時間が少なくなっています。

2.ACL予選出場試合数&出場時間

02


ACL予選では、未知の相手との戦いであり、相手の力量を図りながら戦ったという傾向が目立ちます。
ACLでは、対戦相手というよりは、コンディションや環境との戦いだった事も見逃せません。
逆に言うと、対戦相手の実力自体はJリーグの対戦相手と比較した場合劣る傾向にあったとも言えます。
その為、本来のスタメン組以外の選手を比較的容易に、積極的に起用できたのではないかとも思えます。
特に、最終戦が消化試合となり、若手を起用出来た事もあって、多くの選手が出場時間を延ばすに至り、スタメン組の試合出場による疲労を多少なりとも軽減させる事ができました。
過去であれば、外せなかったであろう明神や遠藤抜きで戦うという試みも試せた点も大きかったと思います。

3.合計出場試合数&出場時間

03


リーグ戦とACL予選の合計を見てみると、やはり9割以上の時間出場し続けている選手には、大きな疲労感があったのではないかと思われます。
特に心身両面での疲労があったのではないかと思われるのが、G大阪の最多出場時間の1、2である山口と橋本です。

山口は、最終ラインのパートナーやメンツが大きく変わった事もあり、統率と言う意味での役割や責任が非常に大きかったと思います。
守備的になる時間帯や失点が増えてしまった中で、ストレスも多かったのではないかと思います。

また、橋本は、加地の代役として不慣れな右SBで前半を戦い、後半はボランチとして奮闘し、ほぼ前半戦の全ての試合にフル出場しています。
そんなコンディションの中でも、浦和戦で、終了のホイッスルがなる最後の瞬間まで走り続ける姿は、感動を呼ぶものだったのです。

しかし、それ以外の選手は例年と比べると、怪我の状態や疲労、コンディションを考慮されていたのではないでしょうか?
安田や二川は途中交代も多かったですし、遠藤や明神はスタメンを外れる試合もありました。

バレーは、疲れなどまったく見せないですし、コンディションに関係ないパフォーマンス(笑)でしたしね^^;

怪我人の多さや定まらなかった戦い方の影響もありますが、西野監督のシーズン前の言葉通り総力戦で戦ったという事がわかる数字だと思います。
西野監督には、頑なに固定したメンバーで戦うというイメージがありましたが、少なくとも前半戦に関しては、柔軟な戦い方をしているように感じます。

これ以上、控えの出場時間が増える事が、「本当に強いチームの姿なのか?」という風に私は感じますし、傾向としては良い印象を受けます。
後半戦もさらに厳しい連戦が続く事を考えれば、この傾向は継続していく方が良いのではないでしょうか?
スタメン組の出場時間率が8割前後を推移するのが理想ではないでしょうか?

4.総括

今年からブログとデータ集めを始めたんで、過去との比較ができないのが残念ですが、今年は若手やバックアップ選手の起用が目立つように感じます。
怪我人やコンディションが万全でない選手がいた事も確かですが、控え組に「使える」選手が増えてきた事が大きいようです。
スタメン組は日本代表級の実力者が多く、トップコンディション時や安定力と言う点で、控え組との「差」は、まだ存在します。
しかし、それでも「試合に出場できるレベル」になって来た事は大きな変化です。
その中で試合に出場する事で得られる実戦経験値が、さらに彼らを次にステージに引き上げる可能性を秘めています。

去年の寺田のように、今年もスタメン組に肉薄するような選手が最終的に育てば、大きな成功といえるかもしれませんね。
倉田や下平には、その可能性があるような予感がしますね^^

5.残念だった選手

一方、残念だったのが、寺田と水本、ミネイロの3人です。

私の中では、寺田のコンディション調整の失敗と怪我は残念でした。
寺田は、昨シーズン末の活躍により、五輪代表の反町監督の目に留まりました。
しかし、彼自身久しぶりの代表召集であった事と、シーズンオフに召集された事が不運でした。

遠藤のように代表常連の選手なら、そういう時のコンディション作りに関して、多くの経験があり、その対策も取れたのでしょうが、寺田にそのノウハウが無かった事がシーズン最初の不調に繋がったように感じます。

彼自身、五輪代表への意気込みもあったはずで、もしコンディションの調整方法に関して、周囲の人間のサポートが少なかったのだとしたら、彼だけに非があるとも言い切れません。

水本は大型補強と騒がれ、シジクレイの後釜として、G大阪の最終ラインはあと5年は大丈夫になったという人もいました。
しかし、彼も大事なキャンプ期間に代表召集されてしまい、G大阪での練習は開幕直前になってしまいました。
代表でも自信を無くすプレーをしてしまい、完全にシーズンの入り方を間違えてしまったようです。
慣れない4バックのCBとして適応するのにも苦労している上、凡ミスも多発して中澤にスタメンの座を完全に奪われてしまいました。

今の中澤もパーフェクトではないものの、気迫を前面に出すG大阪では珍しいキャラもあり、私を含め多くのG大阪サポのハートを鷲づかみしているようです。
山口とのコンビもようやく慣れてきた時でもあり、水本に挽回のチャンスが多く用意されているとは思えません。

水本としても五輪代表への想いもあり、本心としてはスタメンで出場したいと願っているはずです。
ジレンマが続くでしょうけど、できれば長い目で自分のキャリアを考えて欲しいと思います。
彼の成長が、中澤を刺激し、中澤の成長が水本をまた刺激するような関係であって欲しいと思います。
それでこそ、G大阪の最終ラインが5年間は安泰だと言えるのではないでしょうか^^

もう一つは、ミネイロの存在です。
どういう経緯で獲得したのかは、わかりませんが、当初はシジクレイの後釜として、G大阪の関係者が期待していたと聞きます。
明るい性格でムードメーカー的な役割を担い、チームのマスコット的な扱いをキャンプ中は受けていました。

しかし、フタを開けてみると、ブラジルでの経歴が信じられないほどのポジショニングと危機管理の悪さがあり、G大阪の特殊なサッカーへの対応にも時間がかかると言う事で、まったく出場機会の無い日々を送るハメになり、怪我までしてしまいました。

今後の契約をどうするのかはまだ、不透明な部分も多いようです。
彼が慣れるのを待つ事も一つの選択肢ですが、CBやSB陣に使える目処が立っている選手が多い中で、彼を保持し続ける事が本当に最良の選択肢なのかは疑問が残ります。
ただ強化責任者は、仮に彼との契約を解除したとしても追加で選手は獲得する必要性は感じないと言っており、それならばもう少し様子を見ても良いかもしれません。



以上で、G大阪の出場試合数&試合時間の感想チックな分析を終わります。
長い文章にお付き合い頂き、ありがとうございましたm(__)m

次回は、「2.G大阪各選手のベンチ入り試合数」です。

では!また、良かったら読んでみてください^^


  • 共通ジャンル:

posted by じゃんぼ^^ |09:00 | 2008 前半戦分析 | コメント(4) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年05月27日

中断期間中 特別記事! G大阪と各チームは、2008前半戦をどう戦ったのか?【予告】

みな様お久しぶりです。

浦和戦以降、しばらくブログに手をつけれませんでした^^;

しかし、仕事も難関期間を超えてきましたので、前半戦の分析をしていきたいなと思います。

一応、私のモットーとしては、主観的な印象だけではなく、できる限り数字を使って、G大阪やJリーグを見てみたいなと考えておりますので、かんばって書いていきたいなと思ってます^^

せっかく試合の無い中断期間なんで、前半戦の分析をして、後半戦開幕前に、後半戦に向けた展望を書く予定です。
・・・仕事の都合で断念したらごめんなさい(笑)

まず、前半戦の分析は、こういう順番で書いていくつもりです。

1.G大阪各選手の出場試合数&出場試合時間
2.G大阪各選手のベンチ入り試合数
3.G大阪の得点数&アシスト数
4.各チームの攻守分析
5.各チームの前半戦中の変化分析
6.各チームの反則数&警告数
7.G大阪前半戦のベストマッチ&MOM
・・・書いていく中で増えていく事もあるかもしれません。

記事を一度にUPすると、困ると以前のブログでコメント頂いたので、一つずつ掲載していくつもりです。

明日からUPしていきますので、ヒマな時にでも読んで頂ければ幸いです^^

では!

  • 共通ジャンル:

posted by じゃんぼ^^ |23:28 | 2008 前半戦分析 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加