2007年07月03日
プレ五輪シリーズ(1) いよいよ開幕。大会が北京にもたらすものは?
7月に入り、いよいよ「北京五輪」が動き出した。 いわゆる「プレ五輪シリーズ」の開幕である。 そのしょっぱなとして、女子サッカーの招待戦が瀋陽、秦皇島などで7月1日から始まった。 中国では「好運北京」、英語名は「グッドラック・ベイジン」。来年8月8日に迫った北京五輪本番に向けて、施設面、運営面、警備面等で経験を積むためのシリーズ大会である。 2007年7月に始まり、来年6月のオリンピック直前まで、42種目(うち世界選手権レベルの大会が14種目)の開催が予定されている。 このうち、2007年は26種目。そして23種目は北京で行われ、残りは同じく五輪開催地の香港(馬術)、青島(ヨット)などで行われる。(それ以外は女子サッカーの瀋陽と秦皇島) このプレ五輪、選手サイドにとっては、場合によっては「現地の状況視察」程度の意味合いはあるかもしれないが、むしろ北京の五輪組織委員会をはじめ、運営サイドにとって、格別の意味があるシリーズ大会となる。現在、建設が進んでいる競技場のうち、いくつかはこの大会がコケラ落としとなる予定であり、また交通、治安、ボランティアの運用、選手の宿舎や食事の管理など、各方面での試運転が始まることになる。 また競技場だけではなく、市街地を舞台に行われる競技については、非常に重要なシミュレーションのとなる。8月18日と19日に予定されている国際自転車ロードレース大会は、基本的には本大会のコースがそのまま使用される予定。北京中心部からスタートし、天安門を通って、最後は万里の長城に続くコースは中国の歴史・文化の象徴するものであり、楽しみも多い。だが、北京市体育局の孫康林局長が言うように「今大会最長にして、もっとも複雑なコースでいかに無事レースを終えられるか」、運営サイドにとっても大きな試練となりそうだ。 また北京市民をはじめ、開催地の市民にとっても重要な機会だ。今大会は市民に気軽に足を運んでもらうため、その多くが週末に予定されている。先日行われたテコンドーの世界選手権では、マイナー競技にもかかわらず、大勢の人たちが会場を訪れ、世界最高の技術に息を飲んだ。この大会で初めて「テコンドー」という五輪競技を知った人たちも多いだろう。陸上や水泳といった人気競技が注目されるのは当然だが、五輪のホスト国として、開催されるすべての競技にホスピテリティを持って、接していってほしいと思うし、そのためには、今回のプレ五輪がいい機会だろう。 また、それぞれのスポーツにはそれぞれの観戦マナーがある。テニスなど静寂を必要とするスポーツで「がんばれ!中国」を絶叫し、拍手をたたく行為が散見するといった現状はオリンピックまでに何とか改善してほしい。実際に足を運んで、一流プレーヤーのパフォーマンスを間近に見られる今回の機会は、「市民のスポーツへの接し方」を変えていく上で大きな意義をもつだろう。 そして、何よりも我々、取材者としては、今大会を通じて、オリンピックに向けた準備状況をつぶさに垣間見ることができる絶好のチャンスとなる。特にマイナー競技の運営状況、そして市民の反応などを通じて、中国スポーツが、そしてそれを受けとめる市民が、オリンピックを通じて、どう変わっていくのかを感じ、伝えていきたい。 筆者は北京在住のスポーツウォッチャーとして、このプレ五輪の模様を中心に、本格的に「北京五輪に向けた北京の今」をこのブログを通じて、リポートしていく。ぜひ今後も注目いただきたいと思う。
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posted by 朝倉浩之 |15:45 |
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『好運(グッドラック)北京』の交通規制でクリーンになるか? in 中国北京 【◆◆北京のダーシーって誰よ!◆◆】
明日8月17〜20日の6:00-20:00の間、北京人民政府からのお達しで、北京市内で交通規制が行われるようです。 なんでも、来年の北京オリンピックに向けた試験的な試みで、現在開催中のプレオリンピックイベント「グッドラック北
2007-08-16 16:30 | 続きを読む


