2010年02月23日
悲劇!サッカーチームが”消滅” そのとき選手は・・・
「八百長事件」に端を発してチームは消滅の悲劇・・・「自業自得」でもあるが、行き場を失った選手たちに何らかの救済策はないものだろうか。 中国サッカー協会は先日、事件の中心となったとみられる3つのクラブに対して、処分が明らかとなった。スーパーリーグ(日本のJ1)に所属する広州と成都については甲リーグ(J2)への降格。甲リーグに参加している青島海利富は「参加資格の抹消」という厳しい処分が明るみに出たのだ。 「降格」はまだ“再起”の機会があるからいいとして、気になるのは「参加資格の抹消」がされた青島。会社でいえば、「更生法適用」を飛び越して、いきなり「清算」されたような、いわばチームに対する「死刑宣告」が下されたことになる。 22日、新華社が伝えたところによると、青島市内の海利富クラブの事務所と選手寮はすでに「もぬけの殻」。すでにチームは「消滅」していたという。 当直の警備担当者によると「19日に選手が全て寮を出て、コーチも職員もすべていなくなった」とのことだ。 22日現在、フロント、監督などチーム関係者の携帯電話も電源オフ状態。どこに行ったのか誰もわからない状態だそう。 悲劇なのは訳もわからず所属チームが「消滅」した選手たちだ。 チームは去年のリーグ戦終了後も、来季に向けて練習を行っていたことは分かっている。ある選手によると、「春節(2月14日)後、クラブと一切連絡がとれなくなった」という。「チームの誰とも連絡がとれなくなった。あとは待つしかない」となす術がないようだ。 また選手の給与も3カ月分が未払いとなっていることも分かった。さらに賞金関係や選手たちが身分保証のためにチームに預けておく「保証金」も未返還。すでに選手の「移籍期間」も終了しており、何らかの特例措置がなければ、選手たちの行き場は全くゼロというわけだ。 中国サッカー協会の担当者は「処分が正式に決定すれば、何らかの措置をとる」としているが、その見込みは立っていない。 この件は、まだまだ進行中であり、今後の詳細はまだ分からない。選手たちが不正にどの程度関与していたのかも捜査当局の発表以上には分らないし、不正をチームぐるみで行うようなチームに所属していたこと自体が「自業自得」という人もいるだろう。 だが、中国でも日本でも、最後に「バカを見る」のは「底辺を支える人たち」であることには辟易してくる。もしかしたら、逮捕の難を逃れ、「失そう」したチーム関係者は巨額の裏金を作り上げて、どこかに“高跳び”したのかもしれない。巨悪の根源を断つために大ナタをふるい、チームそのものを解体する・・・そこまでは“英断”といえよう。だが結局、行き場を失って途方にくれるのは選手たちだけ、というのは、どうも納得いかない結末だ。 今シーズンはもうまもなくやってくる。選手たちの移籍に便宜を図る等、中国サッカー協会の迅速な措置が待たれる。 青島海利富クラブは1998年創設。2002年に乙リーグ(日本のJFLに当たる)に参戦し、昨季まで甲リーグに所属していた。去年末、チームトップが捜査当局に拘留された。
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posted by asa8043 |10:38 |
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