2010年10月27日
最後に、
筋トレの第5の目的を・・・
第2,3の目的と重なるのですが、
ケガや手術後などで痛みがある場合、その周囲の筋活動は抑えられます(抑制)。そうする事で安静を保ってくれという、命令が達せられるわけです。動かすと炎症が強まったり軽くなりにくくなるような状態でこの様な事が起こります。
しかし、そのまま安静を続ける事で筋活動は抑えられ続けると、今度はいざ筋出力を発生させようとしたときに、思うように働かないという事が起きてしまいます。
関節内にばい菌が入っていたり(感染)、骨折などが伴っていて動かすことで破壊が増したりする恐れのある場合は別として、医学的には“もう動かしていいよ”という時に、今まで抑制されていた神経活動が急には働かない事がよくあります。
そういうとき、神経活動を発生させるために、比較的負荷の少ない筋活動から始める場合があります。→筋の再学習
これも一種の筋トレに含まれると考えています(広義の筋トレ)。
仕組みは以下の図の通り筋出力を発せさせようとする神経の活動を再び復活させようとする試み(→賦活)です。
そうすると、前にも書いた図ですが、↓
活動する運動単位(motor unit)が増えて、結果として出力が増すおよび神経ー筋の活動が(抑えられたところから開放されて)元の命令が出しやすい状態に戻る事が期待されます。
この場合、先程も述べたように、大きな負荷ではとても(場合によっては痛みが生じて)神経活動の増加は期待できず、時には水の中で浮力を利用したり、上からあし(下肢など)を懸垂して、重力を軽減させた状態で行う場合もあります。
つまり、第5,2,3の目的に応じ、負荷量を調節する事も考慮に入れる必要があるということです。
※第5の目的を達成させるのに、大きな負荷(場合によっては自分のあしの重量だけでも十分負荷が大きくなる場合もあります)を与えても万が一負荷に対抗できたとしても他の筋群が働いてしまい(普段は使う必要の少ない別の筋群が働き=代償運動)、痛みは増して目的の筋群は活性化されずに終わる場合もありますので、注意が必要です。そのために筋トレ時の運動がいかに正しく行われているかを観察・チェックする必要が出てきます。その点について、次回以降、以前予告していたように述べてみたいと思います。
目的論はこのくらいにして、次回に続きます>>
posted by asa20 |12:47 |
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2010年10月22日
筋トレの第4の目的は?
下の図の黄色で囲ったところをご覧下さい。
筋肉の収縮はそれによりエネルギーを消費します=代謝。そして、鍛えた筋ほど脂肪を燃やす機能も上昇し、結果として、肥満の改善や減量にも効果を及ぼすという事です。
肥満の改善や減量と聞くと、有酸素運動;筋トレというよりウォーキングや自転車など(勿論筋肉を使いますが)心肺機能を重視したトレーニングが適しているという事をまず考えると思います。
しかし、最近ではそれだけではなく、
筋肉のトレーニング自体も図にあるように代謝に関与しているので、エネルギー消費の効果(脂肪も燃やしてくれる)はあると考えられてくるようになりました。
どちらも行えれば(筋の柔軟性;ストレッチなども含めて行えればより良いと思います)、理想的でしょう。
人の身体は寝ているときでもエネルギーを消費しています
⇒これを基礎代謝といいます。
※それはそうですよね、寝ていても呼吸はしているし、心臓は常に血液を送り出す作業を止めていないのですから。※
そして、筋肉自体も一定のエネルギーを消費しています。
ちょうどエンジンはかけたままの車;アイドリング状態;を考えてもらえればいいと思います。
(エンジンを切ってしまう事は人で言えば心臓が止まってしまうようなものです)
目的の本題に戻ります。
筋トレ4つめの目的は、
筋肉を収縮させるトレーニングを続ける事で、基礎代謝量を増やし、減量や肥満の改善に役立てるということです。
※以上は、かなり大雑把な話に集約している事をお断りしておきます
続きはまた来週に>>
posted by asa20 |11:04 |
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2010年10月19日
前回の続きの前に、筋トレの目的で書き忘れた事を・・・
2つ目に挙げた不足した筋出力を回復させるための筋トレと似た部分がありますが、対象が一般の人ではなくスポーツ選手の場合、
特にレベルの高い極限まで身体を使う選手(競技の種類にもよります)においては、いわゆるパフォーマンスを確保するために、大きな筋出力を必要とする場面があります。
例えば、スピードスケートの特に短距離の選手の場合、コーナーを猛スピードで回らなければなりません。そういう場合、外に体が流されてしまわないように、一生懸命身体特に下半身の脚力で踏ん張って、外への力に対抗するように筋出力を制御しなければなりません。このときにはかなり大きな筋出力を必要とするでしょう。
となれば、普段から必要な部分の筋出力自体を上げておかなければなりません。
※言ってみれば、軽自動車のエンジンでは高速道路を時速150キロメートルで走るのは容易ではありませんが、ターボ付きの馬力のあるスポーツカーではその位の速度なら軽いものです。
したがって、必要とされる筋出力の容量自体を上げておく必要が出てくるわけです(最大で発揮できる筋出力を上げておく)。
これが3つ目の目的です。
ただしここでも必要なときに必要な筋群が働かなければさっき述べたような制御は不可能ですので、神経系の働きは無視できません。
次に4つめの目的を次回に>>
posted by asa20 |12:49 |
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2010年10月15日
筋力が衰える事で不利益をこうむる事⇒動作
は何か?
それを考える事が必要になると思います。
○すなわち必要な動作時に必要な(筋活動による)筋出力が保証されること
○そしてそれはできれば何度も(一回でもう定量!ではなく、続けて行えるだけの持久性を持つ事)可能であること
○動作時に必要な筋出力は必要なタイミングで発揮される事
※そしてこれらは一種類の筋では成しえないと言うこと
以上のような事を前提にして、筋肉のトレーニングを行う事が重要であると考えます。
ですから何度も言うように単純な比較的限られた筋群のみのトレーニングだけではなく、最終的に必要な動作に伴う≒それと似通った動作をトレーニングの中に取り入れていくことです。
その際に条件があります。
どうやって必要な筋群の働きの有無を判別するか?です。
目的論からすでに深く入り込みましたが、判別について引き続き具体的かつ簡潔に書いていこうと思います。
続く>>
posted by asa20 |13:07 |
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2010年10月08日
前回まで;
動かさないとそれに関連する筋肉は衰える(細くなる=萎縮する)という事を書きました。
そうするとその筋肉を例えば○○筋と同定(主に○○筋が使われていないせいで衰えたのだと決定付けることが)できたとして、
さて、その筋の筋トレをすれば問題は解決するでしょうか?
ここで問題となるとすれば
それは、○○筋を含む動作(歩行や立ち上がりや様々な動き)がうまくできていない
→本来○○筋を活動させて行うべき動作なのにそれができていない
という事が問題であると考えるべきではないでしょうか。
つまり、衰えた筋のみを筋トレで鍛えても、
動作時に活動が不足しているならば、また痩せてくる(=萎縮してくる?)かもしれません。
要は、衰えた原因をよく評価してからトレーニングの計画を立てる必要があるという事になると思います。
ただ筋トレだけしても問題解決になるのだろうか?という素朴な疑問がわく理由を述べてきました。
じゃぁどうすればいいの?
次回以降に~
※決して筋トレを否定するわけではありません。むしろ筋トレの効果を有効に動作などに結びつけるためには?という課題と考えていただければと思います。※
posted by asa20 |12:56 |
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2010年09月30日
さて、筋トレの目的には他に何が?
一番多くありそうなのが、
低下した筋力を取り戻す;
運動不足で足が細くなった
急に運動したら筋肉痛がひどくて、これからは筋トレしないと・・・
日常生活では何でもないがちょっと階段を上るともう筋肉が疲れてしまう
要はこれらは皆、運動の不足により筋が発生させる出力がある一定の力以下になってしまったとき、あるいは、一定の力を繰り返し出す事ができなくなる(疲労しやすい;持久力の低下);ということになります。
そしてさらに;
使わない筋は細くなる(萎縮する)、逆にいつも使う筋肉は細くならない、
ということもいえます。
勿論加齢(年を取ること)によって、一定の筋萎縮は免れないとは思いますが、基本的に動かさなければ衰えるという解釈で良いと思います。
ということは・・・動かせばいいということ?細くなった筋を太くするのだから、筋を太くする運動(前回述べた目的)でもOKでしょうか?
でも何をどう動かすか?はもう一度良く考えた方がいいかもしれません。単純に筋力練習をした結果が、どういうメリットを呼び起こすのか?よく考えていきたいと思っています。
また他にも、筋力の低下する原因はあるので、
これらも含め次回以降に~。
posted by asa20 |17:59 |
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2010年09月22日
さて、
筋トレの目的は様々?
一番わかりやすい目的は・・・
筋肉自体を太くすること→そしてそれを美しく(?!)見せること;ボディビルの世界でしょうか。
要は筋肥大自体が目的である場合です。
この場合以前に書きましたとおり、
筋肥大にはある一定の期間が必要で、筋出力自体は比較的速やかに上昇しますが(トレーニング開始から3週以内で)、筋を肥大させるには一定(あいまいですが様々な条件があるため一定としか記述できません)のトレーニングを4週間程度行う必要がある、ということです。
また、過負荷の法則やデロームの方法(漸進抵抗運動;PRE)、ヘッティンガーとミュラーの提唱した理論が未だに私の記憶では否定もされもせず残っています(体系的な追試研究はわかりません)。
※実はある程度あいまいな言い方にしないと、一般的な事が言いにくく、とても分かりづらいことになってしまいます。
一方正確に述べる必要もあり、どこまで正確さを求めるか?各々が判断するしかありません。ここでは、引用実験・研究のことについての詳細は省かせていただきます。※
いずれにしても、筋を肥大させる方法は、目的とした筋に負荷をかける運動を定期的に1ヶ月以上繰り返すことです(という簡単な言い方にとどめておきます)。
※まぁ厄介なことに、そこに筋持久性やたんぱく質等の栄養補給や代謝の問題(疲労)および、集中力や神経の活動程度といった今まで述べてきた要素が、やはり関係してきてしまうのです。※
いつまでの問題が入れ子状態になってしまうので、他の目的(筋トレの)は無いか?という問題に戻ります。
次回続きを>>
posted by asa20 |17:55 |
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2010年09月16日
そもそも、筋トレを行う目的って何でしょうか?
色々あるよ!
そりゃぁ筋肉の力を増強させるためだよ~何を今更言ってんの?
なぜ増強させるって?!
弱いからだよ!!当たり前だろう!
となりそうですがちょっと待ったぁ!!!
弱いから強くする?
じゃぁどのくらいどこが強くなると、一体何がどうなるの?
そもそもなぜ弱くなったの?
といった素朴な疑問の答えにはなっていません。
さてこれから筋トレの目的って何だろうという根元的(は大げさか?)な疑問に答えるために、シンプルかつ(なるべく)論理的に考えていきたいと思います。
昔述べたことの蒸し返しも多々あるかと思いますが、
次回以降もご覧下さい。
続く>
posted by asa20 |18:16 |
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2010年09月14日
上記図の黄色い部分に関しては、
神経と筋肉の接合部における代謝に関わる末梢性の疲労が関与してくることと、
筋肉を含む生体内部の刺激のみならず、
器具の使用(筋トレの際に)の有無に関わらず、外的要因との関係も考慮しなければならないという事を示唆しています。
器具の使用の場合の種類や負荷の程度、器具を使用しない場合においても、自重負荷における床面の状況や細かく言えば靴の種類なども微妙に筋収縮に影響を与えるものと推測されます。
また全体としての心肺機能の影響も無視はできません(左記)。
ここまで駆け足で筋収縮に与える因子の総体を復習してきましたが、
次章以降はもう一度筋トレの目的論から論じてみようと思います。
続く>
posted by asa20 |18:19 |
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