運動科楽からスポーツ再考!!

もう一つの世紀の一戦

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カネロ・アルバレス対ゲンナディ・ゴロフキンが世紀の一戦だとすると、 もう一つの世紀の一戦がいよいよ今週末行われます。

フロイド・メイウェザー対コナー・マクレガーです。

どういう結末になるかさっぱりわかりませんが、 あえて予想してみましょう。

<マクレガーは果たしてボクシングに適応できるのか?> 最大の疑問というか課題はこれでしょう。 そもそも総合格闘技で初めて複数階級のチャンピオンになったマクレガー、 ボクシングルールの不利さは試合前からの懸念要素ではあります。

ShowTimeのプロモーション・ビデオでは、 マクレガーが子供の時に最初に始めたのがボクシングであることを紹介しています。 つまり、ボクシングは初めてではないし、心配はいらないという主張です。 さらに、練習にボクシング界の著名レフェリーであったジョー・コルテス氏を アドバイザーに招き、練習中反則などが無いように 細かく注意を与えている場面を流していました。

確かに、マクレガーのKO勝ちはほぼ立ち技でしかもパンチによるKOが目立ちます。 これが当たればメイウェザーであれ倒れるだろうという(UFC関係者側の) 期待をもたせます。ましてボクシングは昔取った杵柄。

しかし、やはりいつものオクタゴンの戦いが身に染み付いているマクレガーです。

思わず興奮してクリンチの際に肘打ちをしてしまい、倒れるメイウェザー。 結果的に試合終了、マクレガーの販促負け!これが最悪の結果の一つのパターンです。

こうはあって欲しくないのは、ボクシングファンであれ、UFCファンであれ同じでしょう。

さらに、同じボクシングの土俵にハマりすぎてしまえば、これはもうメイウェザーの土俵です。 ただでさえ相手の土俵で闘うわけですから、 あまりボクシングをしてしまうのはマクレガーの不利ともなるでしょう。 このことはまた後ほど。

<メイウェザーの年齢はパフォーマンスに影響を与えるか?> もう一つの最大の疑問はこれではないかと思います。 すでに40歳を超えしかも2年近くのブランク。 相手が現役バリバリのボクサーであれば、果たしてメイウェザーは復帰したのか?

もちろん話題を呼ぶビッグマッチ=ビッグマネーだからこそという条件があるのでしょうが、 もしかしたらやはりボクサーではないということを少しなめているのではないか? といささか疑問に感じてしまいます。

先ほどのShowTimeのビデオでは、マクレガーは侮れないと語っているので、 なめてかかることはないとは思いますが、

結果的に現役ボクサーとの決戦準備のレベルに至っていないのでは?という疑問は残ります。

クレバーな戦いに終始してきた後年のメイウェザーですから、 作戦は綿密に立てているのでしょう。 果たしてそれを体現できる体力と敏捷さが残っているかが最大の問題となりそうです。

<序盤に奇襲をかけてマクレガーが優位に立つのか?> 村田諒太選手もコメントしていましたが、マクレガーが勝機を見出すならば、 序盤に攻め倒して決着をつけてしまうというパターンでしょう。

それを本人も十分に意識したコメントをしています。 ボクシング3分12ラウンドはやはりUFCの選手にとっては きつい(かつ1ラウンドが短い)と感じるやりにくい時間設定ではないでしょうか。

本人が予告した通り、4ラウンド以内に攻勢をかけないと、 しかも先ほど書いたようにボクシングでは見られないタイミングのパンチなどを メイウェザーが見切れないほど頻回に打ち出していく、という戦法を取らないと、 徐々に不利になっていくのではないかと考えます。

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昭和33年2月6日生まれ、平成29年4月エクササイズをナビゲートする事業として「運動科楽舎」設立。スポーツは観戦・活動とも好きです。最近はかなり運動不足で、もっぱら指導するのみになっています。仕事柄、スポーツを含めたあらゆるヒトの動きに興味を持っています。〜昭和61年3月北海道大学医療技術短期大学部理学療法学科を卒業し、同年4月旭川医科大学医学部付属病院(現:国立大学法人 旭川医科大学病院)勤務。平成28年3月31日同病院退職〜
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