2007年03月16日
雑感~「夢」はいずこに!?:オスカー・デ・ラ・ホーヤとNPB~
オスカー・デ・ラ・ホーヤというボクサーをご存じでしょうか?ボクシングファンなら誰でも知っている世界的に有名な(いまだ)現役のボクサーです。今年の5月いよいよこれまたボクシングファンなら知らない人はいないフロイド・メイウェザーJr.との夢の大一番を行うことになってます。今から考えただけでワクワクします。オスカー・デ・ラ・ホーヤは選手であるばかりでなく、ゴールデンボーイ・プロモーションズというプロモーション会社の社長でもあり、数々の華のある有名選手を配下に入れて、ワクワクする興行をも行っている有能なビジネスマンでもあります。 さて、翻って(ひるがえって)日本のスポーツ界は如何かというと~西武の裏金問題です~これは明らかに今のところ選手個人が泥をかぶったきりで、間に入った高校時代のコーチ・西武の関係者・選手の父親など関係者が皆どう落とし前を付けてくれるのかなぁ?、と疑問に思いつつ見守っている状態です。そして、日本野球機構とその内部組織日本プロ野球組織(NPB)です!この期に及んでいったい各球団社長・オーナーたちは何を考えているのでしょうか?さっさとドラフト制度を完全ウェーバー制度にするか、自由競争にするかどちらかに決めて欲しいと思います。その間を行くような小手先の方法はもうやらないでくれ!というのが多くの野球ファンの意見ではないでしょうか。私は完全ウェーバー制度を支持します。 よくドラフト完全ウェーバー制度は、個人の就職の自由を奪うもの、という意見がありますが、私はそうは思いません。どこの球団に行こうとも、日本プロ野球組織に入社(?)したことには変わらないのですから。すなわち○○株式会社の東京支店勤務と大阪支店勤務のどちらかを選べなければ、就職の自由を奪うことになるでしょうか?サラリーマンの人にそんなこと言ったら、怒られるでしょう。何てわがままな奴と言われ採用されないかもしれません。それを考えれば、選手から球団を希望する事を権利として認めてしまうと、野球機構の組織としての統率が取れないでしょう。 そうです!結局ここに問題があるのですが、NPBは12球団からなる運命共同体的企業体であるという認識がそもそもないんですね。長らく「巨人」という特定の球団およびセ・リーグという特定のリーグにおんぶに抱っこで来てしまったわけです。ここに来て巨人の人気低下とパ・リーグの経営努力で状況が変わろうとしているのに、そのことを全く感じ取れない一部の球団(全ての球団ではない)オーナー・社長がまだ大きな顔ができる組織なんだなぁと、つくづく感じます。 もしも1つの企業体という意識があれば、いくらでも「夢」(ファンも、選手をはじめとする野球関係者も、共に持てる夢)のある企画なり興行なりを仕掛けていけるのになぁ、誰か仕掛けて欲しいなぁ、と強く思います。 例えば、野村さんが言っていたようにアジア・リーグの開催を仕掛けるとか、ひいてはMLB(大リーグ)と業務提携をし、極東アジア地区のチャンピオンが、ワールドシリーズの決定戦に参戦できるように交渉するとか(ワイルドカード枠を無くして)、できないのかな~と本気で思い(願い)ます。 WBCだって実現したし、そこで日本は優勝してるんですよ~。その日本に韓国は二勝しているんですよ~アジアのレベルが高いことはMLBコミッショナーも知っているでしょう。 なぜ、実力人気ともある日本人選手が大リーグに挑戦するのでしょう?それは実力を世界的に試したい;野球はオリンピックとWBCしか世界と真剣勝負の腕試しができる機会がありません;という当たり前の気持ちからだと思います。そして、ファンが文句を言わずにむしろ後押しするのも、世界レベルの勝負に日本のスター選手がどれだけ戦えるのか見たい!という素朴な希望・夢を(野球を見る側のファンも)持っているからです。 どうか、ワクワクする夢のあるスポーツ・イベント(裏方がどんなに大変できれい事だけですまなくとも)を待ち望んでいるのは私一人ではないと思います。野球ファンを含め、スポーツファンは今こそ大きな声を上げて、各団体の長老の人にその希望をぶつけていきましょう!!
posted by 朝野裕一 |17:44 |
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Re:雑感~「夢」はいずこに!?:オスカー・デ・ラ・ホーヤとNPB~
筆者さんの考えに全く同感するものです。
思うに、新聞社であるとか鉄道会社であるとか、そういった企業がオーナーである球団はスポーツビジネスがへたくそです。だって、本業の方が勝手に客が集まってくる職業だから、企業努力のベクトルがおかしいんです。どうやったらお客さんに喜んでもらえるか、ファンを増やすことができるか、そういう考え方ができないようです。そういった会社から、球団社長やら代表として出向されてるんだから、まぁだめですよね。
球団にはスポーツビジネスのプロフェッショナルを雇う、または育てる義務があったと思うんですが、なかなか気づかないですよね。だって盟主が読売新聞社であり、それに追従していたのが西武鉄道ですから。
ダイエーだとかロッテ・日本ハム・楽天・ソフトバンク・ヤクルト...そういった一般顧客を相手にしていたところは如何にファンを獲得するか、その工夫を少々前からではありますが、始めてますよね。
さて、私も完全ウェーバー制に賛成です。「ドカベン」と言う漫画に、土井垣将と犬飼小次郎がドラフトされたときのエピソードがあります。ドカベンは今も連載中ですが、かなり古くに掲載された話で連載時には完全ウェーバー制だったようです。土井垣将が1番指名で日本ハム、犬飼小次郎が2番目に南海に指名されたとき、犬飼が「俺が土井垣の下だと!」と激怒したコマがあります。
どこの球団でもプロ野球である。どの球団に入るのも同じである。そういう意識が全体に生まれると、犬飼小次郎のように、最下位球団であろうが「真っ先に指名されたい。」そういう意識を持つサムライが生まれるかもしれませんね。そして、最下位チームを強いチームに引き上げようと努力する。そうやってプロ野球は面白くなっていくのだと思います。
今のプロ野球が面白くなくなっている要因として、選手が希望の球団に『入団する』ことが第一目標となってしまって、入団後に死に物狂いで努力していることが減っているのではないかという気がしています。もちろん、全く努力していないような選手はいないでしょうが、希望球団に『入団した』という過去の事実に満足してしまっているんじゃないですかね。
逆指名制度を導入した弊害が長い年月を経てプロ野球を面白くないようにしてしまったのではないかと感じています。
日本がワールドシリーズに参加できるようになるには、外国人枠を撤廃しなければいけないように思います。閉鎖的な日本プロ野球をMLBが受け入れるような気がしません。
ですが、もし外国人枠を撤廃し、ワールドシリーズへの出場権が得られるようになるとしたら、メジャーからも有力な選手が流れてくるかもしれません。よりエキサイティングな野球・ベースボールを見せてくれるかもしれません。面白くなるかも。
ただ、日本人は外人だらけのおらがチームを応援できないかもしれないですが....
posted by 俺たち猛禽族 | 2007-03-17 17:27
俺たち猛禽族様へ
コメントありがとうございます。ご理解して頂き嬉しい限りです。要は今様々な団体のトップにいるご老人連中では、これからの人の夢を考える資格はないということですね。ちなみに、きちっとNPBが独立していれば、外国人枠を撤廃する必要もなく、お互いの立場を尊重できると思うのですが・・・とにかく老害(高齢でも立派な方もたくさんいます)排除を強く訴えていかなければならないと思います。またコメントして下さい。ありがとうございました。
posted by 朝野裕一 | 2007-03-19 18:29
Re:雑感~「夢」はいずこに!?:オスカー・デ・ラ・ホーヤとNPB~
>どこの球団に行こうとも、日本プロ野球組織に入社(?)したことには変わらないのですから。
これは少し乱暴な議論じゃないですか?
たとえば広島の給与水準は明らかに他球団より低いですよね。契約金も他より安いです。昇給率も低いのはご存知のことでしょう。以前は昇給しにくいけど減給もしないと言っていましたが、最近は大幅減給のケースが増えてるようです。スポーツメーカーのスポンサードの扱いにも差があります。12球団を同じ会社の違う部署だと考えるためには、まず給与水準と待遇を横並びにしないといけません。お話の主旨自体は決して反対ではありませんが、こういう粗雑なたとえ話を使うと一気に説得力が無くなってしまいますよ。厳しいことを言うようですが、きちんとした意見を持たれている方のようなのであえて言わせてもらいました。
posted by zero | 2007-03-20 13:42
zero様へ
厳しいコメントありがとうございます。おっしゃるとおりご指摘の部分は、決して説得力のある論ではありません。日本プロ野球機構自体が現在一企業体として機能していないのに、どこに入団しても同じだろうというのは矛盾している論です。書きながらうすうす感じつつも、あまりにもプロ野球機構の現状を考えている内に、腹が立ってきてそのまま書き殴ったというのが正直なところです(球界の当時者・関係者でもないのに!なぜ腹が立つのか?本文でも書きましたがホントに素直にファンとして楽しい気持ちにさせて欲しいという願いを持っているからです)。やはり論を述べる時には冷静に書かねばなりませんでした。しっかりと読み解いて頂いたことと重ね、あらためてご指摘ありがとうございます。またおかしいな!?という点がありましたら、忌憚無くご指摘下さい。
posted by 朝野裕一 | 2007-03-20 15:39


