2007年09月16日

美しきマイナー競技?近代五種W杯をレポート(1)

一日のうちに射撃、フェンシング、水泳、馬術、ランニングの5つの種目をこなし、その総合点で競う「近代5種」のプレ五輪が15,16日の2日間、オリンピック公園内の各競技場で行われた。来年の北京五輪には16年ぶりに日本人選手が出場するこの競技だが、今大会は残念ながら、日本人選手の出場はない。

しかし、来年の北京五輪に向けた各競技の情況について取材するため、私も会場に足を運んだ。

15日の男子に続いて、16日は女子。まずは新しく建設された『北京国家会議中心』のフェンシング場で行われる射撃とフェンシングだ。

この競技場は北京五輪に向けて作られた臨時のもので、大会後は1000人規模の会議開催が可能なコンフェレンスルームに生まれ変わる。それにしても、大会1週間前に記者会見のため、この会場を訪れたときは、まだ、どこもかしこも工事中で、「本当に間に合うんだろうか」と心配になったが、何だかんだ言って、最後に辻褄を合わせてしまう・・・というのも中国の面白いところだ。建物全体の竣工はまだだが、この2日間は工事をストップして、大会が開催される。


20070917-00.JPG


8時30分から、まずは射撃。全員がずらりと射撃場に並び、10m離れた的に向けて、合図とともに40秒以内にショットを行う。合計20発を放ち、200点満点の合計点で競う。会場の電光掲示板には、1ショットずつ、刻々と変化していく各選手のスコアと順位が表示される。試合はレナ・ショーンボーン(独)が中盤からリードを守り続け、計188点でトップとなった。また世界記録保持者のエレン・ルブレスカ(ラトビア)は183点で5位。またアテネ五輪の覇者、スザンナ・フォロス(ハンガリー)も183点で5位となった。


20070917-01.JPG


射撃が終了すると、約50分のインターバルとなる。観客もいったん席を離れ、競技場の外に出る人が多い。一つ一つの競技としては決して退屈なものではないのだが、1点集中型の面白みがないため、日本などアジア各国ではマイナーの情況から抜け出せないのだろう。ただ、「近代五種」の本場、欧州で行われたアトランタ、アテネ五輪ではいずれもチケットが完売するなど、オリンピック観戦の最大の見せ場とも言うべき競技になっている。
(続く)


  • 共通ジャンル:

posted by 朝倉浩之 |23:48 | 近代五種 |
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加