2010年02月28日

”お騒がせ”王濛の成長に脱帽~ショートトラック

 バンクーバー五輪は大詰め。
 ショートトラックスピードスケート女子1000メートル決勝では、中国の王濛が1分29秒213で優勝を飾り、500メートル、リレーに続き3冠を達成した。これにより、女子ショートトラック4種目の金メダルは中国勢が独占したことになる。

 それにしても王濛は強かった。
 
 決勝では中盤に先頭に立ち、その後は一気に仕掛けての勝利。かなり重い症状の風邪で、のどの痛みを訴えていて、その心配が影響されていたが、「精神力」と「底力」で1000メートルの栄冠も勝ち取った。

 「勝って当然」という自信にみちたしぐさはいつも通り。開幕前から強気な発言を繰り返し、その言動が世間を騒がせてきた王濛だが、この日の試合後は、何か大きなものから解き放たれた・・・ほっとしたような表情も見られた。

 2007年の冬季アジア大会では、「勝てなかったのはコーチのせい。代表チームにいても意味ないから故郷に帰る!」と試合直後に言い放ち、囲み取材の記者を茫然とさせた彼女。その後、幹部の前で反省文を書き、朗読させられるなど、屈辱的な処分を受けた。

私も「お騒がせ王濛」などと呼んで、批判の眼差しで、記事に取り上げた。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/18
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/20
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/45

だが、その後の彼女の変化は、今大会の1000メートルのレース後のインタビューに表れていた。
 
「きょうの私は精神力以外、何もいいところがなかった」と厳しい自己評価。そして「私の3つの金、あと周洋の金・・・4つの金メダルは決して自分だけのものではない。代表チームみんなで勝ち取ったものだ」
 
 ごくごく優等生的なコメント・・・。他の選手ならば、我々もさほど気にもとめない言葉。だが、“あの”王濛から出てくるその言葉の価値はちょっと違う・・・。

 そういえば、あるメディアは以前王濛のコメントの中に以前は「我(わたし)」という主語が多かったのだが、今回の五輪では「我們(わたしたち)」が多くなったとも報じていた。

 代表の李琰コーチは「王濛は精神的に大きく成長した。全く別人といってもいい」と言っていた。選手たちに厳しい自己管理を求め、過酷なトレーニングを課すことで知られる李コーチのもとで、バンクーバーを目指した4年間。他の選手・コーチ、スタッフの全てに支えられて、スケートリンクに立っていることを痛感し、それがそのまま、言葉になって、メディアの前で出たのだろう。多くの力に支えられていることを知り、さらに類まれな精神力をはぐくみ、そして天性の身体能力とセンスを磨いた彼女は、本当に強かった。最後は病を押しのけてしまうくらいの気力で滑り切ることができたのも、この4年間の成長があったからこそだ。

 これで五輪での金メダル数もかつての女王、楊楊も抜き、名実ともにショートトラックの女王となった。今年24歳。

 「次」の方向性が気になる年齢でもあるが、さらに一歩円熟味を増して、進化を遂げた王濛を次の大舞台で見てみたいと願っているのは私だけではないだろう。


王濛(24歳 167センチ・58キロ)
 黒竜江省七台河市出身。500、1000メートルの世界記録保持
 者。トリノ五輪で500メートルの金メダリスト。世界選手権優勝4度 優勝。

posted by asa8043 |07:51 | 氷上競技 |
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2010年02月24日

中国スーパーリーグが1週間遅れで開幕~八百長事件の影響

  八百長事件に揺れる中国サッカー最高峰のスーパーリーグ(日本のJ1)。その開幕日が1週間遅れることになった。中国サッカー協会が昨日決定したもので、元々は3月20日だった開幕日を一週間遅らせ、27日開幕となる。日刊紙「京華時報」などが伝えた。
 
  中国スーパーリーグは先日、八百長事件に関わったとされる2チームに降格処分が課されたばかり。
 
  当初は予定通り開幕するとの方針で準備が進んでいたが、公安当局の捜査が春節間際にずれ込んだにも関わらず、サッカー協会は春節休み直前で、不正を行ったチームを処分するための全体会議が開けなかった。結局、紀律委員会が開かれたのは、春節後で、その分、開幕を遅らせざるをえなくなったものとみられる。
 
  なお報道によると、毎年1か所で行われる開会式について西安か北京のいずれかになる見込みとのことだ。
        

posted by asa8043 |21:06 | サッカー |
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2010年02月23日

悲劇!サッカーチームが”消滅” そのとき選手は・・・

 「八百長事件」に端を発してチームは消滅の悲劇・・・「自業自得」でもあるが、行き場を失った選手たちに何らかの救済策はないものだろうか。

  中国サッカー協会は先日、事件の中心となったとみられる3つのクラブに対して、処分が明らかとなった。スーパーリーグ(日本のJ1)に所属する広州と成都については甲リーグ(J2)への降格。甲リーグに参加している青島海利富は「参加資格の抹消」という厳しい処分が明るみに出たのだ。

 「降格」はまだ“再起”の機会があるからいいとして、気になるのは「参加資格の抹消」がされた青島。会社でいえば、「更生法適用」を飛び越して、いきなり「清算」されたような、いわばチームに対する「死刑宣告」が下されたことになる。

 22日、新華社が伝えたところによると、青島市内の海利富クラブの事務所と選手寮はすでに「もぬけの殻」。すでにチームは「消滅」していたという。

  当直の警備担当者によると「19日に選手が全て寮を出て、コーチも職員もすべていなくなった」とのことだ。
 
22日現在、フロント、監督などチーム関係者の携帯電話も電源オフ状態。どこに行ったのか誰もわからない状態だそう。
 
 悲劇なのは訳もわからず所属チームが「消滅」した選手たちだ。
チームは去年のリーグ戦終了後も、来季に向けて練習を行っていたことは分かっている。ある選手によると、「春節(2月14日)後、クラブと一切連絡がとれなくなった」という。「チームの誰とも連絡がとれなくなった。あとは待つしかない」となす術がないようだ。

 また選手の給与も3カ月分が未払いとなっていることも分かった。さらに賞金関係や選手たちが身分保証のためにチームに預けておく「保証金」も未返還。すでに選手の「移籍期間」も終了しており、何らかの特例措置がなければ、選手たちの行き場は全くゼロというわけだ。

 中国サッカー協会の担当者は「処分が正式に決定すれば、何らかの措置をとる」としているが、その見込みは立っていない。

 この件は、まだまだ進行中であり、今後の詳細はまだ分からない。選手たちが不正にどの程度関与していたのかも捜査当局の発表以上には分らないし、不正をチームぐるみで行うようなチームに所属していたこと自体が「自業自得」という人もいるだろう。

 だが、中国でも日本でも、最後に「バカを見る」のは「底辺を支える人たち」であることには辟易してくる。もしかしたら、逮捕の難を逃れ、「失そう」したチーム関係者は巨額の裏金を作り上げて、どこかに“高跳び”したのかもしれない。巨悪の根源を断つために大ナタをふるい、チームそのものを解体する・・・そこまでは“英断”といえよう。だが結局、行き場を失って途方にくれるのは選手たちだけ、というのは、どうも納得いかない結末だ。
 
今シーズンはもうまもなくやってくる。選手たちの移籍に便宜を図る等、中国サッカー協会の迅速な措置が待たれる。

 青島海利富クラブは1998年創設。2002年に乙リーグ(日本のJFLに当たる)に参戦し、昨季まで甲リーグに所属していた。去年末、チームトップが捜査当局に拘留された。

posted by asa8043 |10:38 | サッカー |
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2010年02月22日

中国サッカー「八百長事件」チームを厳重処罰へ

 中国サッカーリーグの「八百長事件」に関する処罰について、中国サッカー協会の紀律委員会は21日、事件に関係したとして公安当局の捜査を受けた3チームにそれぞれ降格などの処罰を下したということだ。新華社などいくつかのメディアが伝えた。

 それによると処分されたのは、スーパーリーグ(日本のJ1)の広州医薬・成都謝菲聯と甲リーグ(J2)・青島海利富の3チーム。このうち、広州と成都はスーパーリーグから甲リーグへ降格。また青島はリーグ参戦資格そのものを取り消しと罰金20万元(300万円)が課されたという。

 報道によると、これらの処分はすでにクラブ側に伝えられており、22日に北京でクラブ代表への意見聴取が行われる見込み。その後、国家体育総局(スポーツを管理する国家機関)の同意を得て、処分が正式決定することになる。

 またこの処分について、成都のチーム上層部は「ファンに申し訳ない。ゼロからスタートするつもりで、スーパーリーグを目指したい」とコメントしているということだ。

 なお広州と成都がスーパーリーグから抜けたあと、来シーズンのリーグ戦がどうなるかについて、関係者は「詳細は未定」とのこと。スポーツサイト「新浪体育」の調べでは、運営サイドとして来季、「チーム数16」の方針は固まっているものの、「甲リーグの3位と4位の昇格」なのか「今季降格組(杭州・重慶)の昇格」なのかは決定していないということだ。
             

posted by asa8043 |03:10 | サッカー |
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2010年02月19日

フィギュア金メダルペアが引退表明

「金メダル夫妻」が引退へ・・・

 バンクーバー五輪で悲願の金メダルをとったフィギュアスケートペアの申雪・趙宏博は現地で行われたイベントの中で、正式に引退を表明した。新華ネットなどが伝えた。夫妻には来年、子どもが誕生する予定だという。

 また二人の「生みの親」であり、フィギュアの名コーチとして知られる姚浜氏もこれを了承しているとのことだ。

 姚浜コーチはさらに「仰天プラン」も披露した。

 帰国後、二人の「引退式」と「結婚披露宴」を同時に挙行するというのだ。二人は結婚後もアイススケートショーなどの仕事に忙しく、式を挙げることが出来なかったから・・・とのこと。

実現すれば、前代未聞の金メダルを引っ提げての超豪華な挙式&引退式となりそうだ。
             

posted by asa8043 |07:41 | 氷上競技 |
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2010年02月17日

スケート中国の「ビデオ撮影」騒動 冬季五輪

熱戦が続いているバンクーバー冬季五輪。自他ともに認めあう中国と韓国が思わぬ「場外戦」を演じて、メディアの報道合戦が続いている。

 報道などによると、現地時間14日、スケート中国代表のチーム関係者が、韓国のショートトラック公開練習をビデオ撮影しようとしたところ、韓国側がこれを「制止」。中国側は、それでも撮影をやめようとしなかったため、ついに韓国のコーチは「激怒」して水の入ったペットボトルを投げつけた・・・という“事件”だ。韓国は重要視している女子リレーの試合を前に、作戦を練る重要な練習だとして、撮影をしないよう、求めていたという。

 スピードスケート界で王者として君臨する韓国。ただ中国も、女子スピードスケートの王濛を始め、近年力をつけつつある。このライバル関係は、色んな意味で激烈だ。

 一部報道によると、韓国も中国側の練習を「ビデオ撮影」していたという。メディアを巻き込んでの今回の騒動だが、私は激戦を前にして、互いに相手をけん制しあう「水面下の心理戦」と捉えたい。

 実際、韓国側が行っていたのはあくまで公開練習。メディアの取材や撮影は許されており、この場で、リレーで最も重要な「戦術」を練っていたとはとても考えられない。公開練習の場は、あくまで選手たちが現地の氷の状況を確かめる確認作業に過ぎないのが一般的だからだ。だが、ここに中国はビデオカメラを持ちこんだ。韓国は事前に「撮影中止」を要望していたようだが、メディアにも公開されている状況では、撮影自体はルール違反とはいえない。「モラル」に求める声もあるが、相手側の練習を妨げる行為をするならともかく、その練習をビデオ撮影することくらいは、いまどき日常茶飯事。王者・韓国がこれに執拗に噛みつくというのは、むしろ両チームの「心理戦」がかなりのレベルまで来ているということの証なのだ・・・と、現地にいない門外漢の私はそう考える。

 ただそうはいっても、韓国のコーチが怒りにまかせて、ペットボトルを投げつけたというのは、いかがなものだろう。これもまた、あえて中国側を感情的にさせるための“作戦”なのだろうか。だが、当日の様子を聞く限り、そうとも思えない。感情の高ぶりが激しい韓国の方らしいといえばそうだが、暴行行為を働いてしまっては「心理戦」の勝利は望めない。常勝・韓国ならば、どっしりと受けて立ち、相手方の「ビデオ撮影」など目もくれず、最高のパフォーマンスを晴れの舞台で披露してほしいと思う。

 いずれにしても、真剣勝負の舞台裏には、この程度の騒動があったほうが面白い・・・と思うのだが、無責任な物言いだろか。

posted by asa8043 |16:40 | 氷上競技 |
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2010年02月16日

フィギュア「中年の星」中国ペアが歓喜の金

 「金」のために復活したペアが遂に成し遂げた。

 日本時間の16日、バンクーバー冬季五輪のフィギュアペアのフリーが行われ、SPで世界最高点をたたき出した中国のベテラン申雪・趙宏博組が216.57点で金メダルを獲得。さらにSPでやや出遅れた龐清・トウ健組がフリーでは完璧な演技を見せ、銀メダルを獲得し、中国勢がワンツーフィニッシュを飾った。

 一度は引退したものの「金」のために復活したアスリートは決して珍しくはない。「よくあること」と片づけることは簡単だ。だが五輪の大舞台で、本当に「金」を実現させてしまうアスリートが何人いただろう。

  私は3年前、かつて彼らが世界フィギュアを最後に引退を表明したあと、「3年後のバンクーバーで奇跡を見たい」と書いた。(http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/53)
  本当に魅力的なペアだった。だが、正直、本当に申雪・趙宏博組は「奇跡」を成し遂げるとは思わなかった。
 
 「世界一ダイナミックなペア」「テクニック世界最高」・・・かつて彼らの演技はそう評された。だが、トリノでは直前に趙宏博がケガをするなど運に恵まれず、3度の世界制覇をするも、五輪の金メダルには届かず。後ろ髪ひかれる思いで引退。だが「やっぱり五輪の金を」と五輪直前に復帰し、夫婦別れて代表合宿に参加して、今回に備えた。
 
 そして迎えたバンクーバー。4度目の五輪の舞台で、きょうのFPでは、わずかにミスが見られたものの、昨日のSPは完璧な演技。力強さ、しなやかさ、動きのこまやかさ、リズムの良さ・・・全てにおいて、他のペアを圧倒していた。長いブランクを全く感じさせない堂々とした演技を世界最高の舞台で披露したと思う。
 
 引退から復帰を果たし、表舞台に立つことは、とんでもなく大きなプレッシャーを受けることになる。だが、趙宏博と申雪の演技を終えた時の表情は印象的だった。フィギュアに限らず、他の中国人アスリートは何かに追われるような表情で演技をする。13億の国家を背負う、というプレッシャーは我々に想像つかないほど巨大なものなのだろう。だが昨日と今日の申雪・趙宏博は確かに緊張はしていたが、「何かに追われる表情」はみじんも感じさせなかったと思う。まさに五輪の大舞台を「楽しんで」演技をしていた。

 晴れ晴れとした表情で、自らの長いフィギュアの歴史で培った動きを一個一個、確かめるように、つま先から指先まで、全てのこまやかな動きに「気持ちを込めて」演技をしている・・・その思いが伝わってきた。まさに中国人アスリートの集大成を見るかのような演技だったと思う。

 目標だった金メダルを手にして、二人の今後が気になる。試合後はとりあえず引退を口にしなかったようだが、代表から身を引くことは間違いないだろう。五輪前、封印された夫婦水入らずの生活もしばらくは楽しんでほしい。

 だが、その完成された技をひっさげ、改めてプロスケーターとして、我々の前に現れてくれることを願っている。趙宏博は私の同い年で誕生日も一日違い。勝手に親近感を抱いている私にとって、彼は「希望の星」でもある。

 「中年の星」スケーターには、まだまだ氷の上が似合う。

二人の紹介はこちら(ただしデータは古い)
  http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/10

そのほか参考記事
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/81
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/531

posted by asa8043 |21:29 | 氷上競技 |
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2010年02月15日

中国サッカーの「特効薬」となった優勝

  中国代表にとって、今大会は計り知れない「特効薬」となるかもしれない。

  サッカー東アジア選手権は昨日閉幕。中国が2勝1分で優勝を果たした。

 W杯直前に東アジアでこじんまりと行う大会。日本代表からすれば、欧州やアフリカ諸国などとしっかり練習試合を戦って、シミュレーションをしておきたい時期に実施された今大会だが、W杯という目標のない中国代表にとってみれば、この優勝という結果の意味は大きい。

  「次の次」のW杯への挑戦を担えるであろう元気のいい若手が登場してきた中国代表。日本にとっても中国・韓国にとっても「どうでもいい大会」となりかけていた東アジア選手権を「勝利を欲する大会」に変えたのは、まさに若い中国代表の頑張りだったといえる。

  これまで国家代表に対し、「罵詈雑言」を浴びせるのも飽きて、「あきらめ」や「沈黙」ムードが漂っていた中国サッカーファンだが、この優勝で状況は一変した。たった一個の、しかもアジアでの優勝が・・・とも思えるが、ファン心理とはそのくらい単純なもの。そして、その単純なファン心理こそ、実は一国のサッカー文化を支える重要なものなのだ。その意味で、今回の東アジア選手権は、「瀕死状態」だった中国サッカーに特効薬となった大会である。
 
  実際、大会前の中国国内ははっきりいって、あまり関心が高くなかった。W杯出場もできず、五輪では惨敗。その後も、「八百長疑惑」でサッカー協会トップ、チームの役員・選手が次々と拘束される中、全国放送のCCTV(中国中央テレビ)からは「中継はマイナス要素が大きい(同社幹部の発言として報道済み)」などの理由で中継を見送られた。中国サッカーファンの「支持率」は究極のところまで落ち込んでいた状況といえよう。

  だが、大会ではその空気が一変。日本代表に「堅守」で0-0の試合をし、韓国代表に対しては得意の速攻が見事当たって3-0の大勝。ちょうど旧暦の正月(春節)を14日に迎えた中国にとって、ビッグでサプライズな贈り物となり、一方、ネット上では、これらの試合を中継をしなかったCCTVに対して非難ごうごうの嵐が巻き起こった。エネルギッシュで容赦がなく、「少々、失礼なところ」もある中国サッカーファンの「復活」を感じた。
   
    ただ、歓喜に包まれる彼らも、一夜明ければ、国内サッカーの惨状に改めて目を向けなければならなくなる。八百長事件の「疑惑」はまだ残っており、スーパーリーグを予定通り開催していいのかという議論さえ、広がっているのだ。

  だが、今回の「特効薬」は瀕死の重症患者だった中国サッカーを「治療できる状態」まで回復させるものだった。

  もし仮に、この状態で満足して放置してしまうようなことが起きれば、まさに「元の黙阿弥」だ。

  中国サッカーは多くの人たちが気づいている通り、決して「アジア一流」ではない。それは今回の試合内容を見ていても明らか。高洪波監督も語るように「まだ学ぶべき点が多い」。この「二流」のサッカーを引き上げていくには、何としても国内サッカーの機構改革、クリーンなリーグ運営、そして草の根のサッカー人口増加による裾野の拡大、という「改革」を進めることが大切だ。だからこそ「八百長事件」に対しては、更なる徹底した捜査が必要だし、サッカー協会やチームはこれを進んで受け入れ、協力していくべきだろう。

  「特効薬」が効いている今だからこそ、強い姿勢での疑惑解明と体質改善を望みたい。
 

posted by asa8043 |08:42 | サッカー |
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2010年02月14日

サッカー中国監督「まだ日韓に学ぶべきところが多い」

サッカー東アジア選手権は最終日、まずは中国が香港を2-0で破り、2勝1分の成績で大会を終えた。

今夜の日本戦の結果次第で、優勝国が決定する。

中国・高洪波監督の試合後コメントは以下の通り。

「まずは代表チームに対する留学生や駐在の中国人サッカーファンの声援に感謝する。中国代表の成績が振るわない中で、応援してくれて、本当に感謝している。今日の試合は2-0で勝利できたが、いくつかの問題点もあり、まだまだ日本や韓国に学ばねばならないところが数多くある。

 今大会で中国が得たものは非常に大きい。日本・韓国との差も感じたし、一方で、このまま力をつけていけば、日本・韓国と十分に戦っていけるとも思った。改めて、選手たちに礼を言いたい。非常に苦しい試合で、練習で培ったものを出してくれた。ベテランの曲波や杜威の力も大きかったと思う。

 収穫は2点。ひとつは日本と韓国の個人技、戦術について、よく理解できたこと。もう一つは、我々自身の良さがどこにあるかが分かったことだ。これから自分たちのサッカーの良さを生かしていくことができれば、よりよい試合ができるようになる。」

posted by asa8043 |19:38 | サッカー |
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2010年02月14日

中国サッカー新監督にまた名前が挙がったアノ人

 サッカー協会のよっぽどのお気に入りなのか、それとも単なる本人の猛烈アピールなのか・・・

 元日本代表監督のトルシエ氏が東アジア選手権の中国戦に毎回現れ、メディアの注目を集めている。

 トルシエ氏といえば、中国の監督選びでは、おなじみの「候補」。

 直近では2006年の五輪代表、2007年の国家代表の監督選びでも名前が挙がり、一部のファンからはトルシエ待望論が巻き起こったこともあった。
  
参考記事:http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/131
       

日本のサッカー界での評価はともかく、日本を2002年W杯で躍進させたという経歴は、低迷する中国サッカー界にとって非常に魅力的なのだろう。それを知ってか知らずか、トルシエ氏がまたもや中国代表に「急接近」を見せ、「監督就任か」の憶測を呼ぶことになった。

 中国代表が韓国を破った試合後に、トルシエは中国サッカー協会の林暁華副会長にじきじきに出向いて、祝福するなどの行動・・・・また、以前、協会の韋迪会長が就任会見で「一流の外国人監督を招へいする」と明言したことなどもあって、今回の更なる騒ぎを呼ぶことになったといえよう。

 ちなみに、韋迪会長は、その後、記者団の質問に対して、「ない、ない」と重ねて否定。「トルシエ氏がなぜ試合を見ているのかは知らないが、彼とはなんの接触もない」と完全否定した。

 またその席で、代表の高洪波監督について「今、代表は変化を見せている。この段階で“監督選び”どうこうと言うべきではない。」と語り、高監督を全面肯定。日本と引き分け、韓国に大勝してから、代表への風向きは一気に変わっているため、この時点ではとても「監督交代」を口には出せないだろう。

 だが、数々の不祥事で「ゼロからの出発」をすべき今、そして代表への世論が上向いてきた今だからこそ、本当に「高体制」でいいのかどうか、目指すべきサッカーの方向性は何なのか、考えるべきだ。ただトルシエ氏・・・という選択はないと思うが。

posted by asa8043 |17:02 | サッカー |
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2010年02月12日

バンクーバー五輪、中国の旗手は?

 日本時間13日午前11時、バンクーバーで行われる冬季五輪の開会式。中国選手団の「顔」とも言われる旗手の候補者の名前が挙がった。新華社が選手団の事務局長の話として伝えたもの。それによると、フィギュアスケートペアの趙宏博、もしくは男子スキーエアリアルのトリノ金メダリスト韓暁鵬のいずれかに絞られた模様だ。

 旗手は今のところ最終決定はされていないものの「これまでの成績、影響力などを総合的に勘案して」決定するとして、トリノ五輪ではコーチ批判などで騒がせた王モウ(スピードスケート)、趙宏博、韓暁鵬の3人の名前を挙げた。

 このうち、スピードスケートについては、試合日程(13日夜から競技開始・現地時間)との絡みで、12日夜の開会式に選手が参加しないことが明らかとなっており、残るは上記の二人ということになる。

 このうち、趙宏博のフィギュアは14日夜と開会式に近く、22日のエアリアルに出場する韓暁鵬のほうが、日程的には「最有力」ともいえる。ただ報道によると、韓暁鵬は現在、開催地付近で合宿を張っており、まだ選手村には入っていない模様。

   個人的には2010年シーズンから「復活」し、初の金メダルを狙う36歳のベテラン趙宏博に「顔」を務めてほしいが、二人とも中国が「不毛」だった競技を一気に世界レベルに引き上げた「功労者」。どちらが旗手となっても、決しておかしくはないといえよう。

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posted by asa8043 |02:41 | スポーツ一般 |
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2010年02月12日

北京五輪でも八百長?

 台湾の八百長事件が北京五輪にも飛び火している。中国野球の「歴史的勝利」にも水を差された格好だ。

 台湾紙の新聞「中国時報」は11日、2008年北京五輪の野球で、台湾が中国に敗れた試合について、八百長グループ“雨刷集団”のメンバーが当時、中国に入国していたことが判明。検察当局が事件との関連について捜査を続けていると報じた。

 この試合、初出場の中国が延長12回、8-7で台湾にサヨナラ勝ちし、五輪初勝利を挙げたもの。3-3で「タイブレーク」に突入し、一旦は中国のエース呂建剛(元中日)が打たれ、4点を勝ち越されたものの、その裏に5点を奪って、大逆転で番狂わせを演じた。この試合は、その当初から台湾の野球ファンの間で「何かおかしい」とされ、80年代半ばから台湾野球界に蔓延していたとされる八百長疑惑と関係があるのでは、といわれていた。今回の報道が真実ならば、中国の「歴史的1勝」を汚す出来事となる。

 台湾の捜査当局の調べでは「出入国」に関する資料により、一連の八百長グループが北京五輪の開催前に中国大陸に入っていたことが確認されている。これが今回の報道の根拠になったと思われるが、実際に「八百長行為」を行ったかどうかは、直接証拠がなく、今のところ、捜査当局も立件に苦労しているということだ。

 この賭博事件では検察が2006年から2009年までの台湾プロ野球の試合について、すでに20人以上を起訴しており、組織的な八百長行為があったとして「台湾プロ野球最大のスキャンダル」とされている。

posted by asa8043 |02:14 | 野球 |
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2010年02月11日

中国サッカーの病巣・・その処方箋は?

ある人が、中国で一人の「プロサッカー選手」を育てるのに、どれくらいの費用がかかるかを計算したら、100万元(1500万円)ということらしい。

小学校を出てすぐに「足校」と呼ばれるサッカー専門スクールに入り、23歳でプロリーグ入りするという計算だ。毎年平均10万元(150万円)、このうち3割は学費、そして半分近くは指導者への「付け届け」に消えていくという。

日本の学校スポーツでも、遠征費用や何やで、力のある選手が一人前に育つのには家庭に相当な負担がかかることが以前から問題視されている。私には経験がないから分からないが、下手をすれば、総額で数百万円というレベルになる場合もあるのだろう。

だが費用はともかくとして、その内訳は中国独特だ。

半分以上が指導者への「付け届け」・・・要は「うちの子をよろしく」とばかりに、贈り物(多くは現金だろう。日本人ほど現金を送ることに抵抗感は感じていない)を指導者に送るということなのだろう。医者にまともに診てもらうのに「贈り物」は当然・・という社会だから、各年代のチームの指導者にしっかり面倒を見てもらうためには、現金を送るのは当然、という文化なのかもしれない。

指導者の給与は驚くほど安いから、そうでもしなければやっていけない、というのも正直なところなのかもしれないが、そんなやり方が続けば、本当に才能のある子どもも、貧乏な家庭に育てば、決して日の目をみないことになる。

日本でも多かれ少なかれ、そういう部分はあるが、さすがに費用の半分が「付け届け」ということはないだろう。日本人がそれを聞けば信じられない数字かもしれないが、中国生活が長かった私は決して驚かない。(個人的な話だが、婚姻届の受理に賄賂を要求された経験がある)

さて、話はサッカーに戻す。プロリーグの勝敗を莫大な金銭で買い取る・・・チームの役員、選手、そしてサッカー協会の役員までもそれに加担していた・・・驚くべき、そして悲しむべきニュースだが、「金で才能を育てる」文化が根付いている中国サッカー界では、決して意外な話ではない。そしてこの構造を改善せよ、といえば、それは「中国社会そのものの改革」につながってくるのであり、実は容易ではないのだ。

だが、このような体質が今の中国サッカーの低迷を招いていることはいうまでもない。かつて軍人中心の中国代表がアジア一の力を誇った・・・そのころに戻れ、というわけではないが、プロリーグを「金では買えない何か」の魅力があるものにしていかないと、「金脈」にアリたちがたかる、今の構造のままでは、この低迷は今後も続いていくことになろう。

確かに、この「拝金サッカー」を変えていくのは容易ではない。なぜなら中国社会そのものの「重力」に引きずられずに、プロスポーツ界のモラルを築いていくには長い時間がかかるだろう。だから即効性の薬はない。

だが中国5千年の「漢方薬」がある。漢方薬は決して即効性はないが、体の内面からじわっと効いて、長い時間をかけて、健康な体を作っていく。学校スポーツ、組織のあり方、スポーツ選手のモラリティなど変えていくべき点は多い。

今回の悲しい出来事を通じて、サッカー界にきちっとした「漢方薬」を処方して、新しい第一歩を歩んでほしい。

posted by asa8043 |21:25 | スポーツコラム |
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2010年02月10日

中国代表が韓国に勝利・・・監督「韓国は日本より上だった」

 正直、大会前は、中国代表にこれだけの試合ができるとは思わなかった。

 サッカーの東アジア選手権第3日、中国対韓国戦(味の素スタジアム)は、中国が3-0で「完全勝利」。勝ち点を4に伸ばした。中国が韓国を破るのは1978年以降、32年ぶり。中国では、韓国に絶対的な引け目を感じる代表チームを表す「恐韓症」という言葉がよく紙面を踊る。今回その「病」が“ついに克服できた”と、多くの喜びの声が挙がっている。

 中国は数少ないチャンスを着実にものにした。前半5分、曲波からのクロスを于海がヘッドで決めて先制点。さらに26分には韓国のディフェンスのミスをついて、ハオ林がゴールを割って2点目。さらに後半にも1点を追加して、3-0と大差で韓国を破った。この点差も私の記録で見る限り、過去最大。
 
 日本戦と同じく、まず守備の意識の高さが非常に際立ったと思う。そして、スピード感あるボールを運びチャンスを作る得意の攻撃。加えて「カウンター一辺倒」のサッカーではなく、全員が攻撃の意識をしっかりと持っていることがよく見てとれる試合だった。シュート数は韓国に劣るものの、中国が自分たちのサッカーで「しっかり勝った」ゲームだったと思う。
 
 試合後、高洪波監督は記者団の質問に次のように答えた。

「まず今日の勝利は監督として非常にうれしい。きょうの試合に向け、我々がやってきたことが正しかったことが証明できた。京の中国代表は2つの点で良かったと思う。ひとつは90分間、気持ちが切れなかったこと。先制したあとも、その後の追加点のあとも、みんな強い精神力を保ち続けた。第2は我々の戦術が当たったこと。とくに杜威、曲波らベテランの活躍が効いた。もちろん、試合だから運もある。きょうは7つのシュートで3ゴール。これは運もあるだろう。」

「(スタンドから「中国代表を愛する」という歌が沸き起こったことについて)中国のサッカーファンに感謝したい。中国代表がこれだけの試合ができたのも12人目の選手(ファン)のおかげだと思っている」

「韓国は攻守の切り替えの速さでは日本より上だった。ただ我々は、ディフェンス面で相手のスピードをよく抑えられたと思う。そして韓国に横向きの短いパスを多く出させることで、思い通りのサッカーをさせなかった。(韓国のサッカーについて聞かれ)今日の試合を見る限り、韓国のディフェンスはもう少し改善する必要があるだろう。」

「選手の立場からいえば、今日の勝利は中国が決して韓国に劣っているわけではないことを示したといえよう。監督の立場からすれば、きょうの試合でうれしかったのは10分だけ。今は強いプレッシャーを感じている。中国サッカーはまだまだ他の二カ国(日本・韓国)に比べ、発展途上だ。我々はこの貴重な経験を生かし、中国サッカーの発展に尽くしていかねばならない。」

posted by asa8043 |23:58 | サッカー |
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2010年02月09日

北京が世界陸上招致へ

オリンピックに続いて世界陸上を招致へ・・・

中国のスポーツを統括する国家体育総局と北京市政府が2015年に開かれる第15回世界陸上の招致を目指すことが分かった。新華ネットが伝えた。

 北京市体育局の孫康林局長によると、北京市はすでに今年1月、世界陸上の招致を決め、国際陸連にその意向を伝えていたという。今回、それに国家体育総局の「お墨付き」がついたことになり、今後、招致活動が本格化する。今月28日までにスポンサー企業などの選定を行うということだ。

 北京はオリンピックの開催によって、巨大な「スポーツインフラ都市」となった。8万人収容のナショナルスタジアム(鳥の巣)をはじめ、国際大会級のスタジアムをまとまったエリアに複数有しており、これだけの施設を持つ都市は世界にも決して多くはない。

  しかし一方で、鳥の巣はイタリア・サッカーの試合に使われた以外、ほとんど競技には使用されていないのも実情だ。8万人規模の客を呼べるスポーツイベントなどそうはなく、この状況はすでに開催前から想像はついていたが、これだけの施設を維持するとともに、継続的に「使っていく」には、単に入場料を取って館内を見学させたり、短期的なイベントを開くだけでは無理だろう。市民の立ち退きをはじめ、多くの犠牲を払って建設したスタジアム・・・オリンピックに続く大イベントの招致によって、継続的に「モチベーション」を高めていかないと、不満が爆発しかねない・・・そんな「事情」も見え隠れする。
 
 だが、そんな「事情」はともかくとして、五輪を終え1年半、かつての「お祭り騒ぎ」はうそのように静まり、「日常」を取り戻した北京にまたあの歓声が帰ってくるとすれば・・・あの高揚感をまた味わうことができるとすれば、それは市民にとって大歓迎だと思う。

 1000円あまりの入場料をとって自由に出入りできるナショナルスタジアムと国家水泳館・・・私も入場してみたが、やはり観光客ばかりで、アスリートがいない競技場は物足りない。あの8万人のどよめきと地響きのような歓声がまたスタジアムに戻ってくるのは非常に楽しみだ。

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観光客に開放されているナショナルスタジアム   (鳥の巣)


 今後の予定では、来月10日までに国際陸連に申請書を提出。8月31日までに陸連が要求する資料などを提出し、9月から10月にかけて委員の視察が行われる。そして11月下旬にモナコで開かれる陸連の理事会で27人の理事による投票が行われ、開催都市が決定する。
なお次回2011年大会は大邱(韓国)、2013年大会はモスクワ(ロシア)で開催される。
 


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  • 陸上

posted by asa8043 |23:24 | スポーツ一般 |
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