2007年10月11日
人の動きを再考します~その十四~
本日は久し振りの人の動き再考シリーズです。 歩行再考は明日掲載します。そちらのシリーズとリンクしますが一応別立てでいきます。 さて、今回はまず、走ったりする時、色々な部位が痛みを生じたりつらくなったりすることの原因を、原理的に考えてみます。
- 走る動作は当然下肢全体で体重を受けて前に進むものです。もう少し詳しく書くと、体重は地面からの反力を生じそれを下肢全体で受け止めているわけです。
- 下肢の役割は何か考えてみましょう。
a. それは、下肢より上位の身体全体の重みを受け支えています。 b. さらに、駆動力いわば車でいうところのタイヤ(足回りといいますよね)の役目を果たします。 c. そして、地面からの衝撃を受け止め緩衝します。 d. 特別な場合、ボールや相手(夫婦げんかの場合もあるかもしれません)を蹴る・物や人の足(!?;これはお勧めできませんが)を踏んづけるという動作の主体となる場合があります。
- さて、下肢には大まかに3つの関節が存在します(実際は足にはもっと多くの関節が存在しますが)。
a. 股関節 b. 膝関節 c. 足関節
- これら3つの関節の役割は何でしょう?
a. 股関節は→体幹(=骨盤から脊柱・胸郭を含む身体の中心部)と下肢の連結部で、重心の位置を変化させたり、逆に移動した重心に対応してそれを安定させる役割をもつ。 b. 膝関節→股関節と足関節の間で様々な調節(煩雑になるのでここでは省略します)をする、いわば中間管理職的役割をもつ。 c. 足関節→立っている場合、地面と接する唯一の部分で体重を受け止める面を作ります。
- そして、上に(二番目の項目)挙げた役割を動作時に果たすとき、どこかの関節が正常な働きを逸脱すると物理的には同じ仕事を果たすために、他の関節が余分な働きを強いられると考えられます。
本日はまずこの原則を理解してください。次回に続きます。
posted by 朝野裕一 |18:24 |
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