2011年01月12日

中国スポーツトップ「ロンドン五輪への道はかつてない困難」

  1月11日、全国体育局長会議が北京で開幕。国家体育総局の劉鵬局長は「中国には優れたスポーツインフラがあるが、同時にかつてない困難に直面している」と述べ、2012年ロンドン五輪に向けて、厳しい見方を示した。

  劉鵬局長はロンドン五輪に向けた課題について

・「ホーム」から「アウェー」となることで北京五輪とは物理的に状況が異なる

・米国、ロシアなどスポーツ強国が「打倒 中国」をも最大目標に掲げ、研究を続けている

・各競技の予選形式、規則などで大幅な変更が行われており、不確定要素が多い

・すでに北京五輪で最大限の能力を発揮し「取るべき金メダル」は全て獲得した。実質的にこれ以上の成績は不可能。

・一方で陸上、水泳、柔道、レスリング等、種目が多く、メダルの量産が期待できる競技については依然、競技力が低い状況にある。

・北京五輪後、有力選手は引退したことで、ロンドン五輪は「新旧交代」の大会。不安要素が大きい。

という6点を挙げた。

一方でロンドン五輪は「重中之重(重要なものの中で更に重要なもの)」と語り、“ポスト北京五輪”の試金石となる大会に向け、この1年で最大限の準備を行うよう、出席した各省・市の体育局責任者に檄を飛ばした。

posted by asa8043 |07:41 | ロンドン五輪 |
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2010年07月06日

中国スポーツ首脳「ロンドン五輪は非常に厳しい」

中国スポーツを統括する国家体育総局の劉鵬局長が6日、2012年ロンドン五輪に向けた談話を発表。「情勢は厳しいが必ず勝つという気持ちを忘れず、強い意志を持ち続けよ」と叱咤激励した。同局傘下のニュースネット「華奥星空」が伝えた。

劉鵬氏が「情勢は厳しい」と分析する理由は以下の5つ。

1 ホームではなく、アウェイでの戦い
2 すでに目標であった北京五輪を開催し終えた
3 中国選手の素晴らしい成績は今や「批判の的」となっていること
4 選手の世代交代が進んでいること
5 北京五輪後、一部の指導者らが努力を怠っていること

 以上の点を挙げたうえで、今後「2012年ロンドン五輪の任務責任の書」を制定し、各競技の努力目標を定めるとした。



  さて、劉鵬氏は「世代交代が進んでいる」というが、現実には非常に厳しい状況だ。はっきりいって、中国の国家級の選手は卓球など一部の競技を除いて、「新陳代謝」がほとんど進んでいない。

  中国は前々回のアテネ五輪の時点で、すでに目標は北京五輪に照準を合わせ、選手の「育成」と「取捨選択」を行ってきた。メダルを確実にとれる選手に多額の育成費をつぎ込み、勝利に徹した「国家代表」を作り上げてきた。一方で、若くて才能のある選手をおいてきぼりにして、彼らの大切な「育成期間」を無駄にしてしまったのも事実だ。この「空白の4年」の代償は大きい。

  また不幸なことに、2009年には全国運動会があり、五輪の主力選手はここまで引っ張られた。各省・機関の向こう4年のスポーツ予算を決める大事な大会だけに、ここで若手への世代交代を進めることは危険が多すぎたというわけだ。

  その結果、実質的に今年から・・・わずか約2年あまりで世界に通用するオリンピック選手を育成しなければならないということになった。これまで、「挙国体制」のスポーツシステムを作り、国家を挙げて、4年~8年のサイクルで、極めて計画的に育て上げてきたアスリートの「連鎖」が、「中華民族100年の夢」北京五輪のために、途切れることになったというのも皮肉だ。
 
 この厳しい状況の中で、劉鵬氏は中国スポーツをロンドン五輪に向けて、どう導いていくのか。スポーツの「挙国体制」を続けるべきなのか、そうでないのか・・・。ロンドン五輪にいたる、この3年間をどう”過ごすか”・・・本当の「スポーツ強国」を目指す中国の真価が問われると思う。

posted by asa8043 |23:37 | ロンドン五輪 |
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