2007年11月19日

一夜明けたら勝敗が逆転 日本、米国に勝利 男子バレー・バルセロナ五輪

公式の試合で勝敗が確定した後で、結果が逆転したケースはほとんどないだろう。
審判の判断は絶対であり、試合が成立したらそれは覆らない。

1992年バルセロナ五輪2日目バレーボールの男子予選リーグ、日本-米国戦は、いったん米国の勝利と決まったが、一夜明けて日本の逆転勝利となった。
フルセットの熱戦の末、五輪史上初の3連覇を目指す米国の勝ち、とされた試合だったが、国際バレーボール連盟(FIVB)は、翌日に開いた裁定委員会で「第4セットは審判の不手際で負けた」と主張する日本側の抗議を認める異例の裁定を下した。結果、試合は3-1で日本の勝ちと、明暗が覆った。

1992年7月26日 日本対米国 終了時
米国(1勝) 3(15-8 11-15 10-15 17-16 16-14)2 日本(1敗)
                  ↓一夜明けて
日本(1勝) 3(8-15 15-11 15-10 15-13)1 米国(1敗)

主審のルール適用ミスが起きたのは、セットカウント2―1と日本がリードした第4セット。日本は14―13のマッチポイントを迎えたが、ここで米国のサムエルソンが判定に不服を唱え、主審から注意を受けた。これは同選手がこの試合で受けた2度目の注意であり、サムエルソンは、自動的に「警告」のレッドカードとなるはずだった。
ラリーポイント制になる以前の当時のルールによれば、この場合、「警告」となった選手の相手チームは、サーブ権があれば1点を、ない時はサーブ権を取れることになっており、サムエルソンが2度目の注意を受けた時は、日本側にサーブ権があった。
つまり、日本に勝利を決める1点が加えられるケースだったのだが、主審はそのまま試合を続行。
結局、最終セットまでもつれた末、日本が逆転負けとなっていた。
日本の大古監督は試合終了後、ジュリー(上訴審判)に激しくアピールし、FIVBにも、「審判の不手際で負けた」と抗議し、異例の勝敗の逆転という結果になった。

▼スキンヘッドのサムエルソン
覚えておられる方もあるかもしれないが、その後日本のサントリーでもプレーするサムエルソンは、スキンヘッドでユニフォームの袖をまくり、丸太のような太い腕でプレーするという輩。試合中に興奮した姿は赤鬼そのものだった。
この連盟の裁定に対し、米国チームは次の試合以降、チーム全員がスキンヘッドで登場する。
手際の悪かった審判団、連盟に対する抗議と、責任を一人背負い込むサムエルソンの精神的負担を和らげためと伝えられた。
全員がスキンヘッドのチームというのは、選手の区別がつきにくい為、アナウンサー泣かせでもあった。
米国は、日本戦の敗戦がのしかかり、3連覇はならずに銅メダル。
日本は12か国中6位と好成績を残したが、このバルセロナ五輪が最後の五輪になっている。

▼37歳で全日本
この試合(15年前)に出場していた選手が、まだ全日本で活躍している。
荻野正二37歳。ジュニアの頃、日本男子バレーボールの世界選手権史上、シニアも合わせても最高順位である世界ジュニアで2位になったときのメンバーで、それから17年、男子バレーを支えてきた一人だ。
現全日本監督とコーチは植田辰哉(キャプテン)と大竹秀之、ともにバルセロナ五輪を戦ったメンバーである。

▼昨日のチュニジア戦
世間では男子バレーに厳しい意見が多いが(まあ女子も多いな)、今回のメンバーはそこそこやると思っていただけにもったいない。
このチームは2005年アジア選手権優勝(開催タイ)、2006年世界選手権8強(開催日本)、2007年アジア選手権2位(開催インドネシア)という実績もあり、近年ではもっとも強い。
むしろ海外での試合の方が肩に力が入らなくて実力を出し切るのではないか?
 

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posted by aolinpike |11:22 | バレーボール |
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2007-11-20 06:00 | 続きを読む
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一夜明けたら勝敗が逆転 日本、米国に勝利 男子バレー・バルセロナ五輪

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こんにちは。

バルセロナの件、よく覚えてます。日本チームの「語学力の無さ」が混乱の一因だともいえますよね。その場で英語で抗議すれば、試合は終了していたでしょうから。

荻野の記事で、「日本男子バレーボール史上シニアも合わせて最高順位である世界ジュニアで2位」とありますが、日本男子はミュンヘン五輪で金メダルをとってますよね?

男子バレーは、個人技はアップしたもののチームとしての完成度はまだまだだと思いました。世界バレーは開催前から「ベスト8」になるよう誘導されていたようですし、今年のアジア選手権で優勝できなかったのもチームのまとまりの問題。

チュニジア戦の敗戦で、監督も含めて「かばいあい」のコメントばかりだったことが気になります。それだけ気をつかわなければならないチーム事情なんですね。引きずらなければいいのですが。

posted by rio | 2007-11-19 14:19

一夜明けたら勝敗が逆転 日本、米国に勝利 男子バレー・バルセロナ五輪

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言葉が足りませんでしたね。
シニア、ジュニア合わせての世界選手権史上という意味です。

ミュンヘンの前後も世界選手権は銅なんですよね。

posted by 管理人 | 2007-11-19 14:55

一夜明けたら勝敗が逆転 日本、米国に勝利 男子バレー・バルセロナ五輪

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確か流れを変えたくなかったので早く試合を再開させろとアピールしたのは日本じゃなかったですか?
だからアメリカ選手が全員髪をマルガリータにしたんじゃなかったんでしょうか?

posted by 小太郎 | 2007-11-20 08:40

一夜明けたら勝敗が逆転 日本、米国に勝利 男子バレー・バルセロナ五輪

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昔のことなんで記憶が・・・
間違ってたらスミマセン。

posted by 小太郎 | 2007-11-20 08:41

一夜明けたら勝敗が逆転 日本、米国に勝利 男子バレー・バルセロナ五輪

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小太郎様

確かにそういう説も当時ありましたね。
スキンヘッドにする理由としてはその方が合ってる気もします。

posted by aolinpike(管理人) | 2007-11-20 10:32