2009年07月05日

五輪への試金石、アジパラのボランティア研修会実施

障害を持つアジアの青少年アスリートが集う「東京2009アジアパラゲームズ」が9月、東京で開かれるが、今日、その大会運営を担うボランティアの合同研修会が行われた。研修会は6月から週末を利用して行われ、今回が最終日。毎回200名前後の出席者があり、計6回行われたので、合わせて1200名ほどが研修を受けたことになる。

スポーツ大会において、ボランティアの役割が非常に大きいのは近年周知の事実。またボランティア本人にとっても、この上ない大きな経験を得ることができる。
私自身も、北京五輪の際は、日本のメディア対応を行う若いボランティアスタッフをまとめるという経験をさせていただいたが、北京五輪の各競技が、実際、どのように運営されているのかを身をもって体験することができ、大きな大会をやり終えた充実感で、本当に有意義な時間だったと感じている。

今回のアジアパラゲームズのボランティアも、「競技場ボランティア」と「各国ボランティア」に分かれ、それぞれのポジションで、大会運営の「顔」となる。

そして、今回のボランティアは他のスポーツ大会のそれとは大きく異なる部分がある。

一つは、「障害を持った方の」大会だということだ。ほっておけばスタートラインに並ぶ健常者のアスリートとは異なり、当然、さまざまな助けが必要になる。今回の研修では、車椅子の動かし方や目の不自由な方の引導の仕方など、参加者は障害を持った方への扶助の“基礎”について学んだ。

もう一点は、出場者が14歳から19歳の年少者だということだ。彼らは国際大会の経験が少なく、国際大会独特の「間合い」のようなものを持っていない。さらに、健常者アスリートは若いころから、世界中を転戦し、公用語である英語がある程度できるようになるのだが、今回は英語を話せない選手たちも多いことが予想される。そこで、ボランティアの募集においても、「語学」人材を集めることに力を入れ、各大学の留学生などに声をかけ、英語以外を話せるボランティアをできるだけ多く配置しようとしている。この点については、中国・韓国については一定程度集まったものの、特にアラブ圏などの語学人材が不足しており、今後、さらに募集を続けていくとのこと。北京五輪のときのような、とんでもない数の語学ボランティアで「万全を期す」ということは物理的に不可能だろうが、選手たちが心地よく東京での競技に専念できるよう、できる限りの人材を集めるべきだと思う。

ボランティアの運用については、今大会を成功させることはもちろんだが、東京都が招致を進める2016年夏季五輪に向けた試金石になることも忘れてはならない。大会が行われるのは、五輪開催国決定の2週間前。ここで、大きな失策があれば招致に大きな影響があるのは事実だ。特にプレッシャーをかける必要もないが、国際大会を都が絡んで実施する以上、そうなってしまうのは致し方ないだろう。

今後は、2度の専門研修、リーダー研修などを経て、大会本番に備える。


posted by asa8043 |21:05 | パラリンピック種目 |
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2009年07月03日

見よ!障害者スポーツ アジアパラゲームズ開催へ

7月1日、東京都庁で、障害を持った青少年のスポーツの祭典「アジアパラゲームズ」の東京大会が発表された。
 9月10日から13日まで、国立競技場、代々木体育館などを舞台に6競技が行われる。アジア30カ国の選手・役員1000人が出場。障害者スポーツの将来をしょって立つ14歳から19歳までの若人たちの大会だ。
 私自身、この大会については不勉強でまったく知らず、今回の東京開催で初めてその存在を耳にした。2003年に香港で第1回大会が開催され、今回が2回目ということで、障害者スポーツのすそ野の広がりを示すものといえよう。
 
 障害者スポーツについて、まだまだ不勉強な私が言うのもなんだが、パラリンピックへの世界的な注目で少しは発展しつつある障害者スポーツであるものの、まだまだ認知度は低い。今大会も、都とパラリンピック協会が非常に力を入れているものだが、残念ながら、都民・国民の関心は低い。
 1日に行われた記者会見にも、TBSの「朝ズバ!」とTOKYO MX以外は来場しておらず(朝ズバはみのもんたさんがパラリンピックのPRに一役買っていることがあるのだろうか)テレビメディアは無関心・・・という感じだった。

 まだまだ「障害者のための福祉」という意識の強い障害者スポーツ。だが、このブログでも再三取り上げたように、スポーツとしての面白さは他の健常者スポーツに決して劣らない、ということを改めて強調したい。

 ここでも取り上げた車椅子バスケットは、車椅子をたくみに動かして、ゴールを狙うのだが、その迫力と面白さは、ここでも何度も取り上げた。車椅子をたくみに操りながら、相手ディフェンスをすり抜けるハンドルさばき、時にはお互いにぶつかって転倒することも厭わない迫力ある接触プレー・・・。いずれも、このスポーツが「バスケットの障害者版」ではなく、「車椅子バスケット」という競技の一種であることを実感させてくれる。

 ただ観戦するのに、少し分かりにくいスポーツがあるのも事実だ。「ゴールボール」という競技は、ハンドボールより一回り小さなコートで、相手ゴールに向かって、ボールを転がし、ゴールすれば得点・・・というもの。ただ見ているだけだと、ボールをお互いに転がしあって、それをぎこちない動作でキャッチし、また相手のゴールに向けて投げ込む・・・という「スポーツ性」を感じにくい競技だ。
 だが、彼らは、少し見えている「弱視」の選手も含めて、全員が完全に外界をシャットアウトしたアイマスクをつけて、コートに立つ。そして、コートにわずかに作られた凹凸を手で触って自分の位置を確認し、ボールが転がるときに出る「鈴」の音を頼りにキャッチする。会場は、彼らの「聴力」を邪魔しないよう、わずかな雑音を発することも許されない。
 このスポーツを鑑賞するには「想像力」が必要だ。自分がもし何も見えない状態となったら、果たしてこのボールをキャッチできるか・・・どう転がして相手ゴールを狙うか・・・自分をその選手の身において「想像」しなければ、「傍観者」でいる限りは、単なるボールの転がし合い・・・子供の遊び(昔、“転がしドッチボール”というのをしたことがあるだろうか。なんだかそれに似ている)にしか見えない。
 障害者スポーツを私たちが楽しむときはこの「想像力」が必要になる。単なるスターリズムや見た目の分かりやすさだけがスポーツの面白さだとしてしまうと、障害者スポーツは亜流の世界にとどまってしまうというわけだ。

 さて、そんな障害者スポーツの祭典が9月にやってくる。

東京が進める2016年オリンピック・パラリンピックの招致に向けても、私は、この大会の成功が非常に大きな意味を持つと考える。ボランティアを中心とした大会運営、各国からやってくる選手たちへのホスピタリティ、そして障害者スポーツであることから必然的に要求される設備面の充実・・・いずれも、この日本が優れた「スポーツ立国」に成長するための大きな試金石といえよう。

今後は、このブログでも、この大会に向けた準備状況をお伝えしていきたいと思う。

posted by asa8043 |08:22 | パラリンピック種目 |
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2008年05月19日

パラリンピックへ向けて・・・盛り上がりつつある障害者スポーツ

北京五輪が閉幕後、ここでは引き続き、障害者のスポーツの祭典「パラリンピック」が行われる。五輪に大きな注目が集まるが、このパラリンピックを機に、中国の障害者スポーツがどう変化していくかも大きな注目点である。

そんな中、18日、北京市東城区で地域の「障害者スポーツ大会」が開催された。

同区の「東四“社区”(都市の地域単位で、日本の“町”よりやや小さい)」が開いたもので、200人の障害者が参加した。参加者は視覚・聴覚に障害を持つ人、肢体不自由な人、知的障害を持つ人など、障害の種類もさまざまだ。

大会は、地区の小学校の運動場が使われ、バスケットボールのドリブル競争、サッカーのPK戦、ボーリング、鉄アレイのリフティングなどそれぞれの障害に応じた8競技が設けられた。選手たちは、団地ごとにチームを作り、近くの大学生が組織するボランティアに支えられながら、“熱戦”を展開した。

進行は非常に本格的だ。選手全員の入場のあと、きちんと“専門”の武装警察官がやってきて、国歌が流れ、国旗が高々と揚がった。続いて、会場となった小学校の児童らが組織するチアリーダーチームがダンスを披露。続いて、地域住民による中国伝統の踊りがあり、障害を持った方のグループによる「太極球(球を使った伝統のパフォーマンス)」も大きな拍手を浴びた。披露されるパフォーマンス、運営、そして参加する人たちも全て地域住民。非常に手作り感のあるイベントだが、非常に温かみのある活動だった。

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サッカーのPKゲームでは、知的障害を持った方は、体が思うように動かず、うまくボールを蹴ることができない。それをボランティアが蹴り方を一生懸命説明して、何とか、ボールが前に転がる。住民らは、その周りを取り囲み、声を限りに応援する。こういったイベントはえてして、嫌味っぽくなってしまうのだが、大会そのものの素朴さと住民の皆さんの一生懸命さで、そういった感じがまったくない。

蹴り終えた選手は、結果に不満足なのか、悔しそうにコートを去る。だが、見事に“任務”を果たした選手に、応援の住民らから大きな拍手が送られる。選手たちは本当に一生懸命だし、うまくいったときの笑顔も素晴らしい。そして、これを作り上げている住民たちの情熱、熱気を感じた。

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今回出場したのは、この地域在住で、障害者としての「認定」を受けた人は1200人あまり。そのうち、車椅子もしくは歩行で、通常の運動ができる人がスポーツ大会に出場した。今回で3回目を迎え、初めて行われた2005年大会より参加者が倍に増えたという。

今回のイベント自体は、地域の運動会の「障害者」版というほどの規模のものである。

ただ、障害者行政がなかなか目に見えた形で出てこない中国の都市部で、地域単位でこういった取り組みを行っているということは非常に興味深い。

そして、こういった障害者の運動会が、去年以降、全国で300回行われているというのも驚きだ。北京では、五輪を前に、「全民健康(住民全員が健康に)」と題する活動が行われており、その一環として、「障害を持った人たちも外に出ていこう」という呼びかけがなされている。その流れの中に、このスポーツ大会があるといえよう。

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手話ボランティアも住民の一人


北京市のスポーツ担当者によると、去年からこれまで、地域規模の障害者スポーツ大会を全国で計1000回開催することが目標となっているという。これも五輪を前にした地域スポーツの変化といってもいいだろう。

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大会責任者の孫さんは、こういった活動を通じて「障害者に優しいコミュニティ作り」をしていきたいと語る。都市のバリアフリー化を含めて、インフラ面ではまだまだという北京の障害者行政だが、まず障害者が積極的に外に出て行って、住民みんなでサポートしながら、一つのイベントを成功させるという取り組みは、「住民の意識」を向上させていく上で大きな意味合いを持つだろう。

中国での北京五輪に向けた活動というと、国威発揚を目的とした国家主導型の大型イベントばかりが目立つが、北京の街角では、こういった住民本位の草の根活動が着々と動いていることを忘れてはならないと思う。





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posted by 朝倉浩之 |14:57 | パラリンピック種目 |
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2008年01月25日

世界が見えた・・・車椅子バスケット、女子日本代表

「世界が見えた・・・」

中国との3位決定戦を終えた高林美香(Brilliant cats)ゲームキャプテンは興奮気味にこう語った。

最高で167センチ、主力選手のほとんどが150センチ~160センチという小型チーム。大型の選手が並ぶ他国とは体格面で圧倒的な差があった。だからこそ、「激しいディフェンス」と「スピード攻撃」をチームの最大テーマとして強化を続けてきた。そして『全員バスケ』をモットーに、どの選手を起用してもレベルが一定になるようなチーム作りをし、高い壁のような世界の選手と戦うことを目指してきた。

その結果が出たのが、今回のテスト大会。初戦の中国戦を皮切りに、2戦目は世界トップレベルのカナダに見事勝利した。同じく世界トップチームが相手となったドイツ戦は、前半から押し気味に試合を進め、相手を『ヒヤリ』とさせた。準決勝で再度戦ったカナダ戦も敗れはしたものの、自分たちなりの『走るバスケ』が出来た。(高林)

この大会の最大の収穫は『世界のトップが見えた』こと・・・高林ゲームキャプテンは、自信を持ってこう語る。

「ちびっこ軍団(岩佐代表監督)」に何が出来るのか・・・自分たちの目指すものが本当に正しいのか、不安になったこともあった。だが、今大会を通じて、世界でもやれることが十分に分かったと高林は言う。

またこの大会、試合を追うごとにベンチからの声が大きくなってきたような気がする。コートにいる選手だけでなく、ベンチに座る選手、監督、スタッフがともに声を出し、一緒に戦う・・・普段の試合で常にやってきたことを今年の本大会の会場で、のびのびとやれたことが何よりの収穫だろう。

課題は『相手の流れを出来るだけ早く変られる力をつけること』。岩佐監督はベンチワークで、高林キャプテンはプレーの中で、ともに同じ課題を挙げる。

日本代表は来月半ば、大阪での大会を経て、最終の12人のメンバーを決定する。そしていよいよ9月のパラリンピックへ本格始動。すでに組み合わせも決まり、予選の組み分けは「最高のくじ運(岩佐監督)」でトップ通過も可能なところに入った。

シドニーで銅メダルを獲得して以来、低迷している日本女子の車椅子バスケットボール。目標の最低ラインであるメダル獲得、あるいはそれ以上を目指して・・・いよいよ彼女たちの大詰めの戦いが始まる。

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パラリンピックの華「車椅子バスケ」



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posted by asa8043 |19:18 | パラリンピック種目 |
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2008年01月25日

五輪テスト大会、日本はパラリン「車椅子バスケ」で大収穫の3位

北京の国家体育館で行われているパラリンピックのテスト大会「車椅子バスケットボール」の最終日、日本は昨日の準決勝でカナダに敗れたため、3位決定戦に回った。

相手は、初戦で下している中国。パラリンピック種目ではまだまだ『発展途上国』の中国だが、最近、育成にも非常に力を入れている。初戦のあと、その成長ぶりに、日本選手が「驚いた」と口を揃えた。

すでに23日にはパラリンピックの組み合わせも決定しており、中国が同組に入ることは決定している。いまや『格下』ともいっていられない中国を相手に、日本が目指すバスケ「スピードバスケ」が展開出来るか・・が今回のテーマだ。

今日は出来るだけの選手を試すため、『選手起用の試合(岩佐監督)』と位置づけた試合。選手を積極的に入れ替え、「選手交代で流れを作るベンチワーク(岩佐監督)」にチャレンジした。第1クォーターは、序盤は接戦となったが、後半から得点を重ね、20-13でリードして終えた日本。

第2クォーターに入って、日本の決定率がやや落ちたものの、高さのある中国をかいくぐって、得点を重ねる。一方の中国も生きのいいボール回しを見せた。大型の選手が多い中国が頭から上でボールを回される中、好機を捉えて、すばやいパス回しでゴール前へ展開する日本。テクニックでは日本のほうが上だが、決して大きな差は感じさせないというのが正直なところだ。第2クォーターは31-24で点差は大きく変わらず。

第3クォーターは、日本に元気があった。初戦では、やや「遠慮気味」にプレーしていた選手たちだが、回を追うごとに声が出るようになった。特にベンチが選手と一丸となって声を掛けて作る一体感は、“大人しい”中国サイドを圧倒していると思う。結局、このクォーターは日本が点差を広げ、47-32とした。

最終クォーターは、疲れの見える中国に対し、日本が安定したボール回しを見せた。さらに点差を広げた日本が、61-44で貫禄を見せた。

中国随一の大型体育館で、声を掛け合うコミュニケーションの大切さを改めて感じたという女子日本代表。今年の本大会で、シドニーの銅以上を狙う彼女らにとっては、大きな収穫をもたらしたテスト大会だった。

なお、決勝はカナダが大接戦の末、51-50で勝利し、優勝を果たした。

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posted by 朝倉浩之 |18:41 | パラリンピック種目 |
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2008年01月23日

五輪テスト大会・車椅子バスケ、予選が終了。日本女子は大健闘

パラリンピック競技2つ目のテスト大会となる「車椅子バスケットボール招待戦」の予選リーグが22日終了。予選2日目に強豪カナダを下した日本女子はドイツに次ぐ2位。男子は2006年世界選手権3位のオーストラリアが3連勝で首位に立った。

日本女子は、22日に行われた予選3戦目のドイツ戦で、一時は13点差までリードしたものの、第3クォーターあたりから疲れが見え、じわじわと後退。結局43-48で敗退して、惜しくも金星は逃した。ただドイツ代表のグリニッチ監督も「スピードがあり、ゴール率も高く、序盤は完敗」と舌を巻くほどの日本代表の試合ぶりだった。

プレ大会は23日が休養日。24日に準決勝が行われ、2位の日本は3位のカナダと対戦する。あくまでもプレ大会だが、まだまだ進化の過程にある日本代表は試合経験を積み重ることで、どんどんと強くなっていくはず。まずはカナダを破って、もう一度25日、強いドイツとの決勝に臨み、今年9月に向けて、自信をつけてほしい。

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posted by 朝倉浩之 |14:55 | パラリンピック種目 |
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2008年01月23日

北京大会、最初の組み合わせ抽選会が開催

23日、「パラリンピックの華」ともいわれる車椅子バスケットボールの組み合わせ抽選会が北京市内のホテルで行われた。オリンピック、パラリンピックを通じて、最初の抽選会となる。

男女とも、すでに出場を果たしている日本は、男子がアテネパラリンピックの覇者カナダなどと同じA組。女子が開催国、中国と同じB組となった。

詳細は以下の通り。
男子(12チーム) A組 日本 ドイツ 南アフリカ カナダ スウェーデン イラン
            B組 イスラエル ブラジル 中国 米国 英国 オーストラリア

女子(10チーム) A組 英国 米国 オーストラリア ブラジル ドイツ
            B組 日本 中国 カナダ メキシコ オランダ

国際大会では2006年7月の世界選手権(オランダ・アムステルダム)で男女ともカナダが優勝。2位にはいずれも米国が入っている。その他、男女オーストラリア、女子のドイツも強豪

日本は、5月から6月にかけて行われたアジア・オセアニア予選で、男子が3位(1位豪州 2位イラン)、女子が2位(1位豪州)に入って、パラリンピック出場を果たした。特に日本女子は2000年のシドニーパラリンピックで銅メダルを獲得しており、今年は最低でもメダル、「シドニー以上を狙いたい」と意気込む。

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北京市内で行われた抽選会



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posted by asa8043 |14:08 | パラリンピック種目 |
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2008年01月21日

五輪テスト大会・車椅子バスケ、日本女子が2連勝

パラリン車椅子バスケで日本が強豪を圧倒!

21日、北京の国家体育館で行われた五輪テスト大会「グッドラック北京」の車椅子バスケットで、日本女子代表が強豪カナダを52-42で破った。

カナダは2006年世界選手権の3位で世界的にも強豪の一つ。総当りで行われる予選リーグの中では注目のカードの一つとなっていた。

日本は前半から攻撃力が冴え、後半に入っても、その勢いは衰えず、一気に寄り切った。
特に第2クォーターではオフェンス陣がカナダを圧倒し、差を10点差にまで広げた。第4クォーターでカナダの追い上げにあったものの、終了間際に得点を加算し、結局、52-42で勝利した。

日本は昨日の中国戦に続き、2連勝で、予選リーグトップ。2位がドイツ。明日の予選最終日で順位が決定し、24日に準決勝、25日には決勝が行われる。

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posted by asa8043 |14:56 | パラリンピック種目 |
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2008年01月20日

車椅子バスケ、日本代表が感じた北京

「本当に素晴らしい環境の中で試合が出来た」

パラリンピック「車椅子バスケット」のテスト大会で、開幕戦に臨んだ日本女子の吉田絵里架キャプテン(カクテル)は試合後、さわやかな笑顔でこう語った。

北京五輪のメインスタジアムの一つである国家体育館。10000人以上を収容する大規模な会場だが、180箇所以上のバリアフリー施設が設けられており、日本の設備の整った会場とほとんど変わらず、違和感なくプレーに専念できた。

またチームには、日本語を話せるボランティアが随時、帯同し、運営側とのつなぎ役となった。五輪のアジア・オセアニア予選も含めて、海外での試合はほとんどが英語のみによるコミュニケーションとなることが多いため、様々な行き違いや勘違いが起きることがままあるが、北京入りして、これまでは、非常にスムーズに試合に臨めたという。

ただ『敢えていうならば・・・』という条件付で、注文もついた。試合会場一面に敷き詰めてある薄手のカーペット。車椅子の走行の際は、衝撃を和らげる役割もあるのだが、このカーペットと一般の廊下部分とのつなぎ目が気になる・・・と吉田キャプテンは言う。わずか1,2センチの段差。一般の車椅子ならば、楽々越えられるのだが、競技用の車椅子には転倒防止のキャスターがついているため、それが邪魔になって、乗り越えるのに苦労するという。通常の情況では全く問題にならない段差のため、主催者側も気に留めなかったのだろう。障害者スポーツにおいては、よりきめ細かい対応が必要になることを改めて感じさせた。

また、会場をあらかじめ体験できたことで、今後の課題も明らかになった。10000人以上収容の大規模会場・・・そして、観客の声援で、選手同士の『声の掛け合い』がかき消され、コミュニケーション不足が露わになった。試合中もコーチから「相手の名前を呼んで!コミュニケーションをとって!」という声が頻繁にかけられた。普段ならば、十分に届いている声も、この会場ではそうはいかない。突出したテクニックを持つ選手がおらず、素早いパス回しでゴールを狙うスタイルである日本女子だけに、ここでいかにコミュニケーションを取っていくか、が大きな課題となるだろう。

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posted by asa8043 |21:53 | パラリンピック種目 |
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2008年01月20日

日本、中国に貫録勝ち 五輪テスト大会・車椅子バスケット(現地レポ)

20日、すっきりとした青空の広がる北京で、「車椅子バスケット」の五輪テスト大会が開幕した。

開幕戦は、女子の日本対中国。両チームが対戦するのは2005年アムステルダム(オランダ)で行われたゴールデンカップ以来。このときは、まだまだチームが出来たばかりの中国を大差で破っている。

日本女子はすでにアジア・オセアニア予選を勝ち抜き、9月のパラリンピック出場を決めている。ちなみに、今年の世界選手権(オランダ)は日本女子は8チーム中6位。前回のアテネパラリンピックは5位だった。

今日は週末ということもあって、会場の国家体育館のメインスタンドは6,7割の入りとなった。国家体育館は北京五輪のメインスタジアムのひとつである。

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国家体育館 五輪では他に体操、トランポリン、ハンドボールが行われる


車椅子バスケットという競技は、ご存知でない方も多いだろう。恥ずかしながら、スポーツの取材者の端くれである私も、この競技はほとんど知識がなかった。

パラリンピック競技の一つで、『大会の華』とも言われている人気競技の一つ。下半身の肢体障害を持っている選手達が車椅子に乗ってプレーすること以外は、バスケットボールと何ら変わらない。ルールも車椅子に乗っていることで改良されている一部以外は、ほとんど同じである。

同じくパラリンピック競技の一つ「ゴールボール」は『目が見えないこと』を、ハンデとしてではなく、競技そのものの面白さの要素としていた。この車椅子バスケットもやはりそうだ。

コート上での選手同士の激しいぶつかり合い・・・選手たちは、見事に車椅子を操り、小刻みに『ステップ』を踏んでいく。車椅子の金具同士がはじきあい、ガチンガチンと音が響く。それが、きびきびとしたかけ声と合わさって、ゲームの緊張感を高めていく・・・。時折、厳しいチェックでぶつかり合い、車椅子が大きな音を立てて転倒することがある。生身の人間に加えて、車椅子という器具がゲームの要素に加わる・・・バスケットという名の“格闘技”といってもいいだろう。

車椅子バスケットという名前はついているが、これは一般のバスケットボールとは似て非なるもの。全く異なるスポーツだ。一般のバスケットのようなスピード感はないが、選手同士のぶつかり合いと駆け引きが作り出す緊迫感は、バスケットボール以上といってもいいだろう。特に「ボールがないところでの動き」は迫力満点だ。各選手達が、少しでもいいポジショニングを取ろうと、小刻みに駆け引きを繰り広げる。コート全体を『目を広く』ながら見ると、このスポーツの面白さが、より分かってくる気がする。

さて、日本女子は今年のパラリンピックで決勝トーナメント入り、そして、シドニー五輪以来のメダル確保を目標としている。シドニー以来、チームが大きく若返ったこともあり、国際大会ではなかなか勝てない情況が続いている。全体的に大型の選手がいないため、「パス回しの速さと厳しいディフェンス」をテーマにチームを作ってきた。

一方の中国は、日本に比べると大きな選手がいるものの、それぞれのテクニックはまだまだという感じ。代表チームが始まって2年あまりで、今回のメンバーでは、国際大会に臨むのは初めてというフレッシュな顔ぶれだ。

試合は両チームとも点の取り合いで、接戦となった。日本がわずかにリードしながら、10分の第1クォーターを13-11で終了。選手たちの動きは、門外漢のため、あまり偉そうには分析できないが、やはり初戦ということもあって、ボールがうまく手につかず、落ち着いて回せていない印象があった。

第2クォーターに入って、日本はさらに点差を広げていく。だが、後半に入って中国が盛り返し、スタンドは大いに沸いてくる。結局28-25の日本3点リードで、前半戦を終了した。2005年の日中初顔合わせの時は、大差の試合となったが、中国が着実に力をつけてきていることがよく分かる。大型の選手を生かし、日本のスピードバスケを封じ込めている。そして、自分達のバスケができない日本代表の焦りを産み、流れが中国にやや傾いている・・・という印象だった。

第3クォーター開始1分あまりで、中国が立て続けにゴールを決めて、一気に逆転。だが、日本も5分過ぎから攻撃に流れが出来て追いつき、その後は、追いつ追われつの接戦となった。

第4クォーターに入って、「本来の日本らしい攻撃(日本代表・岩佐義明監督)」が見えてきた。素早いパス回しから、一気にゴールをつめて得点を奪うパターンが随所に見られ、点差を離していく。結局、62-47で日本が中国を下し、勝利。だが、両チームの差は着実に縮まっている印象だ。

試合後、岩佐監督は「小さい選手が多い中、よく頑張った。まずまずの内容」と振り返った。記者会見では改めて、「メダル獲得が最低限」という目標を語った。今年の本大会の会場である国家体育館で、着実に何かをつかんだ自信の表れだろう。



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posted by 朝倉浩之 |21:48 | パラリンピック種目 |
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2008年01月19日

パラリンピックの華、車椅子バスケのテスト大会開幕

パラリンピックの花形競技の一つ、車椅子バスケットボールの五輪テスト大会が20日から、開幕する。

会場はメインスタジアムの一つ、国家体育館。ちなみにここでは、他に五輪種目の体操、トランポリン、ハンドボールが行われる。

去年5月と6月にオーストラリアで行われたパラリンピック予選で、男女とも本選出場を果たした日本は、今回、女子チームを派遣。20日の対中国戦から始まり、24日の準決勝、25日の決勝もしくは3位決定戦に臨む。

大会には、女子が中国、カナダ、ドイツ、日本。男子が中国、カナダ、オランダ、オーストラリアが出場する。

なお、今年9月に行われるパラリンピックは、男子が12チーム、女子が10チームで争われる。

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国家体育館で行われた記者会見(19日)



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posted by 朝倉浩之 |21:47 | パラリンピック種目 |
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2007年09月17日

プレ五輪「ゴールボール」で得たもの・・・

北京で行われていた視覚障害者のスポーツ、「静寂の球技」ゴールボールの国際試合が16日、閉幕した。パラリンピックのプレ大会として位置づけられたこの大会で、地元中国が強豪を相手に、大方の予想を覆して、優勝を果たした。

強豪スウェーデンとの対戦となった決勝。「数千人の観客(主催者)」が見守る中、前半まで2-2の互角。しかし、後半からは、地元ならではの大声援に後押しされた中国勢が勢いをつけ、3-3の同点から、立て続けに5ゴールを上げ、結局8-3で優勝候補を圧倒して、ゲームを終えた。中国のこれまでの最高成績は去年の世界選手権での11位だから、地元開催の優位性があるとはいえ、大健闘といえるだろう。

主力の張泳期選手は試合後、「この金メダルの意味合いは大きい。これをきっかけに、中国のゴールボールがより発展し、また多くの人たちに知られることになると思う」と語った。

さて、このゴールボールが行われた北京理工大学の体育館。大学の体育館とはいえ、パラリンピックのゴールボール会場、そして北京五輪のバレーボール会場となることから、根本的な改築が行われ、国際級の体育館に生まれ変わった。またパラリンピックに備え、建物内の随所にバリアフリーが施され、ハンディキャップを持った方々でも気軽に観戦出来るよう、さまざまな配慮がなされている。

だが、ハードは出来上がっても、ソフト面が重要だ。私が今回、この会場を訪れて感じたのは、運営ボランティアを務める北京理工大学の学生さんについて、「よくここまで鍛え上げたなあ」ということだった。

大会前、福祉施設の専門家を招聘し、会場ボランティアを務める学生全員に対して、障害を持った方に対する対処法を徹底して研修したという。また研究所の専門家を招いて、障害者の「心理面」に関する講義も行った。さらに北京の盲学校からも何人かの職員を派遣してもらい、今回に備えたという。

日本代表の中村選手は、試合後、「こんな素晴らしい施設でゴールボールができることを幸せに思う」と率直に気持ちを語った。これはおそらくお世辞ではないだろう。日本には、これだけ整った「ゴールボール場」はないだろうし、来年、パラリンピックがあるからこそ・・・である。来年、男子チームは五輪出場を果たせなかったが、この素晴らしい環境でプレーできたことは、今後のゴールボールの発展にとって、大きな意味を持つに違いない。

また中村選手は、ボランティアスタッフの情熱が伝わってきた・・・と運営を評した。おそらく不備な点もあっただろう。研修を受けたとはいえ、素人の大学生である。決して全てがうまくいくとは思えない。だが、中村選手は「この大会に向けて、懸命に準備を続けてきてくれたことが良く伝わってくる」という。北京パラリンピックに向けた準備はこれからまだまだ続くが、まずは、この「気持ち」が伝わったこと・・・これがひとまず、今大会の大きな、そして重要な成果といえよう。

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posted by 朝倉浩之 |13:09 | パラリンピック種目 |
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2007年09月14日

プレ五輪「ゴールボール」、日本が初勝利!

広い体育館が静寂に包まれ、そこに鈴の音だけが鳴り響く・・・昨日13日から北京で、プレ五輪シリーズ大会のひとつ「国際ゴールボール招待戦」が始まった。

「ゴールボール」という競技、ご存じない方の方が多いだろう。試合形式、ルール等は以下の日本ゴールボール協会のHPをごらんいただきたい。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~JGBA/25434583/

またフリーライターの荒木美晴さんが、7月に行われた強化合宿について、素晴らしいレポートを書いておられるので、それをあわせて挙げておく。
http://www.paraphoto.org/2006/?article_id=120

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「静寂の中の球技」ゴールボール


北京の名門理系大学の一つ「北京理工大学」で熱戦が展開されているゴールボール。来年のパラリンピックでは26種目が行われるが、プレ五輪が開催されるのは2種目。そのうちの一つ、ということで、本大会成功に向けて、大きな鍵を握る大会開催ということにもなる。

来年の北京パラリンピック出場国に加え、日本が出場し、計8チームで争う今大会。まずは今日まで、4チームずつに分かれた予選リーグを行い、各組の順位を決め、明日の準々決勝、準決勝に臨む。

なお、今大会は男子のみの大会。

日本は昨日、スウェーデンに4-9。アメリカに8-10と惜敗し、今日はフィンランド戦に臨んだ。対戦相手は「全て格上(水野監督)」という状況で臨んだ3戦目。だが、守りの集中力は昨日より、高かった。

先発は工藤力也、中村義弘、伊藤雅敏。立ち上がりから、日本がリズムよく加点する。左サイドの工藤が左とセンターにそれぞれゴールを上げ、前半3分で2-0。一方のフィンランドが1点を返すも、4分に中村のペナルティスロー(サッカーのPKのようなもの)から追加点を上げ3-1。

だが、前半6分台にフィンランドは立て続けに得点を重ね、一気に同点に追いつく。水野監督が「チームの大きな課題」という「メンタル部分」。この試合、後半3分台にも、2点を連取される部分があり、ここというところで動揺してしまう精神面が「世界との差」ともいえる。

3-3で折り返した日本だが、後半は若い花井を入れて、リズムを取り戻す。後半1分にいきなり伊藤雅敏がセンターに決め、さらにその直後に得たペナルティスローをきっちり決めて、5-3と突き放す。

その後、またもや「気持ちの動揺」から、同点に追いつかれた日本。後半残り2分で、水野監督はタイムアウトを取り、この局面における「攻撃のやり方」を選手達に指示した。それが功を奏し、後半8分、工藤が決勝点を放ち、6-5。

試合はこのまま終わり、日本が予選リーグ初勝利を挙げた。

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ところどころで好守を見せた日本代表


大会は明日、準々決勝と準決勝。決勝は16日(日曜日)に予定されている。


水野慎治監督 コメント
「2度リードして、2度追いつかれた。その場面が一番苦しかった。ゴールボールにおいて、日本は挑戦者。強いチームがどんな戦い方をするのかを身をもって体験するのが今大会の目的だった。大会前、国際大会のビデオを分析して、強豪チームがどう攻撃してくるのかは大体分かった。それに対する対応がうまくいったと思う。男子チームに足りないのは、メンタル面と体力。そして我々、コーチ陣の戦術面。今後は若手を育てるためにユース大会などに積極的に出場していきたい。」

主将・中村義弘選手 コメント
「強いチームばかりで1勝挙げられたことは大きい。まだまだ明日以降も試合が続くので、がんばりたい」

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試合後の選手たち。手前が水野監督。



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posted by 朝倉浩之 |14:59 | パラリンピック種目 |
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2007年09月13日

プレ五輪「ゴールボール」で9月シリーズが開幕!

来年の北京五輪に向けたテストを兼ねるプレ五輪「グッドラック北京」のシリーズ大会が、再開された。12競技が集中的に行われた8月と異なり、今月は4競技と少なめ。

そのトップを切って、来年、北京五輪のあとに行われるパラリンピックの競技のひとつ、「ゴールボール」が今日、開幕した。

ゴールボールは視覚障害者のための競技で、「1チーム3人で、コートの両サイドに設置されたゴールにめがけ、ボールを転がしあい得点を競う」スポーツ。弱視、全盲のいずれもハンディのないように、全員がアイマスクをして完全に見えないようにし、バスケットボール大のボールの中についている鈴の音だけを頼りにプレーする。試合中は、選手、観客らいずれも、一切音を出すことができない「静寂の競技」である。日本は女子がアテネ・パラリンピックで初出場ながら銅メダルを獲得。来年の五輪も女子のみが出場を決めている。

今大会は男子の大会で、五輪出場を決めている5カ国のうち4カ国(デンマーク、カナダ、アメリカ、リトアニア)、これに開催国の中国と、ワイルドカードで招待された日本、フィンランドの計7チームが出場する。

会場は、北京市内にある理工系の名門、北京理工大学。今年、サッカー部がプロリーグに昇格し、話題を呼んだ大学だ。その学内の体育館を約100日間かけて、「バリアフリー」に改造して使用する。随所に視聴覚・身体障害者のための気配りが施されており、また会場の運営を行うボランティアが専門の訓練を受けているのが特徴的だ。

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大会の行われる北京理工大学体育館。北京五輪のバレーボール会場にもなる


試合は、今日13日からグループリーグが始まる。

日本はBグループで、13日にアメリカと対戦する。そして15日の準決勝を経て、16日、決勝が行われる。

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13日行われた開幕記者会見


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車椅子利用者のための設備も整う



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posted by 朝倉浩之 |11:23 | パラリンピック種目 |
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