2008年02月05日

歩行と腕の振り:1

さて、そもそも歩行時の腕の振りに関する著述はあまりありません。

そもそも何故腕を振るのか?必ずしも腕を振らなくとも歩くことは出来ます。
(ポケットに手を入れても歩けます)

我々が学生だった頃(はるか20数年前のことですが・・・)は、
体の軸を中心にして、捻る作用を与え、その反動で次の反対向きの捻り運動を引き起こす、その繰り返しが骨格の構造の特徴であると習いました。捻りは下肢の振り出しと反対側の腕の後への振りによってなされると解釈していました。(言葉では分かりづらいので次回図示します)

しかし、一方以前紹介したJacquelin Perry(ジャクリン・ペリー)の「GAIT ANALYSIS」によると、逆に体の回旋(=捻り)を少なくするために腕を後ろに引き、腕の前への振り出しはあまり努力性には行われないと記されています。

果たして何が真実か?はたまたどう統合して解釈すべきなのか?

私の感覚では、反対側の下肢が振り出されるカウンターとして、(すなわちバランスを図るために)腕は前に振れるのではないかと思っていました。
ちなみに腕の振りを少なくすると、下肢の振りも小さくなる傾向があることは臨床場面でよく観察することが出来ます。
逆に腕を大きく振ると歩幅が大きくなる傾向があるとも言えます。

さて、この続きは次回へ。

posted by 朝野裕一 |17:26 | 歩行 | コメント(0) | トラックバック(0)
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