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ミラン補強レポート~後半戦~

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ミランの補強レポート。 前回に続き今回は7月以降の6人です。

6.チャルハノール~フリーキックの魔術師+α~ 7月に入り間もなく発表されたのが、レヴァークーゼンに所属していたチャルハノールの獲得です。 トルコ系ドイツ人でありトルコ代表ではすでに主力として活躍する選手です。 彼の代名詞といえばFKです。ハンブルガー時代の40m超FKは語り草です。 付いた異名は「FKの魔術師」 ただ、この異名が付く選手はその他の部分での評価が厳しくなる傾向があります。 ベッカムもFKの名手でしたが、サイドからのクロスや中盤での泥臭い守備も素晴らしい物がありました。

チャルハノールが目標と語るのは、ルーツも同じトルコ系ドイツ人でドイツ代表のエジルです。 ボールコントロールが上手く精度の高いパスを出せるあたりの特徴も似た選手です。 現状ではまだそのFKを魅せる場面は来ていませんが、パス精度の高さは少しづつ見せています。 いつか、彼は「FKが上手い選手」ではなく「FKも上手い選手」になる事でしょう。
コンティ~破壊力は抜群のサイド「バック?」~ 前回書いたケシエと共にアタランタの躍進の立役者となり、本人も希望したミラン入りを果したのがアンドレア・コンティ。 特徴はなんといってもその攻撃力。 昨シーズンは8得点を決めています。 スピードとスタミナがあるため絶えず上下動を繰り返し、相手のサイドを混乱させます。

尤も、前がかりになりやすいので守備にかんしてやや難があり、守備的な局面での起用は向かないものの、スソとのコンビネーションが上手くいくようになれば、ミランの右サイドはセリエA屈指の攻撃力を持つことになるでしょう。
8.アントニオ・ドンナルンマ~ミランのゴールと弟を守る壁~ 今夏のミランにおいて最大級の関心事だったのが、ジャンルイジ・ドンナルンマの契約更改。 一時は破談になったものの、結局は10代の選手には破格の待遇での再契約となりました。 そして、その契約の一部と言われているのが、彼の兄であるアントニオ・ドンナルンマとの契約です。 しかし、アントニオとの契約は双方にメリットのある契約でした。 弟ルンマにはチーム内に気の置けない兄が居る事はありがたい事であります。 チームにとっては、ドンナルンマに対する人質という面、若いながら2番手3番手起用に文句を言わない面、等プラス要因も多い補強です。 ギリシャのアステラスで正GKだった彼ですが、子供も生まれてイタリアに帰りたいと思っていたとのコメントもしており、ミランと弟と家族を守るGKになって欲しいものです。
9.ボヌッチ~まさかのビッグディール~ ミランにとっての今夏最大のビッグディールとなったのは、王者ユヴェントスやイタリア代表でディフェンスリーダーを務め、「世界最高のCDFは誰?」というランキングでセルヒオ・ラモスに次ぐ2位にランキングされたレオナルド・ボヌッチの移籍でしょう。 最初の報道では、ユーベのレジェンドであるデル・ピエロですら「冗談だと思った」と言うくらいでした。

ミランに入る背番号で一悶着あったりしましたが移籍後直ぐにキャプテンに就任。 100年を超える歴史のあるミランにおいてデビュー戦でキャプテンマークを巻いたのは3人だけと言うから偉業と言うほかありません。 実は、チームでも代表でもブッフォンの存在がありキャプテン経験はそれほど多くないようですが、ミランではその実力と発言力で早くも影響力を発揮しているようです。

マルディーニ引退以降、キャプテンの人事にも多少もたついたミランですが、久しぶりにキャプテンらしいキャプテンの登場です。
10.ルーカス・ビリア~ラッツィオの静かな闘将~ 選手との合意報道自体は早い段階でありました。 しかし、それから1ヵ月近くの時間がかかっての移籍成立は、復活に向けて戦力補強に勤しむミランへの抵抗だったのかもしれません。 強化した守備陣と攻撃陣を繋ぐ上質なリンクマンの補強、豊富なセリエA経験、上位チームであるラッツィオの主将を引き抜くという相手への痛手。 彼1人の補強で得られる旨みの多さに驚かされます。 加入直後に怪我で離脱しましたが、先日のカリアリ戦で復帰した様で。 衰えも見えるモントリーヴォに変り、中盤に「落ち着き」と「違い」を作って欲しいものです。
11.カリニッチ~仕上のチェリーは小粒ながらも上質~ ビリア獲得後、ファッソーネCEOは「仕上のチェリー」としてCF補強を明言していました。 オーバメヤン、モラタ、ベロッティの名前を挙げたり、イブラヒモビッチやジエゴ・コスタやファルカオの名前も挙がりました。 しかし、結果的に獲得したのはビリアと同じころ、6月中には名前の挙がっていたカリニッチでした。 ハッキリ言えば、名前の挙がっていたビッグネームに比べれば小粒です。 しかし、カリニッチはモンテッラ監督の元教え子であり評価も高く、獲得も監督自身のリクエストでもありました。 システムや戦術面でも問題も無く、リーグの経験もバッチリ。 技術面も高く、即効性で言えばストライク補強だったのではないでしょうか?

以上が今夏獲得した11人の新戦力です。 他にレンタルバックのマウリや、公式戦絶好調のユース出身のクトローネ等、ミランにとっては一新された夏。 このシーズンの台風の目になって貰いたいものです。

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