2008年07月23日
聖火の点火は約20分・・・23日、注目される聖火の点火について、記者会見が行われ、開閉幕式の運営責任者、王寧氏らがこれまで謎に包まれていた聖火の点火について、語った。
王氏によると、聖火の点灯は約20分かけて行われるが、開幕式最後のクライマックスに登場するだけでなく、様々なパフォーマンスや儀式など、式典全体と融合した形になるそうだ。また見た目にもオリンピック史上初めて「五つの輪」をモチーフに取り入れるなど、斬新なものとなる。
また点火の手順を具体的に進めてきた蔡国強氏は、点火の方法について、「国家体育場の22箇所の“点火地点”から火が上がり、竜が現れる」と演出の一部を明かす。また、万里の長城、そして北京市南側の永定門、天安門、そして北京市北側の国家体育場へと、つなぐように29箇所から花火を打ち上げ、第29回北京五輪が「中国へ、北京へ、そして鳥の巣(国家体育場)へとやってきた」ことを象徴的に表現するそうだ。さらに、会場では、世界各地から集まった数千枚に及ぶ子供たちの笑顔の写真が現れ、空には同時に2008個の「笑顔の花火」が打ちあがる・・・以上が、今回明かされた演出だ。花火の数は3万5000発。中国の古典的要素とオリンピックの理念を取り入れる、そして開幕式全体と“融合”した演出、というのが大きな特徴となる。
そして点火の方法も新技術が取り入れられるとともに、燃焼部分は灰や燃えかすを減らし、環境にもやさしい聖火を目指す。
さらに、場内にいる観客だけではなく、周囲からも聖火の燃える様子を見ることができるよう工夫されるそうだ。現在、国家体育場の北側天井部に小型の建造物が作られており、これが何らかの役割を果たすのかもしれない。
この聖火の点火は開幕式における最大のイベントとして位置づけられ、2005年から13のグループに分かれて、各方面からの検討を行い、準備を進めてきた。わずか20分足らずの儀式ながら、その点火方法は「国家級の秘密」とされ、今回の北京五輪でも最も力点が置かれるイベントとして、綿密な計画が立てられてきた。
ちなみに、聖火の点火は、開幕式全体でかかる費用の1%、材料はほとんどが国内産を使用しているとして、「低コスト」も強調された。
posted by 朝倉浩之 |18:39 |
北京五輪 |
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2008年07月23日
北京五輪を間近に控え、選手らの取材は非常に難しくなっている。特に、劉翔やヤオミン、郭晶晶など金メダル獲得、もしくは活躍が期待される選手については、警備は日に日に厳しくなっているのだ。練習中は、あちこちに武警が立ち、所定の時間以外、選手に近づくことはまったくできない。その警備の範囲は、大会が近づくにつれ、徐々に拡大しており、また警備の厳しさも相当なものだ。
さて、こういった警備の事情に加え、選手自身の「管理」もかなり厳重になってきている。
その「管理」について、劉翔については「チーム劉翔」が存在するのはよく知られた話だ。
この「チーム劉翔」は去年の冬合宿の際に、正式に発足したもので、6人の専門スタッフが彼の生活全てを支える。モットーは「よく休み、よく回復し、よく食べさせる」。
劉翔を医学面、栄養面、生活面、トレーニング方法など様々な分野から支える中国でも有数の人材である。
特に「食」については特に厳しく管理しており、体重や筋肉の変化が起きないよう綿密な計算がされている。豚肉は絶対に口にせず、たんぱく質と栄養価の高い食品、特に海産物では海老やカニ、キノコや青野菜などが中心の食事となっているようだ。
また毎日の「出勤」にも非常に気が配られている。上海出身の劉翔は、合宿所のある中国体育総局訓練局から少し離れたところに部屋を借りている。送り迎えは全て専用車のキャデラックがついており、一般の車は敷地内に入れないものの、彼の車は「特別扱い」。訓練局の門まで入ることができる。
ちなみにこのキャデラックは五輪のスポンサーが提供したもの。劉翔自身は、北京五輪前、運転は一切禁止されており、コーチの一人が専属の「運転手」を務めている。
その他にも、さまざまな「特別扱い」が劉翔を支えている。国家体育総局は、先ほど名前を挙げた選手など、何人かの金メダル候補を「重点選手」と位置づけ、通常とは異なる扱いを行っている。この「至れり尽くせり」ぶりは、国家チームの一員として北京五輪に臨むシンクロナイズドスイミングの中国代表監督、井村雅代さんも「非常にうらやましい」と言っていた。
中国が国家を挙げて臨む北京五輪。そこで、是が非でも金メダルを取ることを要求される「重点選手」たち。この特別扱いは彼らの生活の面倒をできるだけなくし、競技に専念してもらおうという思いからなのだろうが、いうまでもなく選手たちには相当のプレッシャーがかかる。そのプレッシャーをパワーに変えられる者だけが、祖国の期待にこたえてることができる・・・まもなく、その大舞台がやってくる。
posted by 朝倉浩之 |17:06 |
北京五輪 |
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