2007年06月04日

中国フィギュア、世界最強ペアが結婚

フィギュアスケートの名コンビがプライベートでもゴールインだ。これまで3度、世界選手権ペア競技を制している申雪・趙宏博がこのほど、北京海淀区の役所で結婚届けを出した。

今年3月、東京で行われたフィギュアスケート選手権で優勝を決めたあと、正式に交際を認め、婚約を発表。今回の結婚届けとなった。

1992年8月からフィギュアのペアを組んで15年。2人は、今後は公私ともに2人三脚を歩むことになる。

posted by asa8043 |11:34 | 氷上競技 | トラックバック(0)
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2007年03月26日

世界フィギュア閉幕、申雪・趙宏博に中国のすごさを見た

また1週間、更新の空白を作ってしまった。出張等が重なり、このスポーツが面白い時期に中国スポーツをウォッチする機会を逃したのは残念である。ただ、時間の許す限り、テレビ観戦は行なった。

まずは何と言っても、東京で行なわれた世界フィギュア選手権だろう。日本としては、女子シングルの安藤と浅田の一騎打ちが大きな見所となったが、中国的にいえば、やはり伝統的に強いペア種目だろう。

ベテランの申雪・趙宏博組はSP(ショートプログラム)でのリードを守り、フリーでも抜群の安定感を見せて、計203.50を獲得し、優勝を果たした。また去年の覇者、ホウ清・トウ健組はSPでは3位だったものの、フリーで盛り返し、ドイツ勢を逆転して、2位に入り、健在ぶりを示した。ケガなどで十分な調整が出来なかった張丹・張昊組はSPで10位と出遅れたものの、フリーで挽回し、5位につけた。

 それにしても、申雪・趙宏博の演技は圧巻だった。SP、フリーともに、演技開始から、安定感を崩さない。世界一ダイナミックなペア、テクニックNO1ペアとも言われる二人のコンビネーション、力強さ、繊細さ。どれをとっても、演技の最初から最後まで抜群で、彼らには「緊張」という言葉がないのか、と思ってしまう。そういえば、時同じくして開かれている世界水泳選手権の「飛び込み」に出場する中国勢にも『取るべき金』を平然と着実に取ってしまう「精神的強さ」を感じる。その『精神面でのコントロール法』を彼らはどう会得しているのか、その選手育成法に大きな興味が沸く。

 申雪・趙宏博は、3度目の世界選手権制覇となった今大会を区切りに、一旦、『国家チーム』を離れる。ソルトレーク五輪で中国に初めての銀メダルをもたらし、トリノ五輪では、後続に先を譲ったものの、3位。中国フィギュアを引っ張ってきた最大の功労者といってもよい。演技終了後は、姚濱コーチと涙を流して、固く抱き合い、申雪は「これが最後」、趙宏博は「最終日のアイスショー以降の予定は未定」と述べた。

 15年間、コンビを組み、フィギュア界のベストカップルといわれた二人は、来年、結婚する。それまでも二人が恋人同士であることは、公然の秘密となっていたが、今大会終了後、これを公式の場で認め、公私ともに『ベストカップル』として、人生を歩むことになる。

男性の趙宏博は今年9月で34歳になる。フィギュアの世界ではベテランである。だが二人の競技人生にもう一つ、欠けているものがある。それは冬季五輪の金メダル。趙宏博は「もしも条件が許せば、2009年に復活して、2010年のバンクーバーに挑戦したい」と語った。その頃、趙宏博は37歳。だが、ソルトレークの銀メダルも「奇跡」といわれた。3年後にもう一つの『奇跡』が起きても、何ら不思議ではない。申雪・趙宏博のパワーあふれる演技は次のバンクーバーの舞台でもぜひ見たいものである。

posted by 朝倉浩之 |16:59 | 氷上競技 | トラックバック(0)
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2007年03月19日

世界フィギュア、中国の3組に注目

 「氷上の華」フィギュアスケートの最高峰、世界フィギュアスケート選手権が東京で開かれる。大会には40カ国が参加。ペアと男女シングル、そしてアイスダンスで世界一を争う。

 17日、中国フィギュア陣も機上の人となり、一路、東京へ向かった。中国のフィギュアスケートを統括する国家体育総局冬季スポーツセンターの任洪国副主任は、「目標はペアの金。3つのペアのうち2つがメダル圏内に入ること」と語った。

 ソルトレークで中国勢初の銀メダルに輝いた申雪・趙宏博、トリノで全世界を感動させる演技を見せ銀メダリストとなった張丹・張昊、そして去年、カナダで行なわれた世界選手権で優勝したホウ清とトウ健。いずれも世界トップレベルの実力を持つ3組を擁していることを思えば、この任氏の強気の抱負も当然のことといえよう。だが、選手たちの現状は決して上向きとはいえない。

 目下、最も好調を維持しているのは、今年33歳と32歳のベテランペア、申雪・趙宏博組。トリノでは、張丹・張昊に後塵を拝したものの、「中国第一人者」の貫禄はまだまだ衰えない。2002年、2003年のこの大会での優勝者でもある。今年は、趙(男性)がアキレス腱のケガが完治し、新プログラムに挑戦。先週のトレーニングでは最も安定した滑りを見せていた。16日午後、最後の訓練を終えた申雪・趙宏博ペア。すでに世界的にもベテラン選手の域に入っている二人だが、その表情はまるで新人のように真剣で、今大会にかける意気込みの強さを感じた。

 去年のカナダに続く、この大会の連覇を目指すホウ清とトウ健は、決して本調子ではない。この一年は、ホウ清(女性)にとって、病気や交通事故などがあり、決して順調な調整をしてこれたわけではなかった。だが、当然、今回も優勝を狙いにいく。目標はと聞かれて「自らに勝つこと」「今季の不調を取り返すべく、SPとフリー、いずれも丁寧に滑っていきたい」と答える。控えめながら、内に秘めた自信をのぞかせる二人である。

 張丹・張昊も今のところ、完成度は今ひとつというのが正直なところだ。この二人も今季は決して順調ではない。大学スポーツの祭典、ユニバーシアードでは余裕の優勝を飾ったものの、張丹(女性)は検査で心臓に異常が発見されたし、先週はかなり重い風邪にかかって、トレーニングが出来なかった。張昊(男性)は「今回は二人合わせての練習がほとんどできなかった。15日以前はほとんどペア練習ができていないのが正直なところ。恐らく皆さんを失望させるかもしれないが、許して欲しい」と、非常に弱気なコメントを寄せている。このようなことを記者団に語るところが、また張昊の憎めないところなのだが・・・。今回の大会は肩の力を抜いて、思い切った演技を見せて欲しい。この二人の目標はあくまでも2010年のバンクーバー五輪であり、そこでの頂点に向け、今は一歩一歩、階段を登っていく段階である。
<張丹・張昊については下記、筆者のコラムを参照>
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0309&f=column_0309_005.shtml


 大会は20日のアイスダンスから始まり、開会式に続いて、ペア・SP(ショートプログラム)が行なわれる。そして21日にはペアのフリーが行なわれ、優勝者が決まる。日本の浅田、安藤らの演技とともに、この中国勢のペアにも注目していただきたい。


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posted by 朝倉浩之 |07:23 | 氷上競技 | トラックバック(0)
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2007年03月03日

「お騒がせ」王濛、反省文と出場停止処分が下る

今年1月28日から、中国長春で開かれた冬季アジア大会。そこでさまざまな意味で「主役」となった女性の“処分”が昨日決定した。

2日、中国のスポーツを統括する国家体育総局冬季スポーツ管理センターは「第6回冬季アジア大会のレース後、チーム指導者に対して、攻撃を加える不穏当な発言があった」として、スピードスケートショートトラックの中国代表、王濛に対し、今年のスピードスケート世界選手権と世界団体選手権の出場資格を取り消すと発表した。

王濛とは、中国のショートトラックのエースで、トリノ五輪では金銀銅のメダル3個をとり、一躍、世界第一人者に踊りでたニューヒーローである。

この「不穏当な発言」とは、冬季アジア大会の1500m決勝で惨敗した後、王濛がCCTVの生中継のインタビュー内で「国家代表チームの指導陣はレース戦略を全く与えてくれない。私は地域のチームに帰りたい」と発言し、監督の李琰ら、国家チームの首脳陣をストレートに批判したもの。この成り行きについての詳細は、以下のブログ記事を参照してほしい。

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/18
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/20
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/21
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/asa8043/article/23

冬季スポーツ管理センターは先月27日、非公開の全体会議を開き、その中で王濛に「反省文」の提出を要求。昨日、国家チームの選手、コーチ陣らを前にして、王濛がその反省文を「朗読」して、反省の態度を示した。

この反省文の中で、王濛は「自らの過ちを十分に認識した。指導者の皆さんに、こういう機会を与えてくれたことを感謝したい。今後は練習にさらに力を入れ、チームメートを大切にし、支持に従い、多くの皆さんの期待を裏切ることがないようにしたい」と述べた。

「アスリートは国家のもの」である中国ならではの決着のつけ方であり、コーチ選びも個人との「契約」である日本のシステムでは、まず考えられないやり方ではあるが、それは差し置いて、やや納得のいかないものを感じてしまう。

確かに、テレビの生中継で、突然、指導者批判を行うというのは、決して利口なやり方ではなく、相手の面目を全く潰してしまう理不尽な行動である。

ただ、彼女の言動の裏には、スピードスケート国家代表の指導スタッフらが抱える大きな問題点が隠されている可能性が高い。それを明らかにする努力をせずして、根本的な解決とはならないはずだ。今朝のスポーツ紙のある評論で、王濛の件について触れていたが、彼女をはじめ、若い選手たちは全て「一人っ子政策」の世代であり、行動にも問題が多い・・として、今後、彼らに対する指導・管理を徹底していかねばならない、という論調であった。

だが、果たして本当に、今回の件が王濛の「一人っ子世代のわがまま」から出てきたものなのだろうか。

先ごろ、このブログで何度か触れたサッカー五輪チームの“乱闘問題”も含めて、なんとなく、最近スポーツ界におきている「事件」の数々は、深いところで根がつながっているのではないか・・それは、中国のスポーツシステムそのものの問題なのではないか・・と漠然と感じるのである。


posted by 朝倉浩之 |23:42 | 氷上競技 | トラックバック(0)
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