2007年10月31日
チケット争奪戦で初日からパニック・・・
来年の北京五輪チケットの2次販売が30日9時からスタート。
しかし、案の定・・予想通り、購入希望者が殺到し、結局、販売システムはダウンせざるを得なかった。
購入方法は各中国銀行の窓口、電話、インターネットの3つ。そのうち、公式HPは、発売開始の9時と同時に、ほとんどつながらなくなり、昼過ぎには「一時停止」の表示があり、昨日一杯はその状態が続いた。報道によると、朝9時から10時までのアクセス数は800万回。完全に受容能力をオーバーした。
また電話は9時から10時の間に380万の通話があり、こちらも対応ができなくなった。昨日は夜10時ごろに電話をしても、『話中』。まったくつながる雰囲気になかった。
さらに各中国銀行の窓口には長い列が出来た。このうち、北京一の繁華街、王府井にある中国銀行支店は朝から、チケットを買い求める人たちの長蛇の列ができた。早い人で、深夜2時に並んでいた母子がいて、開店前から、すでに列ができていた。
ちなみに筆者も、このチケット争奪戦に参加。日中はデスクワークがあったので、ネットに張り付いて、時折様子を見る、ということをしていたが、何と昼2時ごろ、突然?回線が再開し、購入に成功した。
その後、またダウンしてしまったから、買えなくなってしまったが、一体、どのようなシステムになっているのか・・・。
なお、当局はその原因について「技術的な要因」としている。
そして、11月5日に「新たな方法」を発表する、としている。
いずれにしても、『早い者勝ち』をやれば、こうなることは目に見えているはず。安易に、この方法を取って、13億市民を「やきもき」させた中国当局の責任は大きいのではないか。
posted by 朝倉浩之 |08:34 |
北京五輪 |
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2007年10月28日
愛ちゃんが世界最強コンビを破る・・
27日、卓球のオーストリアオープンの準々決勝で、日本の福原愛・平野早矢香ペアが中国の最強コンビ、張イ寧・王楠ペアにセットカウント4-1で勝利。北京を目指す若い日本ペアに大きな自信となる勝利となった。
張イ寧は、現在世界ランク1位。卓球を国技とする中国の『女王』であり、現在、各国際大会を総なめにしている選手。一方の王楠は『かつての女王』。五輪、世界選手権、W杯の3冠を成し遂げた名選手であり、獲得した世界チャンピオンの数は、二人合わせると、数えれば切りがないほどだ。
その中国最強コンビに第1セット、真っ向からぶつかっていった日本の若いペアは11-6で先取。第2セットは力の差が出て、5-11と奪われたが、第3セットは9-9から福原・平野組が粘り勝って11-9で奪取。さらに第4セットは、日本ペアの勢いが勝って11-6、第5セットも11-6でとって、結局、セットカウント4-1で“圧勝”を飾った。
posted by 朝倉浩之 |17:04 |
卓球 |
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2007年10月21日
2010年に南アフリカで行われるサッカーW杯の一次予選出場権をかけたグループ予選が21日夜、中国広東省で行われ、中国はミャンマーと対戦し、7-0で勝利。新監督のベドロビッチ氏が初陣を飾った。
中国は前半17分に17番曲波、24分に杜震宇が決めた。また後半は5点を追加し、7-0と圧勝した。
ゴール前に並ぶ選手たちを見ると、圧倒的な背丈の差がある。高さのある中国と、並ぶと子供のようなミャンマーDF陣。そしてボール支配率も、中国が圧倒的だった。見た感じでは7割、いや8割以上という印象。そして高さの違いをついて、『予定通り』浮き玉を多用して、たびたびチャンスを作った。前半は中国にミスもあり、支配率の高さをゴールに結びつけることができなかった。
ただ後半になると、足が完全に止まって防戦一方のミャンマーから立て続けにゴールを奪って、差を広げた。
28日の第2戦は、当初はミャンマーのホームで行われる予定だったが、政情不安のため、会場を第3国のマレーシアに移し、実施される。
posted by asa8043 |22:52 |
サッカー |
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2007年10月21日
「あなたに38000元と五輪のチケットが当たりました」
チャットソフト「QQ」を利用した“詐欺まがい”のメッセージが現れ、問題となっている。
「QQ」とは中国で最大の利用者を誇っているチャットソフトで、登録すれば、誰でも無料で利用できる。ネットワークにログオンしたあとは、相手の「QQ番号」を入力すれば、その相手にメッセージを送ることができ、これを利用して、文字を利用した会話(チャット)が行える。中国では、最も普及したチャットソフトとして、ビジネスマンの名刺にもQQ番号が併記されるほど、なくはならないものになっている。ただ、適当な番号を入力すれば、有効なものでありさえすれば、無差別にメッセージが届く。今回の“事件”はそれを利用したものである。
華商晨報によると、昨日、多くのQQ利用者のパソコンで、「38000元(50万円あまり)と五輪チケットの抽選キャンペーン」という文字に続いて、「おめでとうございます。あなたは一等賞となりました。今システム2人目の幸運なユーザーとなりました。」と表示されたという。
ただ、その後の説明で、「この幸運を手に入れるには、まず1200元をお振込みください。支払い確認後、五輪チケットを送付いたします」となり、明らかに「詐欺」だと分かる。
さらに、ここから操作を進めると、「神セン市網絡計算機網絡技術公司」という会社名が登場し、営業許可証と「2007年守信(信頼できる)企業」に選ばれたというメッセージが出る。そしてご丁寧に「他の形式のHPは決して信じないように。騙されてはいけません」(?!)という注意書きが登場するという。
五輪組織委員会はもちろん、このような活動について否定した。
北京五輪の入場チケットは、今、中国国内でまさに「争奪戦」の様相となっている。まもなく第2段階の「早い者勝ち」形式の発売が開始されることになっている。前回の「抽選方式」に比べて、争奪戦が激化するのは間違いない。それに乗じて、現れた「詐欺」まがいの行動・・だが騙された人がいないとは限らない・・。
posted by asa8043 |17:52 |
北京五輪 |
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2007年10月21日
地に落ちた代表チームへの信頼を取り戻すことができるだろうか・・・
サッカーの2010年南アフリカW杯の予選出場資格を争う「資格戦」の第1戦が行われ、中国はホームでミャンマーと対戦する。新監督のベドロビッチ氏の初采配ということでも注目される。
勝ち負けだけから見れば、中国の優位は動かないだろう。アジアでも25位のミャンマーは、ここ数年、ランキングを挙げてきているとはいえ、中国からすれば格下には違いない。
また、海外組の鄭智らは、当初の契約にはなかった試合のため、いずれも召集はかなわず、国内組のみでの戦いになるが、ホームということもあり、それでも中国の圧倒的優位には変わらない。
ベドロビッチ監督は、大会直前には、徹底的にシュート練習を課した。ゴール前での場面が多くなると想定してのメニューである。またここ3日は、報道によると、ほとんどの時間をセットプレーにおける約束事の確認に費やしたという。
「W杯への道」の第1戦は、中国代表のみならず、中国サッカー全体にとって、大きな意味合いをもつだろう。サッカーファンはすでに「勝つか、負けるか」ではなく「何点差で勝つか」に注目を移している。だが、現実問題として、ミャンマーが、かなりディフェンシブにしてくることが確実な中で、「圧倒的な勝利」ができるとは限らない。
ミャンマーの第1戦にかける思いはかなり強いだろうから、このチームなりに、かなりハードな試合を仕掛けてくるだろう。ミャンマーの監督はインタビューに対し、「前回の大会(アジア杯)で不振だった中国にとって、この試合は非常に大切。かなりプレッシャーを感じているだろう。記者やファンが与える圧力はかなりのもの。うちにとってはいいことだけどね(笑)」と答え、ブラジル仕込みの「攻撃サッカー」をやる、と抱負を語った。
アジア杯の惨敗、その後の監督選びのもたつきなどもあり、中国サッカーファンの代表チームに対する信頼は地に落ちているといってよい。「どうせ中国代表はだめ・・」というあきらめムードが漂い、ある人は欧州サッカーに面白みを求め、ある人は中国の国内リーグに縮こまって、そこにはけ口を求めている。加えて、来年の北京五輪に向け、サッカー協会側の意識は大部分が五輪代表に向いている、というの事実だ。
目の前の山(五輪)があまりにも大きく、その先のもっと大きな山が見えていない、あるいは、見ようとしないというのが今の中国サッカーの現状だと思う。
だが、そんな状況を変えるための、最初の一歩が今日の一戦といえよう。「勝って当たり前」という状況の中で、いかにサッカーファンを納得させられる「いいゲーム」を見せられるか。五輪の先に、もっと面白いW杯があることをファンたちに示し、そこに向けて、代表チームが「戦う姿勢」を見せる・・・それが今日の第1戦の役割だと思う。単に「得点差」だけではない、収穫ある試合ができるか・・・そこに注目したい。
対ミャンマー戦は21日、北京時間夜8時から広東省で行われる。
posted by 朝倉浩之 |15:01 |
サッカー |
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2007年10月20日
来年行われる北京五輪の開・閉幕式の予算は1億ドル・・・。19日、中国の経済紙「第一財経日報」が伝えた。同新聞社がオリンピックの会計を担当する会計事務所に取材して明らかになったもの。
同事務所によると、オリンピック予算の中で開閉幕式に関するものが最も多く1億ドル。他にメディアセンターや交通管理システムなどの建設も多くを占めているという。
posted by 朝倉浩之 |09:46 |
北京五輪 |
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2007年10月19日
来年の北京五輪に向けて、スポーツ界の動きも活発になっている。続々と代表選手も決定しているし、大会にいかに臨むかという計画も具体的になりつつあり、オリンピックの開催を心待ちにするスポーツファンの一人として、心躍るものを感じる。
だが、少し気になることがある。
日本の男子柔道は、来年の北京五輪の際、各試合の3日前に北京入りする方針を固めた。斉藤仁監督によると、男女各1階級ずつ7日間かけて行われる試合にあわせ、試合までは日本で練習し、直前に「日替わり」で北京入りするというのである。
そういえば、先日は水泳のイギリス代表選手が大会直前まで現地入りしない、との方針も伝わった。
各体育協会に取材したわけではないため、その理由については推測するほかないが、今、世界的な関心事となっている「大気汚染」の問題はその一つだろう。
今年8月の野球のプレ五輪では星野JAPANが「マスクとうがい薬」の“重装備”で北京入りしたし、10月のバドミントンの大会には、健康への影響を恐れ、日本代表など、各国が参加を見送った。
実際、北京に住んでいる我々は、普段、マスクをしないと外出できないようなことはないし、大陸性気候の乾燥のため、喉がガラガラすることはあっても、空気汚染が原因で病気になったという人も聞かない。
ただ、空気は目に見えない。だから、空気がどれだけ汚れているかを知るすべも、科学的な調査によるほかない。ゆえに、現地に住んでいる我々が「何を大げさな」と思っていても、そう考えている我々が間違っていて、実際には汚染された空気で体を蝕まれているかもしれない。だから、それらの判断を安易に笑うことはできない。
そして、当然のことながら、今後、大会に向けて、中国は国家を挙げて、この環境対策に取り組まなければならない。国際規模の大会を行うためには国際標準の環境が必要なはずである。
「直前入り」の理由が、もし大気汚染によるものならば・・・もちろん、選手たちの健康は何より大切であり、ここまで大気汚染問題が騒がれている以上、それを理由に、現地の「自然との闘い」を避ける事は、決して責められない。単なる憶測だけというなら問題だが、何らかの現地調査を行った結果から出した結論ならば、それは尊重に値する。
だが、その理由がそれだけでなかったら・・「直前入り」の判断をした彼らの中に、「開催都市がどこであろうと、どうでもいい」「結果さえよければ、開催場所には無関心」と目隠しをしながら、北京に入ろうとする意識があったとしたら、私はその決定に反対する。
オリンピックが単なる競技大会ではないことは自明のことだろう。多分に理想論ではあるが、オリンピックの目的は金メダルを追い求めることのみに留まらないと思う。オリンピック精神を掲げ、スポーツに対する様々な理想が詰まった大会だからこそ、アスリートにとって、他の世界選手権やワールドカップとは別格のものと位置づけられているのではないか。
アーチェリー日本代表の池田幸一監督が、北京での試合に臨んだ際、こう語っていた。
「我々の合言葉は“自然と闘おう”。大会が行われる国の気候、風土、食事、町の環境・・全てが大会のうちなのだ。」
アーチェリーの選手たちは、北京五輪の際も、早めに現地入りし、また少量の日本食を持ち込む以外は、基本的には食事も現地のものを食べる予定だという。もちろん、自然条件が結果を大きく作用するアーチェリーならではの特性もあろう。だが、池田監督の言葉は、スポーツそのものの本質を示すような気がするのだ。
アスリートの素晴らしいパフォーマンスは、単に日ごろのトレーニングだけから生まれるわけではない。競技が行われる町の「自然」や「風土」と戦う・・逆に、それらを味方につけてこそ、一流の選手との競争でナンバーワンとなれる。また、その地域の人々の歓声に包まれながら、競技をしてこそ、最高のパフォーマンスが生まれるのだと思う。
それが面倒だというのなら、五輪も毎回、同じ場所で開催したほうがいい。選手にとっては、滞在場所や食事で悩む必要もないし、運営もその方がスムーズにいくだろう。だが、オリンピックの面白さは、毎回、異なる町で行われ、選手たちは、その町全体と一体となって戦うこと・・・競技をとりまく、その町全体が“オリンピック”そのものとなるという点だと思う。
やみくもに理想論だけを振りかざすつもりはない。選手たちが金メダルを取るために、どれだけの思いで練習を重ねているかを想像すると、「金メダル至上主義」を簡単には否定できない。
そして、確かに「地の利」を生かして、東京から北京の競技場へ直行して競技に臨めば楽だろう。勝利だけを求めるならば、その方がいいことは素人の私にも想像がつく。だが、北京五輪の意味は、ただそれだけなのか。ただ単に、オリンピックが行われる場所が、東京ではなく、たまたま北京だったというだけで本当に良いのだろうか。
オリンピックを控え、今後、「直前入り」は一つの“流行”になりそうな趨勢である。一方、仮にアーチェリーのような考え方に対しては「無謀なやり方」と捉えられかねない。だが、オリンピックの、いやスポーツの大会は、その都市やそこに住む人々と一体となっているからこそ面白いのだ、ということも決して忘れないでほしい。
posted by 朝倉浩之 |16:01 |
スポーツコラム |
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2007年10月19日
北京市の劉敬民副市長は19日、先月行われた女子サッカーW杯の日本戦で問題になった中国人観客のマナーについて触れ、マナー教育の必要性を挙げると共に、「市民の観戦マナーは向上しており、プレ五輪でも選手などからは好評」との見方を示した。
これは、現在行われている第17回共産党大会に関連して、開かれた北京五輪の準備状況に関する記者会見で、記者の質問に答えたもの。
この中で、米メディアの記者から「先月の女子サッカーW杯の日本代表の試合で、一部の観客のマナーが問題になった。どのようにすれば中国人観客のマナーが向上すると考えるか」という質問があがった。
これに対し、劉副市長はまず「教育」の必要性を挙げた上で、「競技それぞれのマナーを学ぶこと」「どこの国の選手であろうと、素晴らしいプレーに対しては拍手を送る姿勢」が大切だと答えた。また、政府が行っているマナー向上キャンペーンなどによって、市民のモラルは向上しているとの見方を示し、現在行われているプレ五輪での観客マナーは、海外からやってきた選手からも「好評である」とした。
posted by 朝倉浩之 |12:45 |
サッカー |
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2007年10月19日
北京で行われている第17回共産党大会に関連して、今朝、来年の北京五輪について、北京市の劉敬民副市長の記者会見が行われた。記者団との一問一答は次の通り。
国際的な北京五輪ボイコットの動きについて
(劉敬民)我々は、政治問題をオリンピックと結びつけるべきではないと考えている。中国外交部はすでにミャンマー問題について、中国政府の立場を明らかにしている。我々は、建設的かつ責任のある態度で、対処していく。また、このような問題を利用して、オリンピックをボイコットしようとしている一部の勢力について、妥当性を欠くと考えている。
何らかの人事異動の動きについて
――五輪開催前の人事異動が起きた場合、運営に何らかの支障をきたすことになるか
(劉敬民)まず、あなた(記者)のいう「組織委員会で起こりうる人事異動」がどのようなものかが分からない。長年の準備活動において、我々はすでに一定の指導体制を作り上げた。各指導者は的確に職務を行っており、今も計画的に進んでいる。仮に指導者の一人に変更があったとしても、運営になんら影響はない。
予算について・・・7年前の計画との乖離
(劉敬民)我々が招致の際に提出した予算は約16億ドルだったが、現在は若干の変動がある。今のところ、当初よりやや増え、20億ドルあまり。アテネ五輪の24億ドルより低い額である。今後、安全保障関係や人民元の為替変動により、再度、変動する可能性がある。
北京五輪が北京市にもたらすもの
(劉敬民)これは真剣に答えるに値する問題である。まず五輪は、北京の国際的知名度をさらに向上させる。招致決定後、北京では海外企業や国内の大企業が大いに発展した。
第2に北京の経済的発展を促す。2001年と2006年を比較すると、GDP(国内総生産)が12.1パーセント伸長した。去年の北京市のGDPは7700億元以上である。これは2001年の2.1倍となる。また一人当たりのGDPも6300ドルを超え、2001年の1.9倍。加えて、去年、海外から北京を訪れた人の数は390万人あまりに達し、2001年より100万人増加した。
第3に都市の街づくりに大きな意義を持つといえよう。五輪招致にあたり、北京市政府は新しい都市計画を提出した。そこでは「首都、文化都市、国際都市、住みよい都市」という発展の方向性を掲げた。それ以外に環境、交通、インフラ設備などでも長期的な発展が見られた。
第4に北京市民のマナー向上である。我々は「五輪を迎えるにあたり、マナーを重んじ、新しい北京を打ちたてよう(迎奥運 講文明 樹新風)」という活動を行っている。同時に、各種サービス業において、国際標準に基づく研修を実施した。また「国際都市・北京」を目指して、外国語を学ぶ活動を展開した。ここ数年で、外国語を学ぶ市民は400万人以上に達している。これは北京が国際化に向けて、前進している証拠だ。
最後に強調しておきたいのは、北京五輪が現実的に、人民に利益を与えていることだ。ここ数年、雇用は60万人以上に達し、北京市民の生活水準は高まっている。
北京五輪と「民主・人権」問題について
(劉敬民)北京五輪は、中国の経済、社会、文化を大きく発展させるとともに、中国の人権問題にも大きな意義がある。まず挙げられるのは、人民の生活水準が明らかに向上している点だ。また市民の生活環境も改善されている。さらに、我々は北京五輪に向けた準備の中で、各界の人々から広く意見を聴取していた。たとえばシンボルマーク、スローガン、マスコットの募集、スタジアムの設計などである。加えて、我々は半年に一度、社会調査を行い、人々の意見を集めて、業務の改善に役立てている。つまり、北京五輪の準備を通じて、人民の民主的権利、人権を促進、保障しているというわけである。
安全保障面について
(劉敬民)安全保障は五輪準備において重要な要素である。第1に、効率の高い指揮系統を設置している点だ。中国公安部をトップとして、各武装部隊などによって、小グループが形成される。これらは上意下達が徹底しており、臨機応変に動くことが出来る。
第2に綿密な安全保障計画が立てられている。これまで開催された五輪を綿密に研究し、かつて発生した事件等を分析し、それに基づいて、各会場の保安計画を練っている。
第3に「安全保障」という概念は全ての準備作業の中で実現されているということだ。たとえば、スタジアム建設に関しても、設計の段階から、安全保障の責任者が参与して行っている。また各防犯設備は世界最新鋭のものを利用している。
第4に、幅広い国際協力である。五輪は世界的規模のイベントであり、わが国の力だけでは足りない。国際的な保安組織と緊密な連絡を取り合い、また各国大使館とも連携を保ちながら、保安体制を作りあげている。
環境問題への取り組みについて
(劉敬民)「環境に優しい五輪(緑色五輪)」は二つの部分からなる。一つは五輪開催期間中、環境に対する影響を極力減らすこと。もう一つは、都市全体の環境保護につとめることだ。
まずスタジアム建設において、我々は「環境指南」を作成し、「環境に優しい材料」を使用するよう要求した。また北京五輪のスポンサーについても、環境保護への姿勢やPRを行うことを要求した。120あまりの宿泊施設と契約を交わし、「省エネに務める、室内の設定温度を下げすぎないように、使い捨て用品を使わないように」などの合意をした。またレストランや交通面における車両などについても同様である。
もう一つは、都市環境についてである。これについても、クリーンエネルギーの使用や省エネ、排気ガスの減少など、大きな成果を挙げている。去年、天然ガスの使用量は38億立方メートルである。
北京五輪期間中、できるだけ再生可能エネルギーを利用することとしている。たとえば、選手村での冷暖房設備については、汚水の温度差を利用した発電の最新技術を使っている。また各スタジアムでも太陽光や風力を利用した発電設備が採用されている。
環境問題・・・自転車の活用について
(劉敬民)中国はかつて「自転車王国」であった。自転車は便利な道具であると共に、環境保護にとっても有用なものだ。中国は今、自家用車が増えており、多くの人は車で外出をしたがる。それによって、深刻な交通渋滞や排気ガスによる汚染が発生する。ぜひ五輪期間中は、皆さんにバスや自転車を利用して、観戦に来ていただくよう呼びかけたい。
北京周辺の工場閉鎖について
(劉敬民)何度も言っている通り、そのような措置をとる考えはない。工場が市街地にあることは、都市生活に大きな危害をもたらす。そこで、工場を郊外に移す取り組みを行っている。ここ数年で167工場が移転するとともに、(環境保護に向けた)技術改造も行った。先日、国家環境保護総局が専門家とともに調査したところだ。工場を閉鎖したほうがいい、というなら、一度、その調査結果を見て欲しい。
また今回の党大会において、胡錦濤総書記が行った報告で、「工業化は、環境を犠牲にしてはならない」とあった。これは五輪の問題だけではなく、人民のこれからの生活に関わることである。環境に関する方針は、継続していかねばならない。
北京五輪の市民への影響について
(質問)――ここ数年、北京五輪のために、市民に多くの犠牲を強いているように感じられる。たとえば、莫大な費用など。五輪に参加できない、もしくは全く関心がない人々についても、北京五輪のコストと代償を負担させることは公平ではないのでは?
(劉敬民)五輪は都市全体の発展を促すものだ。都市にはもちろん住民がいる。五輪に対し、どのような態度であろうと、全ての人に影響が降りかかるし、同時に、利益もある。北京市は準備作業において、できるだけ人々の生活に影響がないように、という方針を持っている。そして、スタジアムやインフラ建設において、五輪だけを考えるのではなく、長い目で見た都市全体に対する影響まで考慮している。五輪終了後、それらの施設をどう利用するか、どのような政策をとれば都市住民にとって有用であるか・・・それが我々の仕事の出発点だ。
観客のマナーについて
(質問)――先月の女子サッカーW杯の日本代表の試合で、一部の観客のマナーが問題になった。どのようにすれば、中国の観客のマナーが向上すると考えるか
(劉敬民)我々は今、幅広い教育を行っている。観戦の際のマナーとは3つの方向性がある。
一つは積極的にスタジアムを訪れ、「積極的な観客」となってほしい、ということ。
そしてもう一つは競技の規則やマナーを学ぶことだ。いつ拍手をしていいのか、いつ声を出してはいけないのか・・これらはそれぞれのスポーツが人々に普及することによって、多くの人が知ることとなる。
第3にマナーのよい観客となってほしいということだ。どこの国の選手であろうと、素晴らしいプレーについては、一つの例外もなく、拍手を送って欲しい。
PRと教育によって、市民のマナーは向上している。今年はプレ五輪も開催されているが、どの試合も、観客のマナーには問題ない。海外の各体育協会や選手たちも、北京の観客に対して、高い評価を与えている。
五輪の開催に当たっての法律制定について
(劉敬民)中国はここ数年、法体系の整備において、改革を続けている。今回の五輪の運営において、中国の法律体系は基本的には、過不足はない。だから大きな矛盾はないし、大きな改革を行うべき点もない。我々は条例の形式で、法律の不足を補っていく。たとえば「北京五輪期間中の外国人記者取材規定」はIOCの規定と国際慣例に則って、制定されたものだ。
こういった条例には2種類ある。一つは中国政府と北京市政府の行政法における補充であり、たとえば「オリンピックマーク保護条例」や「オリンピック知的財産権保護条例」がそれに当たる。もう一つは、地方政府による立法である。それについては、今のところ、検討中である。
華僑・華人の協力について 世界へのメッセージ
(劉敬民)海外には6000万人の華人・華僑がいる。過去の国家建設において、彼らは大きな役割を果たした。今回のスタジアムの一つ、国家水泳センター(愛称:水立法)も全世界の華人・華僑からの資金で建設するものだ。すでにその額は8億3千万元に及んでいる。このスタジアムは、世界の華人・華僑にとって、一つの「記念碑」となるだろう。
また我々は五輪を通じて、世界に向け、中国人民の熱情と平和の思いを伝えたい。中国の発展、中国の世界に対する態度は、まさに、今回の共産党大会で胡総書記が語った「平和的発展、共同平和、調和の取れた世界」である。
第2に、中国文化を世界に伝えたい。中国は特色ある文化を持っており、人類文明の重要な構成部分でもある。我々は世界の人民とこの文化を共有すること、そして世界の文明と融合していくことを望んでいる。
第3に、13億の人口を持つ中国人が絶え間なく学習し、発展し、進歩の途中であることを伝えたい。この「前進していく姿勢」は、我々中国が世界の平和を守り、進歩させていく原動力である。
北京五輪を世界最高のスポーツイベントとするべく、世界各地の人々の協力を得て、成功に導きたいと考えている。
(終わり)
posted by asa8043 |12:43 |
北京五輪 |
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2007年10月19日
劉翔のオリンピック連覇には「12秒90」以上が必要・・
陸上110m障害の劉翔(中国)について、孫海平コーチは劉翔の公式ブログの中で「北京五輪では12秒90を突破することが必要。それには、更なるトレーニングを重ねなければならない」との見込みを示した。現在の世界記録は去年、劉翔が出した12秒88だから、それに匹敵するタイムを示したことになる。
劉翔より若いキューバのロブレスが劉翔を上回る成長ぶりを見せていることから、ウカウカしていられないというのは事実であり、最後の「冬合宿」を前にした劉翔に対し、より高い目標を突きつけたことになる。
来年の五輪に向けて、劉翔は2月に欧州遠征で室内3大会に出場し、そのあと北京と気候が似ている大阪での大会から室外大会への出場を開始する予定。中国国内での走りは、5月に予定されている中国陸上オープンのみとなる見込み。
posted by 朝倉浩之 |11:01 |
陸上 |
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2007年10月19日
北京五輪の運営に携わるボランティアの登録者数が70万人を突破した。18日、北京五輪組織委員会ボランティア部が発表。新華社が伝えた。
また、大会運営に直接関わるのではなく、大会期間中、北京市内で訪れる観光客や選手団などの接待を行う「街角ボランティア」も同時に募集しており、希望者数は62万人に達しているという。
北京五輪とパラリンピックの際、必要とされるボランティアはそれぞれ10万人とされており、それを大幅に超える応募者があったことになる。現在は、市内の大学生が主だが、今後は全国の省、自治区、また香港・マカオ・台湾や海外に住む華僑、外国人からのボランティアも受け入れ、来年5月までに募集作業を終える。
現在、北京市内では、五輪のテスト大会となるプレ五輪「グッドラック北京」の各大会が行われており、大学生など870人が各会場の運営などに当たっている。今後、彼らも含めて、試験や研修、背景調査などを経て、来年の五輪ボランティアが正式決定される。
posted by 朝倉浩之 |10:50 |
北京五輪 |
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2007年10月18日
中国バスケットを第2のNBAに・・・
NBA(米プロバスケットボール協会)のコミッショナー、デビッド・スターン氏が17日、記者会見を開き、今後、NBAは中国市場への進出を更に積極的に進めていくことを明言した。スポーツ各メディアが伝えた。
17日、上海では、来シーズンのオープン戦として、クリーブランド・キャバリアーズvsオーランド・マジックが行われた。中国でのオープン戦は2004年に続いて2度目。試合後、NBAコミッショナーのデビッド・スターン氏が記者会見した。
スターン氏はその際、中国市場が非常に高い潜在力を持つとした上で、3つの協力形態を挙げた。
第1に、中国各地にバスケットボール場を建設し、一般の市民が気軽にバスケットボールを楽しめるようにすること。第2に養成班を設け、高い能力を持った選手、指導者の育成を手助けすること。そして第3に、CBA(中国バスケットボール協会)との協力を深め、「世界二つ目の」NBAを中国に作ることだ、とした。
posted by 朝倉浩之 |16:50 |
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2007年10月18日
オリンピック入場券の第2段階販売がまもなく開始へ・・・
北京五輪のチケットの第2段階発売が10月末から行われる。今回は、前回の「抽選方式」から「早い者勝ち」方式となり、公式HP、電話、中国銀行の3つの方法で、チケットを買うことができる。
販売されるチケットは、第2段階発売のために用意されている200万枚あまりと、前回の第1段階で売れ残り、もしくはチケット代金の支払いがなかった60万枚が対象となる。前回の第1段階発売では、90パーセントのチケットが公式HPから買い求められた。
なお、今回の発売も、対象は中国国内に住所を持つ人に限られる。また、買い求められるチケットは、一人当たり50枚以下とされている。
posted by asa8043 |12:28 |
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2007年10月18日
劉翔、ロンドン五輪も現役続行へ・・
陸上110m障害の世界記録保持者、劉翔の引退時期について、コーチの孫海平氏は「現在、劉翔の状態は非常に良い。引退についてはまだ考えていない。恐らく2012年のロンドン五輪にも出場するだろう」と語った。孫海平氏は第17回全国共産党大会に出席中。新華社が伝えた。
孫コーチは、今の劉翔について、「科学的、合理的なトレーニングを重ねている。劉翔にはまだ潜在力がある。気候、風速、そして競技場の条件さえよければ、再度、世界記録を破る可能性がある。今最も心配なのはケガだけだ」と語った。また、来年は北京五輪に全力を尽くすため、現在行っているCM出演等の活動を減らすことを明らかにした。
posted by asa8043 |11:49 |
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2007年10月18日
現在、中国では5年に1度開かれる第17回共産党大会の真最中である。これは2000人あまりの共産党「代表」が出席するもので、今後の共産党の政策、人事などが話し合われるもの。実質的には、中国の国家運営を左右する政治的舞台ということで、一年に一度の人民代表大会より重要視されている。
さて、この2000人あまりの共産党「代表」は、各地域、民族、職場などから様々な選考を経て、選ばれるわけだが、この中に、中国のスポーツ関係者が計27人含まれている。いずれも、五輪や国際大会で優勝を果たしたスポーツ界における実績を残した人物であり、まだ現役として頑張っている選手が数多くいる。
たとえば、中国の「国技」卓球からは、五輪・世界選手権・W杯の3冠を達成したかつてのエース、王楠。そして現在の女子世界ランク1位の張イ寧が入っている。またその他に、アテネ五輪テニスで初めて金メダルをもたらした孫テンテン、同じテニス界から全豪、全英を制した鄭潔、アテネ五輪カヌーの金メダリスト楊文軍、バドミントンで五輪2回の優勝を果たした高崚、女子バレーボール主将、周蘇紅らの名前が連なっている。
日本では、スポーツで実績を残し、引退後、政治家に転身する例は決して珍しくない。だが、現役の間に、しかもこういった政治的舞台に登場するという現象は、中国ならではといえよう。(日本でもレスラーの国会議員など、例がないわけではない)ただ、そんな彼らも現実的には、政策論議に参加する、ということはほとんどなく、”幅広い層からの代表”という中国ならではの「民主」の象徴として、招かれているというのが実際のところのようだ。
卓球の王楠は「今回は勉強のためにやってきた。他の代表には学ぶべき点が数多くある」と語っている。ちなみに、この取材の際、王楠は改めて、オリンピック後、引退する意向を明らかにした。
また、並み居るアスリート「代表」の中に、中国の代表的選手である劉翔とヤオミンの名前が見えない。これについて関係者は、「代表の選出は国、地域レベルの党委員会が綿密な検討を行って定めるもの。決して人気投票ではない」としている。ちなみに、劉翔は入っていないが、その「師匠」である孫海平コーチは上海代表団の一員として入っている。またヤオミンは共産党員ではないため、そもそも出席の資格がない。
posted by 朝倉浩之 |11:19 |
北京五輪 |
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