スポーツCHINA

「無気力プレー」で失格の於洋が「引退」か

このエントリーをはてなブックマークに追加

7月31日、ロンドン五輪のバドミントンダブルスで
「無気力プレー」をしたとして中国の於洋・王曉理組など
4組8人が「五輪出場資格停止」=失格となった。
1日午前、国際バドミントン連盟が決定したもの。

報道によると、この五輪史上初めての"厳罰”を聞いた於洋はまさに
「晴天の霹靂」だったという。

於洋は2001年に国家代表入り。2008年北京五輪では
杜ジンと組んで、ダブルスの優勝を果たした。今回は五輪2連覇を
目指す大会だった。

於洋は「これが私にとって最後の試合だ」と事実上の引退宣言。
さらに「私たちはただルールにのっとって試合を放棄しただけ。
次のトーナメントでいいパフォーマンスを出すために。
4年間、ケガを抱えながら、練習を重ねてきたのに、失格となる・・
私たちの夢を奪われた」と肩を落とした。

中国代表チームの李永波ヘッドコーチは「この行為は五輪精神に
反するもの。全てのファンに陳謝したい」と述べた。

だが、於洋・王曉理組の行為は本当に、彼女たちの判断だけで
行ったものなのだろうか。これまで数々の中国人アスリートを
取材した経験から、彼らが自分の判断のみで、『試合にわざと負ける」
という行為をしたとは思えない。競技者はどんな状況に
あろうとも勝利を目指して戦う本能がある。今回の行為は
少なくとも彼女たちの判断だけではなく、チーム全体の意向が
何らかの形で伝わった上でのものだとしか思えないのだ。

だとすれば、於洋・王曉理の2人(他の6人ももちろん)は
その「チーム全体の意向」の被害者ともいえる。

”真実”は今のところ、中国体育当局から伝わってくる気配はない。
ただ「五輪精神に反する」と表面的な題目と「遺憾の意」が
表明されるだけだ。だが、

連盟の処分が妥当かどうかは、先日の記事のとおり、
私は疑問なのだが、それとともに世界が誇るアスリートを
失格にしてしまったことに対して、中国バドミントンの
指導者らは真摯に事を検証すべきだと思う。



1ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
バドミントン
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

錦織、フェレールを再び破る!ベスト8入り決定!【ロンドン五輪】【やっくんの地下室スポナビ支店】

関塚監督の大きな賭け【ほんとうのスポーツのために】

眠たかったホンジュラス戦は軽く寸評、男女決勝トーナメントの会場移動に注目します。【お茶漬け唐辛子】

五輪サッカーグループリーグ総括‐決勝トーナメントへ向けて‐【スポーツ観戦日記&感想日記】

ロンドン五輪男子サッカー 対ホンジュラス戦【スポーツ雑感】

中国「無気力プレー」の失格は厳しすぎないか【スポーツCHINA】

中国『無気力プレー」選手が失格に【スポーツCHINA】

潮田選手のブログについての疑問【spoloveブログ】

ブロガープロフィール

profile-iconasa8043

筆者略歴
 大学卒業後、民放テレビ局のディレクターとしてスポーツドキュメンタリーの制作・取材に関わる。2003年から中国にわたり、中国国内スポーツの取材、執筆活動を始める。日本の新聞、雑誌で中国スポーツを紹介する記事を書きつつ、ラジオ・テレビで情報を発信。日本に帰国後、現在も中国スポーツ・文化のウォッチを続けている。


筆者への意見、感想等は下記のメールへどうぞ
↓↓
yuya.misa2020@gmail.com

ご注意:当ブログへのリンクは自由ですが、写真の転用はしないでください。当ブログの写真は、報道を目的としたものであり、著作権は撮影者、または写真を提供する個人・組織・団体にあります。
  • 昨日のページビュー:24
  • 累計のページビュー:1766456

(03月02日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. 卓球・丁寧「あの審判は一生忘れない」
  2. 劉翔ロンドン入りも不調 原因は?
  3. “中国最速男”が10秒08 「10秒切りは日本人より早く」
  4. バレーWグランプリ 朱テイ欠場で中国は準V 
  5. 中国競泳、躍進の秘密は?
  6. 李娜ダブルス問題「事前に知らせたに決まってる」当局主任が反論
  7. 「やっぱり郎平」絶賛される出戻り監督
  8. 中国の新エース 朱テイとは
  9. 競泳・韓国のパクが失格? 中国審判が通報か
  10. 知られざる中国スポーツ(1)

月別アーカイブ

2016
09
2015
08
01
2014
04
03
02
2013
09
08
03
01
2012
12
10
08
07
06
2011
02
01
2010
12
11
08
07
06
05
03
02
01
2009
10
09
07
05
04
2008
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2007
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年03月02日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss