運動科楽からスポーツ再考!!

3分間の積み重ね

このエントリーをはてなブックマークに追加

3分間がいかに長いか。 ボクシングを観戦していると、あっという間の時間に感じる3分間。

ボクサーレベルには全く届かない話ですが、 自分で縄跳びを3分連続(1分休憩)で4セット (新人:4回戦ボーイレベルの時間、時間だけは) 行ってみると、感じます。3分間がいかに長いかを。

メイウェザー対マクレガー戦は、 その3分間の積み重ねがいかに疲労を 蓄積させることになるかを物語っていました。

10R、TKOによるメイウェザーの勝利。 ボクシングファンとしては良かった、そうだろう、 と納得のいく結果でした。

マクレガーはそもそも自分の畑ではないボクシングのリングで 10Rまであのメイウェザー(40歳になったとはいえ)と闘えたことが、 それ自体すごいことではあります。

そういう意味でどちらも傷はつかなかった結果です。

ボクサーはやはりこの3分間・12ラウンドの重みを よく知っているんだなと改めて感心しました。

もしこれが判定となれば、 メイウェザーがたとえ勝ったとしても、 決して讃えられることにはならなかったでしょう。 むしろマクレガーの健闘を称える声の方が大きくなったと思います。

当然メイウェザーもそのことはよくわかっているようで、 4R以降ボディを攻めて相手を疲弊させ、 終盤仕留める意思が感じられました。

後半からガードを上げて前に突き進むメイウェザーのボクシングは、 近年ほとんど見られなかった闘い方でしたから。

一方、コット対亀海戦。 亀海は、前に突進はするものの上手くコットに交わされて、 接近戦での打ち合いを最後まですることができませんでした。 唯一1Rのみ彼のやりたいことができたラウンドだったように思えます。

その後は突進しすぎて、パンチを繰り出す前に逃げられるか、 クリンチされるかで、入りぎわ・離れぎわにコットのパンチが有効に当たっていました。 亀海は、あまりに近すぎて彼自身のいいパンチが出せない距離だったように思います。

気持ちが先行してコットのテクニックに負けた感じです。 コットは思った以上にスタミナも最後まで持ちました。 前半戦でスタミナをロスして、後半亀海のしつこいパンチが当たれば、 勝機ありと思ったのですが、さすがにコットでした。

亀海に有効なパンチを出させない戦法の勝利でした。

3分間の積み重ねで疲労に至ったマクレガー、 その積み重ねをうまく解消したコット。 といったところでしょうか。

とにかく観るとやるとでは大違いの3分間の重みを感じさせてくれた 二つの闘いでした。



1ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
素人の直観戦記
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

ドーピング疑惑のネリ・最終陽性なら裁定はひとつしかない【スポーツ24/7 1日24時間・週7日間スポーツ!】

こっから2週間、注目ファイトてんこ盛りです。【フシ穴の眼 〜スポーツ編〜】

クーラーのない体育館で、夏巡業をすべきではない。【「ビバ!だらだら」 湖国スポーツ】

ブロガープロフィール

profile-iconasa20

朝野裕一/Yuuichi ASANO
昭和33年2月6日生まれ、平成29年4月エクササイズをナビゲートする事業として「運動科楽舎」設立。スポーツは観戦・活動とも好きです。最近はかなり運動不足で、もっぱら指導するのみになっています。仕事柄、スポーツを含めたあらゆるヒトの動きに興味を持っています。〜昭和61年3月北海道大学医療技術短期大学部理学療法学科を卒業し、同年4月旭川医科大学医学部付属病院(現:国立大学法人 旭川医科大学病院)勤務。平成28年3月31日同病院退職〜
  • 昨日のページビュー:0
  • 累計のページビュー:568715

(09月16日現在)

関連サイト:運動科楽舎

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. 真夏の夜明けの夢2;第144回全英オープンゴルフ
  2. ロイヤルトゥルーン劇場;第145回全英プロゴルフ選手権
  3. No レスター,No ライフ
  4. ゴルフの祭典@リオ2016〜マット・クーチャーの予言〜
  5. 真夏の夜明けの夢;第144回全英オープンゴルフ
  6. テラ・ファイト3;メイウェザー分析
  7. 圧力中心について
  8. ボクシング 夢の対決 2017<スーパー・フェザー級>
  9. テラ・ファイト2;パッキャオ分析
  10. テラ・ファイト;パッキャオvs.メイウェザー

月別アーカイブ

2017
09
08
07
06
05
04
03
02
2016
11
10
09
08
07
05
04
2015
07
05
04
03
02
2014
10
08
06
01
2013
09
03
2012
09
2011
08
01
2010
12
11
10
09
08
07
06
05
2009
06
04
03
02
01
2008
12
10
09
06
03
02
01
2007
11
10
08
07
06
05
04
03
02
01
2006
12
11

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年09月16日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss