2007年07月05日

総理大臣杯全日本サッカートーナメント 1回戦 近畿大学vs愛知学院大学

13年ぶりに手にした全国という舞台。決して偶然などではなく必然、自分たちが成し遂げてきた末の堂々たる報酬なのだ。そう言い聞かせた自信と確信を胸に、われらが関西の地で愛知学院大学を迎え撃つ。

愛学大の応援が響き渡る中、全国大会初戦の火蓋が切られた。

試合開始直後から近大は積極的に展開し、キャプテンの馬場賢治を中心に試合を組み立てる。しかし前のめりになり過ぎたフォーメーションの穴を付かれることとなり、空いたスペースから放たれたシュートが一度はGK井上幸祐が足に当たり、そのボールがまたポストに直撃してセーブしたものの、こぼれた球に反応した愛学大FW築館秀飛がつめてシュート。ボールはゴールの左隅に吸い込まれ、先制点を許してしまう。

しかしこの日の近大イレブンはいつにもなく落ち着きと冷静さを保っていた。前半29分、馬場のサイドの上がりからクロスを上げ、FW小笠原宏樹が胸で落とすポストプレーから最後はFW江口正輝がゴール。早々と同点弾を奪った。

『追いつけ 追い越せ』の勢いは止まらず、その直後に馬場のCKを小笠原がヘディングで合わせて逆転すると、前半終了間際にはMF小野浩次のゴールで引き離し、いい形で折り返す。

運命の後半。雨がぽつぽつと降り出すとともに、試合での雲行きも怪しくなる。後半9分にFKから得点を奪われると、続く17分にはまたもや近大DFのミスから裏にボールを出され、フリーで待っていたFW菊池雄真のシュートで同点にされる。

あっという間に追いつかれた近大。しかしこの日の自信は本物だった。

同点弾を浴びたわずか3分後に馬場のCKからDF足立裕紀のヘディングが決まると、それを機に近大の攻撃は息を吹き返す。おもしろいようにワンタッチのパスが繋がり、ダイレクトプレーで相手を翻弄。ダメ押しの馬場のループシュートは観客を魅了し、会場の時間の流れを止めるかのようだった。

このまま試合はピリオドを打たれ、5-3で勝利し2回戦進出。しかし多くの得点を奪った反面、代償も大きかった。

「初戦勝てたのはよかったけど3失点もしてしまうのはよくない。入りが悪かったが立て直せたのはよかった」。馬場はこれからの課題を語りつつも嬉しさを隠しきれない表情で語った。

田中幸雄監督は「点を取ったことで気が緩み、いらない失点をした」と話したが「選手を信じていた」という言葉を何度も口にし、選手への信頼をあらわにした。

迎え撃つは仙台大学対法政大学の勝者。「どっちがきても精一杯やるだけや」。田中監督の大阪弁ができるだけ長く聞いていられることを期待している。


***


迎えた2回戦。U-22日本代表の本田拓也を擁する法政大学に0-4と完敗。全国の舞台はベスト8で幕を閉じた。

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posted by asami |13:20 | 近畿大学 サッカー部 | コメント(2) | トラックバック(0)
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Re:総理大臣杯全日本サッカートーナメント 1回戦 近畿大学vs愛知学院大学

コメント投稿者ID :

愛学大の3点目の場面についてですが、
》またもや近大のミスから…の所で「ん??」と立ち止まりました。読み直して、1点目の失点に続いてまたもや…という意味だと解釈しました。
ただ1失点目の記述では、空いたスペースを突かれ…と書いてあるだけで、そのスペースがDFが崩されて出来たスペースなのか、MFとの距離が空きすぎた為に出来たスペースなのかがわからず、もしそのスペースが後者に起因するものであるなら、一概にDFの責任にはできないのではないでしょうか?

これは僕の勝手な憶測なので、事実に反するものならば申し訳ありません。是非そこの所を教えて頂きたく思います。

posted by アンドレ | 2007-07-06 01:44

Re:総理大臣杯全日本サッカートーナメント 1回戦 近畿大学vs愛知学院大学

コメント投稿者ID :

全くその通り。アンドレの指摘通り、分かりにくい表現でしたね。

自分だけが分かったように書いたらダメやもんね。そこのところ、すごく軽率やった。

勉強になります!!

posted by asami | 2007-07-07 17:39

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