2008年07月05日
ド派手にオリンピックマークをカラフルに刈り込んだ髪型。体にはオリンピック競技をかたどった刺青が35箇所彫ってある・・・。
一日中、小雨模様となった7月5日。北京市北部のオリンピック公園南側、メインスタジアムの国家体育場(愛称・鳥の巣)を臨む場所に謎の三輪車が現れた。
この人こそ、故郷である北京南方の杭州を去年7月に発って、三輪車で北上。オリンピックを各地で「宣伝」してまわりながら、三輪車をこぎ続け、ついに北京に到着した孫浩南さん(28歳)である。
故郷では、この三輪車を使って、果物を売ったり、土木作業員をして生計を支えているという孫さん。「出発の時には家族全員に反対されたよ」と笑顔で語ってくれた。
出発直後から、メディアが取り上げ、すでに中国国内では“有名人”。その甲斐あって、道中は、あちこちで「支援者」が募金をくれたり、ミネラルウォーターを差し入れてくれたりしたそうだ。
五輪マークの独特な髪型がトレードマーク
荷台部分の外側には、これまで取材を受けたメディアの名前が並んでいる。国内外のそうそうたるメディアが並ぶが、その中に「富士山電視台」の名前も。どうやら、「フジテレビ」のことのようである。「まだまだあるよ」といって、荷台から名刺入れを取り出し、取材を受けた新聞やテレビ局を教えてくれた。
で、肝心の目的は?と聞くと、「北京五輪の応援を全国の人たちに呼びかけること」。全国で署名を集めながら、やってきたそうだ。
各地で公安当局から職務質問を受けたそうだが、地元の体育委員会から“通行証”をもらっており、これで切り抜けてきたようだ。この日も、警官から取調べを受けるハプニングがあったが、最後は「我々は五輪の成功を祈る同志。支持をよろしく!」と強引に握手を迫り、警官も苦笑いで応じていた。この“フレンドリー”さと底抜けの明るさが長い旅を支えてきたのだろう。
そしてこの日は、たまたま訪れたオリンピック公園で、もう一人、同じく雲南省から北京まで三輪車でやってきた石長林さんにばったり。石さんも6月4日に北京に到着し、今は北京で独自に「宣伝活動」を行っている。
「似たもの同士」の石さんも登場
「似たもの同士」が、北京五輪の象徴である国家体育場(鳥の巣)の南側で、長い旅を経て出会ったというわけ。何かひきつけ合うものがあるのだろう。石さんのほうは、すっかりご年配で、かなりの年の差の二人だが、意気投合という感じだった。
仲良く?職務質問を受ける二人
オリンピックのような大イベントが行われるときには、日本でも、必ずといっていいほど、ちょっとした「お調子者」が現れるもの。このお二人も、ちょいとこれで有名になってやろうという動機はあるのだろうが、こういう奇想天外な人がいるからこそ、大イベントも盛り上がるというものだろう。
そんな孫さんの愛称は「オリンピック兄貴」。いよいよ開幕が迫る本番に向け、孫さんは「最後まで精一杯、応援したい」と抱負を語る。ある意味、役者がそろった・・・ということだろうか。
posted by 朝倉浩之 |23:54 |
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2008年07月04日
深刻な渋滞はオリンピック開催時、解決するのか・・・
世界中の懸念を集めているこの問題に対して、北京は次々と対策を講じている。ナンバープレートの偶数と奇数による車両規制は7月20日から実施されるが、それとともにスタートするのが「オリンピック専用道路」。五輪競技場や関連施設の周囲に最近、多く見られる五輪マークの標識が目印である。
いずれも道路の、一番左側の車線(中国の車は右側通行)に置かれ、路面には白地に五輪マーク、そして路肩には青地の五輪マークがそれぞれ置かれ、ドライバーに注意を促す。すでに、標識の設置作業は始まっており、オリンピック公園周辺は設置が終わっている。
「2008年北京五輪専用道路についての通告」によると、この専用道路が稼動するのは、7月20日から9月20日まで。オリンピック関連の通行証を持った車両のみが通行で、その他の車両や歩行者は立ち入ることができない。場所によって、時間規制があるところと、無制限のところがあり、注意が必要。なお、北京市では他に「公共バス専用道」が併設されているところがあるが、その場合、自家用車は「バス専用道」を走行することが許される。
なお、違反者に対しては200元(3000円)の罰金が課されるそうだ。
posted by asa8043 |22:29 |
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2008年06月30日
1週間あまりにわたって、所用で日本に帰国し、昨日、北京に帰ってきた。
日本は梅雨の真っ最中で、雨がちの天気だったのは当然のことだが、北京もまた、一日中、ぐずついていて、まるで梅雨のような空模様が続いている。口の悪い友人が「野口みずきの試走に合わせて(29日)人工降雨をやっているのでは?」などと言っていたが、ここ1週間ずっとこの調子なのだから、少なくとも「野口みずき」は関係ないだろう。ちなみに、以前行われたマラソンの五輪テスト大会の際は、この「人工降雨」によって、北京全域に雨を降らせたことを当局は公式に認めている。
さて、もう一つ、北京の“変化”があった。29日から、北京の地下鉄全駅で乗客の持ち物検査が始まった。今年はじめから5月までに、地下鉄では1500人あまりが禁止物品を持ち込んでおり、そのうち580件の「刃物所持」が見つかったという。テロの危険性も指摘されており、今回の持ち物検査も、それに対応するものだが、普段、通勤で使っている地下鉄駅でも、大がかりなX線検査機が置かれ、制服姿の公安係員が金属探知機を持って、ものものしく立っている様子は決して普通ではない。いよいよ北京五輪が近づいてきたことを実感する出来事でもある。
この検査は、基本的には大型のバックや袋類を持っている人に対して網羅的に行われ、小さな包みを持っている人に関してもランダム抽出によって、検査がされるそうだ。スタート初日は週末ということで、大きな混乱はなかったが、今日からは通勤ラッシュも始まる。多くの北京市民は、ただでさえ混雑がひどい地下鉄の状況に輪をかけるのではと心配している。当局は、「出退勤のサラリーマン、OLが持つ小型のバックは検査の対象外」として、「大きな影響はない」としているが、やはり、一部の駅では、検査のため行列に並ばされ、不満を唱える市民もいたようだ。満員時には、「地下鉄駅を封鎖して、乗客数を調整することもある」としており、検査の状況によっては、大きな混乱を招きかねない。ちなみに、検査は全て女性検査官が行うことになっている。
なお、検査については以下のことが分かっている。
・乗り換えの乗客には安全検査は行われない(初乗りの乗客とルートが異なる)
・危険物に似せた模造品(銃剣など)の持込みは、購入時のレシートと一緒に
・ライターは一人5個まで持ち込み可
・ペットボトル飲料などは液体検査、もしくはその場で一口飲むことで持ち込み可
posted by 朝倉浩之 |17:15 |
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2008年06月09日
北京五輪に向け、地下鉄もちょっぴり進化・・・
6月9日から、北京市内の地下鉄駅で、一斉に自動券売機と自動改札口の運用がスタートした。これにより、38年間北京市民に親しまれてきた「紙キップ」も廃止された。
初日は、早朝から、駅員が総動員で乗客の“指導”に当たった。特に「自動券売機」に関しては、市民のとまどいは大きかったようだ。というのも、北京には、“自動販売機”というものがほとんど見当たらない。缶ジュースにしても、タバコにしても、手売りが基本であり、「コインやお札を挿入して、ボタンを押して・・・」などという動作そのものに慣れていないのだ。
そこで、地下鉄1号線「四恵東」駅でも、朝から乗客のために、駅員が総出で、キップ購入の「指導」に当たったというわけだ。
システムのスタートは、あえて中国の「端午節」による3連休の最終日に設定された。休日のため、朝夕のラッシュはなく、サラリーマンの乗降客が多いこの駅では、大きな混乱はなかったようだ。だが、キップの買い方が分からず、時間がかかって行列の原因を作ってしまう人や、自動改札口のシャッターが開く仕組みに、慣れない人も大勢見かけられた。やはり市民のとまどいは隠せない。
毎朝、出勤のときに、この駅を利用するという馬勇さん(男性・北京市出身)は、お金を入れて、キップのボタンを押すところまで、一つ一つ指導を受けていた。ようやくキップを手に入れた馬さんは、苦笑いしながら、「これで北京も“都市”の一つになったね」と感想を語った。
中国では上海や天津、深センなどの地下鉄で、自動改札やキップ販売はすでに導入されており、北京は完全に“後塵を拝して”いた。北京五輪を前にした「都市整備」の目玉の一つとして、この「自動化」が行われたというわけだ。
8月までに、市民はしっかりとこのシステムに慣れて、北京五輪のときには、“スマート”にキップを買って、駅に入るれるか・・・併設されている窓口でキップを買い求める人も多く、自動販売機が市民に完全に浸透するのは、なかなか時間がかかりそうだ。
自動改札口でとまどう市民
posted by 朝倉浩之 |12:21 |
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2008年05月24日
陸上の五輪テスト大会「中国オープン」は3日目。最終日は明日だが、劉翔の出場する110m障害の決勝が行われる今日は、北京市民にとっては、“クライマックス”の日となる。週末ということもあって、会場の鳥の巣には、夜の部の試合開始(北京時間19:00)2時間前から、続々と市民がやってきて、劉翔の登場を待っている。その劉翔の出場予定時間は午後10時前だ。
さて、北京五輪のメインスタジアムとして使用される国家体育場は一体、どのようなところなのか。前回の競歩、マラソンのゴール地点として使われた時は、フィールドの芝生もなく、また競技場内の各施設もオープンしていなかったため、今回初めて、国家体育場の全体像が明らかになったといえる。
国家体育場(愛称:鳥の巣)は最大収容人数が91000人。鉄骨を複雑に組み合わせ、鳥の巣のような形状の独特なデザインは、北京の新たなシンボルとなりつつある。北京北部のオリンピック公園内にあり、国家水泳センター、国家体育館などと隣接する。
交通機関については、6月に地下鉄の開通が予定されており、まだ全容が明らかではないが、その新開通の路線のうち「オリンピック支線」で最寄まで向かうことができる。タクシーなどを利用せず、公共交通を利用するならば、今のところ、地下鉄5号線「大屯駅」からでる専用バスなどを利用して、行くことになる。現在、北京の主要地下鉄はいずれも営業時間を延長して、午前1時過ぎまで運行している。鳥の巣での試合は23時を過ぎる場合もあるので、それに合わせたもの。五輪期間中も、地下鉄は大幅に営業時間が延長されることになっており、交通機関の心配はほとんどないだろう。すぐ南側には、北京の主要環状道路の一つ「第4環状道路」が通っており、タクシー等も拾いやすい。
スタジアムへの入り口は北側と南側にあるが、最も大型のものは南側のほうだ。
安全検査場。特に注意したいのは、食品、飲料水、ライターの持込が禁止されていることだ。また薬も大き目のビンに入った液体のものは持ち込めない。筆者は錠剤のビタミン剤も「今後は持ってこないように」と注意されたことがある。他のものはともかく、薬の持込は、ある程度緩和すべきだと思う。
安全検査を終えたあとも競技場入り口までの道のりは意外と長い。開催側は少なくとも試合開始の1時間前までには到着して欲しい、としている。
五輪マスコット「フーワー」がお出迎え
インフォメーションセンター 通訳サービスもあり、日本語が出来るボランティアも控えている。まずは「ジャパニーズ」とでも言ってあげれば、日本語スタッフを呼んでくれるだろう。
場内には、ほぼ50mおきに飲料・軽食を販売する店がある。コーラやスプライトなどは3元(45円)、ミネラルウォーターは2元(30円)と一般の価格とほぼ同じ。この価格は五輪開催時も変わらないということだ。ちなみに場内には自前の飲料水は持ち込み禁止。軽食はビスケット、ソーセージ、ポップコーンなど。
五輪グッズの販売店
飲用水のスタンドもある。北京市内では、ほとんど見かけることがない。清潔で飲用に適した水が提供されるということだが、日本の水とは性質が異なるため、日本人は飲まないほうが賢明だ。
トイレの場所は非常に分かりにくい。ドアの色が壁と同化している。標識も一般的なものではない。隣は、上記の飲水スタンド。
多くの人が集まっていたのは「鳥の巣郵便局」。ここから国内、国際郵便が出せる。五輪の記念切手なども発売されている。
鳥の巣では、開閉膜式をはじめ、陸上競技(マラソン、競歩のゴール含む)、男子サッカー決勝などが行われることになる。もし訪れる機会があれば、参考にしてほしい。
posted by 朝倉浩之 |19:40 |
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2008年05月13日
中国南西部で起きた四川大地震により、現在、中国国内で行われている聖火リレーのコースの変更もありうるという見方が出てきた。
四川省では、6月15日から18日かけて、同省の広安、綿陽、広漢、楽山など7都市を経由する聖火リレーが行われることになっている。これらの都市は、いずれも今回の地震の震源地からそれほど遠くない。
これについて、北京五輪組織委員会の聖火リレー責任者、張明主任は「現在、被災状況がはっきりつかめないものの、今後、コースの“予備案”を採用する可能性がある」とし、コースの変更もありうることを示唆した。
組織委員会によると、聖火リレーの実施にあたっては、地震や火災、土石流などの自然災害に備え、あらかじめ、コースの予備案が設定されているという。
posted by 朝倉浩之 |12:22 |
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2008年05月13日
5月12日、中国南西部で起きた四川大地震は被害を拡大。四川省内だけで1万人が死亡したとされ、今も数百人が倒壊した平屋の下敷きになっているという。今後も被害が拡大していくものと見られ、北京からも次々と軍などの応援部隊が現地に向かっている。
地震が発生した午後2時半過ぎは、遠く離れた北京でも揺れを実感。ただ、北京の多くの人は、地震を体験したことが少なく、その揺れを体の症状と勘違いし、「めまいがする」「頭がぼっとする」などの症状を訴える人も多くいたようだ。
北京五輪に向け、仕上げの工事が進んでいるメインスタジアム「国家体育場(愛称:鳥の巣)」で工事を担当する責任者の一人は「地震当時、スタジアム内にいたが、揺れは全く感じなかった」という。
同競技場は震度8の耐震構造となっており、小規模の地震については、何ら影響がないとのこと。使用されている全ての鋼材は通常のものの2倍で、外部から強い力を受けても、元の形状に戻る性質を持っているということだ。
北京は、死者30万人を出した1976年の唐山大地震の際、強い地震を経験して以降、小規模な揺れも体験していない人がほとんど。そんな中、国内で起きた大災害を受け、五輪の各施設も、改めて耐震の必要性を認識しているようだ。また「危機管理」の重要性が問われることになる。
posted by 朝倉浩之 |10:41 |
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2008年05月08日
北京五輪の聖火が世界最高峰に立った・・・
世界最高峰チョモランマ(標高8848m)への登頂を目指してチャレンジした登山隊が8日午前9時すぎ(日本時間10時すぎ)、頂上に到達した。
アタック隊は8日午前3時(日本時間午前4時)にキャンプ(8300m)を出発。頂上付近では、聖火が特殊トーチにともされ、王勇峰隊長のスタートの合図とともに、リレーを開始。メンバーが次々と聖火をつなぎ、最後にチベット族の女性隊員が高々と頂上で聖火を掲げた。
頂上では、メンバーたちが中国国旗と五輪のシンボルマークを掲げ、成功を祝った。
中国中央テレビは午前6時から生中継を行い、登頂成功の様子を中国全土に伝えた。
私は朝一番から、早起きして、放送開始から、テレビにかじりついていた。長年の準備期間とトレーニングを経て、任務を完成させた登山隊のメンバーには、心から拍手を送りたいと思った。その過程、準備、ここに至るまでの苦労は並大抵のものではない。“国威発揚”が目的と、こういった取り組みに背を向ける声も海外では多いが、こういった一つ一つのパフォーマンスが国民を元気にしていき、それが北京五輪の成功につながるのだと思う。
ところで、私はテレビ出身だから、彼らの登頂はもちろんだが、そのテレビ中継にも、非常に興味があった。
私が中学生のころ、日本テレビが世界で初めて、チョモランマからの生中継を成功させた。そのテレビ画面は、今も鮮明に覚えている。テレビのすごさを思い知らされた瞬間だった。
標高8000m以上の高所から映像を送り続けることの難しさは想像以上だ。今回の中継でも、「伝送」を担当するスタッフが小雪と風と低温の中、身じろぎもせず、機材を操っている姿が紹介された。
時々、映像が途絶え、黒画面が出るし、司会者も時間つなぎに四苦八苦して、無言になってしまうなど、「生らしさ」が随所に見えた。それこそが生中継の醍醐味。中国式の予定調和の映像と、台本どおりの司会が続く番組ばかりを見ていた私にとっては、久々に、「本当に面白い」生中継だった。
だからこそ、最後にメンバー全員がチョモランマ頂上に達して、思い思いのガッツポーズをしている風景には純粋に感動した。作り物ではない、本物の喜びが画面にあふれていたからだ。
日本のテレビで最近ありがちな、感動を強制するようなBGMや演出もない。ただ、その場にあるものを映し、送り出していて、それが却って臨場感を高める。
何だか、スポーツ記事というより、テレビ評になってしまった。だが、今回のチョモランマ登頂は、中国のテレビ中継の技術力が十分感じられるものだったことは間違いない。
posted by 朝倉浩之 |10:46 |
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2008年05月08日
8日にも、五輪聖火がチョモランマ登頂へ・・・
北京五輪の聖火が8日、世界最高峰のチョモランマ(標高8848m)を目指すことになった。北京五輪の公式ウェブが伝えた。
現地では4日早朝まで雪が降り続いていたが、現在は天候も回復してきているという。一部には、悪天候のため、登頂がずれ込むともいわれていたが、ついにゴーサインが出た。登頂時刻は午前10時から11時ごろになる見込み。登山家の王勇峰ら19人が聖火を持って、最高峰にアタックするということだ。
この模様は朝6時から公式ウェブとCCTV中国中央テレビが一部始終を中継する予定。
北京五輪公式HP(中国語)
http://www.beijing2008.cn/cn.shtml
posted by 朝倉浩之 |01:03 |
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2008年05月07日
北京五輪の聖火リレーで、世界最高峰のチョモランマ(標高8848m)の登頂に挑戦する登山隊のメンバー31人が6日、発表された。新華社が伝えた。
メンバーの内訳は、少数民族のチベット族が22人を主力に、漢族8人、土家(トゥジア)族1人の『民族混成チーム』。女性も3人含まれており、最年長は46歳、最年少は20歳。平均年齢は30.2歳だという。これを中国登山家の第1人者、王勇峰を隊長とするコーチ陣が率いる。
これらのメンバーは「高い身体能力」と「海抜6000m以上の登山経験」などを条件に、地元チベットの登山チーム、学校、また清華大学や中国人民大学などから70人が選抜され、去年から訓練を受けていた。
隊長の王勇峰は1963年生まれ(内蒙古出身)の著名な登山家。2005年12月16日には、登山隊を率いて南極点の到達に成功し、「7+2」(世界7大陸の最高峰と南極・北極を制覇すること)を達成した。チョモランマは1993年に登頂に成功したが、下山の最中、氷穴にスパイクが刺さり、その場を動けなくなるという事態に遭遇。28時間後、ベースキャンプに『奇跡の生還』を果たすという出来事もあった。中国で、最も経験豊富で、信頼の厚い登山家といえよう。
posted by 朝倉浩之 |11:26 |
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2008年05月06日
北京五輪チケットの第3次販売スタートから一夜明けた6日、チケット販売の混乱はまだ続いている。
元々は、インターネットでチケットを予約した場合、3日以内に銀行に設けられている販売窓口に出向いて支払いをし、チケットを受け取るとなっていた。
だが、窓口がある中国銀行の各支店は、今朝から大混乱。昨日予約を済ませ、支払いをしようという人で大行列が出来てしまったのだ。
北京市中心部のオフィス街にある中国銀行大望路支店も朝から大勢の人がつめかけた。先着順に番号札を配り、順番に対応していたが、購入の時の行列ならまだしも、支払いのために、行列が必要なのだろうかと、その効率性を疑う。
支払いに来ていた陳さん(女性・河北省)はあまりの人の多さにびっくり。結局、支払いをあきらめ、「午後の閉店前に再度、来てみる」と抜け出してきた職場に駆け足で帰っていった。
この状況から、もともとの規定である『3日以内』がまったく無理なことだということは明らか。
結局、5月5日~9日中に予約した場合、5月14日までに窓口で支払いを行うようとのお知らせが今朝、公式ウェブに掲載された。
「取り決めの変更」は中国ではよくあることではあるのだが、ことチケット関係に関しては、『前科』もあるだけに、何だか笑ってすませられない。そもそも、こういう混乱が起きることは最初から予測できたはず。それを『3日以内』などという期間を設けてしまったために、大勢の人たちが殺到したというわけだ。
ただ、銀行にとって救いなのは、昨日と違い、係員に“お怒りモード”でつっかかっていくお客さんがあまりいないこと。すでにチケットは確保済み、という余裕からなのだろうか。
posted by 朝倉浩之 |14:21 |
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2008年05月05日
5日朝9時からスタートした北京五輪チケットの第3次販売は今回も順調で「ない」。
ロイターは15時過ぎ「販売システム、またも故障」との記事を配信。購入したいチケットの種類を選択することはできるのだが、最後の最後に「現在、システム故障中。後ほどおいで下さい」とのメッセージが出る、としている。
筆者もインターネット予約を試したところ、午後1時過ぎにチケット予約に成功したが、北京時間16時半現在は、もうほとんど受け付けられない状態だ。
いずれも、チケットの選択を行った後、画面が切り替わり、「処理中、しばらくお待ち下さい」の表示が出た後、数十分以上、うんともすんとも言わなくなる。
『処理中、しばらくお待ちを』が30分以上
13時前には、サッカー、バスケットボールなど人気チケットがほとんど売り切れたという公示が公式HPに出た。夕刊紙『北京晩報』によると、朝9時50分には劉翔が出場する男子110mハードルや男子サッカー決勝、男子バスケットの中国出場カードなどが全て売り切れたそうだ。
そして10時10分にはバレーボールの準決勝と決勝、また野球の準決勝と決勝やサッカーの終盤戦などが売り切れた。
インターネット掲示板にもユーザーの書き込みが続々。『全く買えない。もうやめた』『このシステム、おかしいのでは?』などなど、諦めと怒りが入り混じったすさまじい数の書き込みがされている。運良く買えた人はともかく、そうでない人にとっては、この『早い者勝ち方式』はストレスがたまるのみ。
とりあえず、ある程度の数のチケットはさばけたようだが、果たしてこのやり方、本当に『公平』なのだろうか。
(なお、この記事はチケット販売元への取材によらず、あくまで中国メディアのソースと個人的な体験に基づいたものである)
posted by 朝倉浩之 |17:34 |
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2008年05月01日
今日5月1日は中国もメーデーでお休み。これまでは7日間の大型連休だったのだが、今年からいきなり3日間に短縮された。これは別に北京五輪を控えて、というわけではなく、大型連休中の大混雑が社会問題となったため、連休を短縮して、その代わり、他の祝日に3連休を分散させたというものだ。
さて、北京五輪まで100日を切ったここ数日は各地で記念イベントが行われた。その中で、五輪を支えるボランティアスタッフとして大きな力となる大学生もそれぞれの形で、100日前を祝った。
バドミントンなどの会場がある北京工業大学では、体育館の広場でボランティアによる団結式が行われ、多くの学生が参加したし、北京交通大学でも1000人が集まって、国旗掲揚など「愛国心」を掻き立てる活動が行われた。
また北京東郊外にある北京第2外国語大学には、100日前を祝う花壇が登場し、春風に乗せて、芳しい香りをキャンパスに届けている。また北京五輪についてのパネル展示なども行われ、多くの学生が集まっていた。
第2外国語大学は「二外」と呼ばれ、中国における外国語教育の中心の一つ。周恩来氏の肝いりで建設された大学で、特に日本語教育には定評があり、私の周りにも、同大学卒業の優秀な日本語スピーカーが多い。そのため、「言語サービス」が非常に重要となる五輪本番では、同大学の学生ボランティアは非常に重視され、市内の各会場には軒並み、彼らが“配置”される。恐らく、日本の皆さんが現地観戦をされるときには、彼らがやってきて、流暢な日本語でサービスをしてくれることだろう。
今学期は、北京五輪が控えているということで、いつもより大幅に前倒しして、6月15日に前期が修了するそうだ。今はまだ、いつものキャンパス風景だが、あと1ヵ月半もすれば、ここも一気に“オリンピック色”に変わるのだろう。
posted by 朝倉浩之 |21:54 |
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2008年05月01日
今、北京の地下鉄を歩くと、少しとまどう事がある。
実は、駅の構内にはすでに真新しい自動改札機と券売機がすでに設置してあるのだが、その向こうで、無表情な中年女性がいつものように紙のキップを売っているし、係員がギロリと睨んで立っている改札口がある。初めて北京を訪れた人なら、間違えて、その自動改札口を通ってしまいそうになるくらい、すでに準備万端の状況なのだが、一体いつから、これが稼動するのだろうというのが私たちの疑問だった。
それらの設備がまもなく稼動する。これにより、30年間、北京っ子に慣れ親しまれたペラペラの「紙のキップ」が廃止され、「電子キップ」に取って代わる。乗客は、自動改札機に、その「電子キップ」をオシャレにサッとかざして、改札口を開き、列車に乗り込むことになるのだ。
ただ、各メディアで「5月17日始動」と一斉に報道され、私もその気でいたのだが、後に担当者が「あれは誤報」と改めて否定するなど、いったいいつからシステムが稼動するのか全く分からない。このあたりが「中国らしい」といえば、それまでで、この摩訶不思議さが北京生活の醍醐味?なのだ。
ただ、準備のほうは順調で、先日、改札機と券売機がいずれも最終チェックを終え、あとは使用開始を待つばかりとなった。北京の1号線、2号線、5号線、13号線、8通線に加えて、6月に開通予定の10号線、空港線や五輪支線などにも全て、この“最新システム”が導入される。
この「いつ始まるか分からない」という疑問のほかにも、心配な点がある。
北京の人たちは基本的に「自動販売機」に慣れてはいない。缶ジュースの自販機もたまに見かけるが、ほとんど「故障中」で使われていない。モノはお金を差し出して「人から買うもの」と決まっているのだ。そういう社会もそれなりに人間味があっていいと思うが、これで自動販売機が導入されるとどうなるか・・・まず間違いなく、戸惑う人がほとんどだろう。そこで、当分の間は機械の前に「指導係」がつくという。そうなれば、「合理化」を進めたはずなのに、結局、必要な人手は同じ、ということになる。
ちなみに、現在は一般の北京市民はほぼ皆が交通ICカードを利用しており(これを持っていればバスが6割引となるため持たない手はない)、キップを窓口で買う必要はない。だから、キップを買う必要はないのだが、そのICカードのチャージも自動販売機で行わなければならない。しばらくの間は、販売機の前が大混雑ということもありえそうだ。
また、それと関連するが、「合理化」によって「キップ販売」「改札係」の職を追われて、“過剰人員”となった人たちはどうなるのだろうか。最初は「指導係」になれるが、その後、地下鉄で働けるかどうかは分からない。
時には駅員が乗客より大勢いるという非合理な人員配置が何だか微笑ましくて、個人的には嫌いではなかった。だが、これからは窓口でキップを放り投げて渡すおばちゃんも、改札口で、キップをむしりとる様に取り上げるおばちゃんも、もういなくなる。いるときには、ものすごく腹の立つことが多かったが、それがなくなるとなると、何だか寂しいような気もしてくるから不思議だ。
ふた月以上置きっぱなしの自動券売機
自動改札口も準備万端だ
posted by 朝倉浩之 |21:20 |
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2008年04月30日
北京五輪まであと100日。当局の警備も以前に増して厳しくなっていることをヒシヒシと感じる。
ここ数日、地下鉄の駅にいる警察官の数が倍増しているのだ。
日本に住む方にとっては信じられないかもしれないが、北京の地下鉄駅には「派出所」があり、また改札を入ったところには警察官が一人、二人立っている。ホームに入っていく乗客に対し、目をギラギラさせて“監視”しているという感じだ。そして、大型の袋類を持ち歩いている人や明らかに地方出身者と分かる人を見かけると、「ちょっとちょっと」と声をかけ、身分証と呼ばれるIDカードの提示と持ち物チェックを求める。日本ならば完全に“人権侵害”だが、中国では完全な合法行為。大人しく従い、持ち物チェックを受ける。
その地下鉄警備の警察官が、ここ数週間、3,4人。多いところでは7、8人がズラッと並んで、ジロジロと乗降客に目を光らせているのだ。
ただよっぽど“怪しい”感じでないと声をかけられることはない。私自身は、幸い?それほど怪しくないのか?今まで“ほとんど”止められたことがない。多少経験があるのは、人民代表大会のときの天安門広場でネタがないかと歩いていたときくらいだ。
ところが先日、北京西側の地下鉄駅で、ついに「ちょっと!」と言われた。
どうやら、地下鉄を降りてくる乗客のうち、「中国人(つまり西洋人は省く)」、しかも「成人男性」に限って、全員に声をかけ、身分証チェックを行っているのだ。自慢ではないが、僕の風貌は「中国人以上に中国人っぽい」と友人に言われる。(喜ぶべきか、そうでないのか)だから、このどれにも当てはまるわけだ。
先日午後3時ごろ、北京では“郊外”に当たる地下鉄駅。列車を降りて、ホームから階段を登り、改札口を出た瞬間に、そこに張っていた警察官に声をかけられた。
「身分証!」と偉そうな態度で手のひらを突き出す。他の乗客はおとなしく、カバンをまさぐり、IDカードを差し出している。
僕は、こういう面倒なことになりそうなとき、「外国人」であることを最大限に利用することにしている。つまり中国語が分からないふりをするのだ。
今回もいつもと同じく「ぁ??」と聞き返し、こちらは全く言うことが分からない、というジェスチャーをした。そして「Passport?」と下手な英語で聞き返すと、外国人だと理解したのか、手をシッシとやって、「あっち行け」と行った。これをやられると、ものすごく気に障るのだが、中国生活でこの程度で怒っていては身が持たない。
だが、おとなしく、過ぎ去る前に、多少の取材はしておこうと、「いつから警備は厳しくしているのか?」と問うと、「4月から」と答えてくれた。調子に乗って「なぜ地下鉄駅で警備をするのか」と聞くと、ギロリとにらまれ「もういいから行け」と怒られた。中国の警察官は、日本以上にガードが厳しく、インタビューに答えてくれない。
中国公民は法律上、このIDカードを肌身離さず、携帯しなければならない。私がそこを去った後も、次から次にやってくる乗客が足止めされ、成人男性の全員にIDカードを提示させていた。
最後に、この様子を写真に収めておこうと、ちょっと離れたところから、デジカメを取り出し、パチリとやった。それに気付いた警官は「撮るな!」と激昂!慌てて逃げてきた。
中国の警察官は、かなり怖いので、逆らわないほうがいい。
posted by 朝倉浩之 |16:03 |
北京五輪 |
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