2007年01月30日

スケート王濛の中国批判、その後・・・

 昨日の冬季アジア大会初日。ショートトラック1500mの決勝直後、中国スケートのエース、王濛が「中国国家チームは何の戦略も与えてくれない。もう国家チームには戻らない。地元に帰る」と生中継のインタビューで語った”批判事件”。

 一夜明けた今日、各メディアが彼女の発言を取り上げ、その是非について、賛否両論を述べた。おそらく、一過性のものではなく、これまでたまりにたまったものがあって、昨日の惨敗(3位)という結果を受けて、それが一気に吹き出たのだろうが、コーチは就任後、それほど時間が立っておらず、コーチと選手が足並みを揃えるには一定時間が必要であり、その意味では、「アジア大会レベル」で、コーチの全否定発言をするというのはやりすぎだろう。また、少なくとも、レース終了直後、しかも、相手の反則があったとはいえ、敗れたあとのインタビューで、語る内容ではなかったと、私は思う。

 さて、今日は、中国国家チームを統括する「冬季スポーツ管理センター」の書記、劉暁農紙のコメントが伝えられた。その発言の概要を記す。

「女子1500mにおいては韓国が圧倒的な強さを持っている。我々はレース前、十分な戦略を立て、レース展開を研究して臨んだ。レース直前にも、コーチ陣は詳細な戦術を立てて、彼女を送り出している。だが、ショートトラックは、レース中に常に変化が起きるスポーツである。その戦術もレース展開に応じて、変わっていかざるをえない。」

つまり、十分な戦術は与えていたが、そんなものレースがスタートしたら、変化していくに決まってるだろ!というわけである。だが、王濛は昨日のレース後、「コーチ陣は”いかなるい”戦術をも与えてくれなかった」と述べている。これではやや食い違いがある。この点について、劉氏は

「韓国の力は、我々に勝っている。当初の戦術を実行することが出来なかった。たとえ、戦術を立てても、それを破られてしまうということである。我々は的確な戦略を確かに立てている。

だが、もしかしたら、よく聞き取れていなかった選手がいたかもしれない。その可能性は確かにある」

”よく聞き取れてなかった”って・・そんな小学生じゃあるまいし・・・と思うのだが、これが、アジアスポーツの祭典、冬季アジア大会でおきていることなのである。

だが、大会はまだ終わっていない。今晩は王濛の得意種目、500mがある。たしかに色々あるだろうが・・・それはスポーツ選手がレース後にいうことではない。負けは負け。勝ちは勝ち。今日は、そんな戦術の薄さなど(もしそうだとすれば・・だが)吹き飛ばして、圧倒的な強さで、「結果で見せる」レースをしてほしい。

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posted by 朝倉浩之 |19:57 | アジア大会 |
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