運動科楽からスポーツ再考!!

サッカー版“イノベーションのジレンマ”!?4

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日本独自のサッカー、 または日本が目指すサッカー戦略

に関しては、 日本サッカー協会をはじめ 現役監督や指導者などのサッカー関係者などに 構築は委ねるとして、

もちろんサッカーファンも多くの意見を 言い続けるべきでしょう。

今回はそのこととは別に、 と言うか とても関係する 日本サッカーの背景について、 前述したセルジオ越後さんの著 「補欠廃止論」を参考にしつつ、 お話ししたいと思います。

そもそも、サッカーに限らず あるスポーツ競技のレベルは、 その競技を行っている競技人口に 相関していると言われています。

要は、 多くの人が行っていれば 底辺が広がり、 その結果としてピラミッドの頂点も高くなるという説です。

図1 ですから、 極端に言うと、 その国の人口が多ければ多いほど、 ある競技を行う人口もそれにつれて 多くなる可能性が広がるため、

人口の多い国が、 その競技のレベルアップの 可能性も大だろうということです。

しかし、 人口が多くてもそもそもその競技がその国で広まっていない、 人口が少なくてもある競技に特化してプレイする人が多ければ、 といったことも十分考えられるでしょう。

さらには、 競技人口が多くても 競技レベルは上がらない ということもあるかもしれません。

図2 旧ユーゴ圏やかつてのチェコスロバキアなどは、 国が、クロアチアやセルビア、ボスニア・ヘルツァゴビナなど、 チェコとスロバキアなどに分かれても、 それぞれヨーロッパにおいても強豪国の一員であり続けています。

当然、国の人口自体だけでも、 日本に比べてもかなり少ないし、 競技人口でもおそらく 日本より少ないのではないでしょうか? (具体的数字は知りませんのであくまで推測です)

一つには、 その国の人口に対するその競技人口の比率、 といった指標で再評価できるかもしれません。

しかし、依然として 絶対的な国の人口がその競技レベル自体に 一定の影響は与えるでしょう。

ですから、 最初の図にあった底辺拡大が 競技レベル向上に繋がる、ということを ここでは一旦正しいと考えていきます。

さて、 そこで問題となることは、 競技人口の定義でしょう。

日本の場合、 まだ多くは学校の部活に属している人間も 競技人口に含まれているでしょう。

しかし補欠の選手がいかに多いか、 実際に試合(どんなレベルでも)でプレイできている人口は 日本の場合非常に少ないのではないか? セルジオさんが指摘していることはまさにこのことです。

図3−2

極端に示すと 上図のように、 底辺となる層が ほとんど実質的に競技をプレイ(楽しんで参加する意味も含まれます) できておらず、 競技エリートだけが突出している状態? これではそもそもの底辺拡大が 頂点向上につながる図式にはなり得ません。

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朝野裕一/Yuuichi ASANO
昭和33年2月6日生まれ、61年3月北海道大学医療技術短期大学部理学療法学科 卒業し、同年4月旭川医科大学医学部付属病院(現:国立大学法人 旭川医科大学病院)勤務。平成28年3月31日同病院退職。現在はフリーランス。スポーツは観戦・活動とも好きです。最近はかなり運動不足で、もっぱら指導するのみになっています。仕事柄、スポーツを含めたあらゆるヒトの動きに興味を持っています。
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