2008年08月11日
各競技で次々と金メダリストが誕生し、スタジアムは大いに沸いている。中国は、射撃の第1人者、杜麗がメダルを逃し、がっかりさせた以外は順調に有力選手がメダルを重ね、10日時点で中国の金メダルは6個でトップ。まだ米国が強い陸上が始まっていないものの、中国としては幸先のいいスタートといってもいいだろう。
さて、今大会で私がぜひ注目したい競技はソフトボールだ。2012年のロンドン五輪では正式種目から外れることが決まっており、今大会は一応「最後の五輪」。それもあって、優勝候補の米国、日本、そして比較的強い中国もかなり気合が入っている。
この大会にかける思いが強いのは、選手たちだけではない。会場の豊台ソフトボール場で大会運営にあたるスタッフ、ボランティアも同じ気持ちだ。中国では決してメジャーとはいえないソフトボール、野球だが、「最後の五輪」となれば思いは格別となる。
あるスタッフがその決意表明のとき、「この大会が成功すれば、“次の次”からソフトボールが復活するかもしれない」「IOCの人たちに素晴らしい大会を見せたい」と意気込みを語っていた。もちろん、中には「ソフトボールって何?」というレベルのボランティアもいるが、選手と一丸になって大会を成功させようという機運は盛り上がってきている。
12日、ソフトボールの第1戦が始まり、21日の決勝まで熱戦を繰り広げる。
10日は、生中継を担当するBOB(国際映像を制作する会社)のカメラ信号テストにあわせて、運営スタッフの最後のシミュレーションが行われた。
今にも雨が降りそうな天候の中、フィールドでは、ブルーの服に身を固めたボランティアたちが「選手役」をし、実際にソフトボールをやって、テストを行った。設定は、決勝戦で、米国対日本。このあたりは非常にリアルだ。
ボランティアによる”模擬試合”が行われる
ゲーム開始の円陣から、音楽に乗って選手が登場するシーンなど、全て本番どおりに「演じる」。日本と異なり、子供のころから野球に親しむ機会がない中国では、何とも危なっかしいソフトボールだったが、一生懸命にボールをおいかけ、楽しみながら「演じて」いる様子は微笑ましい。シミュレーションでは、米国が日本に勝ち優勝。表彰式では、「選手役」たちにメダルをかけ、国旗が空にたなびいた。
試合終了後の選手取材から、記者会見の流れまでの流れも予行練習が行われ、私も急遽、日本人記者の「役」として、架空の質問をする役割を仰せつかった。
スタッフに笑顔は絶えないものの、一つ一つの動きを確認しながら、最終チェックを重ねる姿は真剣そのもの。「結果」は何となく気に入らなかったが(笑)、日本の優勝シーンは本番までとっておこう。
今日は、午前中、監督会議などが行われ、明日いよいよプレーボール。選手にとってはもちろんだが、運営スタッフにとっても試練の10日間が始まる。
私は、単なる試合の一喜一憂ではなく、一つの会場に密着して、現場にある人々の思い、苦労を一つ一つ拾って、日本の皆さんにお伝えしたいと思っている。
posted by asa8043 |11:05 |
ソフトボール |
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2008年08月11日
北京五輪サッカーは10日、1次リーグ2戦目が各地で行われた。C組の中国は秦皇島でベルギーに0-2で破れ、これで最後にブラジル戦を残した状態で勝ち点1。早くも決勝トーナメント進出は絶望的となった。
実質的に指揮権をもつ殷鉄生ヘッドコーチは次のブラジル戦について「世界最高水準の学習の機会」と語り、すでに諦めモードが漂っている。ただそれでも、オリンピック代表は一国のスポーツシーンを背負って立つチーム。「次」のために、今度こそ高い運動能力を持つ選手たちの「本当の姿」を見せてほしいと思う。
ただ、やはり疑問に思うのは、今回の五輪代表の結果について、「誰が責任を取るのか」そして「どう結論付けるのか」である。ドゥイコビッチという外国人監督を招き、相当の費用と手間をかけて、チームを強化してきた。その上での今回の結果をどう位置づけるのか。現場で指揮をとった殷鉄生ヘッドコーチか・・・実質的に指揮権を奪われたドゥイコビッチ氏か・・・それともサッカーファンの非難が集まっている中国サッカー協会か。やはり、戦った選手たち全員に責任があったと片付けるのか。
前回、このブログで「中国サッカーは末期症状」とのコラムを掲載し、それが中国語に翻訳され、中国メディアを中心に大きな反響を受けた。賛否両論入り混じり、中国国内で多くの賛否をいただいたが、私がその記事で一番問題にしたかったのは、まさに今このときのことだ。
様々な要因が重なって、指導者を変えざるを得なくなったことはやむを得ないが非常に残念だ。なぜなら、中国サッカーのすぐ先の未来を担う選手たちの強化方針、五輪に向けて行ってきた取り組みが正しかったのか、誤っていたのかを検証する機会を失ってしまったからだ。誤っていたとしたら、何が足りないのか、どのような方向性ならば良かったのか。それをはっきりと結論付ける機会を失ったのだと思う。
もし、最後までドゥイコビッチが先頭に立っていたとしたら、たとえ同じ結果であったとしても、まず単純にファンはドゥイコビッチに責任を問うて、ある意味「溜飲を下げる」だろう。ドゥイコビッチの戦略と選手起用、サッカー協会の強化策に何らかの問題があったことがはっきり明確となり、これを分析して、次の4年間、次のW杯に向かうことができる。
そして、近視眼的に五輪とW杯を見てきたことを反省し、中国サッカーを「草の根」から変えていかなければならないことを実感するだろう。一部の省では始まっている「各年代に応じた強化と明確な指針」が必要であることを痛感するはずだ。
だが、試合が終わった後、(まだ望みがなくなってはいないとはいえ)なぜか、中国サッカーについてすっきりとしないのはなぜだろう。正しかったこと、誤っていたことを反省する機会が失われ、全てがあいまいなまま、試合が終わってしまったという感じがしてならない。
だが、それでも高い潜在能力を感じさせる中国サッカーが日本と並んでアジアサッカーを引っ張っていくのを望む気持ちは変わらない。今回の敗戦から、何を学ぶか、どう変わっていけばいいのか・・・中国サッカーファンは「次」に希望を持って、決して見捨てず、見守っていってほしいと思う。
posted by asa8043 |11:02 |
サッカー |
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2008年08月09日
8日の開会式が終了したのは、日付が変わって0時過ぎ。観客が外に出るころは1時を回っていた。
大勢の観客が華やかな式典の余韻に浸っているとき、多くの作業員たちが忙しそうに機材を運び出していた。「今夜は眠れないよ」といいながら、彼らは派手なパフォーマンスの数々で使用した資材を運び出し、場内を清掃する。複雑な演出の中で使用された機材や物資は2000トンあまりに及ぶという。
しかし、8月15日には、ここで陸上競技が行われる。そのため、場内には芝生を敷き、一連の競技設備を再設置しなければならない。今日から寝ずの作業が始まるというわけだ。責任者によると、この撤去作業と設備の再設置は56時間以内に全て完了させるという。撤去したものは、朝5時にやってくる230台の貨車に積み込んで、五輪物流センターに送り返さねばならない。
華やかな“祭り”の後の過酷な作業・・・そして、それは私たちの目には見えない・・・。だが、それも含めて、オリンピックなのだということをしっかりと心に留めておきたい。
posted by asa8043 |22:10 |
北京五輪 |
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2008年08月09日
8日午後8時に行われた北京五輪の開会式。当日は朝から曇り空で、蒸し暑く、いつ雨が降り出してもおかしくない天気。北京市郊外では密雲区で40ミリ、順儀区で22ミリとまとまった雨が降っていたにもかかわらず、開幕式会場の国家体育場(愛称:鳥の巣)ではポツリともこなかった・・・。
これについて、気象当局はいわゆる「人工消雨」作戦を決行したことを明らかにした。「人工消雨」とは、雨を降らせる雲周辺にミサイル弾を打ち込んで、降雨を防ぐというもの。仮に雨が降った場合、式典で披露されるパフォーマンスを大幅に変更しなければならないため、今回の“作戦”は国家の威信をかけた重大事となった。
気象当局側は1000発あまりのミサイル弾を打ち込み、国家体育場上空の雨雲を蹴散らすことに成功。気温30度前後で蒸し暑かったものの、「雨を降らせない」という最大の演出で、北京五輪のスタートを成功に導いた。
中国気象局の鄭国光局長によると、人工消雨による天気操作は五輪史上初めてのことだということだ。
降水確率41パーセントといわれ、決して「楽観視」されていなかった開会式当日の天気。だが、ついに自然に働きかけて、天気まで変えてしまうことに中国は手をつけてしまった。何が何でも成功に導きたいという中国の強い思いを感じる取り組みだが、何となく・・・末恐ろしいような気もする。
posted by asa8043 |22:08 |
北京五輪 |
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2008年08月08日
そのあと、天安門広場の南側、前門にやってきた。広場では、開会式の際、花火が打ち上げられることになっており、全て立ち入り禁止。それどころか、広場側の道を歩くこともできないし、地下鉄「天安門東駅・西駅」も列車が停車しなくなってしまった。
それでも、すでに3時間前から、ここでのイベントを楽しみにして、大勢の市民が、封鎖ラインぎりぎりに陣取り、開会式を今か今かと待っている。
前門は昨日から、明清時代の街並みを再現した大通りが公開され、多くの人々でにぎわっていた。今日は北京中の企業や国営機関がいっせいに休暇となり、市民はいっせいに町に出てきている。共通しているのは、誰もが国旗をもち、楽しそうにそれを振りながら歩いていること。祖国が初めて開く世界最大のスポーツイベントに対する期待に溢れているという感じだ。
商店も国旗を掲げて五輪開幕を祝う
この原稿を書いている間に、もう開幕式まで、2時間を切った。私自身もこの3年間、オリンピックに向け発展する北京と中国スポーツの動向について取材し、日本、中国で報道する仕事をしてきた。いよいよ、その「本番」がやってくると思うと、身が引き締まる思いがする。ラジオ、ネット、新聞・雑誌など様々な機会をいただきながら、北京五輪の様子を日本メディアとは一味違った角度でお伝えしていきたいと思っている。
そのとき、一つだけ、私自身の抱負を明らかにするとともに、この文章をごらん頂いている方にお願いしたいことがある。
北京五輪とは何か・・・と問われれば、日本に住む多くの人たちが「中国の国家宣伝」「国威発揚」「経済発展のため」など「国家」を基準にした否定的な見方をする人が多い。もちろん、そういった側面があることは否定しない。だが、同時に北京五輪の向こうに、大勢の名もない人たちの努力があることを忘れないでほしい。私は五輪テスト大会の取材を通じて、多くの運営スタッフ、ボランティアの昼夜を問わない仕事ぶりを見てきた。彼らの努力があってこそ、世界最大のスポーツ大会を私たちも楽しむことが出来るのだ。
どこかの大手新聞社は今回の北京五輪の報道姿勢について、「中国が五輪を開く資格があるかどうか」を見極め、「問題点を見つけていく」ことに重点をおいているという。だが、その矛先が「中国」ではなく、「中国人」に向かっていくならば、そのような“上から目線”で隣国の人々を見るのは明らかに間違っている。
いろいろな見方があってもいいと思うが、「批判・言論の自由」は権力に向かうべきであり、隣人の庶民に刃を向けるようなことがあってはならないと私は考える。だが、日本メディアはときおり、中国の一般庶民の生活や習慣への容赦ない批判に牙を剥く。全てが誤っているわけではないが、思い込みや偏見が作り出す「うそ」も数多く混じっている。
だから、皆さんには、報道の受け手として、バランス感覚をもち、その「うそ」を見分けてほしい。
今回の五輪を自宅のテレビで楽しむ方も多いだろう。一流のアスリートによる素晴らしいパフォーマンスもたっぷりと楽しんでほしいのはもちろんだ。
だが同時に、せっかく隣国の、しかもいろいろな意味で関係の深い中国で行われるのだから、少し、いつもの五輪と違った見方をしてみてはどうか。
それは、その素晴らしい試合の向こうにいる「無数の人たち」の努力、多くの汗を「想像すること」である。それにはかなりの“想像力”が必要になるが、決して難しいことではない。
オリンピックを本当に進めていくのは、国家主席ではないし、五輪組織委員会の役員でもない。声にならない、表に見えてこない多くの「人」である。せっかくだから、この人たちのことを思い抱きながら、世界最大のスポーツイベントを楽しんでみてはどうか。私が現地からお送りする情報がその一助となるようなものになれば、と願いながら、海を越えて、一味違う「北京五輪」をお伝えしていきたいと思う。
posted by asa8043 |19:55 |
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2008年08月08日
北京五輪の開会式まで、あと2時間と迫った今、この原稿を書いている。10万人が競演するパフォーマンスは?聖火の最終ランナーは?テロの危険は?などなど、韓国メディアの漏出事件で少しケチがついたものの、13億の中国人のみならず、世界が注目している大イベントとなっている。
そんな開会式を目前に控えた8日朝、天気は予報どおり曇り。太陽は時折顔を見せるものの、結局一日中、いつ雨が降ってもおかしくない天気となった。開幕まであと2時間。このまま天気は持つのか・・・うわさの「人工消雨」作戦が実行されるのか・・・という別の見所も?ある。
今大会こだわってみていきたいと考えているソフトボールの会場に顔を出した後、昼2時過ぎに開会式の会場、国家体育場があるオリンピック公園に向かった。いつものように、最寄の地下鉄を出ると、すぐ、いかめしい顔の警官が封鎖していた。今日は朝10時半から、国家体育場の周囲1キロが完全封鎖。関係者以外立ち入り禁止となっている。
これにより、別の建物が死角になり、国家体育場が全く見えない。いや、全く見えないところであえて、封鎖線を設けたのだろう。これで花火の打ち上げや華やかなレーザーショーを外から鑑賞することはできない。周辺の警備の問題もあるだろうが、外からでさえ、雰囲気を楽しむことができないように「意地悪」する当局のやり方は賛成できない。関係のない市民を締め出そうという意図が見えてくる。例によって、「市民不在」である。
開会式開場周辺を完全に封鎖
だが、周囲の熱気は、そんな不合理を吹き飛ばすようなものだった。会場周辺には、すでに5時間前から、無数の市民が、少しでもオリンピックのムードを味わおうと集まってきていた。
ミニ国旗を振る人、大きな国旗を体に巻いている人、行き交う人の会話のところどころに「アオユン(五輪の意味)」という言葉が出てくる。
しばらくすると、「がんばれ中国!」「がんばれ!五輪」というシュプレッヒコールを挙げる集団が近づいてきた。近くの大学生が1000人規模の集団となって、スローガンを叫び、中国国歌を合唱しながら、行進している。まるで政治デモのようだが、主張しているのは「オリンピックの成功」。少しでもオリンピックの成功と愛国心を示したいという若者たちの行動だろう。彼らの触発され、歩いていた市民が次々と列に加わり、デモはどんどんと大きくなる。集団行動をするには当局の許可が必要だが、どうも許可を得たもののようには思えない。コースは行き当たりばったりで、住宅街や国道沿い、商店街を練り歩く。
“デモ隊”は、警察が封鎖するラインにやってきた。やっていることは「違法」なのだが、叫んでいるのは、今日まさに始まる五輪の成功であり、警官たちも止めることができない。若い力におされ気味になりながら、とりあえず、コースを変えるように説得し、デモ隊はそれに応じて、コースを右にとった。それにしても、鬼気迫る表情でスローガンを叫ぶ姿は2004年の反日デモを思い出させる。だが同時に、私自身も含めて、今の若い世代にこうやって集団で愛国心や自分の意思を示す行動力があるかどうか・・・これもまた北京五輪を前にした熱気あふれる町の風景の一つといえるだろう。(続く)
posted by asa8043 |19:53 |
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2008年08月05日
北京五輪開幕まであと3日。各国の有力選手が次々と北京入りする中、彼らを待つ競技場も、着々と準備が進んでいる。
運営スタッフが担当の競技場に配備されるのは試合開始日の1週間前。五輪組織委員会の規定により、7日前からスタッフが全ての持ち場に着き、人員的には準備オーケーとなる。そして、5日前にメディアセンターがオープンし、対外的に受け入れが開始となる。
12日から試合が始まるソフトボールの会場、豊台ソフトボール場は5日、全ての職員、ボランティアらが持ち場につき、あとは選手、メディアを待つばかりとなった。
今日は朝9時から、場内でボランティアの結団式が行われ、大学生や北京市民によって構成された800名のボランティアが集い、北京五輪の成功に向けて、力強く宣誓を行った。
ボランティアといっても範囲は広く、試合進行、メディア対応、駐車場スタッフなどから、医師・看護師などの医療スタッフ、警備スタッフなど専門的な人たちも含まれている。鮮やかなブルーのシャツを着ているから、会場内では非常に分かりやすい。
結団式の後、職員、ボランティアはそれぞれの担当に分かれて、最後のシミュレーションを行った。
このうち、メディア対応のシミュレーションも非常に綿密だ。新聞・雑誌等の記者がスタジアムに入ってから、試合を観戦し、選手を取材し、記者会見を行うまでの全ての行程を再現し、演習を行う。メディア担当といっても、最初の受付、記者室、スタンドの記者席、選手の取材を行うミックスゾーン、記者会見室などそれぞれの部門で細かく担当が分かれる。さらに、選手コメントをとって公式ページに掲載するONS(オリンピックニュースサービス)、選手名簿や成績などを印刷して配布する「成績広報」などの職責もあり、それぞれの部門が協力しながら、シミュレーションを完成させていく。
少し荒い部分もあったが、聞けば、こういった「総合演習」は今回で、すでに4回目だそうだ。途中、モニターなどの設備がある記者席にシートをかぶせた際、「何で縛ればよいか」で1時間ほど討論が続くなど、少し「中国らしい」部分もあったが、スタッフたちの真剣な表情さから一生懸命さ、北京五輪の成功への思いがひしひしと伝わってきた。
「あと1ヶ月」から「あと3日」までが何て短かったことか・・・。何年も前から準備を進めてきたスタッフたちの「熱い夏」がまもなく本番を迎える。
posted by asa8043 |21:53 |
北京五輪 |
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2008年08月04日
北京五輪まで、あと4日に迫り、町はオリンピックムードに包まれている。
36度の真夏日となった昨日、北京一の繁華街、王府井(ワンフージン)は地方からの観光客などを中心に大いににぎわった。
北京最大の繁華街「王府井大通り」
大通りのスタート地点にある名門ホテルの一つ、北京飯店は各国の要人が宿泊するとあって、警備は最大級。前の道は、一部の公共交通機関を除いて、一般市民の立ち入りは一切禁止され、ぴりぴりムードが漂っていた。
右奥に見えるのが北京飯店 一部公共交通機関を除いて立ち入り禁止だ
繁華街の中央にある五輪グッズの販売店は大盛況。大会開催中を避けて、この時期にやってきた地方の観光客らは、少しでもオリンピック気分を味わおうと、五輪マスコットの「フーワー」をあしらったグッズなど、先を争って買い求めていた。
五輪公式グッズショップは大盛況だ
町の中で目に付いたのは、アスリートを起用した広告看板と、アスリートそのものの巨大な人形。こちらはバスケットボール選手で米NBAのヒューストンロケッツで活躍するヤオミン、そして女子バレーボールの中国代表選手を象った巨大人形が市民の関心を呼び、しきりにシャッターを切っていた。
ビルの中ほどに現れた巨大「ヤオミン」像
女子バレー中国代表の巨大像も
短い距離を客を乗せて走る三輪自動車もオリンピックバージョンとなっていた。四川省からきたという陳さんの三輪車は、五輪マスコット「フーワー」が上部にあしらわれた自慢のものだ。かなり商売繁盛しているらしく、「まずこれで客目を引ける」と満面の笑みで語ってくれた。2,3キロのところまでしか行ってくれないが、料金は2~3元(30円~45円)。北京においでの方は、安全性の問題もあるから、ちょいと「覚悟」して乗ってほしい。
側面には「フーワー」、天井には中国国旗が翻る
北京西部にある「世紀中華壇」では、北京五輪の招致からこれまでの歩みを振り返るパネル展が行われていた。中国選手ゆかりの品なども展示されており、公開初日の昨日は、家族連れやカップルなど大勢の人が訪れた。入場は無料で、門の前の窓口で、パスポートを提示して、チケットを受け取れる。入場制限があり、1日30000人しか入れないそうだが、インターネットで予約をすれば確実だ。
また中国のミニ国旗を掲げた車や「I love 中国」と書かれたTシャツを着た若者も数多く見かける。祖国が初めて迎える大イベントを心待ちにする市民たちの熱気が伝わってくる。もう北京は「オリンピック色」だ。
万国旗で彩られたカフェテリア(王府井大通り)
posted by asa8043 |16:34 |
北京五輪 |
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2008年08月03日
8月8日、北京五輪開幕式当日は夕立ち?
今日午前に行われた北京気象当局の記者会見で“衝撃の”?予報が発表された。
北京市気象局の王副局長によると、開幕式前後に断続的な雨が降る見込みで、北京だけでなく、サッカーやヨットが開催される他の都市も含めて、全国的に平年より雨が多くなるという。また気温も高めとなるそうだ。
そして、問題の8月8日について、「晴れのち曇りで、夕立ち、場合によっては雷雨が降る模様。気温は30度~32度」という。
さて、ここで出てくるのが、中国の科学の粋を集めた「人工消雨」作戦である。
昨日、北京市の気象関係者が「仮に小雨程度が降るようならば、我々の科学的方法(筆者注:人工消雨)を試してみたい」との意向を明らかにした。
現段階では、気象予報の精度はまだそれほど十分ではなく、結論を出すのは早いため、当局は6日に改めて記者会見を開き、具体的な天気予報、そして「人工消雨」を行うか否かについて、発表する見込み。
日本ならば、てるてる坊主でも作って、祈りながら晴れを待つのだろうが、世紀の大イベントのために、大自然にまで働きかけてしまうというのは、改めて中国のポジティブさを感じる・・・。ただ「本当にそんなことしていいの?」という直感的な疑問は残るが。
posted by asa8043 |16:02 |
北京五輪 |
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2008年08月02日
北京五輪に向け、続々と北京入りする日本選手の先鋒を切ったのが、競泳男子平泳ぎの北島康介(日本コカ・コーラ)。その彼が選手村での食事について「今まで(の選手村)で一番うまい」と発言した。これについては、日本でも大いに話題になったそうだし、中国でも、現地メディアが取り上げ、大きく報道された。飯は粘り気があり日本人好み、味噌汁もダシが効いていて・・・ということで、各選手にも評判がいいようだ。
さて、私が一連の「北島発言」で疑問に思ったのはメディアの取り上げ方である。
事前にJOCが選手村の“レシピ”を入手し、作った味噌汁がダシの入っていない酷いものだったそうだ。これと「比較して」うまかったという・・・
この「日本側が(ある意味)“勝手に”作った味噌汁」に比べて、「選手村の“本物の”味噌汁」が「意外にうまかった」というのは、比較するものが本末転倒で、何だか論理的におかしいような気がするが、それはさておき、指摘したいのは別の点だ。
この発言についての各新聞の報道を見ていると、一様に「意外に好評」「不安があったが・・」などなど、「思いもかけず」“うまかった”という取り上げ方がほとんど。直接はその不安に言及しなくとも、概して、中国側のサービスに対して、「否定的」なイメージが先行した伝え方ばかりだった。
確かに、ここ最近、中国食品に対する安全問題が取りざたされており、日本国内でも深刻な不安が広がっている。食品流通のグローバル化が進む中、他国の食品安全の問題は、決して他人事では済まされないのは当然だ。もともと持っている「中国食品への不安」が今回の報道の視点が生み出したのだろうが、私は非常に視野の狭い見方だと感じた。
実は、中国では米飯は食べるが、どちらかというと南方地域(上海以南)が主で、特に北京や河北省、山東省などでは、あまり一般的な主食とはいえない。また南方で食べられる米は日本の米とは異なり、少しパサパサした感じのものが多い。中国国内では東北部で、日本米に近い粘り気のある米を生産しているが、決して普遍的なものとはいえない。
そして、もちろんのこと、味噌汁など全く食べられない。最近、北京などの都市部で日本料理店が多く見られ、日本食がかなり一般的になってきたが、それでも味噌汁は「塩っ辛い」といって嫌う中国人が多いのだ。
ここで、我々がはっきりとさせておかなければならないのは、世界各国から数多くの国々がやってくる北京五輪で、たった一国の選手団が食するに過ぎないであろう「味噌汁」を選手村が用意し、それを北島選手らに「うまい」と言わせたことの意味合いである。
私がこの発言を聞いたときに、真っ先に感じたのは、決して全ての日本メディアが伝える「意外だ」という感覚ではなかった。それは、中国側の徹底したホスピタリティー(もてなし)の心である。
アテネ五輪では、極東の小さな島国のために、わざわざ「おいしい味噌汁」を用意することなど、運営側は微塵も考えていなかった。
では、中国はお隣の国だから、「味噌汁」を用意するのが当然のことなのだろうか・・・。中国の「もてなし」の結果である味噌汁を“上から目線”で「“意外に”うまい」と講評することが妥当なのだろうか。それを日本を代表する大メディアが軒並み、おなじ視点で語っているところに、今の日本のオリンピック報道、そして中国報道のいびつさを感じるのは私だけだろうか。記事のうち、一つとして、中国側が「おいしい味噌汁」を用意したホスピタリティに敬意を表する視点から書かれた記事がなかったことが私にとっては意外であり、残念に思うのだ。
私は過去3年間、五輪の運営スタッフが各方面で、懸命の準備を進めてきたことを知っている。もちろん、五輪を開催する以上、懸命の準備をするのは当然だ。だが、「だから味噌汁くらい用意して当然」なのだろうか。
おそらく、日本メディアからすれば、北京五輪を通して見えてくるのは(見たいのは)「五輪を国威発揚に利用しようとする脅威の大国、中国」という“国家像”だけなのかもしれない。けれども、日本の皆さんには、ぜひ想像力を働かしてほしい。この北京五輪の向こう側、表に出てこない場所にどれだけの人たちがいるのかを。
実は、北京五輪もやっぱり“人”が作り上げているのだ。人が努力し、悩む・・・。五輪テスト大会を運営するスタッフの昼夜を問わない努力、改善への工夫の連続、毎日の苦心の過程の一端を見てきて、私は心から敬意を表する気持ちで一杯となった。
そして、お隣の国、日本の選手たちに最大のもてなしをしたい、という思いで、一杯の味噌汁を作り上げる・・・もちろん味噌汁を作るのは人間・・・日本メディアが矛先を向ける「国家権力」ではないことを改めて指摘しておきたい。
念のために言っておくが、北島選手は自ら「“意外に”うまい」などという不遜なことはいわない。一流のアスリートが主催側の用意した食事をそんな失礼な表現で形容するはずがない。それを伝え手の側で歪めたニュアンスで伝えることは、外国報道の本質を損なうのだが、なぜか中国報道では、「それがよし」とされているように思えてならない。
たかが味噌汁、されど味噌汁・・・この北島発言は非常に単純な例だが、これに象徴される問題の根は深い。もちろん、ネガティブ報道をするなという気など全くない。中国は国際基準に照らして、改善すべき問題が山ほどあり、それを外国メディアが指摘することは「中国市民のため」にも非常にプラスになる。
だが、一連の中国報道にかかっている得体の知れないフィルターは今すぐにでも取り外すべきだ。近視眼的に先入観を持って見るのではなく、もう少し広い目で見てはどうか。国内報道なら当然の、この視点が、こと中国報道になると、一辺倒の「上から目線」になるのはどうしてだろう・・・。
8月8日から、中国の人たちが懸命に作り出そうとしている大イベントを世界のみんなで見守り、良き点には素直に拍手し、そうでない点は、あるがままに言おうではないか・・・。決して省くことなく、歪めることなく・・・。それこそが両国の理解につながると思うのだが、どうだろう。
posted by asa8043 |23:14 |
スポーツコラム |
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2008年08月01日
市民が待ちに待った都市間交通の「要」がようやくスタートした。
北京と天津を30分で結ぶ高速鉄道が今日、運行を開始。午前中には発着駅となる北京南駅と天津駅で開始式典が行われ、その後、天津からは昼12時25分、北京南駅からは12時35分にそれぞれ第1便が発車した。両便ともチケットは前日で売り切れており、満員の乗客とともに、スタートを祝った。
北京・天津間は、かつて「近くて遠い都市」であり、わずか120キロほどしか離れていないにもかかわらず、交通が不便だった。自家用車かバスで高速道路を走れば、少なくとも1時間半~2時間ほど。また列車も同じくらいの時間がかかり、しかも一日数本しか運行しておらず、日帰りさえ不便な場所となっていた。
しかし、去年から同区間に高速鉄道が走り、北京駅と天津駅を1時間で結び、高速化の幕は開けた。さらに、8月1日から、最高時速350キロの鉄道が30分で結び、ラッシュ時で15分おきに発車するようになり、天津・北京が「日帰り圏」どころか、「通勤圏」になった。その意味で、両都市にとって、画期的な出来事といえるだろう。
私もこの記念すべき列車に乗るべく、発車駅の北京南駅に向かった。文字通り、北京南側にあるこの駅は、もともとは地方行きの列車の発着点となっていたが、交通の要所となっている北京駅、北京西駅と比べると決して規模の大きい駅ではなかった。しかし、この高速列車の運行に向け、大規模な建て替え工事が行われ、てんとう虫型の近代的なデザインの駅に生まれ変わった。
厳しくなっている安全検査を抜け、中に入ると、まるで空港のようなつくり。各列車によって、改札口そのものが異なり、それぞれの表示にしたがって、15分前から改札が始まる。
チケット売り場は外国人向けや五輪向けなどがあり、われわれにも優しい。また自動券売機も設置されているので、中国の切符売り場で毎回うんざりする「押し合いへし合い」がなく、スマートに切符が買える。
記念すべき「第1便」に乗る・・・
改札を終え、ホームに降りると、列車がすでに入構して、我々を待っていた。以前の「D号」と呼ばれた高速列車と見た目はまったく変わらない。
だが、初日ということもあって、中は清潔に保たれており、気持ちよく、乗車できた。
こちらは2等車、58元(約800円ちょっと)
1等車は69元(約1000円)、2列シートで幅も広く快適。車掌さんも少し丁寧に扱ってくれる(ような気がする)
発車から15分ほどで、今日の最高時速349キロに到達。その後、徐々にスピードを下げていき、30分ちょうどで天津駅に到着した。あの1時間半かけて向かっていた道のりがいったいなんだったのだろうと拍子抜けしてしまうほどの時間である。
天津駅も、真新しく改築され、今日がお目見え。こちらも北京南駅に負けず劣らず、中はモダンな作りで都会的な雰囲気だ。一方、外観は何となくノスタルジックを感じさせるもので、このギャップが何ともいえない。
天津駅の構内も洗練された作り
新駅初日とあって、多くの天津市民が見学に・・・
バスターミナルも新設され、真新しいバスが何台も並んでいた。聞けば、全て今日が「使い初め」なんだそうだ。今日から、路線番号とコースが全く変更になったため、乗客も少し戸惑いながら、乗車しているようだった。
天津市は日本代表も試合を行うことになっているサッカー会場。北京と同じく、市内には五輪マスコットの人形やポスターにあふれ、あちこちに五輪をテーマにした花壇が作られていた。
また今日から、天津市では聖火リレーも始まっており、天津駅の前はリレーに備えて、コースが作られていた。ここもオリンピックムードがぐんぐん高まっている様子を感じ取れた。
今月7日と10日、この天津のオリンピックスタジアムで、サッカー日本代表が戦うことになっている。観戦を予定されている方も多いだろう。また北京にいったん入って、天津に、と考えている方もかなりいると思う。異国、しかも何かと不便の多い中国で、都市間の移動について不安に思ってらっしゃる方がいるかもしれないが、こと天津行きに関しては、全く問題ないといえよう。本数もかなりあるので、少し早め(3日前から発売)に手に入れることを心がければ、ほぼ問題なさそう。ただ大会期間中は、想像できないような事態も起こりうるので、絶対とはいえないが・・・。
天津での観戦の際は、ぜひ、北京市民“悲願”の高速鉄道に乗車することも考慮に入れて、プランを立ててほしい。
おまけ・・・北京南駅の掃除風景
posted by asa8043 |23:08 |
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2008年08月01日
五輪を前に、天安門広場が花いっぱいに・・・。
北京五輪の開幕を控え、中国政治の中心地、天安門広場では色とりどりの花4000万株で作った花壇がお目見え。公開初日の今日は、夏休み中の子供たちなどの歓声が上がっていた。
この天安門広場の花壇は1986年から始まり、毎年、国慶節(中国の建国記念日)からの連休に、行われている。年々、花壇の形は趣向をこらしたものとなり、その年に話題となった事物をテーマにした花壇が好評を呼んでいる。
そして今年はオリンピックイヤーということもあり、2ヶ月間前倒しして、今日からスタート。これまでで一番長い3ヶ月間、天安門広場で展示される。
今日は朝から多くの親子連れや地方からの観光客がつめかけ、周囲は、入場を待つ人たちでいっぱいとなっていた。現在、天安門広場は入場規制を行っており、決まった時間以外は入場することができない。しかし、あまりにも多くの人たちが集まったため、当局は予定の10時より、10分前倒しして、9時50分に開門。子供たちが“一番乗り”して、色とりどりの「オリンピック花壇」を楽しんでいた。
入場開始前・・・市民たちが今か今かと開場を待つ
開場と同時に”駆け足”の市民たち
中央には、北京五輪のシンボルマークである「中国印」を象った花壇がある。高さ7.81mで、マーク部分は20万個あまりの電飾で作られ、夜は美しく広場を照らす。これを周囲40mの花壇で囲み、小さな池が配置してある。
また広場東側には「5大陸4つの海が迎える北京五輪」をテーマにした巨大な花壇。北京五輪のスローガン「一つの世界 一つの夢」が大きく書かれ、世界地図などが描かれている。
「中国らしい」巨大で、派手な色使いの花壇・・・ぜひ北京においでの際はごらんいただきたい。なお、大会中は規制がより強化されるため、注意が必要だ。
まず8月17日、24日はマラソンのスタート地点となるため、その前日と合わせて、全て立ち入り禁止となる。それ以外の日は朝6時~10時まで、別の活動が行われるため、入場できない。見学はそれ以外の日にち、時間帯を選んでほしい。お勧めは夜。美しくライトアップされた天安門と一緒に「中国ならでは」の風景を堪能してほしい。
ただ連日、大混雑することだけは覚悟したほうが・・・
posted by asa8043 |22:29 |
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2008年07月31日
開会式の内容が暴露?
29日、北京五輪の開会式リハーサルが行われたが、その詳細について、「国家機密」級の厳戒態勢がとられたにもかかわらず、韓国メディアが内容を暴露。物議をかもしている。中国新聞社など、各メディアが伝えた。
記事によると、詳細を暴露したのは韓国の3大テレビ局のSBS。この開会式について「内容は想像を超えていた。規模は大きく、数千名によるパフォーマンスは圧巻。非常に統一のとれた芸術作品に仕上がっており、まるで巨大な絵画をみているようだった。まさにチャン・イーモーのいうとおり、素晴らしいものだった」とし、そのパフォーマンスの内容などを暴露した。
SBSの放映した映像は2分09秒。無数の太鼓が鳴り響くなか、開幕に向けた「人文字」カウントダウンから始まる。そしてレーザー光線が飛び交う中、空中から、孫悟空が登場し、フィールドには一本の巻物が登場する。音楽が鳴り響く中、巻物は広げられていき、そから3人の演じ手が登場し、太極拳、京劇などの中国伝統の芸術を披露するという具合だ。
ただ、「最大の機密」である聖火の点灯については「依然として分からない」としている。
この件について、中国のインターネット上で物議をかもしている。「恒例の」韓国の国民性批判が非常に多く、また「秘密を守れないのはやはり道徳のない証拠」と”秘密漏洩“自身を非難する声も多い。またその中で、「問題なのは北京組織委。あれだけ多くの人にリハーサルを見せて、秘密が漏れないわけがない」と真っ当な意見もあった。さらに今回、会場に入場できたのは関係者やその家族、軍人などだけだったため、一般市民の不満は非常に大きいようだ。
posted by asa8043 |11:37 |
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2008年07月31日
8月8日の北京五輪開幕を控え、開会式の最終リハーサル1回目が7月30日夜8時から国家体育場(愛称:鳥の巣)で実施された。
今回の最終リハーサルは観客の入場が許される“公開型”。ただし、会場にはカメラ、ムービーはもちろん、カメラ機能機能つきの携帯電話の持ち込みも禁止され、午後6時から行われた入場者を対象にした安全検査には、30m以上の長い列が出来た。これは、開会式の詳細について国家機密級の保護を行っていることからくる。ただ、「秘密」のわりには、7万人の観客を入れたことによって、韓国メディアがその詳細を暴露してしまうという「大事件」が起き、今、中国では大論争となっている。その点については後ほど・・・。
持ち物検査には長い行列
武装警察のものものしい車が行きかう
会場の周辺には、6時過ぎからスタジアムに入りきれない市民が続々と集まり、リハーサルが始まる8時前には、周辺道路の歩道橋上には人が殺到。車を止めて歩道に人が集まり、路上駐車で道路が大混雑するなど、大きな混乱を招いた。周辺には警官が配備され、市民の誘導に当たったが、膨大な数の市民がやってきたため、なすすべないという感じだった。
スタジアムに入れない市民は会場の外で・・・
なお、最終リハーサルは、8月2日と5日にも行われる予定となっている。
posted by asa8043 |11:08 |
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2008年07月30日
セキュリティチェックがまた一段と厳しくなった・・・
30日朝、いつものように地下鉄駅に入ると、安全検査を担当する係員が手招きして、手荷物検査の場所に誘導された。これまで、大型バックや袋を持っている場合は、ほぼ100%検査を受けさせられるが、小型のバックやリュック程度ならば、ランダムに指名されて検査を受けるという仕組みだった。「運が悪かったか」と思いながら、検査場へ向かうと、そこには長蛇の列が・・・。実はこのほど、地下鉄の全ての駅で、乗客全員に対する持ち物検査が始まったのだ。五輪を前に、安全確保を徹底するのが狙い。小型のハンドバックでさえ、X線を通さなくてはならなくなる。
行列を並ぶ市民はいずれもイライラの表情。それもそのはず、時刻は8時過ぎ。朝の忙しいときにホームに入る前に立ち往生させられるわけだから。出勤時間まで決して余裕があるわけではない私も、あせる気持ちを抑えながら、行列に並んだ。
今月20日から、自家用車のナンバー規制が始まり、多くの人たちが地下鉄通勤に切り替えた。公共交通機関の利用は、それ自体、推奨されるべきことだし、深刻だった市内の渋滞が緩和したことは、喜ばしいニュースだ。だが、一方で、地下鉄は史上かつてないほどの込み具合を呈している。
駅によっては、ホームに乗客が入りきらず、危険を防ぐため、駅への入場制限を実施するところも出ている。地上からの入り口から入場規制を行うため、歩道や歩道橋などに行列がズラリと出来ているということも珍しくない。初めてこの行列を見たときは、人気レストランでもオープンしたか、と思ったものだ。同僚は、地下鉄に乗るまでに30分もかかる、と愚痴をこぼしていた。安全強化は市民にとっても必要なことではあるが、これだけ乗車に時間がかかると、文句の一つも言いたくなる。
前に並んでいたOL風の女性に話しかけてみた。すると彼女は「少し早めに出ればいいけど、それも、なかなか出来ないのよね。ほんと迷惑だけど、しょうがない」とあきらめ顔。それもこれもオリンピックのため・・・で様々な不便も甘んじて受けるしかない・・・というわけか。
地下鉄の安全検査はいっそう厳しく・・・
posted by asa8043 |17:09 |
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