2010年08月19日
かつて卓球王国・中国を引っ張ってきた王励勤(32歳)がうわさされていた引退を否定。「2012年ロンドン五輪を目指したい」と改めて強調した。17日午後に行われた記者会見で語った。
今シーズンは13勝10敗で、勝率も男子7位と結果が出ていない王励勤(世界ランク6位)。5月のモスクワ世界選手権団体戦のメンバーにもはずれ、コンディションも悪かったことから、引退が取りざたされていた。だが、17日の中国スーパーリーグでは自身が所属する上海チームは四川に3勝2敗で勝利。自らも「売り出し中」の日本のエース、水谷準を3-1で破り、上機嫌な中での「現役続行宣言」となった。
記者会見の中で王励勤は「選手はみんなロンドン五輪に出場したいと願っているし、もちろん私もその中にいる。状態は決して良くないが、これまでずっと言っているように引退はしない。」ときっぱり。
有力選手が軒並み出場する中国オープン(蘇州・19日から)では、「高いレベルの中で改めて自らを鍛え直したい」と語る王励勤。中国代表の劉国梁ヘッドコーチも「自らの力を証明する場にしてほしい」とこの大会がロンドン五輪への挑戦に向けた“第一歩”であることを強調した。
中国オープン
34カ国232人が出場。男女単複、U21男女単が行われる
世界ランキング20位中、男子16選手、女子17選手が参加
することになっている。18日に行われた抽選会でノーシード
の王励勤は王ハオ(世界ランク3位)と同組に。
posted by asa8043 |07:44 |
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2010年07月13日
7月11日、中国の卓球スーパーリーグの第7戦。四川省チームに所属する水谷隼(明大)は上海チーム戦のシングルス2番手として出場。かつての世界王者で、今も世界ランキング6位にいる王励勤と対戦し、3-1で勝って今季初勝利を挙げた。続くダブルスでも3-1で勝利し、チームの今季初勝利に堂々の貢献だ。
四川のホームで行われた上海戦。今季6連敗とどん底の状態の四川省を救ったのは、若き日本のエースだった。
四川1勝で迎えた第2試合。水谷は王励勤と対戦。立ち上がりから気合十分の水谷は調子の上がらない王から11-4で第1セットを取る。第2セットは本来のリズムを取り戻した王が取り返してセットカウント1-1。第3セットは接戦となったが13-11で水谷が奪い、その勢いを持ちこんで第4セットも11-8でゲット。セットカウント3-1で水谷がかつて53ヶ月間、世界ランク1位を守り続けた王者から「金星」を挙げた。
波に乗る水谷は、金義雄と組んで出場したダブルスでも強さを発揮。セットカウント3-1(11-5、11-4、7-11、11-9)で勝利し、四川チームの今季初勝利を決めた。
これで四川は上海は1勝6敗で並んだ。順位は依然として最下位。
一方、同じくSリーグに参戦し、広東省チームに所属する福原愛(全日空)も11日、内モンゴルとの試合にシングルス2番手で出場し、3-1で今季初勝利。広東チームも3-1で勝ち、5勝2敗の勝ち点12で首位に躍り出た。
posted by asa8043 |12:35 |
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2010年07月02日
離婚騒動の馬琳は4位へ降下・・・
国際卓球連盟は2日、最新の世界ランクを発表。女優との離婚・財産分与騒動で渦中の人となっている
馬琳(中国)はランキングを一つ落として4位となった。
一位は男子の馬龍(中国)と女子の劉詩ブン(中国)で変わらず。
しかし、男子では、これまで2位につけていたドイツのエース、ティモ・ボルが3位に降下。そして2位には王皓(中国)が入り、1位・2位を中国が独占となった。
また女子1位の劉詩ブンと2位の馮天薇(中国)の差は先月より10ポイント縮まって肉薄している。ただ、馮天薇は現在開催中のジャパンオープンには出場しておらず、来月は大きく点差が縮まることはなさそうだ。
posted by asa8043 |20:58 |
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2010年06月27日
離婚問題が、中国スポーツを揺るがす問題に発展?
中国卓球のトップ選手、馬琳と女優・張寧益の離婚問題で、ポータルサイト新浪が妻側の弁護士との接触に成功したとの報道。それによると、両者の離婚はすでに合意に達しており、あとは財産分与の問題のみとのことだ。裁判所は、馬琳に対し、7日以内に財産の総額を明らかにするよう求めたという。
ただ問題は「金メダル内定」発言と1200万円の高級車の行方。
特に「金メダルに内定」発言は大きな波紋を呼んでいる。
弁護士によると、問題となっているのは広東省にある豪邸。これはスポンサーが「五輪金メダルの報償品」として送られたものだという。
ところが、この豪邸の登記は2004年6月。アテネ五輪は2004年8月に行われており、馬琳が男子ダブルスで金メダルをとったのは8月23日だ。つまり、金メダルを取る2ヶ月前に、その「賞品」である豪邸の登記を済ませていたということになる。これについて、法廷で馬琳は「どのみち僕が金メダルをとるから、家は僕のものだから」と答えたという。このとき、妻側は「大会前に誰が金メダルを取るか分かるわけない。結果が決まっていたとでもいうの?」と問いかけ、馬琳は「とにかく、これは優勝者がもらうものなんだ」と強引に語った・・・そんなやりとりがあったとのこと。
どうやら、「金メダルに内定」というのは、妻の張氏の憶測発言で、馬琳が直接証言したわけではなさそうだ。
だが、あまりにも不可解な不動産の行き来。調査によると、馬琳は5つの家と3台の車、そして2000万元(約3億円)の預金を持っているという。もちろん、トッププレイヤーである以上、一流の生活をすることに異議はないが、「不可解なカネ」はスポーツマンシップに反すると思う。
馬琳は元々、試合が思い通りいかなくなると、コートでの態度が悪くなるなど、フェアプレイ精神に欠けているとも言われていた。だが、コートの外ではもっとお行儀が悪かったということになるのだろうか・・・。
posted by asa8043 |00:13 |
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2010年06月26日
アテネ、北京で金メダルを取り、「お家芸」卓球で一時代を築いた中国・馬琳がとんでもない離婚騒動に巻き込まれている。離婚だけなら、全くのプライベートだが、離婚調停の財産分与が“泥沼化”。さらに、馬琳が法廷で「私が金メダルを取ることは内々では決まっていた」などと発言したとされ、卓球界全体を揺るがす事件に発展しそうだ。
馬琳は2004年8月、女優の張寧益と結婚。北京五輪後の2008年12月に別居状態となり、離婚調停がスタート。この際、最大の問題は、金メダリスト・馬琳の持つ多額の財産の分与問題となった。
妻側によると、馬琳は自己の財産を次々と不可解な経緯で処分したと主張。広州の別荘を格安で売却したり、高級車をコーチの妻名義に移したりという行動を取ったという。
23日に行われた離婚裁判の後、この「財産の不可解な経緯」について、張寧益が会見し、法廷でのやりとりを再現。馬琳は法廷の席で、「別荘は2004年6月にスポンサーから“金メダルの報償として”別荘を受け取った」と証言したのに対し、「アテネ五輪は2004年8月。どうしてその時点で、報償を受け取れるのか」と質問され、馬琳は「私が金メダルを取ることは内々で決まっていた」と発言したという。
ただその後、馬琳はこの法廷での発言は否定。あくまで「もし金メダルを取ったら」という条件付きの契約だったと主張したという。
また張益寧は、高級車をコーチの妻名義にしていることについて、暗に「賄賂」であったと指摘。張は「車は83万元(1200万円)で購入し、その後コーチの妻名義となっている」と語っている。
これについては、国家体育総局の役員が「車は北京五輪後、スポンサーから馬琳に“格安”で販売されたもの。馬琳は世話になったコーチに、この権利を譲ったに過ぎない。確かに。最初に金を払ったのは馬琳だが、その後、コーチは車を受け取る際に、馬琳にお金を支払っている」と複雑な経緯を弁明した。
離婚裁判は当然、非公開のため、法廷での発言の真意を確かめるすべもなく、法廷外でのこの「舌戦」はエスカレート。最初は私的な離婚問題にすぎなかったが、「金メダルは内定」発言は中国のスポーツ界を揺るがすもので、大騒動に発展している。
確かに卓球は各大会での上位を中国勢が独占しており、何らかの“密約”で結果を操作することは「全くの不可能」というわけではない。これまでも、男子卓球では、この手の八百長疑惑がよくささやかれていたし、賄賂問題も実は「暗黙の事項」として理解されていた。
ただ、今回の「内定」発言は、離婚を前に「財産隠し」のため、財産を移転・処分をしていた馬琳が、その経緯を説明するために取り繕った「苦し紛れの」発言である可能性も強い。それが逆にとんでもない騒動を巻き起こしたというわけだ。(あくまでも筆者の推測にすぎない)
注目カップルの裁判・・・今後はメディアによる徹底追及が始まりそうだ。
posted by asa8043 |08:17 |
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2010年02月05日
先月31日の記者会見で「引退」をあいまいな形で否定した卓球女王、張怡寧。だが、きのう、マレーシアのメディアが「すでに北京市体育局に対して引退届を提出した」と報道し、メディアが右往左往している。
去年10月の結婚以来、表舞台にほとんど姿を見せなくなった張怡寧だが、その間に、すでに北京体育局の副局長に直接引退の旨を伝えているというのだ。報道では、その際、孫学才副局長が「引退後、北京代表は大丈夫か?」と問うたのに対し、張怡寧は「大丈夫。丁寧がいますから」と答えたという。
丁寧は1990年生まれの弱冠20歳。去年行われた全国運動会(4年に一度行われ日本の国体に当たる・山東省)で張怡寧、郭炎と北京代表チームを作り、団体優勝を成し遂げた新進気鋭の選手。
この短期間での相反する状況に対し、メディアは「裏とり」に右往左往している。
だが、北京代表チームを管轄している体育学校の関係者は「引退届は絶対にあり得ない」と否定する。スポーツ選手を国家・地区が管理する中国では出身校や所属チームの指導者が知らない間に「引退届」を提出することは、例え「世界レベルの選手」であろうと「絶対不可能」なのだそうだ。
また北京市体育局の広報担当も、この「引退届」の事実は全く知らないという。
この「引退届」というのは、日本では考えられない概念だが、ある一定レベルのスポーツ選手は、これが受理されないと引退することはできない。受理までには、コーチやチーム関係者、スポーツ局の担当者など各方面の「意見」が付され、その結果、ようやく引退が「許可」されるという仕組みになっている。国家・地区が多額の費用をかけて育成してきた以上、勝手に身を引くことは許されないというわけ。だから、いきなり体育局のトップに「引退の意向」を伝えることなど、いかにトップ選手でもありえないそうだ。
この「引退」は、たいてい、面倒な沙汰になることが多い。なぜなら、国家代表レベルの選手も含めて、全ての選手は、それぞれの「省・地区」に所属しており、その選手の成績は、そこの「体育局」の成果となるからだ。予算配分やスポーツ官僚の出世にも影響するため、各省・地区の体育局は、選手をなかなか「解放」したがらない。例え、年齢的に競技が厳しくなっても、一流選手ならば、国内レベルである一定の成績を上げることは可能だからだ。
だから、各方面の思惑が複雑に絡み合い、日本のように「引き際」を非常にきれいにすることは、極めて困難なことが多い。
今回の張怡寧の「あいまい会見」が果たして「本人の気持ちの揺れ」によるものなのか・・・。もしそうならば、世界最高のアスリートとして十分に悩んで、答えを出してほしいと思う。
だが、様々な利害を持つ人々の思惑の中で、結論を明確にできず、ずるずると引っ張られているのだとすると、中国スポーツの構造的問題が生んだ「悲劇」になりかねない。
国の仕組みがどうであろうと、アスリートの「最初」と「最後」の時は、アスリート個人が決めるべきだと思うのだが、どうだろうか。
posted by asa8043 |08:47 |
卓球 |
2010年02月01日
卓球女王、張怡寧が記者団を煙に巻いた。
昨日、国家代表のキャンプ地で行われた記者会見に出席した張怡寧は記者団に対し、「今はまだ選択の時。自身の目標がはっきりしてから焦らずに結論を出したい」と「引退」の明言を避けた。
女王の引退宣言か、と大挙して押し寄せた50人の中国メディアは肩透かしを食らった格好となった。張怡寧のコメントの概要は以下の通り。
「今はまだ、身を引くべきかどうか、選択のとき。その選択がうまくいけば、自身の目標も定まるだろう。国家代表には、これだけ長い休みをくれたことに感謝したい。二つの道・・・続けるか、やめるか・・・。ここには米国ビザの取得の件は関係ない。今はただ考える時間がほしい。私も焦らないから、皆さんも焦らないでほしい。(世界ランク2位であることについて)卓球の国家代表はいつもそんなもの。誰が一番かなんて決まらず、常に同じスタートラインに立って、切磋琢磨し続ける。試合には出ていなくても、私は彼女たちとともに闘い続けている。実際には常にチームと連絡を密にしている。」
このあいまいだが、張怡寧らしい?コメントに対して、メディアでは様々な反応が出ている。「なぜ張怡寧は引退できないのか」・・・
ある卓球評論家は、まだ「後進が育っていない」ことを挙げる。確かに世界ランク1位の劉詩リン、郭躍ら生きのいい選手はあとにきている。だが、例えランク2位であったとしても、張怡寧の存在感はあまりにも大きいということだ。北京五輪後、「先代の女王」王楠はすっぱりと引退した。だが、彼女の場合、すでに絶頂期を完全に終え、テクニック、経験、戦術などどれをとっても、張怡寧には及ばなかった。だから、すんなりと引退できたというわけだ。一方、張怡寧と後続の選手の間には、もちろん試合では互いに勝ち負けがあるものの、王楠のときのような「下剋上」は生じていない。まだまだ郭躍・劉詩リンともに安定感を欠き、「絶対的なエース」というには心もとない。そんな、卓球王国中国ならではの「お家事情」が絡んでいる、というわけだ。
もちろん、張怡寧自身がまだ現役でいたい、という本人の希望もあるだろう。去年10月に結婚したばかりの張怡寧だが、夫の除威氏も怡寧の競技生活に非常に理解があるという。また現在2度の五輪出場で4つの金メダルを獲得している張怡寧だが、かつての女王・王楠や鄧亜萍も獲得した五輪の金は4つ。その数を抜いて「真の女王に」という気持ちがあるのかも・・・などと傍観する我々は想像する。
また本人は会見中に否定したが、現在申請中の「米国ビザ」の結果によって・・・という打算的な意味があるかもしれない。
ただここで、個人的にあえていうならば、今張怡寧が引退するのは、あまりに「美しすぎる」という気がしてならないのだ。王楠は「女王陥落」してからも、国家代表であり続け、長い経験に裏打ちされた老獪な卓球を後輩たちに見せ続けた。これは王楠の人柄ならでは、ともいえるし、張怡寧の性格からいえば、この「絶頂期」にやめるだろうという予測が今回の「引退報道」につながったわけだが、個人的にはやはり張怡寧にも「限界」まで打ち続けてほしいという気もする。
早くも、2012年のロンドン五輪直前に「電撃復帰」というシナリオを描くメディアも現れ、今回の張怡寧の「あいまい会見」は様々な憶測を呼び、我々、部外者からすれば、多くの想像を掻き立てる結果となった。まだ2年あるから、「子供を産んでも復帰は可能」などとおせっかいなことを書く雑誌メディアもある。
果たして、女王に今後、どんなストーリーが待っているのか、楽しみにしたい。
posted by asa8043 |09:39 |
卓球 |
2010年01月30日
中国卓球の一時代を築いた選手が表舞台を去ろうとしている。
アテネ、北京といずれもシングルス金メダルをとり、中国卓球の世界最強の地位を護り続けてきた張怡寧が明日にでも引退を表明する見込みだ。
北京五輪での「任務」を見事果たし、10月18日には晴れて結婚式を挙げ、「女性としての幸せ」を手に入れた張怡寧。その後、忽然とマスコミの前に姿を見せなくなり、国際・国内大会いずれも出場はしていない。
そんな中、明日31日に国家代表のキャンプ地で急遽、記者会見が行われることになり、そこで張怡寧が自ら出席して「今後の方針」を述べるという。明日は同時に、5月のモスクワ世界選手権(団体戦)に向けた国内予選(2月1日~4日)の概要を説明する記者会見も行われる予定だが、この時期に選手個人の記者会見が行われることは異例であり、「十中八九、引退記者会見だろう(関係者)」とのことだ。
卓球の世界ランキングは規定の改定により、1年間、試合に出場していない選手は削除されることになる。張怡寧は去年、2月のクエートとドーハ、5月の横浜世界卓球選手権の3度しか出場していない。仮に5月23日からモスクワで始まる世界選手権の団体戦に出場しなければ、6月に発表される新ランキングで名前が消えることになる。
すでにモスクワ大会の国内予選には参加しないとしており、その点から、「引退間違いなし」とされているわけだ。
また、張怡寧がすでに所属期間を通じて米国行きのビザを申請したとの情報もあり、引退後は米国留学・・・の可能性も高まっている。
かつての女王も27歳。その後ろには12歳で国家代表入りした天才少女、郭躍(21歳)や現在世界ランク1位の劉詩リンが控え、年齢的にはほぼ限界にきている。常人では計り知れないプレッシャーを受けた北京五輪、全国運動会(2009年山東省・日本の国体にあたり4年に1度開催)を終えて、すでに体力的にもモチベーション的にも限界にきているのは当然だろう。
「女王の決断」が明日あるのか・・・注目の会見となりそうだ。
posted by asa8043 |16:15 |
卓球 |
2009年05月21日
卓球の世界選手権後、最初の国際大会となるアジア杯が中国・杭州で開催。
21日には、大会には出場していない北京五輪の王者、馬琳が杭州を訪れ、記者会見に応じた。
話題に挙がったのは、今回のアジア杯の観客の少なさ。大いに盛り上がった世界選手権とは異なり、杭州での大会は空席が目立った。
その原因について、馬琳は「強すぎる中国」を挙げた。多くの国では、卓球が決して人気スポーツではなく、運動能力が高い素質ある子は他のスポーツを選ぶことが多い。また練習方法、人材発掘、戦術面など、どれをとっても中国より遅れている、と語った。一見、非常に傲慢なコメントにも感じるが、実は彼自身の大きな危機感の表れであり、その「あせり」は中国卓球全体が今、感じているものといえるだろう。
馬琳は中国で人気スポーツとしての地位を確立したバスケットボールのCBAとサッカーについて触れ、「ボールが小さく、観客から球の行方が見づらいこと」が卓球を「見ていて」面白みのないスポーツにしているのは事実、と率直に語った。
今後の方向性について、「選手が試合だけではなく、競技普及にも努めること」として、慈善活動やファンイベントを積極的に開催しているCBAを例に挙げた。
今後は彼自身が先頭に立って、試合外での活動に関わっていきたいと語った。
posted by asa8043 |21:38 |
卓球 |
2008年04月28日
体育館に所狭しと並べられた卓球台。そこでは子どもからお年寄りまで、ピンポンに汗を流している。“選手”たちの表情は本気そのもの。それもそのはず、みんな各団地の名誉を背負って参戦した「コミュニティ代表」なのだ。
北京市では市民参加型の卓球大会「和諧コミュニティ杯」が開催中。今は各区ごとの決勝大会の真最中だ。
このうち「東四オリンピック体育文化センター」では、東城区地区の熱い戦いが行われていた。区内にある30の団地がそれぞれ10人一組の代表チームを出し、団体戦を戦う。これで勝ち抜いたチームが晴れて「区代表」として北京市大会に出場することができるというわけだ。
今年71歳になる最年長の李富林さんは「小さい頃から、ずっと卓球をやってきた。だから今も体は丈夫」と誇らしげに語る。試合では「まだまだ若いものには負けない」とばかりに奮闘しておられた。
この活動は、中国が全国で展開する「五輪を通じて全国民が健康になろう」という活動の一環。しかし、さすが卓球王国。やはりこの市民卓球大会が他のどのイベントよりも盛り上がっているし、また各選手のレベルも高い。
見た目は普通のお父さんだが、昔はこれでも結構なモンだった・・・なんて選手が結構いて、さすがに、そういう人たちのラケットさばきは、素人と一味違う。また子ども達の参加者も多く、競技層の裾野の広がりは相当なものだ。
中国の卓球の強さは、この草の根のレベルが支えているのかもしれない。
posted by asa8043 |17:26 |
卓球 |
2008年03月10日
中華“支配”からの脱却?~変わる世界の卓球地図(1)
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/376
一大勢力「海外兵団」の誕生
元々、中国人が海外に出て卓球をするということは1980年代半ばから始まっていた。中国改革開放によって、国際大会で実績を挙げたあと引退した選手などが新天地を求めて、続々と海外に出始めたのである。そのほとんどは、ある一定の年齢となり峠を越えた選手であった。その中には、今も米国で現役選手として、北京五輪出場を狙っている49歳の成応華(四川省出身)がその代表格である。
その後、彼らが切り開いた『海外への道』は徐々に、中国でくすぶっていた『中レベルの選手』たちを惹きつけていく。『卓球王国』中国では、運動能力が最も優れた子ども達は卓球選手の道を選ぶことが多く、卓球人口の層は厚い。
地方レベルでも、強豪の遼寧省あたりになると、他国ならばエースになれるような逸材が一軍にも上がれないという状況が起きる。そんな選手たちが少しずつ、海外に流れ、それが徐々に拡大して、「海外兵団」と呼ばれる一大勢力に成長していくのである。
この『海外兵団』が大きな話題を呼んだのは1988年のソウル五輪のときだった。オーストリア代表として出場していた丁毅(元人民解放軍チーム)が当時、メダル獲得が確実視だれていた中国選手を予選リーグで破ったのだ。これにより、彼ら『海外兵団』の存在が中国国内でも大きくクローズアップされ、その是非が論議となった。
その後、この一大勢力の数が増加していることは先ほど指摘したとおりである。そして、この状況に対して、今回、国際卓球連盟は規制案を発表した。その内容は以下の通りである。
「国籍変更制限」の概要(2008年9月1日発効)
(1)21歳以上の選手が国籍を変更した場合、世界選手権やW杯には出場できない。
(2)15歳未満で国籍変更をした場合は3年間、15歳以上18歳未満は5年間、18歳以上21歳未満は7年間、世界選手権やW杯には出場できない。
ただし、IOCが管轄するオリンピックや連盟のプロツアーに関しては、今回の規定外となっているため、今後も該当の選手はその国を代表して出場できる。
圧倒的多数で“支持”された規制案
この規制案に対して、各国・地域の代表による投票が行われ、最終的には賛成48、反対2で可決された。反対したのは、代表選手の全てを中国大陸の元代表に頼っているシンガポールと香港で、中国は賛成にまわった。
まず、反対したシンガポールと香港はいずれも『海外兵団』の影響力が最も大きい国である。特にシンガポールは、『海外兵団』の力で、今大会、初の準優勝を飾った。人口の75パーセントを華人が占めるお国柄からも、中国とのパイプは太い。また決してスポーツ強国ではない同国にとって、卓球は数少ない国際的舞台での活躍が期待できる種目。この地位を維持したいというのは当然の考えだろう。両国とも「連盟の意図は分かるが、一刀両断に規制するやり方は良くない」と反対票を投じた。
一方、欧州諸国を始めとする国が規制案に賛成する理由は、主に『自国の選手により多くの機会を与えたい』ということである。ジュニアの頃から苦労して頑張っても、いざ国際大会という段階で、中華系の選手がやってきて、ポンと代表の椅子の座に座ってしまう・・・そんなことになれば国内の若手選手のモチベーションに影響する。いくら実力的に上でも、上位にずらりと“国籍変更選手”が並んでしまう状況では、将来の卓球選手を志す子ども達もやる気をなくすだろう。
規制案、中国の見方は?
では、この『規制案』の矛先が向かっている中国はどうか。前述のように中国は投票で、賛成票を投じている。男子代表の劉国梁監督は「そもそも“海外兵団”の存在は中国卓球に何ら影響を与えない。彼らは皆、年齢の高い選手、もしくは国内で淘汰された選手だからだ。」としつつ、今回の規制案について「国際的な視点から見ればいいこと」と語る。例え、中国国内でドロップアウトした選手でも、他国に行けばトップ選手となる。それによって、各国の協会が選手の育成を怠っているという状況が多く見られるからだ。
ただ選手サイドでは、意見は異なる。中国のある選手は「いずれにしても海外に出てプレーするつもりはない」と断言する。彼は決して一流ではない選手だが、今のところ、国内大会やプロリーグなどに出場していれば十分な収入になるという。敢えて、国籍を変えてまで海外でプレーする必要はないということだろう。かつて中国が貧しかったころは、海外に出ることは大きな夢であり、高い収入への近道であった。だが、国全体の経済力も高まり、国内リーグを支える企業の力も強まった今、国外に出るメリットも薄れているというのが実際のところだろう。
『海外兵団』の一員はこう見る
一方、『海外兵団』の一人でシンガポールの主力選手、リー・ジアウェイ(北京出身)は反対意見を唱える。「国内は選手の数が過剰気味でチャンスが少ない。海外に行くのは、あくまで生計を立てるため、生活のためだ。一律の規制はおかしい」。
各選手とも、海外に出る理由は異なっている。『生計を立てるためやむなく出国する選手』と中国国内でも十分機会があるにもかかわらず、敢えて高い収入などを求めて出国する選手などを一律に、その年齢のみで規制するのはおかしい、ということだろう。
またオランダ代表として五輪出場が決まっているリー・ジアオ(36歳・山東省出身)は『オランダで短期間に自国の選手を育てることは不可能。レベルの高い海外選手が引っ張らなければオランダ卓球はだめになる』と語る。
彼ら『海外兵団』の選手たちに共通しているのは、『自分たちの存在が世界の卓球を引っ張っている』という誇り。確かに、彼らが今後引退すれば、その国の指導者として、より高いレベルの育成ができるようになるだろうし、現時点では若手の台頭に障害があっても、長い目で見れば、『海外兵団』の役割は大きい、という見方もありうる。
変わるか・・・「中国支配」の国際卓球界
ただ、やはり現在の「海外兵団」は中国の第一線でやれない選手の受け皿的な意味合いが強い。中国の育成サイドとしては、こういった受け皿があることで、安心して選手育成ができるというメリットはあるのだろうが、それをいいことに、どんどん中国選手に進出されたのでは、相手国にとってはいいことだけとは限らない。
卓球の世界大会が完全な個人戦ならともかく、国別団体戦が行われたり、国・地域ごとに出場枠が決められたりと、あくまで『国・地域』単位で動いている以上、やはり公平性を保つため、また自国選手の保護のため、ある程度の規制をかけることはやむをえない。
もちろん、スポーツの国際化が進んでいる今日、やみくもに卓球界を国家という枠に縛りつけて置くというのは合理的ではない。
ただ一つの国の卓球界を盛り上げるには、一流選手を押し込むだけが方法ではないはず。今後はむしろ、指導者間の交流や選手の技術交流などがしやすくなるようなシステムを作り上げていくべきだろう。
さまざまな各国、各選手の思惑が絡む今回の改革・・・ただ、これまで中華系の選手たちが『統治』してきた世界の卓球界が、これによって、どう変わっていくのかが興味深い。
posted by 朝倉浩之 |15:34 |
卓球 |
2008年03月09日
世界各地で増え続ける“中華系”選手たち
先月24日から行われた世界卓球選手権の団体戦は、男女とも中国が圧倒的な強さを見せて、優勝を果たした。女子の若手NO1郭躍が決勝のシンガポール戦で不本意な試合を見せたほかは、男女とも安定した戦いぶりを見せ、さすが『卓球王国』を感じさせる内容となった。
さて、この大会期間中、国際卓球連盟は、今後の世界の卓球界の枠組みを変えるかもしれない大きな決定をした。卓球選手の『国籍変更制限』である。
今大会の女子決勝で、初の決勝進出を果たしたシンガポール。その最初の組み合わせが、郭躍(中国)とリー・ジアウェイ(シンガポール)のシングルスだった。リー・ジアウェイは中国・北京出身の27歳。中国のエース、張イネイ(26歳)とは年齢が1つ違いで、共に同じ体育学校で育った。1994年に北京代表となったが、その後は機会に恵まれず、結局96年にシンガポールへ渡り、同国の国籍を取得。以降、シンガポール代表の主力として、国際大会に出場している。(現在世界ランク8位)
実は各国には、今、このような『中国語を話す代表選手』があちこちにいる。そして、世界選手権などの国際大会では軒並み、彼らが上位進出し、準決勝、決勝レベルでは、ほとんどが彼らの間での対戦となっている。
今回の世界選手権でも、オランダやドイツの白人選手に混じり、中国人選手が主力として活躍した。全選手95人(中国大陸、香港、台湾)を除くのうち、元々中国国籍を有していたのは実に21人。試合後、彼らはCCTV中国中央テレビのカメラの前に引っ張り出され、中国語で試合を振り返っているのだが、当然のことながら、なんだか不思議な感じがする。今回、国際卓球連盟が下した決断は、これらの『国籍変更』について、制限を加えようというものである。
これら海外国籍を取得した“元”中国人選手のことを中国では「海外兵団」と呼ぶ。何だか、おっかない感じの名前だが、要は「海外ピンポン軍団」くらいの意味合いである。
世界卓球を“統治”する『海外兵団』
この『海外兵団』は、男女それぞれ世界ランク100位以内の選手のうち、なんと55人(男子21人、女子34人)に上る。このうち、最もランキングが高いのは、女子では6位に入っている遼寧省出身の王越古(シンガポール・27歳)。男子は10位の高寧(シンガポール・24歳)だ。
王越古は張イネイと同期で、未来を嘱望されたが、1997年の国内大会で右足をケガして手術を受け、国家代表の座を奪われて、再起を図るべく、日本に渡り、その後、シンガポールへ渡った。
高寧は国家代表の2軍から上がることができず、新天地を求めた選手。ちなみに、各国の選手の内訳を見ると、香港が最も多く11人(男子5人、女子6人)、続いてシンガポールが9人(男子2人、女子7人)、台湾2人とやはり中華圏が目立つ。
だが、それ以外にもスペイン、クロアチア、米国、イタリア、ノルウェイ、カナダ、ドミニカなど、とにかく幅広く、選手が散在していることが分かる。日本も五輪代表となった男子の韓陽を筆頭に吉田海偉、金沢咲希らがランキング100位内で頑張っている。こうなってくれば、ただでさえ、中国本土の選手が上位独占している状況だけに、国際大会の『内戦状態』は当たり前ということになる。
自前の“ヒーロー”作りに向けて
この状況に対して、異論を唱えたのが国際卓球連盟のアダム・シャララ会長(カナダ)らをはじめとする欧米の卓球関係者である。ある米国の関係者は「米国代表はほとんどが中国人。女子は全てが華人(米国籍の中国系)で米国生まれは一人だけ。これでは、米国本土の選手の成長機会が奪われてしまう」と現状を嘆く。
かつて卓球王国として君臨した欧州諸国の声も大きい。国際大会の対戦は、中国系選手がずらりと並び、顔ぶれはマンネリ気味。現在は、まだ高い人気を誇っているが、このままの状態が続けば、国内での卓球人気が将来にわたって続いていく保証はない。「やはり自前のヒーローが必要」というのは、欧州を中心に各国の一致した見方となっている。
では、このような「海外兵団」が生まれた背景はどこにあるのだろうか。
(続く)
'「国籍変更制限」の概要(2008年9月1日発効)
(1)21歳以上の選手が国籍を変更した場合、世界選手権やW杯には出場できない。
(2)15歳未満で国籍変更をした場合は3年間、15歳以上18歳未満は5年間、18歳以上21歳未満は7年間、世界選手権やW杯には出場できない。'
posted by 朝倉浩之 |20:27 |
卓球 |
2008年01月07日
日本の卓球代表は福原、平野で決まりそうだが、『卓球王国』中国は、話がそう簡単ではない。
1月3日、国際卓球連盟は最新の世界ランキングを発表した。規定によると、このランキングで上位20位に入った選手が自動的に五輪出場資格を得るが、その数は各国2名以下と決まっている。つまり、3名以上が上位20位に入っていても、出場資格は得られないというわけだ。
最新のランキングでは、男子がワン・ハオとマー・リンが1位、2位を占めた。また女子は、若手のグオ・ユエが初めて1位となり、“女王”ジャン・イニンに取って代わった。
ここには、かつてのトップランカー、男子のワン・リージンと女子のワン・ナンが入っていない。中国卓球陣の層の厚さを改めて感じるランキングとなった。
今のところ、男女の上位二人が直接、オリンピックに出場。そして、二人のベテラン、ワン・リージンとワン・ナンが3月6日から香港で行われる五輪アジア予選に出場して、『第3の切符』を争うという見方が強い。ここでベスト8以上に入れば(よほどのことがない限り、間違いないが・・)中国は“予定通り”3つの席を確保することになる。
ただ、当局責任者は「五輪出場者はまだ決定していないし、最終エントリー期日まで公開はしない」という方針を明確にしている。
規定によると、2008年1月最初の世界ランキングが発表されたのを受け、各国連盟は、五輪出場選手を内定しなければならない。だが、これはあくまで『仮決定』であり、6月15日の最終エントリーまでに変更することができる。
卓球の全種目を“総なめ”することを義務付けられている中国卓球陣としては、最後の最後まで、選手の確定を公表せず、与えられた3枠を、その時点での最高の布陣で臨もうというわけだ。
実際、中国のトップ選手間の差は非常に小さく、各国際大会の優勝者も、中国選手が互いに奪い合う格好となっている。誰が出ても、世界トップ3を占めることは間違いないというわけだ。
“超”卓球強国、中国ならではの贅沢な悩み・・・大会前まで誰が出てくるか分からない・・北京五輪のドラマはすでに始まっているといっていいかもしれない。
posted by 朝倉浩之 |11:05 |
卓球 |
2007年12月17日
卓球のプレ五輪「プロツアーファイナル」は16日、閉幕。結局、女子ダブルスで韓国ペアが決勝進出したのを除いて、いずれも決勝は中国人同士の対戦となった。男女単複は全て中国勢が優勝した。
女子単は世界ランク4位の李暁霞がザグレブ世界選手権覇者の郭躍をやぶって最終戦を制した。決勝の組み合わせは世界選手権と同じ。その雪辱を果たしたことになる。また男子単の決勝は、世界ランクトップ二人の対戦となり、ランク2位の馬琳が1位の王コウを下して優勝した。唯一、中国人以外が出場した女子複の決勝。郭躍・李暁霞の相手は、1回戦で福原愛のペアを下したキム・キュンア、ポク・ミヨン組(韓国)だ。カットを多用して、中国ペアの力のあるレシーブを交わしながら、接戦に持ち込んだ韓国ペアだが、結局4-2で郭躍・李暁霞が勝利。満員の会場の声援も後押しした。
チケットは、大会2日前までにすでに完売。決勝当日も、無人となって閉鎖された売り場に、チケットを求めてやってくる人が後を立たなかった。
会場は販売されていない席を除いて、ほぼ満員。最終試合の男子シングルスは夜11時を回った。北京の地下鉄・バスはいずれも、この時間は当てにできない。会場の北京大学は北京の北側にあり、決して交通が便利な場所ではないのだが、会場の観客はほとんど席を立つことなく、試合終了まで見守った。
さすがは卓球王国・・・
4つの金メダルを全て総なめ・・・これは最近の国際大会では当然のことであり、むしろ金メダルがとれなければ、翌日の新聞でコテンパンに叩かれてしまう。そんな強烈なプレッシャーの中で戦う選手たちは大変だ。会場に響く「加油(ジアヨウ・がんばれ)」の大声援は、同時に、「国技」に挑む選手たちに対する強いプレッシャーでもある。そして、「卓球王国」ぶりを感じさせるのは、選手の力だけではない。会場の応援も素晴らしい。『観客の観戦マナー』については、私もこのブログ記事を通じて、何度か話題にしたが、事、卓球に関しては「さすが」と脱帽である。
誰か一人が選手の名前、例えば「王楠」と叫べば、その周囲の人たちが「加油(ジアヨウ・がんばれ)」と続く。それを繰り返す応援なのだが、選手がサーブのために身をすっとかがめた瞬間に、その声が止んで、『息を飲む』音が聞こえる。会場が一瞬、緊張するのだ。全てのスポーツに、この『息を飲む』瞬間があり、これを楽しむことがスポーツ観戦の醍醐味だと思うのだが、一連のプレ五輪シリーズで、この感覚を味わえたのは、今回が最初だ。
また中国人の観客は、「中国人同士」の対戦における応援の仕方をよく分かっている。卓球ではしばしばそういった場面が見られるからだろう。その局面で、劣勢にある選手の名前を呼び上げ、会場全体がそれに続く。その「選手選び」が実に的確なのだ。だが、あまりに、一人の選手の名前が連呼されすぎると、別の場所から、相手の名前も出てくる。声のかけ方、内容、タイミング・・・いずれも抜群だと感じた。
歌舞伎などの伝統芸能でも観客のかけ声一つで、その舞台が変わってくるという。また優れたスポーツ文化は観客が育てていくもの・・・というのは、このブログでも何度も触れていることだ。
試合中、一流のスター達の名を呼ぶ子供たちのかけ声が何度も上がった。世界トップレベルの選手が自分と同じ中国人であることを誇りに思い、憧れの気持ちを持つ子供達は多いだろう。
女子シングルスの決勝は、郭躍と李暁霞・・・いずれも20歳に満たない選手だ。かつての女王、王楠・・そして世界トップを走り続ける張イ寧も、観客席でその試合を傍観していた。中国では、トップ選手が世界一を守り続けるだけでなく、後から次々と、若い選手が登場してきて、新陳代謝が起こる。そのスピードが異常に早い。
中国のスポーツ選手といえば、国家が育てる「ステートアマ」のイメージが強いが、本当の「王国」は、それだけで作り上げられるものではない。その“幹”になる部分は、選手、観客、そして未来を担う子供たちが一体となって、作り上げている・・そんな気がした。
posted by 朝倉浩之 |16:59 |
卓球 |
2007年12月17日
13日から北京大学体育館で行われていたプレ五輪「卓球プロツアーファイナル」。
大会2日目の14日に起きた「停電」について、当局側の発表があった。詳細は当ブログの以下の記事。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/289
昨日は北京五輪組織委員会の劉淇会長が会場を訪れ、視察を行った。新聞「北京日報」によると、当然、今回の停電騒ぎにも話題は及び、その原因について、「非常電力設備の故障によって、競技場内の照明システムに支障をきたしたもの」と説明した。
これに対して、劉淇会長は、「問題が起きるのはやむをえない」とした上で、「しっかり教訓を得て、実践の中で改善していくよう」と語ったという。
posted by 朝倉浩之 |14:02 |
卓球 |