2008年05月05日

2008 Jリーグ 第10節レビュー 名古屋グランパス戦(A) 「豊田で見せた魂の守備」 Vol.1

この日の名古屋は超真夏日。

私は豊田スタジアム初参戦でした。

渋滞にも苦しみながらなんとか到着した豊田スタジアムは、まさに「巨大建造物」

そしてとても美しく、素晴らしいスタジアムでした。

調布の味スタやホムスタも素晴らしいと思いましたが、この豊スタは本当に素晴らしいスタジアムでした。
・・・いいなぁ~専用スタジアム(T_T)

しかも、この日の豊スタは超満員。
バックスタンドの頂上まで埋まったスタジアムは壮観です^^

しかもガンバのゴール裏も多数のサポが駆けつけ超満員。
連敗中のチームを応援する熱気に満ち溢れています。
真っ青に染まったG大阪のゴール裏と真っ赤な名古屋の応援席とのコントラストも綺麗。

あー生観戦エクスタシー(笑)

・・・そして勝利!(^^)!

1.譲れない勝利

共に連敗中の両チーム。
上位に生き残る為には、互いに負けられない1戦となった。
G大阪にとって、これ以上の負けは、リーグ戦の優勝戦線から脱落を意味しかねない状況にあり、名古屋はチームの変革を後退させかねない事態に繋がる。

共に譲れないという思いと両チームのサポーターで埋まったスタジアムが、この試合を白熱の好試合へと導いた。

G大阪は、前日に明神が「極度の疲労」により試合出場辞退を監督に直訴するというニュースが飛び込んでいた。
明神といえば、「鉄人」というイメージがあり、その彼が直訴するほど、チームに疲労が溜まっているという状況に、コンディションの深刻さが伺えた。

明神が外れた事により、橋本と遠藤でボランチを組み、播戸をスタメンに復帰させ、ルーカスを元の右SHに戻してこの名古屋戦に挑んだ。

前節の大宮戦と違い、遠藤をボランチの位置に戻した効果は非常に大きかった。
彼がボランチに位置にいるとゲームが落ち着く。
守備時には、彼の所でボールが収まり、攻撃時には彼のパスから攻撃が始まる。
橋本とのコンビネーションも非常に良く、守備時のカバーリングも献身的で、これまで全試合にフル出場しているとは思えないコンディションだ。

しかし、この日の対戦相手は名古屋。
大宮戦と比べると安定感の増したG大阪の攻守だが、名古屋も素晴らしい攻守を披露し、互いに持ち味を出しながらの攻防が続いた。
ボールが前線に収まらない分、若干、ホームの名古屋の方が押し気味で進む試合展開が続いた。
名古屋も玉田にチャンスがあり、G大阪はバレーにチャンスを提供する。

そんな一進一退の攻防の中、蘇った遠藤から針の穴を通すようなスルーパスが、バレーに通りG大阪が先制点を挙げる。
拮抗した展開の中で貴重な先制点だった。

2.バイタルエリア争奪戦

この試合の前半は、両チームが以下にバイタルエリアを有効に使えるか?という攻防だった。
G大阪は遠藤やルーカスを中心に細かいパスワークで、名古屋のバイタルエリアに侵入を試み、名古屋はサイドへの展開でG大阪のボランチをバイタルエリアから引きずり出したスペースに中村等がボールを運ぶ事でそこを使おうとする。

両チームの特色が色濃く現れる攻防がその後も続く。
G大阪は、遠藤がその攻略に成功し先制点を挙げたが、対する名古屋も絶好調の小川が、G大阪のバイタルエリアでフリーでボールを受け、左足を一閃!
見事なミドルシュートが松代の手の上を越えていった。

名古屋のゲームを組み立てているのは、中村直志だ。
小川やマギヌンがいい仕事がて来ているのも、サイドで数的有利な状況を作り出せるのも中村の幅広い動きと視野の広い攻撃の展開力のお陰だ。
中村にこれほどレジスタとしての才能があった事は驚きである。
また、それの見抜いたピクシーの慧眼ぶりにも感服する。

しかし、遠藤と橋本vs中村と吉村が繰り広げた戦いは、それを見るだけでも観戦する価値のあるゲームだった。

3.バレーという個の存在

後半に入ると、サイドや中盤で数的不利な状況に陥りがちだった部分を改善するように西野監督からの指示が出る。
この指示によって、2人のボランチとSHが守備時のサポートを強く意識するようになった。
これで、攻守のバランスが改善されたG大阪は後半開始から名古屋を攻め立てた。

しかし、この状況は名古屋が杉本を投入した事で一変してしまう。
玉田の交代は足を痛めた結果だが、交代で投入された杉本が、キレのあるドリブルで単調になっていた名古屋の攻撃に変化が出始める。
また名古屋が後半サイド攻略に意識の比重を置いてきた事もあり、またも一進一退のこう着状態となる。
互いにいい所までいくのだが、最後の所でミスが出てしまい得点には繋がらない。

そんな状況を打開したのが、一人の強烈な個の存在だった。

後半25分。
右サイドのルーカスから絶妙のミドルパスがファーサイドに流れながら受けたバレーに通った。
バレーは最初の胸トラップをミスして危うくGKに取られそうになるが、リーチの長い足を生かして何とかマイボールにキープする。
その時点では、ほとんどスペースの無いゴールライン際に追いやられていた事もあり、誰もが折り返しのパスを送るものだと思った。
しかし、バレーは冷静にGKが重心をゴールから移動させた事を見て後ゴールのニアサイドに強烈な一撃を放ったのである。

誰もが「まさか!」と思ったシュートは豪快にゴールに突き刺さった。

前節の大宮戦でドフリーのシュートを外し、決定力の無さを監督からも嘆かれていたバレー。
サポからも激しいブーイングを浴びていたバレーだが、この試合は彼の豪快さが試合を決めてしまった。
試合後にピクシーが「我々にはバレーがいなかった」と言うコメントがその存在感の大きさを表している。
サポも豪快で貴重なその一撃に、狂喜乱舞してバレーコールを送っていた。

試合後の挨拶でも一際丁寧に答えるバレー。
引き上げる際のバレーコールにも手を上げて応えている姿は誠実そのものだ。
彼の人柄が表れている。
しかし、彼はエースストライカー。
結果でしか評価されない。

彼がいる事でG大阪の流麗なパス回しが見られないという声も聞こえるなかで、彼の笑顔をこれからも見続けれる事を祈るばかりだ。

Vol.2へ続く。。。。

posted by じゃんぼ^^ |15:00 | 2008リーグ戦 レビュー | コメント(0) | トラックバック(0)
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