2009年04月09日
2009 Jリーグ 第4節レビュー サンフレッチェ広島戦(H) 「ガンバ大阪としての現在地」
今さら感たっぷりですが、やっと今日見れたのでとりあえず簡単にレビューします。 ちなみにACLのレビューは明日予定^^; 1.積み上げてきた試行錯誤の差 完敗とまでは思わない。 しかし、負けてもまったくおかしくなかった一戦だった。 ルーカスのPKは確かに誤審だし、広島に与えた決定機も多かった。 けど、今のガンバと広島が試合をしたら、こうなる可能性は十分すぎるほど考えられた。 私個人の見解としては、今の広島と大宮と新潟は、ガンバ大阪の天敵に近いサッカーをしていると思っていたので、苦戦は必至だと考えていた。 ガンバはリーグ戦でも連勝し、ACLでも結果を残してはいるが、実践しているサッカーは、未熟なモノでしかない。 2トップや最終ラインとの連携は構築途上である上、加地と明神の怪我によって、両SBが長く不安定となる状態が続き、試合毎に変わるSBの人選によって、常に不安感を抱えながら試合を重ねている。 意図的なターンオーバーではなく、毎試合「模索中」状態のガンバが、チーム戦術をJ2で一年間かけてじっくり作り上げ、それにJ1で戦える自信というエッセンスを加えてきた広島のアクションサッカーに対して苦戦するのは必然だ。 試合後に西野監督は、広島のサッカーのスピード、特にシンキングスピードに対応できなかったと言っていた。 広島のシンキングスピードは、一から想像する早さではない。 彼らは彼らのサッカーを去年からずっとぶれずに実践してきたのだ。 試合中も練習中もずっとだ。 ガンバ大阪が、今、一から想像しながら構築を試行錯誤している過程とシンキングスピードが同じであるはずがない。 彼らの動き出し、フォローの仕方、ワンタッチプレーは、ガンバとは比べ物にならない試行錯誤の結果なのである。 また、この試合でのガンバ大阪の運動量に関して苦言を呈するサポもいるようだが、運動量は「意図」があって初めて目に見えてくるものだ。 多くの選手が、何らかの「意図」の上に、動いている状態の総量が多い時に初めて「運動量が多い」と感じる事ができる。 しかし、今のガンバはその「意図」を模索している段階だ。 その時点で「運動量」が多く見えるはずがない。 どう動く事がベストなのか? どうフォローするのがベストなのか? どうパスをまわすことがベストなのか? これがわかっていない中で、選手が運動量だけを増やす事などできるはずがない。 ましてや、ガンバのサッカーなのだ。 緻密なパス回しやリスクマネジメントは、他チームからしたら異様ですらある。 運動量が少ないように見えるのは、個々の動きに迷いや判断の遅さが伴ってしまうからだ。 人は誰でも迷えば、動きは「止まる」ものだ。 ただ今、ガンバのサッカーがレベルアップしていく上で、広島のようなシンキングスピードが速く、攻撃的なチームともっと試合をする必要がある。 そんな対戦相手との戦いの中で、自分達のサッカーの質の改善点をどんどんさらけ出していく時期は今しかない。 今ガンバに求められている事は、軽い相手に個の力で勝つ事ではなく、新加入した選手や怪我人が出ている中でも、ブレない戦い方を作りあげる事だ。 そういう意味で、この広島戦に例え誤審の影響があったとしても引き分けに出来た事はとても大きい。 出だしのガンバが勝ち続けたことで、見えにくくなっているかもしれないが、今のガンバは苦戦しながらも「負けないサッカー」をする必要がある。 そういう意味で、前節の京都戦の敗戦は痛かったと思うのだ。 他のチームはいざ知らず、今はあくまで助走期間。 その期間中にじわじわと新加入選手とチーム戦術を融合させ、シーズン中盤から内容と結果が伴っていくのが理想だ。 あくまで、目標はACLとリーグ戦のタブルタイトル。 広島戦の苦戦は、その為に必要な苦戦だ。 大切なのは、その苦戦の中で何が発見できたかだろう。 2.安易な二川と加地への復帰熱望に未来はない 今のガンバのサッカーに問題点は多くある。 その多くは、過去の試合からあまり改善が見られているようには感じない。 そんな状態の中で、二川や加地の復帰を熱望したくなる気持ちもわからなくはない。 私も早く彼らのプレーを見たいし、彼らが入ることで今のガンバの多くの 問題点が解決できる可能性は感じる。 しかし、今のチーム状況はむしろチャンスだと私は思う。 少なくとも下平は他のユース昇格選手と比較して、数多くの経験をしているし、寺田と佐々木は激しい競争の中で、モチベーションの高いパフォーマンスを見せている。 安田のSBとしての壁もとても大切な経験だ。 寺田や佐々木には、二川が復帰したからと言って簡単にスタメンを譲ってもらっては困るのだ。 さすがに右SBの加地の復帰を阻むのは、困難を極めるだろうが、それでも下平には安田からポジションを奪うだけの「違い」を見せ付ける必要がある。 例えば、寺田はレアンドロとの連携が良い。 リズム感が合うのか、寺田とのパス交換はリズムが良い。 佐々木は前線に高さのあるチョジェジンが入った事で、良質なクロスが得点に繋がる可能性が増えているはずなのだ。 そうすれば、佐々木と対戦する相手は、常にクロスとシュートという選択肢の間で迷いを生じさせる結果に繋がり、より脅威となる可能性がある。 前線への高さの影響は下平にとっても安田とは違う良さを見せるチャンスだ。 ガンバにとっての最大の理想は、二川や加地が戻って今までどおりのガンバのサッカーを表現できるようになる事ではない。 彼らが戻ってもベンチスタートとなり、代わりの選手で新たなガンバのサッカーが表現出来る事だ。 広島戦は苦戦した。 しかし、今回の苦戦の質は、二川や加地がいても苦戦したと思う。 それほどガンバと広島のサッカーには、積み重ねてきた試行錯誤の差が大きかった。 私は寺田や佐々木、下平を見るのが楽しみだ。 今、ガンバが苦戦している状況を楽しんでいる。 だって、これからドンドン強くなっていくのだ。 楽しみで仕方がない。 控えの選手も経験を積み、ベテランも怪我から戻ってくる。 連携や試行錯誤も徐々に積み重ねられて、ドンドン良くなって行く姿しか想像できない。 今日の広島のサッカーは、素晴らしかった。 苦戦はしたけど、とても面白い試合だったと思う。 けど、ビッグアーチで対戦する時に、彼らを凌駕している状態を目指す事が大切だ。 本当に彼らとの再戦が楽しみでならない^^
以上です。 個々の選手について書こうかとも思いましたが、あまりにガンバのパフォーマンスを非難する声が多かったので、ちょっと両チームの背景を含めた全体的な感想にしました。 ただ、ガンバのパフォーマンスにまだ、「ガンバらしい快楽」を感じられていないのも事実なんで、サポの気持ちは痛い程わかるんですけどね^^; まぁ、楽しみは後にとって置くほど、大きな喜びがあると思って我慢です(笑) さて、明日は大勝したACLのレビューを書けたら書きたいと思ってますので、またヒマな時に読んでみてくださいましm(__)m
posted by じゃんぼ^^ |00:00 |
2009 リーグ戦 |
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2009 Jリーグ 第4節レビュー サンフレッチェ広島戦(H) 「ガンバ大阪としての現在地」
コメント投稿者ID :
>ゆきさん
いつもありがとうございます^^
広島のパスサッカーは、見てて面白かったですね。
とてもリスクがある中で、攻撃的でいい意味でやんちゃなサッカーでした。
昔のガンバもそんな時期がありました。
けど、その時、「面白い」だけではタイトルを取れない事も感じたりしたのを覚えています。
「面白く強く」それが求められたんです。
けど、今のガンバは少しそういうやんちゃさが欲しい気がするんですよね^^;
posted by じゃんぼ^^ | 2009-04-10 00:56
2009 Jリーグ 第4節レビュー サンフレッチェ広島戦(H) 「ガンバ大阪としての現在地」
コメント投稿者ID :
今、若手が出場し、それぞれ課題を克服して、成長してほしい。
広島のパスサッカー、みてて面白かった。
posted by ゆき | 2009-04-09 01:54
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