2008年03月20日

水球テスト大会、欧州メディアの熱い視線

“水上の格闘技”水球の五輪テスト大会「中国オープン」は19日、大会2日目を迎えた。この日は、男子の中国代表―上海市代表、オーストラリア―広東省代表のカードが組まれ、それぞれ中国代表、オーストラリアが勝利した。

日本が男女とも五輪予選にも出場しておらず、決してメジャースポーツではないため、今大会への日本の関心は低いが、水球そのものは“水上の格闘技”という名の通り、ボールを巡る水上の激しい接触がダイナミックな魅力的なスポーツである。男子は1900年のパリ五輪からすでに正式種目に入っており、長い歴史を持つスポーツだ。

さて、会場となったオリンピック体育センターの『英東水泳館』は1990年の北京アジア競技大会から17年間使用されたのち、北京五輪に向け、全面改装工事がされたスタジアム。本大会では、近代5種の水泳と水球の予選が行われる。外から見ると、古ぼけた感じで、デザインも月並みなパッとしない感じの建物だが、中に入ると印象がガラリと変わる。
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北京北側にある五輪体育センター「英東水泳館」


真新しいプールが2面。競泳用と飛び込み用のものが整備され、いずれも『最新鋭の器材(建設担当者)』が備わった会場だという。だが、五輪のメインスタジアム国家水泳センター(水立方)とはバスで一駅の目と鼻の先。投入された予算は水立方には及ばないだろうが、これだけのプールをこの小さな範囲内に置くというのは、贅沢でもあり、またこの後が心配となってくる。
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大会2日目のカードは男子の2試合。2戦目のオーストラリア以外は、全て中国国内チーム。中国代表が出ているのは当然だが、広東省と上海市の代表チームが出ているのが面白い。男女各4チームを揃えないとならないという中、組織側の“苦心のあと”が伺える。残念ながら、ロス五輪とバルセロナ五輪で5位に入った実績もあるオーストラリアの力は圧倒的で、広東省との試合は高校生と大人・・・といった風情だった。また中国代表対上海市代表というのも、いわば1軍対3軍?以上の差があり、試合としての面白みは全くない。
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だが、これを運行するスタッフの動きは真剣そのものであり、特に今大会のボランティアは非常にテキパキと仕事をしていた。メディア担当のボランティアの仕事ぶりも素晴らしかったし、非常に気持ちよく取材ができた。運営スタッフはボランティアを含めて、それぞれチーム単位で動いており、聞けば、この“チーム”にとって、今回は3度目のテスト大会だということ。すでにお馴染みのメンバーで、勝手知った間柄・・・というわけだろう。絶妙のチームワークもその当たりからきているようだ。

また内外のメディアの注目ぶりも、五輪出場がない日本メディアとは対照的で、非常に面白かった。メディア責任者によると、今大会の取材申し込みは内外からの記者700人。このうち500人が実際に取材証を受け取り、毎日200人あまりが会場に来ていると言う。特に水球が人気スポーツである欧米のメディアの注目度は高く、北京支局の駐在記者ではなく、本国から、わざわざ記者を派遣するメディアが多かったそうだ。そういえば、最近は現地で顔見知りの外国人記者も多くなってきたが、今大会に関しては、知らない顔の記者が非常に多かったような気がする。水球が決してメジャースポーツではない日本の反応とは一味違う諸外国の注目ぶり、というわけだ。

私自身は、日本のローカルテレビ局にいたころ、ある全国級の高校水球部にこだわって取材したことがあり、水球に対しては、ひとかどの思い入れがあるのだが、一般的に言えば、水球は日本において、決してメジャースポーツではない。欧米マスコミの熱心な報道ぶりに触発されたからなのか、日本がこの場にいないこと・・・それどころか世界の舞台にも出ていないことに何だか一抹の寂しさを感じた。

北京では22日、水球の組み合わせ抽選が行われる。これは北京五輪の種目では最初の抽選会となる。北京五輪には男子が中国、米国、クロアチア、ハンガリー、スペイン、スロベニア、オーストラリア、モンテネグロ、ドイツ、ギリシャ、イタリア、カナダ。そして女子が中国、米国、オランダ、オーストラリア、ロシア、ハンガリー、イタリア、ギリシャが出場する。




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posted by 朝倉浩之 |17:39 | 水球 |
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2008年03月19日

水球のテスト大会「中国オープン」が開幕

水球の五輪テスト大会「中国オープン」が18日、オリンピック体育センターの「英東水泳館」で開幕。初日は女子の試合が行われ、オーストラリアと米国がそれぞれ勝利した。

今大会には、開催国・中国の男女代表のほか、女子がオーストラリア、ロシア、米国、男子はオーストラリアが出場。これに男子の上海、広東代表チームが加わる男女4チームで予選リーグと決勝を行う。

初日は中国女子が強豪のオーストラリアと対戦。前半こそ、両者1点ずつを取り合う展開となったが、その後はオーストラリアが優位を保ち続け、9-6で中国をねじ伏せた。

また続く米国対ロシアは米国が15-9で圧勝した。

19日は男子の試合が行われ、それぞれ中国代表対上海、広東対オーストラリアが行われる。

なお、北京五輪の予選がすでに2月と3月に行われ、出場国が決定している。

女子は米国(米州地区代表)、オーストラリア(太平洋州代表)、オランダ(欧州地区)に加え、2月24日に行われた予選の結果、イタリア、ロシア、ハンガリー、ギリシャが出場権を獲得し、これに中国を加えた8チームで争われる。

また男子は米国、クロアチア、ハンガリー、スペイン、セルビア、オーストラリア、モンテネグロドイツ、イタリア、ギリシャ、カナダ、中国が出場する。組み合わせ抽選も、今大会の最中である22日に北京市内で行われる。

日本は男女とも去年8月に予選不参加を表明しており、出場しない。

大会の行われる「英東水泳館」は1990年の北京アジア大会で使用されたプールで、北京五輪のために大規模改築が行われた。建築総面積は44000平米で座席数は4800。北京五輪では、水球の予選と近代5種の水泳が行われる。近代5種には16年ぶりに日本人選手が出場することになっている。

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posted by 朝倉浩之 |09:05 | 水球 |
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