2007年01月07日

敗因!?

何か、K-1 Dynamite桜庭ー秋山戦、ネット上ではすごい物議モンのようですね。その後の両者および主催者の動向を見守りたいと思います。コメントもいただいたので、返信コメント載せておきました。

さて、そんな新年の騒がしい中、もうかなり昔のような感じがするが、まだ半年前の昨年6月、ドイツサッカーワールドカップ(W杯)の話題です。

今回のブログタイトルから日本の敗因について→私が語るのではなく関連の本が出版されたのでご紹介します。題名は
『敗因と』(金子達仁、戸塚啓、木崎伸也共著、光文社刊)です。

~~~98年のフランスW杯の時でした。日本サッカー協会(JFA)はその大会の報告書をまとめていて、当時の世界のサッカー技術・戦術動向から日本のこれからの課題までをJFAテクニカルレポートとして作成していたということを初めて知り、感心した自分を思い出します・・・

金子氏の本は以前から読んでいて好きなライターの一人でしたので、ドイツW杯の日本敗因の総括的な書籍を待っていた私としては、「待ってましたっ!」の一冊です。

内容は、日本代表内の内部崩壊的選手間のコミュニケーション不全・不和の存在を改めてはっきり記しているのと、ジーコ監督の采配を含めたマネージメント力への疑問、フィジカル面の準備不足、などなどが要素として絡み合ったことが敗因だと一旦は結論づけています。しかし、納得のいかない筆者は最終的に日本チームが戦う状態になかった、それは目標とそれに対する負荷の不在とし、今後の世代への期待で最終章を終えています。

このこと自体は実はどの国にもある問題だなと感じます。しかし、私がこの本を読んで一番ビックリしたのは、実はJFAテクニカルレポートに関する抜粋の文章を~フランスの時感心し、本当のところ読んだことは一度もなかったそのレポートの一部とはいえ、日本の敗因分析として書かれた文章を~読んだ時でした。

金子氏も書いていますが、あのオーストラリア戦の敗戦を『悲劇としかいいようのない』という情緒的言葉で片づけ、これがいったい分析なのかぁ!この文を読んで、じゃぁいったいこれからどうすれば昨年のような敗戦を防げるのだろうか、と疑問に感じない人はいないと思います。勝手に素晴らしい取り組みと思っていたレポートの、中身がこれじゃぁあまりにもひどいなと、素人でもはっきり分かってしまいました。一種、大袈裟ではなく、悪寒を憶えました。このままの協会ではやばいのでは?とは別の方も過去におっしゃっていましたが、このレポートとその後の協会の様々な(川渕会長残留からオシム招聘に至る一連の)行動から見ても不安は残ります。

もう一つの大きな疑問点:ジーコは結局どのようなサッカーを目指していたのか?に関してもこの本で言及されています。一言で言うとブラジル人の、しかもトッププレイヤーだった、ジーコの感性の中でしか分からないものだったのかもしれません。

先のレポート(JFAテクニカルレポート、ドイツW杯版)が手に入れば是非読んでみたいと思いました。

本題の、運動に関してですが、体軸に関しての二軸の話、またご質問を受けている膝を軽く曲げてその勢いを利用する身体の使い方云々、については連休明けから取り組みたいと思ってます

posted by 朝野裕一 |14:27 | 書評未満 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2006年12月02日

雑感:書評未満~その一

 最近立て続けにそれぞれ二日間で読み切ってしまった本があります。いずれも、たまたま見たテレビでの紹介もしくは立ち読みしていた雑誌で見かけた本で、すぐに購入してあっという間に読んでしまいました。偶然ならざるものを感じ、久しぶりに共時性(シンクロニシティー)を強く感じました(後述)。

 一冊は、『さよな ら、サイレント・ネイビー』(伊藤乾 著、集英社刊)
 これはかのオウム真理教地下鉄サリン事件の実行犯、豊田被告の同級生である筆者が、なぜあれだけ真摯に学問に身を投じていた被告が、殺人テロを侵してしまったのか、独自の調査や検証をしている内容です。第二世界大戦の戦前・戦中の日本人のたどった道のりにも重ね合わせて述べてあるところも、なるほどと感じました。また、「行為は気づきに先んじて生ずる」という言葉にも(原文と少し違うかも知れませんがあしからず)、改めて同感するところ大でした。スポーツには全然関係ないように思いますが、さにあらず・・・自分の職業とも関連のある以下のキーワードが全て網羅されており、前述した共時性を感じざるを得ませんでした、ビックリでした。
 キーワード:ギブソン、佐々木正人、アフォーダンス、複雑系、野口整体、畑村洋太郎、失敗学、NIRS(近赤外分光法)、などなど
 身体と精神の関連をも考えさせられる(そういう見方を抜きにしても)、大変興味深い本でした。一読をお薦めします。

 もう一冊は、『G FILE~長嶋茂雄と黒衣の参謀~』(武田頼政 著、文藝春秋刊)(ブロガー注:頼政のよりの字は旧漢字でした)。

 私実は、小学生から一貫したアンチ・ジャイアンツ+長嶋ファンという一種の矛盾を抱えた少なからず日本の野球ファンに存在する者の一人です。その一人としてこの本は、ある意味ショック、一方でやっぱりそうだったんだと感ずる本でした。また、この本も仕事柄においても興味のある内容が(特に前半)書いてあり、これまた共時性かぁと感じ入った次第です。
 内容は第二期長嶋ジャイアンツの裏面を克明に述べたもので、現在の長嶋氏の置かれている状況を知っている皆さんにも、最後の一章は特に感慨深いものがあると思います。前半にはメディカルスタッフのことが書かれており、PNFの効果について言及しています。個人的にはPNF単体のみある意味過大評価されていると感じましたが、これもひとえに市川繁之氏(理学療法士)の個人的な(選手の状態を把握して治療する)能力の高さ故の産物だったのではと勝手に思っています。いずれにしても、スポーツマネージメント・スポーツトレーナー・アンチジャイアンツファン・ジャイアンツファン・プロ野球界を憂える人・長嶋ファンなどには一度読んで欲しい一冊です。
 ブロガー注:ジャイアンツファン、長嶋ファンには少しショックの大きい内容かも知れませんので、注意が必要かも知れません。

 以上、書評というのはおこがましいので、書評未満とさせてもらいました。ではまた。

posted by 朝野裕一 |17:08 | 書評未満 | コメント(0) | トラックバック(0)
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