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未だに過小評価の出塁率! (ボットーがMVPにふさわしかった理由)

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今、打者にとって最も重要な単体スタッツは何?と聞けば、「出塁率」と答える人も多いでしょう。 アウトカウントを増やさないことが得点に与える影響の大きさは、MLBではもう周知の事実になっています。

でも本当にそれが意識にまで浸透しているのかと言われたら、疑問が残ります。 昨日発表されたNLのMVP投票で、ジョーイ・ボットージャンカルロ・スタントンに負けて2位に終わったことが、それを物語っているように感じます。 (もちろんすべての人ではありません。ボットーに1位票を入れた人も10人いましたし、結果はかなりの僅差でした)

確かに、長打率ではスタントンが.631 vs .578と.053の差をつけて上回りました。 守備での貢献度は使用するメトリックスにもよりますが、若干スタントンが上で大差なし。 走塁ではスタントンがはっきり上回りますが、スタントンも特に優れているわけではなくやはり大差ではありません。 そして両者とも、ポストシーズンには進出していません。

でも出塁率の差は、決して僅差ではありません。 スタントンのOBPも立派な.376でしたが、ボットーの出塁率は.454歴史的に見ても珍しい水準でした。 2人のOBPの差はなんと7分8厘もあり、出塁回数は61回も違うのです。

もし2人のOBPの差が、打率の差だったらどうでしょうか。出塁回数の差が、安打数の差だったらどうでしょうか。

その差は3割打者と3割7分打者の差200本安打と260本安打の差と同等に考えることができるでしょう。 これだとより実感が出る人もいるでしょうか?そう、とんでもない差があるのです。

これを見たら「これだけの差があったら、さすがにボットーMVPだなぁ」とはならないでしょうか? 出塁率はその見慣れて感覚がわかりやすい打率よりもさらに大事だというのですから、なおさらです。

もちろん長打率の差も決して無視できるものではありませんが、出塁率には重要性は劣りますし、2人の差もより少ない。 ボットーだって36発打ってます。 また、HRが量産された今季、塁を進めることの価値も相対的に下がっていることもポイントです。

打撃の評価はだいぶ進んではいるものの、まだまだOBPは過小評価されているのではないでしょうか。 振り返ってみて、「この年はボットーだったな」となるのではないかと思います。

P.S.  個人的にはスタントン大好きですし、例年ならMVPにふさわしい成績だと思います。また、一人観に行けるならスタントンです。でも今季、どちらが凄いシーズンだったかと言われたらボットーです。

P.S.その2 もし自分に投票権があるなら、1ボットー、2スタントン、3ブラックモンです。クアーズということでブラックモンを落とす人もいますが、ゴールドシュミットも、ホーム/ロードのスプリッツはけっこう酷いです。また、クアーズのセンターを測る守備指標には狂いがあると、作ってる本人も認めています。守備の貢献ももっと評価されるべきです。

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MLB
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出塁率
MVP
ジャンカルロ・スタントン
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未だに過小評価の出塁率! (ボットーがMVPにふさわしかった理由)

出塁率は得点との関与率の統計を見ればはっきり、その価値の大きさを認識できるはずです。
しっかりデータが残っているのですから、残念ながら自分の感覚での評価はちょっと意見としては弱く感じます。

MVPに関して言えば、鈍足との相性を考慮してマイナス点をつけることは確かにフェアだと思います。
でもそうだとすると、絶好調の時期に固め打ち、勝敗に関係のない場面でHRを量産することもマイナスになるべきだと思いませんか?

WPA(全打席結果による勝率の変化)でも、ボットーはスタントンに大差をつけて1位なんですよ。四球だけでなく、大事な場面ではボットーのほうが打っているんです。

未だに過小評価の出塁率! (ボットーがMVPにふさわしかった理由)

ポジティブに考えれば、そうですね。

記者投票制に関しては100%同意です。
選手投票のシルバースラッガーでは、最高の打撃を誇る一塁手にすら選ばられなかったわけですから。
こっちは全く言い訳のしようがないです。

未だに過小評価の出塁率! (ボットーがMVPにふさわしかった理由)

ボッドは本当にいい選手だし出塁率が大事な指標なのもわかるんだけど、MVPとなると個人的には?なんだよね。
走れないボッドの出塁率がチームの得点にどれだけ結び付いているのかがいまいちわからない、もっと言えば、彼クラスの打者になれば少々出塁率を犠牲にしてでも打点を稼ぐ必要があるのかな?と見ててやきもきしている次第で。
彼の生み出した総得点「得点+打点-本塁打(ダブルカウントなので本塁打をマイナス)」は170点で名前の挙がったスタントン(196)、ゴールドシュミット(201)、ブラックモン(204)との4人の中で一番少ない。
(2015年が一番顕著で、出塁率は.459で今年より高いけど、HR29得点95打点80で、総得点は146点にしか過ぎない。)
個人的には、出塁率はマネーボール以降、逆に過大評価されている面もあると感じています。
(それこそヘンダーソンみたいな)足のある選手が打率低くても、と見るのは大いに賛成ですが・・・

未だに過小評価の出塁率! (ボットーがMVPにふさわしかった理由)

NLMVP投票の順位は同意見です。ボットーが取るべきでしたが、どうせスタントンだろうとも思ってました。蓋を開けたらここまで僅差で競るのは正直意外でした。少しずつ評価基準が良い方向になってますね。NPBも記者投票制にすべきです。

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