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25年来のエンジェルスファンから見た「大谷翔平」

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椅子からひっくり返りそうになった

これは大谷の入団が決まったときのビリー・エップラーGMの言葉です。 さらには 結婚式のときや、子供が生まれたときのよう とさすがに大げさに聞こえるようなことも言っていましたが、歴戦のGMにここまで言わせた大谷のインパクトとはなんだったのでしょうか。

そこには本当にMLBを長年見ていて、エンジェルスを応援していないと実感できないものもあると思います。 つたない文章ではあるけれど、なぜそんなに大きな出来事なのか、頑張って説明したいと思います。


1.「選手価値」の高さ

今のMLBで最も価値のある資産は何かご存知でしょうか? それはGM言葉でいうと、「Cost Controlled Pitching」(低コストで維持できる先発投手)です。 MLBでは、プロスペクトは通貨です。そしてその中で最も価値があるのが、最低年俸で使える若手投手です。 ましてや、大谷はもし投手プロスペクトだったら全米No.1です。 それがドラフト権も大金を使わずに手に入ったのです。

Cost Controlled Pitchingが手中にあると、積極的に補強ができるようになります。 GMとしては、そこは死活問題。 シーズン通してローテーションが心配なく組めるようになって、始めて野手を積極的に補強できるようになるからです。 実際、先発投手のトッププロスペクトはトレード市場でも非常に高い価値が付きます。ポジションが被る野手と違い、Cost Controlled Pitchingを必要としていない球団は一つもないからです。 お金を使わずに先発がある程度計算が立つようになった今、LAAは一気に補強に向けて余裕ができたのです。

2. 二刀流による恩恵

1番では、投手としてだけで大谷獲得がいかに大きなことだったか、説明できたかと思います。 そこにさらに、打者として恩恵も得られるんです。なんてことだ・・・ ロースターに厳しい制限のあるMLBでは、二刀流によって得られる恩恵はNPB以上です。 ロースター枠が実質的に1枠(実際は0.5枠くらいのインパクトでしょうけど)余るのはGMにとって、どれほど有利なことか。 エンジェルスは余る枠を6人ローテにすることで消費することを検討していますが、1日休養が増えることは先発投手にどれくらいの恩恵をもたらすでしょうか。


3. 「あと一歩」の人気

今のエンジェルスと言えば、全米No.1選手マイク・トラウトのいる球団。しかしコアなファンでなければ、それ以上特に魅力のない球団です。 そしてそのトラウトが全米のスターになれず、MLBのスター止まりなのはエンジェルスがポストシーズンに出れないからです。 しかし12月8日、この球団は「トラウトと大谷」のエンジェルスになりました。 ドジャースの後塵を拝し続けていたチームにとって、これ以上の追い風はありません。 WS優勝に手が届けば、この球団の人気は一気に絶頂へと達するでしょう。 そうなれば、振り返ってみてこの日がエンジェルスの将来を決めた瞬間として歴史に刻まれるでしょう。

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大谷翔平

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この記事へのコメントコメント一覧

25年来のエンジェルスファンから見た「大谷翔平」

大谷がもらうべき対価を受け取るのは大歓迎ですよ!私が批判していたのは大谷のためにもっと交渉してやらなかったMLBとNPB、そして選手会です。

後半の指摘、素晴らしい着眼点で鋭いです。MLBファンさん、さすがです。
今度その辺に触れた記事も書きたいと思いました。

25年来のエンジェルスファンから見た「大谷翔平」

大谷ではなく、LAAファン視点での記事は新鮮ですね。日本のマスコミでは見れないので。
管理人さんは大谷を低年俸で使うのは倫理的にブラックだとの考えでしたが、エンジェルスがすぐに長期契約を結んだり、広告契約を結んだりしたらどう考えるんでしょうか。

大谷で私が心配しているのは、メジャーの厳しい内角攻めですね。日本では「至宝」だったのでケガさせて大悪人になりたくないので相手投手が遠慮気味でした。
左打者なので、右ひじへのデッドボールには注意していただきたい。

25年来のエンジェルスファンから見た「大谷翔平」

濃ゆいコメントありがとうございます!
本当にメチャクチャうれしいです。

何より、お金関係なしに球団自体の雰囲気や魅力で考慮する大谷が、30球団の中からウチを選んでくれたことが感動的です。

もちろんエンジェルスは不人気チームではないですが、やっぱり近くにドジャースがいますから。阪神に対するオリックスのような感覚もあります。「アメリカ第2の都市のチーム」という雰囲気はありませんし、やっぱり全国区のチームではないですねぇ。
ドジャースやジャイアンツ、カブス、レッドソックスのように「嫌われる」ほどの人気はないですねぇ。。

25年来のエンジェルスファンから見た「大谷翔平」

痛いですが事実ですね、総合力ではアストロズにまだまだ及びません。でも80勝したチームがアップトン・大谷、そしてリチャーズを補強したようなものですから。そしてトラウトもフル出場できるはず。
近年は故障者が続出していましたが、今季はみんな復帰しつつあります。

プレーオフに向けて期待は高まるし、ポストシーズンに入れば誰にでもチャンスはあります!

ユニフォームは私も早速注文しました!
楽しみです!

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小学生の頃からのエンゼルスファン。
以前にはパートタイムながら、MLBの速報記事などを書いており、その延長でブログをスタート。

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MLBエンゼルスがNo1ですが、その他スポーツも大好きなスポーツオタクです。
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