運動科楽からスポーツ再考!!

真夏の夜明けの夢;第144回全英オープンゴルフ

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 昔、よく観た映画に、 『大脱走』、『荒野の七人』(勿論原作の『七人の侍』も観ました)、『大空港』、『タワーリング・インフェルノ』 などの映画群があります。

要は、 大スターがキラ星のごとく競演する大スペクタル物、です。

今回の第144回全英オープンゴルフ選手権では、 まさにその様な、スター競演を観た気がします。 久し振りに深夜(夜明け)までテレビに見入った4日間、いや5日間でした。

ゴルフはしませんが観るのは昔から好きで、 特に4大メジャーと言われる大会はテレビ中継があれば、 欠かさず観るないしは録画してきました。

今回は、本当にオールキャストの競演で、 しかも誰が優勝するか分からないドキドキワクワクさせられる、 大スペクタクル物でした。

4大メジャーのかつてのチャンピオンが新人、ベテラン入り乱れて争う、 そこにアマチュアの選手が割り込み、次々と人が入れ替わり浮上しては沈んでいく、 中々勝てない2位の多い選手達が悲願の優勝を狙っていると思えば、 今年すでに2つのメジャーを勝ち年間3連勝なるか (これも何十年ぶりのことだそうで)と最後まで可能性を感じさせる、一方 栄光の選手が予選落ちしたり、かつて栄光を物にした後に沈んでいた選手の奮起が観られたり、 とにかくこれ以上無いというくらいの悲喜こもごもの、正にドラマでしたね。

ここからは、 感じたままを徒然に書き留めておきます。 ※あくまで私の記憶の中のものなので出て来る数字などは、 正確ではない可能性があることを予めお断りしておきます※

・雨と強風で1日延長された本大会 最終日を迎えて何とトップ(の一人)がアマチュア選手、 ポール・ダン、世界のアマチュアランキングで80位台ということですが、 最終日前にトップに並び一躍脚光を浴びることに、 80数年ぶりのアマチュア・チャンピオンの出現か?! →これが今回の一つのトピック 色めき立つマスコミ相手に堂々とした受け答え、 欲が無いから余計に冷静なのかなぁ、大したもんだ、 と思っていましたが・・・ 蓋をあけると1番ホールからガチガチでクラブが上手く振れていないというか、 ボールを芯で捉えられず、最終的には最終日だけで6オーバーと、 早々と優勝争いから脱落してしまいました。

やはり心の緊張は身体運動に多大な影響を及ぼすのだなと、 確認できました。 心技体とは良く言ったもので、 それぞれが、必要十分条件(A⇔B;AならばB、とBならばAが両者とも成り立つ関係)の様に、 どれかが崩れると全てに影響を及ぼすということですね。 心と体でみると心が不安定だと身体が上手く動かせない、 と同時に身体が上手く動かせないと心が落ち着かなくなる、

逆に、心が安定していると身体の運動がスムースにできる、 身体が上手く動かせられると気持ちがよくなる、 ともいえます。 そんなことを改めて強く感じさせてくれたポール・ダン選手でした。 お疲れさまでした(この秋にはプロ転向するようです)。

・タイガー・ウッズ、ゴルフを知らない人でも名前くらいは聞いたことがあるのではないか? そんな有名選手の彼が、確実な予選落ちの(惜しくも何ともないくらいの)成績で、 早々姿を消したことも感慨深いものです。 最初はちょっとしたつまずきに見えた、プライベートな問題に端を発したあたりから、 ケガや手術などを経て、未だに栄光の地位には復帰できていない感があります。

まるでカオス理論のバタフライ効果みたいです。 タイガーだけではなく、またゴルフ選手やスポーツ選手に限ったことではないかもしれませんが、 負の連鎖ともいうべきこの現象。 タイガーは試合後のインタビューに答えて、 試合前は非常に調子が良かったので、この結果には自分でも困惑していると、 述べていました。 そして、 もう一度ボールの回転数などを分析してみると言っていましたが・・・ 素人の私が言うことではないかもしれませんが、 “何か違うぞ、そういうことではなくて・・・”と直観的に思いました。 確かに先ほどの例の様に、心技体の一つを分析して改善させることで、 他にも良い影響があるのかもしれませんが、 この場合、そこに落とし穴がある様な気がしてなりません。 一つ一つの要素を分析しても全体(この場合、栄光のタイガー・ウッズそのものの復活) を理解する(達成させる)ことは困難ではないかと思うのです。 これが、“要素還元主義の限界”と言われるもので、 もっと有り体に言えば、 “木を見て森を見ず”ということです。

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朝野裕一/Yuuichi ASANO
昭和33年2月6日生まれ、平成29年4月エクササイズをナビゲートする事業として「運動科楽舎」設立。スポーツは観戦・活動とも好きです。最近はかなり運動不足で、もっぱら指導するのみになっています。仕事柄、スポーツを含めたあらゆるヒトの動きに興味を持っています。〜昭和61年3月北海道大学医療技術短期大学部理学療法学科を卒業し、同年4月旭川医科大学医学部付属病院(現:国立大学法人 旭川医科大学病院)勤務。平成28年3月31日同病院退職〜
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