スポーツCHINA

月別アーカイブ :2008年08月

回憶 北京五輪(7)どうする?巨大競技場群・・・W杯誘致への思惑

日本シンクロの“生みの親”で、中国代表のチームを銅メダルに導いた井村雅代さんは、五輪開催前、初めて五輪会場の国家水泳センター(愛称:水立方)に入ったとき、第一印象は「こんなの作っちゃって大丈夫?」だったそうだ。   50メートルプールと飛び込みプールが縦に並ぶ超巨大な競技場。水泡をイメージした直方体の外観は独特で、夜は神秘的なブルーにライトアップされる。確かに素晴らしい競技場だが、触れ込みの『......続きを読む»

回憶 北京五輪(6)”劉翔離れ”へ 

比較的、冷静に劉翔の棄権を受け入れた一般の市民に対し、最も焦ったのは、劉翔を広告に起用している各企業、そして劉翔の試合を当て込んで競技チケットを購入した人たちだろう。 一説には、劉翔の出場する「予定」だった男子110m障害決勝のチケットは400元の2階席が20倍の8000元(12万円)まで高騰していたということだ。場合によっては、50倍以上に上がっているという話もあったから、その加熱ぶりは相当......続きを読む»

回憶 北京五輪(5)劉翔”ショック”その後 

26日、政治の中心地・人民大会堂で、北京五輪に出場した選手、役員らが集まる総括大会が行われた。ここに110m障害の劉翔がアノ事件後、初めて姿を見せ、報道陣の注目を浴びた。鮮やかな紅色のジャケットと黄色シャツに身を固め、コーチとともに会場に現れた劉翔。表情は笑顔を絶やさず、他の選手たちにサインをせがまれ、記念写真にも応じ、非常にリラックスした様子だった。ただ、報道陣がカメラを向けると、逃げるように足早......続きを読む»

回憶 北京五輪(4)市民生活の不便、続々

北京五輪期間中、北京市内では様々な生活上の制限が加えられ、市民に多く不便があった。市民の誰もが感じた不便といえば、なんと言っても地下鉄の持ち物検査だろう。空港並みのチェック体制が全ての地下鉄駅で敷かれ、乗客全員がX線検査を受けさせられて、場合によっては、カバンを全て開封される。出退勤の時間帯は長い列ができ、普段より15分早く家を出ないと間に合わなくなる。 また一部の店舗などが閉鎖されたことも市......続きを読む»

回憶 北京五輪(3)不便な市民生活 その1

先日、友人に付き添って、小包を送りに郵便局に行った。北京生活を続ける彼は、まもなく地方にある実家に戻ることになっており、身の回りの品物を郵便小包で向こうに送ろうというのだ。 送りたい品物を郵便局の窓口に持ち込んで驚いた。局員が、中の品物を一つ一つ丹念にチェックしているのだ。衣類は一枚ずつ広げて、書籍はパラパラとめくって、小物も丁寧に見て、一つ一つ、小包用のダンボールにつめ直していく。 そ......続きを読む»

回憶 北京五輪(2)評判のよくなかった日本の五輪取材記者

「日本の記者は凶暴だ!(中国語で「凶」)」 ある競技場で、メディア担当の大学生ボランティアが私に漏らした言葉だ。 穏やかでないことをいうので、事の真相を聞くとこうだ。 記者席に座っている某日本の新聞記者に試合の資料を配ろうとしたところ、その記者にシッシという手振りをされた上に、英語で「×××」という“文字にはできない”罵りの言葉を浴びせかけられたというのだ。恐らく、その記者も、試合中......続きを読む»

回憶 北京五輪(1) 中国の観客はマナー違反か?

北京五輪閉幕まで、あと1時間ちょっととなった。私自身は期間中、様々な活動を通じて、北京五輪にかかわり、また取材を続けてきた。2週間にわたる大会期間中の出来事について、振り返ってみたい。 あえて1回目に取り上げたいのは、観客のマナーの問題だ。これは、大会開始前から様々な場面で強調されてきた。マナーといっても色々あり、よく話題になるのは生活上のマナー。街中でタンを吐き捨てたり、ごみをポイ捨てしたり......続きを読む»

まさかの棄権に激震! 劉翔”事件”を現地レポート

国民的ヒーローの途中退場は、オリンピックムードに沸く中国の人たちを震撼させた。 18日、国家体育場(愛称:鳥の巣)で行われた陸上男子110m障害の1回戦。「加油!(がんばれ)中国」の大合唱の中で、スタート位置についた劉翔(中国)は、スタートの直後、第1ハードルの前で立ち止まり、その後、ナンバーカードを外して、大観衆の見守るコースを去っていった。 私はこの日、別の取材で、ある競技会場にいた......続きを読む»

開会式の秘蔵DVD、“正式”発売

8日行われた北京五輪の開会式の様子を収録したDVDが11日、発売された。定価は50元(750円)で、全国の書店などに置かれるということだ。スポーツ新聞「競報」が伝えた。 記事によると、DVDの発売予告は10日に出された。だが、すでに各書店には予約がきており、また昨日はかなりの電話問い合わせがあったそうだ。また一部のネットショップでは、開会式が行われる前から、予約をスタートさせ、市民らの話題とな......続きを読む»

常勝中国バドに衝撃!日本ペア、第1シード破る

その瞬間、会場内は「にわかには信じられない」というどよめきと歓声、そしてため息に包まれた。 11日、中国が最も自信を持っている種目の一つ、女子バドミントンのダブルスの準々決勝が行われた。第1シードで、アテネ五輪の覇者、楊維・張潔ウェン組(中国)と対戦した前田・末綱組(日本)は、第1セットを8-21で失ったあと、第2セット(23-21)、第2セット(21-14)と連取して、逆転勝ち。“大番狂わせ......続きを読む»

深夜まで続く準備作業・・・五輪ソフトボールは今日開幕

北京南側の豊台スタジアムで行われる女子ソフトボールは世界最強の8チーム(中国、日本、中華台北、アメリカ、ベネズエラ、カナダ、オランダ、オーストラリア)が参加して、12日、開幕する。 総合力ではアメリカが一歩リードしているが、打線に課題がありつつ、世界最速ピッチャーの上野を擁する日本が悲願の金メダルを目指し、それを開催国の中国、オーストラリアが追いかける。 日本は今日行われる初戦のオースト......続きを読む»

中国競泳、男子初メダルに歓喜

前半戦が始まったばかりの北京五輪で、今最大の話題といえば、10日、男子400m自由形で銀メダルを取った張琳だろう。3分42秒44で2位に入り、中国男子初の競泳のメダルを獲得、大いに沸いた。前日の予選で中国記録を破っていたから、メダルの期待は高まっていたが、欧米勢が圧倒的な強さを誇る自由形でこれだけの成績を挙げるのは決して簡単ではない。ちなみに、これまでの男子中国勢の最高成績はアトランタ五輪での4位。......続きを読む»

お騒がせ郭晶晶、”金”のあとはお行儀よく?

中国の「お家芸」飛び込みでは、郭晶晶・呉敏霞組が3m飛び板飛び込みで優勝。飛び込み王国の最初のメダルを飾った。 郭晶晶といえば、今年5月のW杯でライバル選手を「おデブちゃん」と言ったり、記者会見で不遜な態度を見せるなど物議をかもした。その後、「熱愛メール騒動」「妊娠騒動」などスキャンダルがメディアの格好の材料となり、オリンピック前は競技以外の面で何かと「お騒がせ」のアスリートとなった。 ......続きを読む»

最後の五輪に向け・・・ソフトボールを成功させよう!

各競技で次々と金メダリストが誕生し、スタジアムは大いに沸いている。中国は、射撃の第1人者、杜麗がメダルを逃し、がっかりさせた以外は順調に有力選手がメダルを重ね、10日時点で中国の金メダルは6個でトップ。まだ米国が強い陸上が始まっていないものの、中国としては幸先のいいスタートといってもいいだろう。 さて、今大会で私がぜひ注目したい競技はソフトボールだ。2012年のロンドン五輪では正式種目から外......続きを読む»

五輪サッカー中国「誰が責任を取るのか」

北京五輪サッカーは10日、1次リーグ2戦目が各地で行われた。C組の中国は秦皇島でベルギーに0-2で破れ、これで最後にブラジル戦を残した状態で勝ち点1。早くも決勝トーナメント進出は絶望的となった。 実質的に指揮権をもつ殷鉄生ヘッドコーチは次のブラジル戦について「世界最高水準の学習の機会」と語り、すでに諦めモードが漂っている。ただそれでも、オリンピック代表は一国のスポーツシーンを背負って立つチーム......続きを読む»

開会式後は陸上会場に早変わり・・・大忙しの裏方さん

8日の開会式が終了したのは、日付が変わって0時過ぎ。観客が外に出るころは1時を回っていた。 大勢の観客が華やかな式典の余韻に浸っているとき、多くの作業員たちが忙しそうに機材を運び出していた。「今夜は眠れないよ」といいながら、彼らは派手なパフォーマンスの数々で使用した資材を運び出し、場内を清掃する。複雑な演出の中で使用された機材や物資は2000トンあまりに及ぶという。 しかし、8月15日に......続きを読む»

開会式は「人工消雨」に成功

8日午後8時に行われた北京五輪の開会式。当日は朝から曇り空で、蒸し暑く、いつ雨が降り出してもおかしくない天気。北京市郊外では密雲区で40ミリ、順儀区で22ミリとまとまった雨が降っていたにもかかわらず、開幕式会場の国家体育場(愛称:鳥の巣)ではポツリともこなかった・・・。 これについて、気象当局はいわゆる「人工消雨」作戦を決行したことを明らかにした。「人工消雨」とは、雨を降らせる雲周辺にミサイル......続きを読む»

開幕式直前(2)市民の熱気すごし! 天安門にも市民殺到

そのあと、天安門広場の南側、前門にやってきた。広場では、開会式の際、花火が打ち上げられることになっており、全て立ち入り禁止。それどころか、広場側の道を歩くこともできないし、地下鉄「天安門東駅・西駅」も列車が停車しなくなってしまった。 それでも、すでに3時間前から、ここでのイベントを楽しみにして、大勢の市民が、封鎖ラインぎりぎりに陣取り、開会式を今か今かと待っている。 前門は昨日......続きを読む»

開幕式直前(1)溢れる国旗、デモも?

北京五輪の開会式まで、あと2時間と迫った今、この原稿を書いている。10万人が競演するパフォーマンスは?聖火の最終ランナーは?テロの危険は?などなど、韓国メディアの漏出事件で少しケチがついたものの、13億の中国人のみならず、世界が注目している大イベントとなっている。 そんな開会式を目前に控えた8日朝、天気は予報どおり曇り。太陽は時折顔を見せるものの、結局一日中、いつ雨が降ってもおかしくない天気と......続きを読む»

競技場も準備着々、北京五輪開幕まであと3日

北京五輪開幕まであと3日。各国の有力選手が次々と北京入りする中、彼らを待つ競技場も、着々と準備が進んでいる。 運営スタッフが担当の競技場に配備されるのは試合開始日の1週間前。五輪組織委員会の規定により、7日前からスタッフが全ての持ち場に着き、人員的には準備オーケーとなる。そして、5日前にメディアセンターがオープンし、対外的に受け入れが開始となる。 12日から試合が始まるソフトボールの会場......続きを読む»

巨大ヤオミン、五輪自転車・・・五輪色の北京市内

北京五輪まで、あと4日に迫り、町はオリンピックムードに包まれている。 36度の真夏日となった昨日、北京一の繁華街、王府井(ワンフージン)は地方からの観光客などを中心に大いににぎわった。 北京最大の繁華街「王府井大通り」 大通りのスタート地点にある名門ホテルの一つ、北京飯店は各国の要人が宿泊するとあって、警備は最大級。前の道は、一部の公共交通機関を除いて、一般市民の立ち入りは一......続きを読む»

五輪開幕式は夕立ちか?

8月8日、北京五輪開幕式当日は夕立ち? 今日午前に行われた北京気象当局の記者会見で“衝撃の”?予報が発表された。 北京市気象局の王副局長によると、開幕式前後に断続的な雨が降る見込みで、北京だけでなく、サッカーやヨットが開催される他の都市も含めて、全国的に平年より雨が多くなるという。また気温も高めとなるそうだ。 そして、問題の8月8日について、「晴れのち曇りで、夕立ち、場合によっては......続きを読む»

「うまい!」北島発言を伝えるメディアへの疑問

北京五輪に向け、続々と北京入りする日本選手の先鋒を切ったのが、競泳男子平泳ぎの北島康介(日本コカ・コーラ)。その彼が選手村での食事について「今まで(の選手村)で一番うまい」と発言した。これについては、日本でも大いに話題になったそうだし、中国でも、現地メディアが取り上げ、大きく報道された。飯は粘り気があり日本人好み、味噌汁もダシが効いていて・・・ということで、各選手にも評判がいいようだ。 さて、......続きを読む»

日本代表を迎える!天津行き高速鉄道が開通・・・体験レポート

市民が待ちに待った都市間交通の「要」がようやくスタートした。 北京と天津を30分で結ぶ高速鉄道が今日、運行を開始。午前中には発着駅となる北京南駅と天津駅で開始式典が行われ、その後、天津からは昼12時25分、北京南駅からは12時35分にそれぞれ第1便が発車した。両便ともチケットは前日で売り切れており、満員の乗客とともに、スタートを祝った。 北京・天津間は、かつて「近くて遠い都市」であり、わ......続きを読む»

五輪を前に天安門広場に市民殺到

五輪を前に、天安門広場が花いっぱいに・・・。 北京五輪の開幕を控え、中国政治の中心地、天安門広場では色とりどりの花4000万株で作った花壇がお目見え。公開初日の今日は、夏休み中の子供たちなどの歓声が上がっていた。 この天安門広場の花壇は1986年から始まり、毎年、国慶節(中国の建国記念日)からの連休に、行われている。年々、花壇の形は趣向をこらしたものとなり、その年に話題となった事物をテー......続きを読む»

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筆者略歴
 大学卒業後、民放テレビ局のディレクターとしてスポーツドキュメンタリーの制作・取材に関わる。2003年から中国にわたり、中国国内スポーツの取材、執筆活動を始める。日本の新聞、雑誌で中国スポーツを紹介する記事を書きつつ、ラジオ・テレビで情報を発信。日本に帰国後、現在も中国スポーツ・文化のウォッチを続けている。


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(11月28日現在)

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