2008年02月16日

サッカー中国代表、なるか30年来の雪辱・・明日韓国戦

『30年来の鬱憤(うっぷん)』が晴らせるか・・・

2月17日、北京時間15:30(日本時間16:30)、重慶で行われるサッカーの東アジア選手権の開幕戦で、中国代表は韓国と対戦する。

中国は1978年12月17日、バンコクで開かれたアジア大会で敗れて以来、30年、一度も韓国代表に勝っていない。中国と韓国はA級国際マッチで、それ以後、26回対戦しているが、対戦成績は11引き分け15敗。「親善試合であろうと、なんであろうと、絶対に勝て!」という体育当局からの叱咤激励を受けて、中国は30年ぶりの雪辱を期して、初戦に臨む。

中国は、今月6日、2010年W杯アジア3次予選の初戦で、イラクと対戦し、貴重な「勝ち点1」を挙げた。国内では、この結果に拍手喝采を送ったが、この勢いを『本物』に変えられるか・・・今大会の結果は、『自信喪失症』の中国にとって、大会ランク以上の意味がある。そして、その第1戦が韓国戦、というのも面白い。

韓国は今回、英プレミアで活躍するパク・チソンやソル・ギヒョンら3人の海外組を外して参加する。一方、中国も鄭智、孫継海、董方卓の海外組3人が出場しないが、このうち、本当の意味での主力は鄭智だけなので、戦力的には、さほど影響を受けない・・という国内の分析も多い。

だが、前回のイラク戦で唯一のゴールを上げたのは鄭智。あのゴールは鄭智の個人の力によるところが大きく、チーム全体で鄭智をうまく使っているというゲームではなかった。その点からすると、圧倒的な個人能力を持つ彼がいないことは、中国にとって相当の戦力ダウンと考えていいだろう。

また昨日、中国の登録メンバーが発表されたが、結局、得点能力のあるFW韓鵬もケガから復帰できず、結局最終メンバーから外されたのも大きい。ただ、前回のイラク戦で、持ち味を発揮していたディフェンス陣の頑張りが、今回も鍵になるだろう。ベテランと海外経験のある選手からなるディフェンス陣が、韓国のスピードあるサイド攻撃をいかに食い止められるかが見所となる。

前回の東アジア選手権では、前の朱監督率いる中国が優勝を果たした。だが、その際は、韓国、日本戦いずれも引き分けで、北朝鮮戦の勝利によって、順位上のトップを取ったに過ぎない。W杯への厳しい戦いを控える中国・・・その長い道のりの中で、アジアの強豪に、どれだけの試合が出来るかは、非常に大きな意味合いを持つ。

何よりも「韓国戦」は『日本戦』と同じく、選手たちの目の色が変わる。前回のイラク戦と同様、『気迫』が表れる試合が出来るかどうか・・・ぜひ注目したい。


<前回大会について>
前回大会(2005年7月31日~8月7日)で、中国は韓国と1-1、日本と2-2で引き分け。最終戦で、北朝鮮を2-0で下し、勝ち点5で優勝を果たした。

posted by 朝倉浩之 |22:14 | サッカー | トラックバック(0)
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