2010年07月22日
中国プロサッカー「0-10」の試合に驚きの理由
昨日、広州で行われた中国サッカー甲リーグ(日本のJ2)の広州-南京の試合。南京は0-10で敗れ、中国プロサッカー史上最多点差での敗戦となった。この“珍事”について、一時、「八百長」疑惑がメディアやサポーターから湧き出たが、どうやら違うことが判明・・・実は選手たちの「ストライキ」が原因だったというのだ。 実はこの試合にベンチ入りしたのはわずか12名。サブは控えのGKだけという状況だった。そしていずれも、ほとんど試合出場経験のない若い選手たち。さすがに甲リーグといえども、これでは大量失点のゲームとなるのはやむを得ない。そして、主力の選手たちはというと、地元・南京に残って、給与支払いの交渉中だったというから驚きだ。主力の一人、崔光浩によると「すでに18カ月分の給与、3年分のボーナスが払われていない」ため、ストライキを決行したという。 ただ、このチームの給与をめぐるイザコザはすでにかなり前から始まっていた。今年5月、給与未払いを続けていたチームの上層部が「失踪」して連絡がとれなくなり、選手たちが南京市体育局に仲裁を求めて「直談判」を求めるという事件があった。そのとき、上層部の役員は6月30日までには支払うと約束。しかしその日に結局、給与は支払われず、「今後は試合・練習とも参加しない」との声明を発表していた。 また2004年にも長期の給与未払いにより選手がストライキするという事態が発生している。 さて、問題の「0-10」の試合後、クラブの上層部は全く連絡をとれず。いまだに選手側との話し合いには応じていないという。選手側も態度は頑なで、「この問題が解決しない限り、今後の試合には出場しない」と表明。 だが、それにしても1年以上も給与未払いを続けるような「危険な」クラブを放っておいたサッカー協会も不可思議だ。経済状態がここまで悪化しているクラブをリーグに残していたは、クラブ上層部や南京市スポーツ当局との何らかの利益関係があったのでは・・・と疑われても仕方がない。 単なる「消極的な試合」では終わらない今回の「0-10」。今後も尾を引きそうだ。
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posted by asa8043 |22:58 |
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