2008年03月04日

クラブ>代表 or クラブ<代表 あなたはどっち?  ~吊られた男さんのコメントからのインスパイア~

このテーマの75%は、吊られた男さんのアイデアで構成されております。

――管理人、それでいいのか!?

いいんです。僕なんかより深い意見を持ってる人がいたら、その人の声をどんどん世に出すべきなのです。
いえいえ、決して僕は楽できた上に、勉強できてラッキーなんて思ってないですよ。…ふっふっふ。

――ブログ名も、「気づきのサッカー」から「吊られた男が語るサッカーの育成から代表まで」に変えた方がよいのでは?

鋭いな、それ。

――本当に、このブログは初中級者向けなのですか?

多分皆さん気づいてるけど、全然、初中級者向きじゃないんですよね、このブログ。こんなはずじゃなかったのですが……そもそもが見切り発射なので、ここまで来たらこのまま行けるところまで行くまでです。けど、僕の心はいつでもいつまでも初中級者の方々に向いてますよ!

―― ……つまらない前説は以上です。失礼致しました。
では、ここからは「吊られた男さんが語る代表論」→「クラブ>代表 or クラブ<代表 あなたはどっち?」をお聞き下さい。

(スタート)
>kumaさんの日本代表のレベルアップに関するアプローチは正しいと思います。しかし、それでも私の結論が異なるのは「ナショナル代表に対する考え方の差」かと思います。

私はナショナル代表は「個のあつまり」であるべきと考えており、練習や合宿を繰り返して戦術的にまとまったチームにするものでは無いと考えています。

あくまでプロサッカーの中心はクラブチームと考えており、国代表の試合はその合間に行われるものという感覚なのです。そういう意味ではオールスター戦的な要素があるかもしれません。

ですので、国代表での練習よりまずはクラブを優先すべきで、国代表では大事な大会の直前での練習程度でいいと考えています。国代表の合宿親善試合で全力でプレーして怪我をしたり、疲れを残してクラブでのパフォーマンスが落ちるのは正直納得がいきません。その選手に金を出しているのはクラブチームです。ですので、かつてのG14などが強く主張していた「代表はクラブチームに補償しろ」という意見にはある程度賛同しています。
仮にブラジル代表と日本代表が親善試合をするとしたら、AC Milanファンの私としては「KakaやPatoが怪我をしないこと」を最優先に願います。

私は、このようにクラブが本業、代表はある種のお祭りと捕らえているので、熟成された組織としての強さを求めていません。ですので「距離が遠いから一緒に練習ができない」を問題では無いと考えています。

日本人は世界でも有数のオリンピック好きなように「国の代表」ということに重きを置く傾向があるので、日本人としては私はマイノリティーだと思っています。ただ、どうしても私はクラブチーム中心としか考え
られないのです。
ですので、「日本サッカーのレベルアップ」という言葉から私が連想するのは「Jリーグのレベルアップ」か「ジュニア世代の底上げ」であって、「日本代表のレベルアップ」ではありません。
posted by 吊られた男


吊られた男さん、ありがとうございます。

日本の一般的な代表ありきの考え方とは違い、吊られた男さんの考えは、代表とクラブに対する欧州における認識に近いのですね。下の a.ですね。

a. 代表 < クラブ
b. 代表 > クラブ

僕は、b. です。

>選手に金を出しているのはクラブチームです。
その通りですね。

頭では吊られた男さんが言ってることが正しいのは分かっていて、
実際、国内代表戦で収入を得ているJFAが、代表戦で選手が怪我した際に補償しないのはおかしい!と思いますが、
それでも、やはり僕は 代表 > クラブ ですね。
おそらく心からサポートしているJクラブを僕自身が持たないことが原因でしょう。

日本で b.が一般的なのは、僕のようにどこかのJクラブサポーターではないサッカーファンが欧州・南米に比べて多いことと、
(過去に他者様のブログで超長文を書いたことがありますが)欧州と日本において所属意識が違うことが原因としてあげられると考えます。 
後者については、ネタに困ったらテーマにあげてみたいです。

では、欧州での一般的なクラブと代表の各チームでの練習の違いを見てみます。
欧州クラブチームレベルでは、監督は緻密なチーム戦術を立てて、それを試合で発揮するためにトレーニングを重ねます。
一方、欧州の代表チームでは時間が限られるため、連携を確認するためとコンディションを整えるための、トレーニングにすぎません。

日本代表監督を振り返ると、

A.ジーコ元日本代表監督のスタンスは、まさに上記の通りでしたね。

それに対して、代表チームでまるで欧州クラブチームのように緻密な戦術練習を行ったのが、

B.トルシエ元監督・岡田現監督という感じでしょうか。
さらに得意の育成力を活かし、練習中に選手個々人の成長まで考慮しているのがオシム前監督というのが自分の認識です。

吊られた男さん
僕は、先ほどの b. を指示する者として代表に活躍してほしいが、日本はまだ個々の力だけでは勝てないので、トルシエ型、というかオシム型を理想とする代表監督スタイルを支持します。

あなたの考える、日本の姿は

a. 代表 < クラブ
b. 代表 > クラブ

どちらですか?


また、求める日本代表監督は?

A.ジーコ元日本代表監督型
B.トルシエ元監督・岡田現監督・オシム前監督型
どちらでしょうか?

できれば、なぜ皆さんがそう考えるのか、ご意見を聞かせて下さい。

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posted by アーセン777 |23:47 | 日本の課題 | コメント(23) | トラックバック(0)
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2008年03月04日

長谷部 誠選手のインタビューと、そこから考える日本の課題 その6 6まできたかぁケーススタディその3

小学生チームのコーチ兼審判をされている吊られた男さんから再びコメントを頂きましたので、ご紹介します。

■「個性を伸ばす」ことについて
これは重要だと思います。厳密には「その子の特性に合わせて最大限に能力を開花させること」が指導者の勤めだと思います。
(弱点克服も含みますが)チームでの取り組みとしては全体練習の他に、その子に「君は○○を伸ばすといい」などとその子の特性を考えて伸ばすべきポイントと強化すべきポイントをアドバイスしています。
同じドリブルを教えるにしても足が速い子にはrun with the ball、テクニカルタイプの子はテクニックやテンポでの抜き方などの比重を増やしたりします。

■コーチのやりがい
これは子供達の成長ですね。下手な子が入ってきて1年後にある程度プレーできるようになっていたりすれば嬉しいです。そして、時々OBの何人かがグラウンドに遊びに来るするのですが、自分より上手くなっていると嬉しいですね。
そして教え子が卒業しても次に低学年の子が入るとその子の卒業まで見ていたくなり・・・なんてことを続けているうちに何だかんだで大学時代から10年以上も続けています。

■トップ選手の成長
トップ選手個人という観点から見れば、成長にために適切なレベル(無茶過ぎない程度に高いレベル)でプレーすることが重要だと思います。
そういう意味で、Jリーグで頂点クラスになった選手は、よりレベルの高い(その選手に適切なレベルの)海外リーグに移籍することは意義があるという意見です。

■リーグの成長■
Jリーグの底上げ(Jリーグへの若手の供給)には子供達の育成は重要だと思います。やはり新しい血が入ってこそです。
ただし、同時にある程度代表と切り離して考えてもいいとは思っています。それは育成によってトップのレベルを上げることは困難だと考えているからです。世界的に見てもそれで国際舞台で活躍するクラブが増えたようなリーグは見当たりません。そして、選手育成の観点から見ると、国内リーグが必ずしもトップ選手の育成の場である必要はないと考えています。世界最強といっても過言ではないブラジルの国内リーグは世界最高レベルとは言えないし、トップクラスの選手がほとんど他リーグで活躍しています。オランダ、フランスなどもそんな位置づけだと思います。これらのリーグで活躍してイタリア、イングランド、スペインに渡っていく。
私はJリーグの位置づけは、これらと同じでいいと思います。

posted by 吊られた男

吊られた男さん、ありがとうございます。コメントバックです。
■「個性を伸ばすこと」についての、「その子の特性に合わせて最大限に能力を開花させること」するスタンスには感銘を受けました! 僕も吊られた男さんのようなコーチに巡りあいたかったなぁ~~
ほとんどの人にとって、自分の特長を見抜いてアドバイスしてくれるコーチには巡りあうチャンスは少ないと思います。そういう「ほとんどの人」は、正確に客観的に自己を見つめて長所を伸ばしていくか、または自分よりも上手でしっかりとしたサッカー観を持ってる人に聞いてみるのも1つですね。大抵のサッカー馬鹿にサッカーの深い相談をすると、喜びますからね(自分だけかな?)。

■コーチのやりがいを、「子供達の成長」と答える……素晴らしいですね!!
普通だったら、チームが勝つことにやりがいを求めてしまってもよいものですが。
勝利主義と育成主義は時に相反するでしょうし、特に子供の指導では。 

■トップ選手の成長■リーグの成長について、吊られた男さんは、Jリーグは若手選手育成&輸出タイプで良いという意見ですね。
ブラジル・アルゼンチンはもちろん輸出国ですが、ご指摘されているフランス・オランダも若手選手育成・輸出型のリーグですね。特にフランスは、海外でプレーする選手数ランキング1位ブラジルに続いて、なんと第2位に輝いています。アルゼンチンより上なんですね(元ネタご存知の方、URLなど教えて下さい)。
しかし、ブラジル等では国内リーグの空洞化が人気低調を引き起こしているという側面もありますね。
後ほど、僕の意見を述べます。

対照的な意見として、
続いて、kumaさんのコメントを紹介します。

>Jリーグ全体や・日本代表のレベルアップを目標とするのであれば選手の海外移籍は効果が少ないのではないでしょうか。
 理由のひとつは欧州・南米と日本の距離です。
ジーコ監督も苦労されていたように、欧州クラブの選手を集めた上で、戦術的にまとまったチームを作るのはスケジュール的に困難でしょう。
 もうひとつですが、欧州移籍した選手がJリーグに戻ってきた場合でも、その成果や経験がJのチームや日本のサッカー界全体に還元されているようには思えません。中田英のように戻ってこない場合もありますし。
 やはり、長期的な視野にたった育成がポイントとなるのではないでしょうか。
トップのチームから下部組織にいたるまで、多くの指導者が欧州や南米の育成方法・練習方法を習得し、実践的なスキル(オープンスキルでしたっけ?)を選手に植えつける機会が増える必要があると思います。
ただし、そのためにはJFAやリーグによるスーパーバイズが不可欠と思います。
今までも外国人監督や、外国で研修した監督が指導してきたJのチームは多いですが、欧州的な指導方法が定着しているとはいえないわけですし。
posted by kuma 


a.「欧州・南米と日本の距離」と b.「その成果や経験がJのチームや日本のサッカー界全体に還元」されていないことから「選手の海外移籍は効果が少ない」という意見ですね。

 僕もそう思います。
特に、b.については僕も感じます。たしか「FOOT!(http://www.jsports.co.jp/tv/foot/010/012foot/)」の倉敷さんも同様のコメントを口にしてました。
なぜそう思えてしまうのでしょうかね?ちょっと自分のことながら僕には分からないです、中田英の印象が強いのでしょうか。とはいえ、還元されてるかどうかをどう判断するのかは難しいですよね、人によって還元の基準が違いますし、あまり目には見えないこともありますし。
それに、海外にいる時はマスコミが盛んに取り上げるのですが、国内リーグに戻ると1Jリーガーとして活躍しなければスポットライトを浴びにくくなります。見る側の興味も薄れてしまっているのかもしれません。
この点は一過性的なものでこれから改善されていくものだと僕は楽観視していますが。

 kumaさんのご指摘するa.の「距離」を解決する意味でも、欧州で活躍する日本人選手が増えてブラジル・アルゼンチンの様に欧州で合宿や国際親善試合を行えると最高だと僕は思うので、
僕の理想のJリーグは若手育成・輸出型です、
がそれは実現したとしてもまだまだ先の話でしょうね。

 それまでは、育成のシステムを確立することでしょうね。
「欧州や南米の育成方法・練習方法」を取り入れて、日本サッカー界全体で、個性と能力を持ったタレントを継続して輩出できる仕組みや環境を整えなければ、若手育成・輸出型のJリーグは実現不可能ですから。
 
 あとは、メキシコ型のリーグを目指すというのもありますね。
確かメキシコは、
・リーグとしては、人気もレベルも高く、選手の給料も高く、ファンの質もよい
・体格を日本人と比べると、身長は同じくらい、骨格や筋肉は日本人よりも逞しい
・育成も上手くいっててユース年代も強い
・フル代表もW杯16強に残るなど近年また実力を伸ばして、バルサのマルケスも主力として代表で活躍するがチームには国内リーグ所属選手が多い
という程度の認識なのですが、詳しい方がいたら教えて下さい。僕も今度調べています。

 今回は、吊られた男さんとkumaさんのおかげでより議論を発展できたと思います。
改めて、ありがとうございます!
いやぁ正直アマチュアサッカーブロガーとしては本当に苦戦しました。
けれどその分、よい勉強にもなりました。
また皆さんのご参加お待ちしております!

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posted by アーセン777 |01:17 | 日本の課題 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年03月03日

長谷部 誠選手のインタビューと、そこから考える日本の課題 その5 ケーススタディ2

>ご推測の通り、私は小学生チームのコーチ兼審判をやっております。
ちょっとJ1レベル・・・という表現が分かりにくかったようですみません。
オシム監督のジェフのレベルアップは素晴らしいものですが、これが私のいう「限界」を指しています。「J1の中でやっている分には、その中でのレベルアップは可能で、J1の頂点までは成長できるが、J1の頂点になってしまった場合、その先の成長が困難」ということです。
 将棋では、相手が初心者グループの場合と有段者グループで考えると、有段者相手の場合の好手と、初心者相手の場合の好手は一致しません。フットボールでも同じようにJリーグレベルでの最善手は世界と戦う時点での最善手ではありません。しかし、Jリーグレベルでやっている以上はJリーグでの最善手が体に染み付くはずです。
 繰り返しにもなりますが、Jリーグという集団は、その集団にいる個(個人やチーム)が、その頂点まで駆け上がるには十分です。しかし、その天井にいる日本代表クラスの選手がさらなる成長をする場として最適な集団とは思えません。
 そして、私が教えている子供達の練習の話になりますが、チームで最上位クラスの子供はより高いレベルでプレーする機会(「地域選抜でのプレー」「OB中学生とのプレー」「コーチ相手でのプレー」など)を増やしています。こうすることでより厳しいプレッシャーなどを体験してより早くボールを離すことなどを身につけてもらっています。
 これと同じようにJリーグレベルではほぼ頂点に位置する選手が、より成長するためにはより高いレベルの相手との対戦が必要になるのではないかと考えています。

吊られた男さん、再びのコメントありがとうございます。
このブログは皆さんと一緒に何かを築きあげる場所にしたいので、これからもバシバシとコメント下さい。

 今回のコメントのおかげで、吊られた男さんの伝えたいことがより理解できたと思っています。

 まず前回は、自分の推量を元に返答した部分が多いため、事実と異なる部分が出てしまったと思います。申し訳ございません。

>チームで最上位クラスの子供はより高いレベルでプレーする機会(「地域選抜でのプレー」「OB中学生とのプレー」「コーチ相手でのプレー」など)を増やしています。こうすることでより厳しいプレッシャーなどを体験してよりあるのですが、ボールを離すことなどを身につけてもらっています。

 「上手い子供」が上達するための工夫や対策をしっかりしていたんですね。より厳しいプレッシャという環境の中から新しいアイデアやプレーは生まれますものね。僕にはとても素晴しいことだと感じましたので、是非とも継続して下さい。

>Jトップクラスの選手は代表クラスの選手でもあります。それらの選手がレベルアップすることは日本の力がアップすることにもなります。
ところがJリーグと欧州主要リーグとの実力差・質の差やが大きいため、Jという環境でいくらスキルを高めても、なかなかその差を縮めることができない。

 個人的に、吊られた男さんにいくつか質問があるのですが、日本の教育は画一的過ぎて皆に同じことや同じ考えをさせる傾向にあると僕は思うのですが、「個性を伸ばす」ことについてはどう思いますか?
またそれについて何か実施されてることや気をつけていることなどがあれば教えて下さい。
それと、コーチって本当に大変だと思うのです、人に動いてもらわなければいけないし、チームが頑張ってもコーチは賞賛する側でされる側ではありませんし、やる気のない子供は素直に言うこと聞いてくれないだろうし、今の親御さん達は特にうるさいだろうし、自分の時間はなくなるし、忍耐力が試されるし、、、やってて一番楽しいことって何でしょうか? 充実感を感じる時はどんな時でしょうか?


 差を埋めるには、1.欧州(南米)リーグへの移籍 2.Jリーグのレベルアップ の2つが思い浮かびます。
 
 1.の海外リーグへの移籍が選手のレベルアップにつながった例を見ると、例えば松井選手は「日本にいる時よりも体の使い方と手の使い方を工夫するようになった」という内容のコメントを残しました(元ネタ不明)。
おそらくリーグアンが、身体能力の高く足の長いアフリカ人選手が多いこと、コンディションが悪いピッチが多いこと、フィジカルコンタクトが多いこと、1人1人の責任が明確なこと、などが松井選手のオープンスキル(相手がいる状態でのスキル)を質的に高める要素になったはずです。

 このように欧州リーグに移籍するというのもレベルアップのための効果的な選択肢ですね。
ただし、まず欧州クラブからのオファーを獲得できるように個の力を国際試合でアピールすること、さらに移籍後も熾烈なレギュラー争いに勝ち残るために結果を出し続けること、そもそも異文化への対応や現地語を使ったコミュニケーション能力も必要です。
その他にも、シーズン中に監督の交代劇が起こった場合には、新監督チームでの選択する戦術との相性などの運の要素も加わってくるので、欧州リーグでプレーし結果を残し続けるのは大変難しいことです。
(あとはクラブワールドカップで世界トップレベルのチームと試合をして経験を積むこともできますが、出られたとしても一年に一度ですしね。)

 2.Jリーグのレベルアップであれば、育成がポイントだと思います。
例えば、オシム氏などの育成力のある人が監督に就任することなども勿論ですが、吊られた男さんなどの子供や下部組織の育成に携わる人達の努力の成果もいつか代表レベルで形となって表れるかもしれません。例え、直接でなくとも教わった子供達は何かの形で日本のサッカー界に貢献するかもしれませんし(ブログ書いたり、子供にサッカー教えたり)。
僕は1ファンとして、育成者の方々を応援しています!!!

 当ブログは、皆さんと一緒に考える場・成長する場を作りたいと思い立ち上げました。
コメントされる時は、他の人の感情を害さないことや尊敬の念を忘れないことに注意して下さい、お願いします。

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posted by アーセン777 |12:21 | 日本の課題 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年02月29日

長谷部 誠選手のインタビューと、そこから考える日本の課題 その4 ケーススタディ

「ドイツサッカーはフィジカル重視。全部体のぶつかりあい。
一対一で負けたら本当に怒られるし、
練習から100% もう全部100%
練習もゲーム形式が多いけどスライディングしたり削りあったり
100%でやるから本当に疲れますね。」

 上記の長谷部誠選手のインタビューについて、実際にゲーム形式の練習を実践したことのあるコーチの方の意見を求めたところ、吊られた男さんからコメントを頂けましたので、今回勝手ながらご紹介させて頂きます。

>(こういった練習の)問題は、『相手がいたとしても相手のレベルが低くてはレベルアップにならないことです』。
J1レベルの選手の中でいくらプレーしてもそのレベルで止まってしまいます。Jリーグを見ていれば分かるかと思いますが、トラップが雑です。そしてパスが遅い。
これはそんな雑なトラップでも取られないし、パスが遅くても寄せられないからです。これでは今以上にトラップの精度を上げる必然性がありません。(相手が100%でも通用する技術を見につけているのだからそれ以上は必要ない)
 これは特に子供を教えている時は顕著です。
実戦形式でやらせても、ぬるいプレスしか掛けないレベルのメンバーの中でやらせると、パススピードも落ち、トラップもいい加減になります。それでも取られませんから。さらに、パスは遅ければ遅い方が受け取り手がミスしにくいので、通る限りでより遅い方がいいパスになります。そして、こんな「100%での実践練習をたくさんやった子供」はレベルの高い相手とやる時には全く通用しません。
 中学→高校→大学→Jとレベルがあがれば、子供程ひどくはありませんが、基本的には同じです。相手のレベルが低いので、その中で100%を出しても大したレベルアップになりません。
チームやリーグのレベルが停滞している時、そこからレベルアップを図るにはこれが問題です。

 吊られた男さんのコメントを紹介させて頂きました。

 実際にコーチをされてる方、もしくはされてた方でしょうか? 貴重なお話を聞かせて頂き、ありがとうございます。単純にゲーム形式の練習を増やしても効果が結びつかないよ、という現場からの意見として受け取らせてもらいました。

 もしお悩みを抱えていらっしゃったら、僕は育成の経験があるわけでないので申し訳ないですがお役には立てません。
ですが、本場バルセロナのスクールで現在もコーチをされている方が書いてるブログがあるので、もし現在も何かの答えを求めているのであれば、訪れてみればどうでしょうか?マニアックですが、必ず新たな発見がある、と僕は思います。そして、できれば内容を一通りお読みになった上で質問をされてみて下さい、僕も毎日チェックしていますので。
 吊られた男さんのような育成現場に携わる人にこそ、「日本はバルサを超えられる」の管理人である村松尚登さんが、日本で広めようとされている『戦術的ピリオダイゼーション哲学』を理解されると有益なのかと勝手に思ってます。
今回、トラックバックしておきました(一度やってみたかったのです、ふふふ)。


(ただし、僕が下記で論じる考え方とは関係ありませんので混合されないようにお願いします。)
 

 さてその上でここからは、僕の超素人意見なので、「けっ口だけの癖に、偉そうに」と思いながら読んでください。

 スキルは2種類に分けて呼ばれているそうです。
1.相手がいない状態で使える技術   ――クローズドスキル いくつかは個人練習で取得可能
2.相手のいる状態で使える・試合の技術――オープンスキル  主にゲーム形式の練習や試合の中で習得
 
 さて、レベルの高い子が他の子の中にまじってしまうと周りに合わせて手を抜かざるを得ないというのが問題であれば、そのレベルの高い子にだけは2タッチなどの制限を設けるというのはどうでしょうか?僕は相手とのレベルがあまりに開きすぎている場合、訓練のために左足だけでプレーしたりしています。また、極端に周りとレベルが違い、かつ本人も望むなら、適切なレベルのチームに移れるようなサポートも必要なことだと思います。
 今度はレベルの低い子達に目を向けてみますと、その子達のオープンスキルは向上させることはできたのではないでしょうか?
もし向上していないとすれば、お話に出されたチームは失礼ながら、全体的にクローズドスキル、特にその中でも、「動きながらトラップし動いている相手にパスを出す」技術やDF技術がしっかり身についていないのではないのでしょうか?
そうだと仮定すれば、まずはクローズドスキルを重点的に習得させていくことが大切なはずです。
いくつかの点から、クローズドスキルが一定レベル身についていない状態で、人数の多い実践練習を繰り返すことは非常に効率が悪いのではないか、と僕は素人意見ながら思います。
チームとして習得しているオープンスキルとクローズドスキルのバランスが非常に重要です。

>Jリーグを見ていれば分かるかと思いますが、トラップが雑です。そしてパスが遅い。
 僕もそう思います。プレミアリーグですと中盤より高いエリアのパススピードがとても速いです。リーガもギアチェンジした後のパス回しは相当速いです。世界最高峰と比べても酷ですが、、、それでも相当レベルは上がってきているので、今はJリーグも僕は楽しんでますし、これからますます楽しみにしてます。

>J1レベルの選手の中でいくらプレーしてもそのレベルで止まってしまいます。
 それはどうでしょうか?
例えば、オシム元監督がジェフに就任した時点では、一部の選手を除いた選手全般の能力は、Jの中では決してトップではなかったにも関わらず、その後ナビスコ杯優勝を果たしました。
それに、当時はそこまで高く評価・期待されていなかった羽生選手・巻選手・山岸選手などが、その後にメキメキと力をつけていき(諸事情あったとしても)代表選出されたことなど、オシム氏後のジェフ一例としても分かる通り、選手のレベルがあがっていくということは、J1レベルの選手の中であっても事実としてあると思います。

 実際に自分の目で確認したわけでもないのに、すんごい好き勝手に言わせて頂きました。
が、何といっても現場での色々な悩みや苦労は、それを経験していない人間には決して決して分からない苦悩なのだと思います。特に小学生を相手にするコーチ特有の難しさがあると思いますし、
そもそも自分で動くのではなく、『人を動かす仕事』って本当に大変ですよね。今後のますますの活躍を期待してます!
 
 これから、『ベッカム選手の日本サッカーに対する功績~キックの種類(未定)』を書いてみます。
今晩中に仕上げたいです、、、金曜日の夜ですが、、、そ・そんなの関係ね~!!!(泣)

当ブログでは、対象者に対する尊敬の念に欠けると判断した場合は、コメントを削除させて頂きますが、ご了承下さい。その際はしっかりと理由を述べさせて頂きます。


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posted by アーセン777 |20:39 | 日本の課題 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年02月28日

長谷部 誠選手のインタビューと、そこから考える日本の課題 その3

 前回は、たくさんのコメントありがとうございます!
初めてのことだったので嬉しかったです、「お、おお~っ!!」みないな感じで…後で、コメントバックします。

 引き続き、当ブログでは皆さんの参加をお待ちしています。
その際は、共感・反論は問わないのですが、私は「~だと思う」というような自分の考えを述べてくれることには大歓迎です。
考えた結果が、周りの人にどう思われようが、自分で考え意見を述べるという行為自体が素晴らしいと僕は思うのです。

 また当ブログは、初中級者中心なので、対象者が気づきを得られたというコメントや、対象者を引き上げてくれるであろうコメントは特に大歓迎です。
ただし人の感情を害したり、尊敬に欠けるコメントにならないように注意して下さい。
削除は、できるだけしたくありませんので。


 今回は頂いたコメントから2つあげさせて頂きますね。

 まず、solさんの
「(前もって見る・考える、 ボールに寄る、 パスを出したら動くという)
 クラーマーの3原則は、サッカーの3原則であると思います(100年たっても変わらない。哲学的な普遍のもの。)。それをどのような質の中で行えるかが、サッカー選手の質を上げることになり、サッカーそのものの質を上げることになるのだと思います。 もっと、もっとサッカー・Foot ball・を広く深く身につけられるようになりたいものですね」

 ありがとうございます。
本当です!もっとサッカーを知りたいですし、うまくなりたいです。
3原則は、恥ずかしながら僕自身がまだまだできてないのは当然として、代表レベルでも指摘されるべきことだと思います。
サッカー選手である以上、いつまでも探求されることですね。
「前もって見る・考える、 ボールに寄る、 パスを出したら動く」
↑試合を観戦する時も、ただの対面パスの練習をする時でも常に意識されてみてはどうでしょう?


 2つ目、JJさんの
「オシムがインタビューでジェフの選手についてこういう事を言ってました。 ”トレーニングで選手達は時速200kmの勢いで行い、少なくとも10枚のレッドカードが出るようなタックルをする。そこで抗議などなく、手を差し出してトレーニングは続く” レッズの練習は100%じゃないんだなとインタビューを聞いて思いました。またジェフに居たストヤノフはアマル監督のゲーム形式ばかりの練習に不満を持っていたようです。ただ単に日本だろうが海外だろうが、クラブによって練習方法が違うだけなのではないでしょうか。」

 ありがとうございます。
勉強不足にも気づかせてもらいました、Jクラブレベルではそうなんでしょうね。また、実戦練習を繰り返したからこそ、選手が持っていた能力では、資金力で勝るトップクラブとは差があったであろう当時のジェフで、チーム・選手ともに急成長させることになったのでしょうね。
 僕の考えでは、日本のサッカーが強くなるためには、Jや代表レベルだけではなく、僕らのような一般的なサッカーファンの認識が高まることが重要だと思うのです。
日本人1人1人が今よりももっとサッカーのことを知り、今よりもちょっと上手くなっていけば、いつかそれが何らかの形でJレベルや代表レベルに結びついてくる、と考えています。
…風呂敷広げすぎですかね。

 では、今晩は、
「田代有三選手のコメントと、ジーコ氏の教え」でお送りしたいと思います(予定)。
 宜しくお願いします。

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posted by アーセン777 |00:00 | 日本の課題 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年02月27日

長谷部 誠選手のインタビューと、そこから考える日本の課題 その2

 昨夜は事情があり、更新できませんでした。すみません。

 え~と、昨日アップした長谷部誠選手のインタビューでのコメントです。

「ドイツサッカーはフィジカル重視。全部体のぶつかりあい。
一対一で負けたら本当に怒られるし、
練習から100% もう全部100%
練習もゲーム形式が多いけどスライディングしたり削りあったり
100%でやるから本当に疲れますね。」

 僕が注目したのは、
練習がゲーム形式主体で、常に100%全力で行っていること。

 さてさて、
日本人は相手のプレスがかからない場面ではボール扱いがうまいが、
相手がいると途端にミスが多くなる、という説があります。

 昨年末の、クラブW杯のミランvs浦和 の試合を見ていると、
ミランの選手は、相手が厳しく寄せている状態でも、ボールを止めて・蹴るというところでミスがないのに対して、浦和の選手は少しでも相手に詰められると、途端に簡単なミスを繰り返してしまっていました。
ミランの選手と浦和の選手のフィジカルの違いだけが、この状況を生み出していたのでしょうか?

 もちろん、フィジカルは大きなアドバンテージですが、
例えば、バルサのイニエスタ選手は、屈強な欧州選手の中でフィジカルはあまり強くないにも関わらず、相手が体を寄せている状態でのボールキープが本当にうまいです。
これは、イニエスタ選手の状況判断が早く正確で、かつ相手が寄せている状態で、どのように自分の体を使い、どのようにボールを運べば、相手にボールを奪われないかということを、マスターしているからだと思います。
おそらく幼少時代より相手がいる状態での練習を多く繰り返してきたのはないか、と僕は推測しています。

 長谷部選手のヴォルフスブルグでは
練習がゲーム形式主体で、常に100%全力で行っているということですが、
ゲーム形式ということは、常に相手がいる中で練習をしているということ。
常に100%ということは、練習中に相手が試合に近い形で寄せてくるので、実際の試合で使える技術が高まる、のではないでしょうか?
 
 日本のサッカー練習の質を見直す必要があるのではないか、ということを1ファンとして問題提起させて頂きました。

 皆さんはどう思われますか?
(実際にゲーム形式の練習を多く取り組んでいる方がいれば、その効果とか教えて下さい)


 振り返るともう10年以上前になりますが、僕の高校の部活の練習は、
相手がいない状態でのドリブル・シュート・パス練習がほとんどでした。
今考えると、そこで上手くなったのは、相手がいない状態でのドリブル・シュート・パスなんですね。

 サッカーは常に相手のいるスポーツです。
試合中でのシュートも、フリーで打つことよりも、DFが寄せている
状態から打つ場面の方が遥かに多いはずです。
また、逆に相手がいるならいるで、それをブラインドとして利用し効果的なシュートを打つこともできます。

 相手がいない状態での基本的な技術はしっかりと身についているけど、
試合になると、なぜか練習ではうまくできていたことができなくなる、
という人やチームがあったら、
相手がいる状態での練習を増やしてみてはいかがでしょうか?

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posted by アーセン777 |14:35 | 日本の課題 | コメント(26) | トラックバック(0)
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2008年02月26日

長谷部 誠選手のインタビューと、そこから考える日本の課題 その1

―なぜ、海外移籍を?

「サッカー観というかね、そういうもの全てが変わると思ったので、、、
チャレンジだった、、、そういう気持ちでいます」


―ドイツのサッカー

「ドイツサッカーはフィジカル重視。全部体のぶつかりあい。
一対一で負けたら本当に怒られるし、
練習から100% もう全部100%
練習もゲーム形式が多いけどスライディングしたり削りあったり
100%でやるから本当に疲れますね。」


―ドイツでの生活面

「ドイツ語は結構難しいですね。でも、それも意外と、覚えていくと楽しいと思いますよ。そういうのも海外挑戦をするのに含まれていますから。」


―日本人として

「日本人のサッカー選手の評価を下げたくないという気持ちもあるし、そういう意味でも頑張らないといけないという気持ちもあるし、だからやりがいもある。」


―小野伸二選手について

「遠いから会えないけれども、電話で時々やりとりしますけど。
「練習きつくね~」とかフランクな話しますけど。
負けられないですよ。順位も結構近いんで、
(現在、 ヴォルフスブルグ9位 ボーフム12位)
「お前のところとは順位では負けられないよ」ってお互いに話をします。」


―どうしても馴染めないもの

「試合で勝った後に、皆で踊るじゃないですか?あれが乗り切れないです。
なんかね、あれね、やっぱり恥ずかしいんすよ(笑)
けどやらないと駄目だし…。」


―驚いたこと

「試合の前の日にチーム皆で前泊するんですけど、
夕ご飯食べた後に、皆で映画館に映画を見に行きます(笑)
ホームの時だけですけど。
それでドイツ語の映画を見るんですけど、全く分からないです(笑)。」


―この先の意気込み

「やっぱりここに来たからには0からのスタートだし
他の選手からの信頼を得なければいけないし。
ただただ、自分がうまくなりたい、それだけです!」(2/26 スポルト番組内のインタビューより)


(バイエルンミュンヘンの前監督である)マガト氏の指揮の下、4試合連続出場中の長谷部誠選手。

TV画面では、元気な、はつらつと充実をした表情を見せてくれました!!!

今後の更なる活躍に期待です。


口語で読みづらくなっちゃいましたが、逆に臨場感が伝わるからいいかな、なんて開き直ってます。

長くなったので、夜にでも今回の注目点を述べさせて頂きたいです。
(赤字を見れば、予測できちゃいますね 泣)

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posted by アーセン777 |08:16 | 日本の課題 | コメント(4) | トラックバック(0)
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