2008年03月12日
また少し間が空きました。以前までの観点から少し離れて、
そもそも、
「歩行時の腕の動きは振り子の特性をどこまで有しているのか?」
が今回のテーマです。
肩関節を支点として、振り子様の動きは可能です。
純粋な振り子との違いは?
・筋肉の作用の有無
→といった話の前に・・・
純粋な振り子とは何だったでしょう?
支点に、限りなく重さの少ない糸の先に錘を付けて、さらに支点での動きは摩擦を持たないという仮定で考えねばなりません。
それに対して、腕は?
・筋をはじめとした軟部組織が付いている?
・肘や手首の関節も動くので、二重ないし三重の振り子になっている
→いやいやそういう話の前に・・・
腕の振り自体が、全体にある重さを持つ物体がある点を支点として振り子様に動いているのでこれを
剛体振り子といって、純粋な振り子(前述)とは異なります。
まずここを押さえておきながら、
腕の振りが振り子でもあり、一方それだけでもない、という所を次回以降もう少し説明していきます。
※この話だけでもかなり枝葉のある話となるので、脱線しないように気を付けますが・・・その時はその時で面白い話しに結びつきますのでお許しを。
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18:56
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2008年02月19日
昨年5月から、北大CoSTEPにお世話になりほぼ毎週土曜日札幌通い。そんなこんなで、ブログがちょっと疎か気味。教員の皆様は皆とてもタフでハードでファイヤー?(熱く燃えている?!)。現在、いやもう帰路につくようで連絡が遅れてしまいましたが、ボストンのAAASという科学技術コミュニケーションの世界大会(確認無しに書いてるので間違っていたら修正下さい)に参加している。本日で終了のようなので、トラックバックしたのは遅すぎました。ごめんなさい。
実はテーマにしている腕の振りも、この講座に通って、子供達に科学を伝えるプロジェクトチームに加わわらせてもらい、「ふりこ」の授業をお手伝いしたところから始まっている発想です。詳しく報告する時間が無く、今まで書いていませんでしたが、この3月で私たちの期は終了間近。今後これらに関する報告もまとめつつ、ブログを続けようと思っています。
スポーツ→運動→科学の基盤+アルファ→理学療法と全てが関連しているため、ある程度統合した形で情報提供しようなどど欲を持ったが故に、書き込みが減っていたここ数ヶ月でした。
つなぎの報告終わり~。
付録:しかし、ボストンは昨年から今年にかけて、野球、アメフト(残念ながら最後に敗れましたが)、そしてバスケットとスポーツに沸き、元来アカデミックな環境、是非一度は行きたい街です。
付録2:フェリックス・トリニダード負けちゃったぁ~これ関連は後に、の予定。
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19:58
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2008年02月06日
昨日の腕振りの最後の部分が間違って記述されていましたのでここに訂正します。
すでに修正済みで、昨日の部分修正部を赤で書き直しました。ご参照下さい。
下肢が前に振り出される時、反対側の腕も前に振り出され、同側の腕は後ろに引かれているということを言いたかったのです。
解りづらくてすみませんが、後で図示でもう一度記す予定です。
以上修正のご報告でした。
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11:02
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2008年02月05日
さて、そもそも歩行時の腕の振りに関する著述はあまりありません。
そもそも何故腕を振るのか?必ずしも腕を振らなくとも歩くことは出来ます。
(ポケットに手を入れても歩けます)
我々が学生だった頃(はるか20数年前のことですが・・・)は、
体の軸を中心にして、捻る作用を与え、その反動で次の反対向きの捻り運動を引き起こす、その繰り返しが骨格の構造の特徴であると習いました。捻りは下肢の振り出しと反対側の腕の後への振りによってなされると解釈していました。(言葉では分かりづらいので次回図示します)
しかし、一方以前紹介したJacquelin Perry(ジャクリン・ペリー)の「GAIT ANALYSIS」によると、逆に体の回旋(=捻り)を少なくするために腕を後ろに引き、腕の前への振り出しはあまり努力性には行われないと記されています。
果たして何が真実か?はたまたどう統合して解釈すべきなのか?
私の感覚では、反対側の下肢が振り出されるカウンターとして、(すなわちバランスを図るために)腕は前に振れるのではないかと思っていました。
ちなみに腕の振りを少なくすると、下肢の振りも小さくなる傾向があることは臨床場面でよく観察することが出来ます。
逆に腕を大きく振ると歩幅が大きくなる傾向があるとも言えます。
さて、この続きは次回へ。
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17:26
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2008年01月29日
さて、歩行時には通常は何らかの形で腕を振ることが多いと思います。
勿論例外もあったり、個人差もあります。
しかし、そもそも腕の振りはどの様に行われているのか?
まずは歩行との関係で簡単に見ていきます。
次に、歩行から走行へと変換(転換?)する時、腕の振りはどうなるでしょう?
これもあくまで一般的にという話です。
個人差や例外もあるでしょう。
また、走行の速度と腕の振りの関係性も、ある範囲では(あくまでこう言うしかありませんが)関連があるような気もします。
次回から、これらの点に付き少しずつ述べていきたいと思います。
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18:24
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2008年01月25日
皆様へ
思いの外、仕事関連で忙しくなってしまい、すっかり穴を空けてしまいました。ここに深くお詫び申し上げます。
忙しかった分様々なネタは仕入れることが出来ました。
来週以降、なるべくこまめに少しずつ、小出しに続けていこうと思っています。
歩行と走行に関しては、がらっと視点を変えて、腕の振りに着目してみようと思っています。結論は出ないかもしれませんが、腕の振り→振り子作用の影響は果たしてどのくらいあるのか?がテーマの一つです。
また筋力に関しても再び考えてみようと思っています。
(NHKのプロフェッショナル正月特番のイチロースペシャル面白かったです)
オシムさんが、あのようなことになったのあは残念ですが、今年の日本サッカー協会の方向性はいずこに?も私個人としては大テーマの一つです。
また、北京オリンピックもある事ですし、大好きなボクシングに関しても書きたい事はたくさんあります。
これからもよろしくお願いいたします。
再開のご挨拶に代えて。
posted by 朝野裕一 |
21:33
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2007年11月13日
亀田問題もそろそろ潮が引くように収まっている昨今ですが、これこそボクシング!と堪能できる試合がありました。
WBA世界ウェルター級タイトルマッチ、ミゲール・コット対シェーン・モズリー戦です。ある意味、今年行われた夢のビッグ・マッチ、フロイド・メイウェザー対オスカー・デラホーヤ戦よりもスリリングなしびれる試合でした。
36歳とは思えぬモズリーのスピードともはや円熟期に入ったと思えるコットの力強いボクシングは、どちらがKO勝ちしてもおかしくないほど迫力がありました。しいていえば、途中モズリーが明らかにスタミナを消失して失速しそうになったこと(これは突進とクリンチしてもしつこく押し合い、打ってくるコットのパワーあるボクシングのせいです)、最終ラウンド明らかにポイントを取っていると考えていたようなコットが、打ち合いに応じなかったことが残念だったぐらいです。私はぎりぎりドローだったように思うけどなぁ。いずれにしてもコットの盤石な強さを感じた試合でした。
前座のアントニオ・マルガリートも素晴らしい1ラウンドKO勝ちを見せてくれました。さらに来月は、WBC世界ウェルター級タイトルマッチ、フロイド・メイウェザー対リッキー・ハットン戦です!
これからも、このウェルター級戦線は見逃せません。どんな組み合わせでもドリームマッチとなりそうです。
いやぁ、久しぶりにボクシングを見た感がありました。
posted by 朝野裕一 |
11:43
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2007年11月06日
さて、歩行の時に足を蹴り上げて進んでいるのではないと説明しました。
では、走行(走っている時)はどうでしょうか?
「速く走るためには地面を蹴り上げて膝を深く曲げて前に進む」、という指導は今でもされる場合があるようです。
しかし、本当にそうでしょうか?
いくつかのTV番組での異なる指導者のコメントおよび、走行時のビデオ(ハイスピードカメラによる)や、書籍などを見ると、どうも蹴り上げることが重要ではなく、
踏み込んで=地面を強く踏む
ということの重要性が述べられています。
そして、速く後ろにある足を前に出して、前方への推進力の補強をしていくということが重要であると述べられています。
概念図で示すと以下のようになります。
※なお、この絵は宮下充正氏の監修で1986年、評論社より出された「じょうずになろう はしること」に掲載された図を参考にして、著者自信が作っております。コピーではありません。
上の図は、熟練短距離走者の走りの模式図ですが、あまり足を蹴り上げない分膝が深く曲がりすぎず、対側の足が地面を強く踏み込んでいる時にはすでに膝が前方へ移動しており、推進力を補強していることが分かります。
さらに、一番右の図では蹴り上げるというよりは飛び跳ねるような形で足が地面を離れています。
一方下段は一般の走者の模式図です。
丸で囲んだ部分の違いを上段の熟練走者と比べてみて下さい。
地面を蹴り上げた足が高く上がり、膝が深く曲げられ、対側の足が地面を踏み込む時には、膝はまだ後方に存在しています。そして、そのまま前方への振り出しは遅れ、出し幅も小さくなってしまいます。
歩行と同様、というよりはこの走行の蹴り上げない方が良く前に進む、という特徴から、歩行も蹴り上げるのではなく踏み込むことが前方へ進む力の源なのではないかと考えてきました。
皆様いかがでしょうか?今後とも運動力学的な検証を重ねていかなければならないでしょうが、興味深いことと思います。
皆様も、歩いている時、走っている時、こんなことを感じ/考えながら、移動すると面白いかもしれません。
posted by 朝野裕一 |
18:08
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2007年10月26日
さて、前回前々回をまとめると、以下のようになります。
踵で接地し、踏み込んで足裏全部が接地、その後踵からまた離れていく、それにともない足は前方に進んでいく(大雑把に言うと)。
これを回転運動のようになぞらえると、真ん中のタイヤ図に相当するのではないかと考えます。
そして、この性質を足裏の機能にはめ込むと一番下のような船底用の足裏(足底)になります。事実この様な形状に靴裏を作ると、踏み込みやすくかつ足がスムースに前方に行くのを助けます。
以前、HONDAのASIMOを開発したエンジニアの方に聞いたところ、足の踏み込みから振り出しへの動きをスムースにするために、足の形状をどうするかに苦労し、結局先程の船底タイプの靴を参考にして、作製したということでした。
実際の人の足は、より複雑な床からの反力を受け止めながら、大まかな機能としては、踏み込みやすくそして振り出しやすいように(決して蹴り出しではない)機能していることが想像されます。
次回は、踏み込みと振り出しの機能の話を受け継いで、走りと歩きを比較しながら、さらにこの機能の重要性を考えてみます。
posted by 朝野裕一 |
17:32
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2007年10月22日
今回は、この間の続きで、足の裏全体が接地してから踵が離れるところまでです。上図のようになり、今度はふくらはぎの筋肉(赤線部分)の働きが重要となります。
さて、次回はこの一連の足の動きをもう一度つなげて見てみましょう。
そうすると、前々回で言ったような、車輪の動きに近くなってきますので。
posted by 朝野裕一 |
20:00
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